JP3250862B2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP3250862B2
JP3250862B2 JP05940793A JP5940793A JP3250862B2 JP 3250862 B2 JP3250862 B2 JP 3250862B2 JP 05940793 A JP05940793 A JP 05940793A JP 5940793 A JP5940793 A JP 5940793A JP 3250862 B2 JP3250862 B2 JP 3250862B2
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孝輝 佐藤
守正 佐々木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録再生用媒体例えば
テープ状の記録媒体をケース内に収納したビデオカセッ
ト若しくはデジタルコンパクトカセット、磁気テープカ
ートリッジ、その他テープカセット、特にテープを回転
自在に設けたハブまたはリールに巻装して走行自在に配
備したテープカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のテープカセットでは、カセットケ
ース内に備えられるテープ巻回体のテープはテープガイ
ドを経て走行自在に設け、このテープの走行経路に録音
時、再生時での機能に種々な便利な機能、例えばアフタ
ーレコーディングやテープに残った未録音部の頭だしや
未録音部の残量,時間の表示やスタートIDの記録や消
去などの機能の検知のためにIDホールを備えるタイプ
とすることが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の樹脂
成形カセットケースは、上ケースと下ケースとを結合す
るタイプでは図13のように、テープ走行経路に近接し
たIDホールaからのごみ侵入防止用の内部隔壁b,b
1 が、上下ケースの内面からそれぞれ突設されていて、
内部隔壁の頂面がケースcのパーテング面(分割面)と
ほぼ一致しており、図14のようにその突き当て部dが
テープ走行範囲内にあって、テープeが走行中に内部隔
壁b,b1 に接触して走行されると、隔壁頂面の突き当
て部dがテープeに傷を付けることとなり、重要な情報
の欠落或いは破損を招くこととなる。さらにテープ位置
規制リブが内部隔壁近傍に突設されているので、内部隔
壁とテープ位置規制リブとの隙間にテープが入り込んで
テープ走行に支障を来したり、不安定走行やテープダメ
ージが発生するなど組立性や信頼性の上でも問題があっ
た。本発明は、これら従来の諸欠点を排除しようとする
もので、テープに傷を付けないでテープ接触表面性を維
持確保して、テープ走行性を著しく安定化させ、テープ
ダメージを生ずることなく取扱え、組立良好にして信頼
性あるテープカセットを低コストな形態で提供すること
を目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上ケースと下
ケースとからなるカセットケース内部に回転自在に設け
た一対のハブまたはリールに巻装されたテープが、テー
プガイド部を経て走行自在に配備され、該テープ走行経
路に近接してIDホールを下ケースまたは上ケースに備
えたテープカセットにおいて、前記IDホールの周囲に
内部と区画する内部隔壁を少なくとも一方のケース内面
に突設し、該内部隔壁の頂面をテープ走行領域外の位置
に配備したことを特徴とするテープカセットである。
【0005】
【作用】ケース内部で回転するハブに巻装されたテープ
が、テープ用のガイドローラを経て走行される際に、テ
ープ走行経路に介在させるIDホールを囲う内部隔壁が
あっても、該内部隔壁の頂面がテープ走行範囲に存在し
ないので、テープ走行で接触しても平滑性のある表面が
確保されていることとなって、テープに傷をつけないで
安全に案内移動させ、テープの記録・再生を安定して行
ないうるものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図9の例で説明す
ると、上ケース1と下ケース2とからなるカセットケー
スの内部に回転自在に設けた一対のハブ3,3またはリ
ールにテープ4を巻装し、このテープ4が走行自在に配
備される走行経路にガイドローラ5と、ガイド部のある
ガイドブロック6をテープ走行経路の上流側と下流側と
に分割して設け、各ガイドブロック6の一端にガイドピ
ン7を設け該テープ走行経路に近接して目印用のIDホ
ール15を下ケース2に備え、該IDホール15の周囲
に内部と区画する内部隔壁16を少なくとも一方の下ケ
ース2の内面に突設し、該内部隔壁16の頂面161
テープ走行領域外の位置、即ち他方の上ケース1の内面
に近接するように延設配備してテープカセットとしてあ
る。
【0007】前記内部隔壁16としては、ごみ侵入防止
用の仕切壁であって、下ケース2と一体に成形され、そ
の頂面161 がテープ走行領域外の位置、即ち相手ケー
スの内面に近接するように延設し、テープ走行領域に存
在しないように配慮してあり、しかも該内部隔壁16の
頂面161 に相手ケース内面に突設されたテープ位置規
制リブ171 を嵌合する切欠溝18を備えて嵌込結合構
造とされている。なお、この内部隔壁16は上下ケース
1,2のいずれかに或いはいずれにも設けてIDホール
15の周囲を囲んで突設してゴミが侵入しないように内
部と区画してある。
【0008】前記ガイドブロック部材6は、高密度記録
のテープの平滑性を向上させるため上下ケースと別体で
耐削性良好な材料を選び、例えばガイド部及びガイドピ
ン7を含めてPA系樹脂、PP系樹脂など削れにくい高
硬度の難削材から形成するのがよく、テープバックコー
トによる削れも防止でき、必要最小限の材料使用です
み、材料選択の自由度をも高めると共に、低コスト化に
寄与させてある。そして、ガイドブロック部材6は、下
ケース2に突設した位置決め用凸部22と隔壁23との
間に嵌装すると共に、仮止め用の凸部71 で定着するの
がよい。
【0009】なお、前記テープ4の走行路には、ガイド
ローラ5,5とこれに当接するクリーニング部材のある
板バネ8とが配備され、テープ走行性を著しく安定化
し、かつクリーニング機能も良好に発揮できるようにし
てある。
【0010】図中9はテープパッド、10はテープ走行
位置規制部材、11はシールド板、12はライナーシー
ト、13はハブ支承部、14は結合用ボス、19はシャ
ッタでカセットケースに摺動自在に嵌装される。25は
IDホール蓋、26はローラ支軸、28は誤消去防止
片、29はシャッタ付勢用のバネ、30は上下ケースの
突き当て部である。
【0011】なお、前記IDホール15は、ケース表面
に沿って切離可能の蓋25を一体成形してあり、例えば
周囲に円弧状の切目を対設して一部分のみでケースに継
っていて必要に応じ蓋25を切除して、IDホール15
を開口して用いられるようになっている。
【0012】図10の例では、前記内部隔壁16の頂面
161 を上ケース1の内面に当接するように下ケース2
に内部隔壁16を突設したものである。
【0013】図11及び図12の例では、前記内部隔壁
16の近傍にテープ位置規制リブ17,171 を突設配
備したテープカセットにおいて、ケース内面に突設され
たテープ位置規制リブ17,171 を嵌合する切欠溝1
8,181 を備えているもの、即ち内部隔壁の頂面16
1 に切欠溝18と、根元部に切欠溝181 を設けた例
で、該内部隔壁16を上下ケース1,2と別体嵌装の組
立構成としたものである。
【0014】
【発明の効果】本発明は、上ケースと下ケースとからな
るカセットケース内部に回転自在に設けた一対のハブま
たはリールに巻装されたテープが、テープガイド部を経
て走行自在に配備され、該テープ走行経路に近接してI
Dホールを下ケースまたは上ケースに備えたテープカセ
ットにおいて、前記IDホールの周囲に内部と区画する
内部隔壁を少なくとも一方のケース内面に突設し、該内
部隔壁の頂面をテープ走行領域外の位置に配備したこと
により、ケースにIDホールの内部隔壁があってもテー
プ走行範囲の表面性をよくし、テープ走行に干渉するこ
となく、テープに傷をつけずに安定したテープ走行を維
持,確保してテープ走行性を著しく安定化させ、テープ
ダメージを生ずることなく取扱え、組立良好にして信頼
性あるテープカセットを低コストな形態で提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す分離状態の斜視図であ
る。
【図2】図1の例の組立状態の上ケースを除いた平面図
である。
【図3】図2の例の下ケースの底面図でシャッタを除い
て示す。
【図4】図2の一部の拡大平面図である。
【図5】図4のA−A線における一部の拡大縦断面図で
ある。
【図6】図5の例の組立状態の縦断面図である。
【図7】図6のB−B線における使用状態の縦断面図で
ある。
【図8】図1の例の上ケースの内面を示す平面図であ
る。
【図9】カセットの作動状態の底面側の斜視図でシャッ
タの開放状態を示す。
【図10】本発明の他の実施例の一部の拡大縦断面図で
ある。
【図11】本発明のさらに他の実施例の一部の縦断面図
である。
【図12】図11の例の下ケースの一部切欠拡大斜視図
である。
【図13】従来例の一部の拡大縦断面図である。
【図14】図13のC−C線における縦断面図である。
【符号の説明】
1 上ケース 2 下ケース 3 ハブ 4 テープ 5 ガイドローラ 6 ガイドブロック 7 ガイドピン 8 板バネ 9 テープパッド 11 シールド板 14 結合用ボス 15 IDホール 16 内部隔壁 161 頂面 17 テープ位置規制リブ 171 テープ位置規制リブ 18 切欠溝 181 切欠溝 20 基準穴 21 基準穴 25 IDホール蓋
フロントページの続き (72)発明者 芝 晴男 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 テ ィーディーケイ株式会社内 (56)参考文献 実開 平6−58478(JP,U) 実開 平6−52071(JP,U) 実開 昭63−122965(JP,U) 実開 昭55−158079(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/087

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ケースと下ケースとからなるカセット
    ケース内部に回転自在に設けた一対のハブまたはリール
    に巻装されたテープが、テープガイド部を経て走行自在
    に配備され、該テープ走行経路に近接してIDホールを
    下ケースまたは上ケースに備えたテープカセットにおい
    て、前記IDホールの周囲に内部と区画する内部隔壁を
    少なくとも一方のケース内面に突設し、該内部隔壁の頂
    面をテープ走行領域外の位置に配備したことを特徴とす
    るテープカセット。
  2. 【請求項2】 前記内部隔壁が、その頂面を相手ケース
    の内面に接近または当接するように延設配備されている
    請求項1記載のテープカセット。
  3. 【請求項3】 上ケースと下ケースとからなるカセット
    ケース内部に回転自在に設けた一対のハブまたはリール
    に巻装されたテープが、テープガイド部を経て走行自在
    に配備され、該テープ走行経路のテープ位置規制リブに
    近接してIDホールを下ケースまたは上ケースに備えた
    テープカセットにおいて、前記IDホールの周囲に内部
    と区画する内部隔壁を少なくとも一方のケース内面に突
    設し、該内部隔壁の頂面に相手ケース内面に突設された
    前記テープ位置規制リブを嵌合する切欠溝を備えている
    ことを特徴とするテープカセット。
  4. 【請求項4】 上ケースと下ケースとからなるカセット
    ケース内部に回転自在に設けた一対のハブまたはリール
    に巻装されたテープが、テープガイド部を経て走行自在
    に配備され、該テープ走行経路のテープ位置規制リブに
    近接してIDホールを下ケースまたは上ケースに備えた
    テープカセットにおいて、前記IDホールの周囲に内部
    と区画する内部隔壁を前記カセットケースと別体に嵌装
    し、該内部隔壁の頂面部と根元部に前記テープ位置規制
    リブ嵌入用の切欠部を設けたことを特徴とするテープカ
    セット。
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