JP2583043Y2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP2583043Y2
JP2583043Y2 JP1992029622U JP2962292U JP2583043Y2 JP 2583043 Y2 JP2583043 Y2 JP 2583043Y2 JP 1992029622 U JP1992029622 U JP 1992029622U JP 2962292 U JP2962292 U JP 2962292U JP 2583043 Y2 JP2583043 Y2 JP 2583043Y2
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JP
Japan
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prism
upper case
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JP1992029622U
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JPH0586176U (ja
Inventor
幸夫 宮崎
晴男 芝
優 池辺
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ビデオ用またはオーデ
ィオ用の磁気テープカセット、特に、プリズムを用いた
光方式のテープ終端検出機構のあるDATなどのテープ
カセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、DATやビデオ用の磁気テープカ
セットでは、テープ終端検出機構として、光を用いた方
式が多く使用されていて、ケースに固定した透明窓部材
にプリズムを一体成形し、テープ終端検出用窓孔に対応
配備されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のプリズムを用い
たテープ終端検出機構では、プリズムは、窓部材を介し
て、ケースに対して組立工程で超音波接着により、ケー
スの内面より突出固着していた。ところが、プリズムの
ある窓部材は、ケースに形成された窓枠に嵌合溶着され
ているため、プリズムは窓枠と離れていて、該窓枠でプ
リズムの位置決めを行なうとプリズムの配置が安定せ
ず、テープ終端検出に支障を来すことがあって問題であ
った。本考案は、これら従来の問題点を解決しようとす
るもので、窓部材にあるプリズムの位置精度を安定さ
せ、プリズムを簡単容易に正しく機能させることが可能
で、テープ終端検出を正確に行なうことができる信頼性
の高いテープカセットを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の考案は、上ケ
ースと下ケースとからなるケースにテープを巻装した一
対のハブ部材を回転可能に支持し、前記上ケースに透明
窓部材を備え、該透明窓部材にテープ終端検出用のプリ
ズムを一体成形したテープカセットにおいて、前記プリ
ズムのXY方向の位置決めを行う位置決め部を、前記透
明窓部材の前記プリズム近傍の左右両側外縁の一部を切
り欠いた凹部と、前記上ケースの内面に突設して前記凹
部に嵌合する凸部とから構成するとともに、前記プリズ
ムの位置を規制するリブを、前記プリズムの下端側側面
に沿うように前記上ケースの内面に突設したことを特徴
とする。さらに請求項2の考案は、前記上ケースの前記
プリズム近傍に前記透明窓部材を溶着する溶着リブを設
けるとともに、該溶着リブを段差凹部に一段下げて突設
したことを特徴とする。
【0005】
【作用】本考案においては、上ケースに形成された窓枠
に、プリズムを一体成形した透明窓部材を溶着固定する
場合の透明窓部材の上ケースへの組み込み時に、透明窓
部材のプリズムが上ケースのリブによって所定位置に案
内されるとともにプリズムの下方向の位置が規制され
る。また、透明窓部材の凹部に上ケースの凸部が嵌合し
て、プリズムのXY方向の位置が位置決めされる。さら
に、請求項2の考案においては、プリズム近傍の溶着リ
ブを段差凹部に設けたので、プリズムが浮き上がるよう
なことなく正確に溶着され、ケースに対するプリズムの
位置精度をさらに安定させることができる。
【0006】
【実施例】本考案の実施例を図1乃至図5の例で説明す
ると、上ケース1と下ケースとからなるケースにテープ
を巻装した一対のハブ部材を回転可能に支持し、上ケー
ス1に透明窓部材2を備え、透明窓部材2にテープ終端
検出用のプリズム3を一体成形したテープカセットにお
いて、プリズム3のXY方向の位置決めを行う位置決め
部を凹部2aと凸部5とから構成するとともに、プリズ
ム3の位置を規制するリブ4を設けて、テープカセット
としてある。
【0007】プリズム3の位置決め部として、凸部5は
上ケース1の内面に突設したものであり、凹部2aは透
明窓部材2のプリズム3近傍の左右両側外縁の一部を切
り欠いたものである。そして、凸部5が凹部2aに嵌合
することにより、プリズム3のXY方向(左右方向及び
上下方向)の位置が高精度に位置決めされる。また、プ
リズム3の位置を規制する直線状のリブ4は、プリズム
3の下端側側面に沿うように(プリズム3の下端側側面
と当接するか、又は近設するように)上ケース1の内面
に突設されるとともに横方向に延設されている。さら
に、リブ4は、図2に示すように、凸部5より高く形成
されており、かつリブ4のプリズム3側上面稜部が面取
りされている。これにより、リブ4は、透明窓部材2を
上ケース1に溶着固定する場合の透明窓部材2の上ケー
ス1への組み込み時に、上ケース1の所定位置にプリズ
ム3を案内するとともに、プリズム3の下方向の位置を
規制する。さらに、上ケース1は、窓枠12に嵌挿した
透明窓部材2のプリズム3近傍を溶着するための溶着リ
ブ6を突設したものであるが、この溶着リブ6は、段差
凹部7に一段下げて突設されており、溶着時にプリズム
3が浮き上がることがないように構成してある。
【0008】カセットのケースは、上ケース1と下ケー
スとをねじ止めして、合体できるように構成され、この
上ケース1には、プリズム3のある透明なテープ残量確
認用の透明窓部材2を設けるとともに、ケース内には磁
気テープ(図示せず)を巻装した一対のハブ部材を規制
リブ10に回転自在に装着してある。そして、ケース外
側部に設けたテープ終端検出窓部11に対応したプリズ
ム3としては、透明樹脂で上ケース1にある透明窓部材
2と一体成形してあって、不透明又は半透明樹脂で作ら
れる上ケース1に配備されている。
【0009】図中、8はタッピングボス、9は仕切壁、
13は溶着部で透明窓部材2を上ケース1の内面に固着
するものである。
【0010】
【考案の効果】請求項1の考案によれば、透明窓部材に
設けた凹部と上ケースに設けた凸部とから位置決め部を
構成して、両者を嵌合させることによりプリズムのXY
方向の位置を位置決めするとともに、透明窓部材を上ケ
ースに溶着固定する場合の透明窓部材の上ケースへの組
み込み時に、上ケースのリブでプリズムを所定位置に案
内するとともに、プリズムの下方向の位置を規制するよ
うにしたので、プリズムと透明窓部材とが一体であって
も透明窓部材の上ケースへの組み込みが容易にでき、か
つプリズムの前後方向及び左右方向の位置ずれが生じ
ず、プリズムが透明窓部材と一体であってもプリズムの
位置精度を高めることができる。さらに請求項2の考案
によれば、段差凹部に一段下げて突設した溶着リブでプ
リズム近傍の透明窓部材を溶着したので、プリズムが浮
き上がることがない。したがって、テープ終端検出窓部
からの光を正確に受けて方向変換させ、誤動作を未然に
防止し、プリズムのXYZ方向の位置を高精度に位置決
めかつ規制でき、プリズムの真直度を出しやすく、テー
プ終端検出に誤動作又は不動作が生ずることなく用いら
れ、また小体積のプリズムでもケース内で正確な位置関
係で常備でき安定した操作を保証して、信頼性を大幅に
高め、組立工程も簡便で生産性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す上ケースの平面図であ
る。
【図2】図1のA−A線における拡大縦断面図である。
【図3】図1の例のケースと窓部材との分離状態を示す
平面図である。
【図4】図3のB−B線における拡大縦断面図である。
【図5】図1のC−C線における拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 上ケース 2 透明窓部材 2a 凹部(位置決め部) 3 プリズム 4 リブ 5 凸部(位置決め部) 6 溶着リブ 7 段差凹部 12 窓枠
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−61679(JP,A) 実開 昭63−109386(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 23/30

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ケースと下ケースとからなるケースに
    テープを巻装した一対のハブ部材を回転可能に支持し、
    前記上ケースに透明窓部材を備え、該透明窓部材にテー
    プ終端検出用のプリズムを一体成形したテープカセット
    において、 前記プリズムのXY方向の位置決めを行う位置決め部
    を、前記透明窓部材の前記プリズム近傍の左右両側外縁
    の一部を切り欠いた凹部と、前記上ケースの内面に突設
    して前記凹部に嵌合する凸部とから構成するとともに、 前記プリズムの位置を規制するリブを、前記プリズムの
    下端側側面に沿うように前記上ケースの内面に突設した
    ことを特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】 前記上ケースの前記プリズム近傍に前記
    透明窓部材を溶着する溶着リブを設けるとともに、該溶
    着リブを段差凹部に一段下げて突設したことを特徴とす
    る請求項1に記載のテープカセット。
JP1992029622U 1992-04-08 1992-04-08 テープカセット Expired - Lifetime JP2583043Y2 (ja)

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JP1992029622U JP2583043Y2 (ja) 1992-04-08 1992-04-08 テープカセット

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JPH0586176U JPH0586176U (ja) 1993-11-19
JP2583043Y2 true JP2583043Y2 (ja) 1998-10-15

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ID=12281189

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63109386U (ja) * 1987-01-09 1988-07-14
JPH0461679A (ja) * 1990-06-28 1992-02-27 Hitachi Maxell Ltd テープカートリッジ

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JPH0586176U (ja) 1993-11-19

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