JP2582864B2 - 尿素誘導体の製造方法 - Google Patents

尿素誘導体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は除草性および殺虫性の尿素、カルバメートお
よびカルバメート誘導体の新規な製造方法に関する。
(従来技術および解決しようとする課題) 米国特許第4,412,079号または第2,756,135号および英
国特許第1,254,468号等の特許明細書には、チアジアゾ
リル尿素およびベンゾチアゾリル尿素が除草剤として開
示されている。また、米国特許第3,313,684号、第2,90
3,478号、第3,474,170号および第3,217,037号の各明細
書には、カルバメートおよびカルバモイルオキシムのよ
うなカルバメート誘導体が殺虫剤として開示されてい
る。
一般に、これらの除草性および殺虫性化合物の製造に
は、ホスゲンまたはメチルイソシアネート等のイソシア
ネートの如きかなり危険な反応剤の使用が必要とされ
る。これらの反応剤、特にイソシアネートは、近年、イ
ンドで起こった工場事故によって立証されたように、大
気中にメチルイソシアネートを放出し、その結果、人体
に多大の損傷を与えたり、人命を奪うような毒性の高い
物質としてよく知られている。
(課題を解決するための手段) 本発明は、 式: A−H (式中、 Aは W−O−またはG=N−O−であり、 Bは または であり、 Wは であり、 Gは であり、 Eは−O−または−C(R4−であり、 R1はH、C1〜C7アルキル、C3〜C7シクロアルキル、フ
ェニルまたはC1〜C4アルキルフェニルであり、 R2はH、C1〜C7アルキル、C3〜C7シクロアルキル、C2
〜C7アルケニル、C2〜C7アルキニルまたは所望によりC
l、Br、−NO2、−CF3、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコ
キシ若しくは−N(C1〜C4アルキル)で置換されてい
てもよいフェニルであり、 R3はH、F、Cl、Br、−CF3、所望によりF、Cl若し
くはBrにより置換されていてもよいC1〜C7アルキル、−
S(O)nC1〜C7アルキル、C1〜C7アルコキシ、所望に
よりF、Cl若しくはBrにより置換されていてもよいC3
C7シクロアルキルまたは所望によりF、Cl、Br、−N
O2、−CF3若しくはC1〜C4アルキルにより置換されてい
てもよいフェニルであり、 R4はHまたはC1〜C4アルキルであり、 R5はC1〜C7アルコキシまたは−S(O)nC1〜C7アル
キルであり、 R6はC3〜C5シクロアルキル、フェニル、 (C1〜C4アルキル)または所望によりF、Cl若しくは
Brにより置換されていてもよいC1〜C5アルキルであり、 XはR3、−N=CH−N(C1〜C4アルキル)−N(C1〜C4アルキル)または−N(C2〜C4アルケニ
ル)であり、 YはHまたはS(O)nC1〜C7アルキルであり、 ZはH、C1〜C4アルキル、Cl、F、Br、ハロアルキ
ル、−N2、−N(C1〜C4アルキル)、−C≡N、フェ
ニル、−S(C1〜C4アルキル)またはC1〜C4アルコキシ
であり、 nは0、1または2であり、 mは1、2または3である) で示される求核試薬と式: (式中、Rは各々独立してC1〜C7アルキルであり、R1
各々独立して上記R1から選択されるものである) で示される尿素とを反応させることから成る、式: (式中、A、RおよびR1は上記定義と同じである) で示される化合物の製造方法を提供するものである。
本発明は、アミン、アルコールまたはオキシムのよう
な求核試薬と尿素とを反応させることにより除草性およ
び殺虫性の尿素、カルバメートおよびカルバモイルオキ
シムを製造する方法を提供するものであり、イソシアネ
ートまたはホスゲンのような危険な反応剤を用いる必要
がない。
本発明の方法により製造することができる化合物のう
ち、Aが である場合、Bが である化合物が好ましい。
また、本発明方法により製造することができる化合物
のうち、Bが上記と同じである場合、RがC1〜C4アルキ
ルであり、R1がHまたはC1〜C4アルキルであり、R2
H、C1〜C4アルキルまたはフェニルであり、R3がH、−
CF3またはC1〜C4アルキルである化合物がさらに好まし
い。そして、本発明方法により製造することができる化
合物のうち、Bが上記と同じである場合、最も好ましい
ものは、1−(5−[t−ブチル]−1,3,4−チアジア
ゾール−2−イル)−1,3−ジメチル尿素(一般に、テ
ブチウロン(tebuthiuron)として周知)、1−(5−
トリフルオロメチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イ
ル)−1,3−ジメチル尿素(一般に、チアズフルロン(t
hiazfluron)として周知)および1−ベンゾチアゾール
−2−イル−1,3−ジメチル尿素(一般に、メタベンズ
チアズロン(methabenzthiazuron)として周知)であ
る。テブチウロン、チアズフルロンおよびメタベンズチ
アズロンは全て除草剤として市販されている。
本発明方法により製造することができる化合物のう
ち、AがW−O−である場合、Wが である化合物が好ましい。本発明方法により製造するこ
とができる上記化合物群の中で、RがC1〜C4アルキルで
あり、R1がHまたはC1〜C4アルキルであり、R4がHまた
はC1〜C4アルキルであり、Eの一方が−O−であり、他
方が−CH2−であり、YおよびZが共にHである化合物
が最も好ましい。また、本発明方法により製造すること
ができる化合物のうち、Wが上記と同じである場合、最
も好ましいのは、1−ナフタレニル・メチルカルバメー
ト(一般に、カルバリル(carbaryl)として周知)およ
び2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾフラニル
・メチルカルバメート(一般に、カルボフラン(carbof
uran)として周知)の2つである。
本発明方法により製造することができる化合物のう
ち、AがG=N−O−である場合、Gが である化合物が好ましい。
また、本発明方法により製造することができる化合物
のうち、Gが上記と同じである場合、RがC1〜C4アルキ
ルであり、R1がHまたはC1〜C4アルキルでありR5が−S
(C1〜C4アルキル)である化合物がより好ましい。そし
て、本発明方法により製造することができる化合物のう
ち、Gが上記と同じである場合、2−メチル−2−(メ
チルチオ)プロパノール・O−[(メチルアミノ)カル
ボニル]オキシム(一般に、アルジカルブ(aldicarb)
として周知)が最も好ましい。アルジカルブは殺虫剤と
して市販されている。
本発明方法を用いて、アミン出発物質から、米国特許
第4,412,079号、第2,756,135号、第4,130,414号、第4,1
74,398号および第3,917,478号、英国特許第1,254,468号
および第1,195,672号並びにベルギー特許第743,614号等
の文献に開示されているようなチアジアゾリル尿素およ
びベンゾチアゾリル尿素を製造することができる。ま
た、本発明方法を用いて、アルコールおよびオキシム出
発物質から、米国特許第2,903,478号、第3,062,864号、
第3,217,037号、第3,313,684号、第3,336,186号、第3,4
74,170号、第3,639,633号、第3,658,870号および第3,73
6,338号並びに西独特許第1,145,162号等の文献に開示さ
れているようなカルバメートおよびカルバメート誘導体
を製造することもできる。アミン、アルコールまたはオ
キシム出発物質の製造方法並びに尿素、カルバメートお
よびカルバモイルオキシム最終生成物の用途に関しては
上記文献を引用する。
有機化学技術分野における当業者ならば本発明方法に
より製造することができる尿素、カルバメートおよびカ
ルバモイルオキシムの種類について分るであろう。しか
しながら、本発明方法により製造することができる除草
剤および殺虫剤の種類を例示するために、以下に具体的
な化合物を記載する。
テブチウロン、 トリアズフルロン、 ベンズチアズロン(benzthiazuron)、 メタベンズチアズロン、 カルボフラン、 アリキシカルブ(allyxycarb)、 アミノカルブ(aminocarb)、 ベンジオカルブ(bendiocarb)、 カルバリル、 ジオキサカルブ(dioxacarb)、 ホルメタネート(formetanate)、 メチオカルブ(methiocarb)、 3−(1−メチルブチル)フェニル・メチルカルバメ
ート、 3−(1−エチルプロピル)フェニル・メチルカルバ
メート、 メキサカルベート(mexacarbate)、 プロメカルブ(promecarb)、 m−トリル・メチルカルバメート、 3,4−キシリル・メチルカルバメート、 3,5−キシリル・メチルカルバメート、 2−sec−ブチルフェニル・メチルカルバメート、 テルブカルブ(terbucarb)、 アルジカルブ、 メトミル(methomyl)、 オキサミル(oxamyl)。
上記の化合物は全て市販の除草剤または殺虫剤である。
本発明方法により製造される任意の化合物は、所望に
より、前記で定義した種々の置換基により置換されてい
てもよい置換分を有する。本明細書において用いられる
“所望により置換されている”という用語は、1置換お
よび多置換の両方を意味し、各置換基は独立して前述の
選択リストから選択される。このような置換された化合
物の全ては、当技術分野において公知の化合物である。
本発明方法は不活性溶媒中、約100℃〜約200℃の温度
で求核試薬と尿素とを反応させることにより行うことが
できる。不活性溶媒とは、反応剤が実質的に可溶であ
り、かつ製造中に化学反応を起こさないものである。本
発明方法に使用することができる好ましい不活性溶媒と
しては、シクロヘプタン、オクタン、デカン等のアルカ
ンおよびシクロアルカン;1,1,2−トリクロロエタン、1,
2−ブロモエタン、ブロモホルム等のハロゲン化アルカ
ン;1,3−ジオキサン、ジエチレングリコールジメチルエ
ーテル等のエーテル;トルエン、クロロベンゼン、キシ
レン、クメン、o−ジクロロベンゼン等の芳香族溶媒;
およびピリジン、ピロール、ピコリン、ルチジン等の芳
香族ヘテロ環溶媒を挙げることができる。本発明方法に
用いる溶媒としては芳香族溶媒、特にキシレンまたはク
メンが好ましい。
本発明において、求核試薬とは、式:A−H(式中、A
は前記定義と同じ)で示されるアミン、アルコールまた
はオキシムを意味する。求核試薬出発物質は、市販品、
前述の特許文献に開示されたもの、または当技術分野に
おいて公知の方法により製造し得るもののいずれであっ
てもよい。溶媒中の求核試薬出発物質の濃度は決定的な
ものではない。一般に、分離工程における生成物の損失
を最少量にすることができる程度に濃厚な溶液を用いる
ことが好ましい。しかしながら、尿素、カルバメートま
たはカルバモイルオキシム生成物が反応の間中、溶液と
して維持されるのに充分な溶媒を用いることも好まし
い。
用いられる尿素出発物質は、市販品、文献により公知
のもの、または当該技術分野において公知の方法により
製造されたもののいずれであってもよい。尿素の使用量
は、求核出発物質に対して少なくとも等モル量用いる限
りは、決定的なものではない。一般に、僅かに過剰モ
ル、例えば約1.1モル当量〜約3.0モル当量の尿素を用い
るのが好ましく、1.5モル当量用いるのが最も好まし
い。
用いる尿素出発物質は式: (式中、RおよびR1は独立して前記RおよびR1の定義か
ら選択されるものである) で示されるものである。すなわち、本発明方法は出発物
質として対称形または非対称形尿素のいずれを用いても
よい。本発明方法において用いることができる対称形ま
たは非対称形尿素としては、1,3−ジメチル尿素、1,3−
ジエチル尿素、1,3−ジプロピル尿素、1,3−ジメチル−
1,3−ジプロピル尿素、1,1−ジプロピル−3−メチル尿
素、1,1−ジブチル−3−エチル尿素、1,3−ジメチル−
1−シクロペンチル尿素、1−メチル−1−メチルフェ
ニル−3−ペンチル尿素、1,3−ジエチル−1−メチル
−3−フェニル尿素、1,1−ジヘキシル−3,3−ジエチル
尿素および1−エチル−1−フェニル−3−ブチル−3
−メチル尿素が好ましい。
4置換非対称形尿素(すなわち、どのR1もHではな
い)を用いる場合、反応生成物は2つの化合物の混合物
である。例えば、1,1−ジプロピル−3,3−ジメチル尿素
を式:A−Hで示される求核試薬と反応させると、生成物
である。次いで、蒸留、結晶化等の標準的な分離法を用
いることにより、所望の生成物、例えば を、不要な化合物から分離することができる。
4置換非対称形尿素に関する収量の損失および単離に
おける問題を回避するためには、本発明方法の出発物質
として3置換非対称形尿素(R1のうち1つがHである)
または対称形尿素(両Rが同一のものであり、両R1が同
一のものである)のいずれかを用いることが好ましい。
3置換非対称形尿素を用いる場合、式: で示される化合物は式: (式中R1はHではない) で示される化合物に対して優先的に製造される。すなわ
ち、3置換非対称形尿素出発物質を用いると、式: で示される生成物を高価な精製工程を用経ずに高収率で
製造することができる。
また、式: で示される化合物は、対称形尿素出発物質を用いれば、
高価な精製工程を経ずに高収率で製造することができ
る。対称形尿素は、尿素分子のいずれの側からも同じ最
終生成物が製造されるので、R1がHである化合物および
R1がC1〜C7アルキル、C3〜C7シクロアルキル、フェニル
またはC1〜C4アルキルフェニルから成る群から選択され
る置換基である化合物の製造にも同様に有用である。本
発明方法は、対称形尿素出発物質を用いて尿素、カルバ
メートまたはカルバモイルオキシム最終生成物を製造す
るのに特に好ましい。
本発明方法においては必要でないが、酸を用いて求核
試薬と尿素との反応性を増大させることもできる。本発
明の製造方法に役立つ酸としては、塩酸、臭化水素酸等
の無機酸およびメタンスルホン酸、p−トルエンスルホ
ン酸等の有機酸が好ましい。無機酸、特に、塩酸が好ま
しく、無水ガスまたは濃水溶液として使用することがで
きる。用いる酸の量は決定的なものではないが、一般
に、求核試薬出発物質に対して約1.0モル当量〜約3.0モ
ル当量の範囲内である。好ましい使用量は約1.5モル当
量である。
アミン求核出発物質を必要とする製造方法において、
有機酸または無機酸を用いる場合、本発明方法に使用す
る前に等モル量の酸を加えてアミン出発物質の酸付加塩
を形成させ単離しておくとよい。単離した塩を、上記の
非−塩化合物に関する記載の如く、不活性溶媒中で対称
形または非対称形尿素と混合すると、所望のアミン求核
出発物質と1モル当量の酸の両方が得られる。アミン求
核試薬に対して等モル量以上が必要である場合、所望に
より更に酸を添加してもよい。
一般に、本発明の製造方法は還流条件下、例えば約10
0℃〜約200℃の温度で行う。この製造方法は溶媒の還流
温度で行うと、実質的に約1時間〜約48時間後に完結す
る。所望により、反応が実質的に完結したことを確定す
るために標準的な高速液体クロマトグラフィ(HPLC)分
析法により、反応の進行を追跡してもよい。
反応が実質的に完結すれば、所望により、まずこの反
応溶液を100℃以下に冷却し、水を添加して未反応尿素
出発物質および酸を除去することにより、尿素、カルバ
メートまたはカルバモイルオキシム生成物を単離するこ
とができる。また、必須ではないが、所望により、残っ
た水層を有機層から分離し、得られた混合物を約0℃に
冷却する。一般に、生成化合物を結晶化させ、標準的な
濾過法により高純度かつ高収率で単離することができ
る。
濾液および上記水層は両方とも、しばしば、未反応の
求核出発物質および尿素、カルバメートまたはカルバモ
イルオキシム最終生成物を含有している。所望により、
この濾液および水層を合わせ、得られた水層を有機層か
ら分離することにより、これらの化合物を回収すること
ができる。次いで、得られた有機層を新しい溶媒と合わ
せてさらに求核出発物質を添加し、この再循環物質を用
いて本発明の製造方法を繰り返す。
以下に、実施例を挙げて本発明を詳述する。該実施例
は如何なる意味においても本発明の製造方法の範囲を限
定するものではなく、また、そのように解釈されるべき
ものではない。
製造例1 2−(t−ブチル)−5−メチルアミン−1,
3,4−チアジアゾール・塩酸塩 攪拌器および液面下ガス添加装置を装着した容量1
の3つ口フラスコに、2−(t−ブチル)−5−メチル
アミン−1,3,4−チアジアゾール250g(1.46mol)を含有
するトルエン溶液425mlを入れた。この溶液に試薬級の
トルエン325mlを加えて希釈し、約60℃に加熱した。こ
の溶液を60℃〜70℃の温度に保持するのに充分な速度
で、無水塩酸ガス(60.0g、1.63mol)を添加した。得ら
れたスラリーを0℃に冷却し、同温度で約30分間撹拌し
た。析出した固体を濾過により得、トルエン250mlで洗
浄し、60℃の減圧乾燥器中で一晩乾燥させて2−(t−
ブチル)−5−メチルアミン−1,3,4−チアジアゾール
・塩酸塩310.5g(収率97.7%)を得た。
製造例2 1,1−ジプロピル−3−メチル尿素 攪拌器およびコンデンサーを装着した容量250mlの3
つ口フラスコに、1,3−ジメチル尿素22.0g(0.25mo
l)、ジプロピルアミン25.3g(0.25mol)およびクメン1
00mlを入れた。この溶液を約12時間加熱還流(約137
℃)し、100℃に冷却し、溶媒を減圧蒸留によって除去
し、残留物を得た。この残留物を60℃の減圧乾燥器中で
乾燥させ、1,1−ジプロピル−3−メチル尿素41,5gを得
た。
実施例1 1−(5−[t−ブチル]−1,3,4−チアジ
アゾール−2−イル)−1,3−ジメチル尿素 攪拌器を装着した容量250mlの3つ口フラスコに、純
度74.7%の2−(t−ブチル)−5−メチルアミン−1,
3,4−チアジアゾール34.4g(アミン0.15モル)、脱イオ
ン水30ml、キシレン(o−、m−およびp−キシレンの
試薬級混合物)25mlおよび34.0重量%の塩酸溶液20.0g
(塩酸0.18mol)を入れた。この混合物を約55℃に加熱
し、15分間撹拌し、有機層を水層から分離した。
水層をキシレン75mlと混合した。この混合物のpHが約
8.0になるまで、水酸化ナトリウム(50重量%の水酸化
ナトリウム溶液15.4g)を添加した。得られた2層溶液
を50℃に加熱し、15分間撹拌し、有機層を水層から分離
した。さらにキシレン30mlを用いて、この水層を抽出し
た。
有機抽出物を上記有機層と合わせ、両溶液を、攪拌
器、コンデンサーおよびディーン・スターク・トラップ
(Dean Stark trap)を装着した容量250mlの3つ口フラ
スコに入れた。溶液の温度が約145℃になるまで、水お
よびキシレンの共沸混合物を蒸留することによりこの溶
液を乾燥させた。
この溶液を乾燥させた後、約50℃に冷却し、1,3−ジ
メチル尿素15.9g(0.18mol)を加えた。この溶液の液面
下に、無水塩酸ガス(6.6g、0.18mol)を加えた。得ら
れた溶液を、キシレン溶媒が還流し始めるまで(約142
℃に)加熱し、該温度で10時間撹拌した。10時間後、こ
の溶液を約70℃に冷却し、脱イオン水30mlを添加した。
得られた2層混合物を15分間撹拌し、次いで、有機層を
水層から分離した。
この有機層を脱イオン水30mlと混合し、0℃に冷却し
た。0℃で1時間撹拌した後、得られたスラリーを濾過
し、回収した結晶を脱イオン水25mlで洗浄した。これら
の結晶を60℃の減圧乾燥器で乾燥させ、純度97.4%の1
−(5−[t−ブチル]−1,3,4−チアジアゾール−2
−イル)−1,3−ジメチル尿素24.6g(収率70.1%)を得
た。m.p.=161.0℃〜162.0℃。
上で得た濾液と上記の反応液の水性洗浄液とを合わ
せ、50重量%の水酸化ナトリウム溶液を用いて、得られ
た混合物のpHを8.0に調節した。有機層を水層から分離
し、容量100mlのメスフラスコに入れた。この液体の量
が100mlになるまで、メスフラスコにキシレン溶媒を追
加した。このメスフラスコから1mlを取り出し、液量が1
00mlになるまでアセトニトリルを混合した。この溶液を
高速液体クロマトグラフィ(HPLC)により測定し、濾液
および水層を合わせて生成物1.6gおよび未反応アミン出
発物質2.9gが含有されていることを検出した。
実施例2 1−(5−[t−ブチル]−1,3,4−チアジ
アゾール−2−イル)−1,3−ジメチル尿素 攪拌器を装着した容量250mlの3つ口フラスコに、純
度74.7%の2−(t−ブチル)−5−メチルアミン−1,
3,4−チアジアゾール34.4g(アミン0.15mol)、脱イオ
ン水40mlおよびキシレン75mlを入れた。50重量%の水酸
化ナトリウム溶液1.6gを添加することにより、この混合
物のpHを約8.0に調節した。この塩基性の2層溶液を約5
0℃に加熱し、該温度で15分間撹拌した。水層を有機層
から分離し、さらにキシレン30mlを用いて抽出した。
この抽出物を上記有機層と合わせ、両液を、攪拌器、
コンデンサーおよびディーン・スターク・トラップを装
着した容量250mlの3つ口フラスコに入れた。この溶液
を、実施例1と同様に、水およびキシレンから成る共沸
混合物を蒸留することにより乾燥させた。
この溶液を乾燥させた後、約50℃に冷却し、1,3−ジ
メチル尿素15.9g(0.18mol)を添加した。この液体の表
面下に無水塩酸ガス(6.6g、0.18mol)を添加した。得
られた溶液を実施例1に記載の方法に従って反応させて
洗浄した。有機層を実施例1に記載の有機層の場合と同
様の方法で、水と混合し、冷却し、濾過し、乾燥させて
純度98.0%の1−(5−[t−ブチル]−1,3,4−チア
ジアゾール−2−イル)−1,3−ジメチル尿素20.3g(収
率58.2%)を得た。m.p.=161.0℃〜162.0℃。
この濾液と反応液の水性洗浄液とを合わせ、50重量%
の水酸化ナトリウム溶液を用いて、この混合物のpHを8.
0に調節した。得られた有機層を、実施例1に記載の方
法に従って分離し、希釈した。この最終溶液を高速液体
クロマトグラフィ(HPLC)にかけ、濾液および水層中
に、生成物2.2gおよび未反応出発物質4.2gが含有されて
いることを検出した。
実施例3 1−(5−[t−ブチル]−1,3,4−チアジ
アゾール−2−イル)−1,3−ジメチル尿素 攪拌器およびコンデンサーを装着した容量500mlの3
つ口フラスコに、製造例1に記載の方法に従って製造し
た2−(t−ブチル)−5−メチルアミン−1,3,4−チ
アジアゾール・塩酸塩31.0g(0.15mol)、1,3−ジメチ
ル尿素20.0g(0.23mol)およびクメン75mlを入れた。液
体の表面下に無水塩酸ガス(3.0g、0.08mol)を添加す
ることにより、塩酸を追加した。得られた溶液を、溶媒
が還流し始めるまで(約150℃に)加熱し、この温度で
約6時間撹拌した。6時間後、この溶液を80℃に冷却
し、脱イオン水30mlを添加した。得られた2層混合物を
15分間撹拌し、次いで、有機層を水層から分離した。
この有機層を脱イオン水30mlと混合し、0℃に冷却し
た。この混合物を約0℃の温度で30分間撹拌した後、得
られたスラリーを濾過し、得られた結晶を脱イオン水30
mlで洗浄した。この物質を60℃の減圧乾燥器中で乾燥さ
せ、純度99.2%の1−(5−[t−ブチル]−1,3,4−
チアジアゾール−2−イル)−1,3−ジメチル尿素28.8g
(収率83.5%)を得た。m.p.=160.8℃〜163.6℃。
この濾液および上記の水層を合わせ、得られた混合物
を実施例1に記載の方法に従って処理した。この希溶液
をHPLC分析にかけ、この混合物が生成物1.2gおよび未反
応出発物質1.8gを含有していることを検出した。
実施例4 1−(5−[t−ブチル]−1,3,4−チアジ
アゾール−2−イル)−1,3−ジメチル尿素 溶媒が還流を開始するまで反応溶液を加熱し、同温度
で約4時間撹拌する以外は、実施例3の方法を繰り返し
た。この反応により純度99.6%の1−(5−[t−ブチ
ル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−1,3−ジメ
チル尿素生成物28.3g(収率82.4%)を得た(m.p.=16
0.6℃〜162.8℃)。濾液/水層混合物は、生成物1.1gお
よび未反応出発物質1.8gを含有していた。
実施例5 1−(5−[t−ブチル]−1,3,4−チアジ
アゾール−2−イル)−1,3−ジメチル尿素 攪拌器、コンデンサーおよびディーン・スターク・ト
ラップを装着した容量250mlの3つ口フラスコに、製造
例1に従って製造した2−(t−ブチル)−5−メチル
アミン−1,3,4−チアジアゾール・塩酸塩36.4g(0.17mo
l)、1,3−ジメチル尿素29.4g(0.33mol)およびキシレ
ン90mlを入れた。38.0重量%の塩酸水溶液17g(塩酸0.1
7mol)を添加した。得られた混合物を、溶液の温度が約
135℃になるまでキシレンおよび水の共沸混合物を蒸留
することにより乾燥させた。
この溶液を乾燥させた後、溶媒を除去するよりも還流
し、この溶液を還流温度で約16時間撹拌した。次いで、
この溶液を約75℃に冷却し、脱イオン水25mlを添加し
た。得られた2層の混合物を15分間攪拌し、有機層を水
層から分離した。脱イオン水(25ml)を用いて、有機層
をもう1回洗浄した。
有機層を第2回目の洗浄水の層から分離し、脱イオン
水25mlを添加した。この混合物を約0℃に冷却し、同温
度で30分間撹拌した。得られたスラリーを濾過し、回収
した生成物を脱イオン水40mlで洗浄し、60℃の減圧乾燥
器中で乾燥させ、純度98.6%の1−(5−[t−ブチ
ル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−1,3−ジメ
チル尿素27.6g(収率71.6%)を得た。m.p.=161.0℃〜
162.8℃。
この濾液および上記の水層を合わせて、得られた混合
物を実施例1の方法に従って処理した。この希溶液をHP
LCにかけ、該混合物が尿素生成物2.0gおよび未反応出発
物質1.8gを含有していることを検出した。
実施例6 1−(5−[t−ブチル]−1,3,4−チアジ
アゾール−2−イル)−1,3−ジメチル尿素 塩酸の代わりにメタンスルホン酸(アルドリッヒ試薬
級の98.0重量%のメタンスルホン酸溶液15.4g、酸0.16m
ol)を用い、溶液を、溶媒が還流を開始するまで加熱
し、この温度で5時間撹拌した以外は、実施例1の方法
を繰り返した。この方法により、純度97.4%の1−(5
−[t−ブチル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イ
ル)−1,3−ジメチル尿素生成物18.9g(収率53.8%)を
得た(m.p.=161.0℃〜162.6℃)。濾液/水層混合物
は、生成物3.5gおよび未反応出発化合物5.4gを含有して
いた。
実施例7 1−(5−[t−ブチル]−1,3,4−チアジ
アゾール−2−イル)−1,3−ジメチル尿素 攪拌器およびコンデンサーを装着した容量250mlの3
つ口フラスコに、製造例1に従って製造した2−(t−
ブチル)−5−メチルアミン−1,3,4−チアジアゾール
・ヒドロクロライド35.0g(0.17mol)、1,3−ジメチル
尿素16.2g(0.18mol)、キシレン100mlおよびトリエチ
ルアミン16.8g(0.17mol)を入れた。液体を70℃以下の
温度に保持する速度で、無水塩酸ガス(7.4g、0.20mo
l)を液面下に添加した。溶媒が還流を開始するまで(1
42℃)、得られた溶液を加熱し、この温度で10時間撹拌
した。10時間後、溶液を80℃に冷却し、脱イオン水25ml
を添加した。得られた2層混合物を15分間撹拌し、有機
層を水性層から分離した。
この有機層を脱イオン水25mlと混合し、約0℃に冷却
し、次いで、該温度で30分間撹拌した。得られたスラリ
ーを濾過し、回収した結晶を水30mlで洗浄し、次いで、
60℃の減圧乾燥器中で乾燥させ、純度99.4%の1−(5
−[t−ブチル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イ
ル)−1,3−ジメチル尿素25.3g(収率66.5%)を得た。
m.p.=161.0℃〜162.4℃。
この濾液と上記の水層とを合わせ、得られた混合物を
実施例1に記載の方法に従って処理した。この希溶液を
HPLCにかけ、該混合物が尿素生成物2.9gおよび未反応出
発物質5.4gを含有していることを検出した。
実施例8 1−(5−[t−ブチル]−1,3,4−チアジ
アゾール−2−イル)−1,3−ジメチル尿素 以下の方法により、1,1−ジプロピル−3−メチル尿
素から標記化合物を製造した。攪拌器および滴下漏斗を
装着した容量250mlの3つ口フラスコに、クメン150mlお
よびジプロピルアミン25.3g(0.25mol)を入れて、1,1
−ジプロピル−3−メチル尿素を製造した。フラスコ内
容物の温度を60℃以下に保持するような速度でメチルイ
ソシアネート(16.0g、0.28mol)を添加した。メチルイ
ソシアネートの添加完了後、得られた溶液を約60℃に加
熱し、この温度で30分間撹拌した。次いで、この溶液を
加熱還流(150℃)し、計20mlのクメンを蒸留し、未反
応メチルイソシアネートを除去した。
次いで、この反応混合物を約100℃に冷却し、2−
(t−ブチル)−5−メチルアミン−1,3,4−チアジア
ゾール・塩酸塩(製造例1の方法に従って製造した)5
1.9g(0.25mol)を添加した。得られた溶液を約2時間
加熱還流(約154℃)し、85℃に冷却し、さらに脱イオ
ン水50mlを添加することにより希釈した。得られた2層
混合物80℃で30分間撹拌し、次いで、有機層を水層から
分離した。
有機層を新しい脱イオン水50mlと混合し、約0℃に冷
却し、この温度で30分間撹拌した。得られたスラリーを
濾過し、得られた結晶を水50mlで洗浄し、次いで、60℃
の減圧乾燥器中で乾燥させ、純度98.2%の1−(5−
[t−ブチル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)
−1,3−ジメチル尿素43.8g(収率75.5%)を得た。m.p.
=160.4℃〜162.4℃、この生成物をn.m.r.分析(60mH
z、CDCl3)により同定した:δ=1.55(一重線、9H);
3.10(2重線、3H);3.65(一重線、3H);8.05(幅広一
重線、1H)。
この濾液と上記の水層とを合わせ、得られた混合物を
実施例1に記載の方法に従って処理した。この希溶液を
HPLCにかけ、混合物が尿素生成物2.4gおよび未反応出発
物質3.8gを含有することを検出した。
実施例9 1−(5−[t−ブチル]−1,3,4−チアジ
アゾール−2−イル)−1−メチル−3−エチル尿素 攪拌器およびコンデンサーを装着した容量250mlの3
つ口フラスコに、2−(t−ブチル)−5−メチルアミ
ン−1,3,4−チアジアゾール・塩酸塩21.0g(0.10mo
l)、1,3−ジエチル尿素13.9g(0.14mol)およびクメン
60mlを入れた。液面下に無水塩酸ガス(1.8g、0.05mo
l)を添加することにより、塩酸を追加した。得られた
溶液を加熱還流(約150℃)し、この温度で約6時間撹
拌した。6時間後、溶液を85℃に冷却し、脱イオン水30
mlで希釈した。得られた2層混合物を80℃で30分間撹拌
し、次いで、有機層を水層から分離した。
有機層を脱イオン水30mlと混合し、濃塩酸(38重量%
の塩酸水溶液)数滴を撹拌しながら滴下することによ
り、得られた混合物のpHを約1.0に低下させた。再度、
有機層を水層から分離した。この有機層を減圧下で濃縮
して油状残渣を得た。この油状生成物を70℃の減圧乾燥
器中に一晩貯蔵し、室温(22℃)に冷却し、次いで3日
間で固化させ、固体生成物12.1gを得た。1−(5−
[t−ブチル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)
−1−メチル−3−エチル尿素比較標準のn.m.r.スペク
トルと比較することにより、この固体生成物を1−(5
−[t−ブチル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イ
ル)−1−メチル−3−エチル尿素であると同定した。
このn.m.r.分析は60mHz装置によりCDCl3中で行った:δ
=1.25(三重線、3H);1.50(一重線、9H);3.65(一重
線、3H);7.20(三重線、2H);7.75〜8.20(幅広三重
線、1H)。
実施例10 1−ナフタレニル・メチルカルバメート 攪拌器およびコンデンサーを装着した容量500mlの3
つ口フラスコに、1−ナフトール36.0g(0.25mol)、1,
3−ジメチル尿素35.2g(0.40mol)、クメン150mlおよび
98重量%のメタンスルホン酸溶液(アルドリッヒ、試薬
級)38.4g(酸0.40mol)を入れた。得られた溶液を加熱
還流(約154℃)し、この温度で約6時間撹拌した。6
時間後、この溶液を90℃に冷却し、脱イオン水100mlで
希釈した。得られた2層混合物を約80℃で15分間撹拌
し、次いで有機層を水層から分離した。
有機層を脱イオン水50mlと混合し、0℃に冷却した。
この混合物を約0℃の温度で30分間撹拌した後、得られ
たスラリーを濾過し、回収した結晶を脱イオン水25ml、
次いで冷(5℃)クメン20mlで洗浄した。この結晶を60
℃の減圧乾燥器中で乾燥させ、標記生成物11.3gを得
た。
上記生成物を熱(90℃)トルエン50mlに溶解させるこ
とにより精製した。生成物が全部溶解した時点で、この
溶液を0℃に冷却し、該温度で30分間撹拌した。得られ
たスラリーを濾過し、回収した結晶をトルエン30mlで洗
浄した。この物質を60℃の減圧乾燥器中で乾燥させ、1
−ナフタレニル・メチルカルバメート10.1gを得た。m.
p.=139℃〜140℃。1−ナフタレニル・メチルカルバメ
ート比較標準のn.m.r.スペクトルと比較することによ
り、生成物を1−ナフタレニル・メチルカルバメートで
あると同定した。n.m.r.分析は60mHz装置によりCDCl3
で行った:δ=2.75(一重線、3H);5.45(一重線、1
H);7.25〜8.20(幅広多重線、7H)。
実施例11 1−ベンゾチアゾール−2−イル−1,3−ジ
メチル尿素 攪拌器、コンデンサーおよび液面下ガス添加装置を装
着した容量250mlの3つ口フラスコに、2−メチルアミ
ノベンゾチアゾール16.4g(0.10mol)、1,3−ジメチル
尿素13.2g(0.15mol)およびクメン100mlを入れた。こ
の液体の温度を90℃以下に保持する速度で、液面下に無
水塩酸ガス(5.5g、0.15mol)を添加した。得られた溶
液を加熱還流(約150℃)し、この温度で6時間撹拌し
た。6時間後、この溶液を約90℃に冷却し、脱イオン水
50mlを添加した。得られた2層混合物を約80℃で30分間
撹拌し、次いで、有機層を水層から分離した。
有機層を脱イオン水50mlと混合し、得られた2層混合
物を約80℃に加熱した。50%の水酸化ナトリウム溶液数
滴を添加し、水層のpHを約11.0にした。この塩基性混合
物をさらに5分間撹拌し、次いで、有機層を再度水層か
ら分離した。
再度、有機層を脱イオン水50mlと混合し、得られた混
合物を約0℃に冷却した。約0℃の温度で30分間この混
合物を攪拌した後、得られたスラリーを濾過し、回収し
た結晶を脱イオン水25mlで洗浄した。この物質を60℃の
減圧乾燥器中で乾燥させ、1−ベンゾチアゾール−2−
イル−1,3−ジメチル尿素12.2g(収率55.2%)を得た。
m.p.=120℃〜121℃。1−ベンゾチアゾール−2−イル
−1.3−ジメチル尿素比較標準のn.m.r.スペクトルと比
較して、この生成物を1−ベンゾチアゾール−2−イル
−1,3−ジメチル尿素であると同定した。このn.m.r.分
析は60mHz装置によりCDCl3中で行った:δ=3.10(二重
線、3H);3.60(一重線、3H);7.25〜7.65(幅広多重
線、4H);7.80(二重線、1H)。
実施例12 2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾ
フラニル・メチルカルバメート 攪拌器、コンデンサーおよび液面下ガス添加装置を装
着した容量500mlの3つ口フラスコに、2,3−ジヒドロ−
2,2−ジメチルベンゾフラン−7−オール41.1g(0.25mo
l)、1,3−ジメチル尿素35.2g(0.40mol)およびクメン
180mlを充填した。この溶液を加熱還流(約156℃)し、
合計30mlのクメンを留去して反応フラスコ内の少量の水
を除去した。溶液を還流しながら3時間かけて、液体の
表面下に無水塩酸ガス(14.6g、0.40mol)を添加した。
塩酸を添加した後、得られた溶液を還流温度で8時間撹
拌し、次いで、約80℃に冷却した。脱イオン水(50ml)
を添加した。得られた2層混合物を約80℃で15分間撹拌
し、次いで、有機層を水層から分離した。
有機層を脱イオン水50mlと混合し、得られた2層混合
物を約80℃に加熱した。この混合物を80℃で約15分間撹
拌し、次いで、有機層を、水層から再度分離した。
再度、有機層を脱イオン水25mlと混合し、得られた混
合物を約0℃に冷却した。約0℃の温度で1時間撹拌し
た後、得られたスラリーを濾過し、回収した結晶を脱イ
オン水25mlで洗浄し、次いで、冷(0℃)クメン10mlで
洗浄した。これらの結晶を50℃の減圧乾燥器中で乾燥さ
せ、2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾフラニ
ル・メチルカルバメート15.5gを得た。m.p.=148.0℃〜
150.0℃。
さらに、以下のとおり、濾液から生成物を分離した。
濾液の有機層を水層から分離し、減圧蒸留により有機溶
媒を除去し、油状残留物を得た。この残留物にヘキサン
(00ml)を添加した。この油状残留物がヘキサン/クメ
ン溶液に溶解するまで、クメン(75ml)をゆっくりと添
加した。この溶液を約0℃に冷却し、脱イオン水25mlを
加えた。得られた2層混合物を約0℃で1時間撹拌し、
得られたスラリーを濾過した。回収した結晶を脱イオン
水20mlで洗浄し、次いでヘキサン5mlで洗浄した。これ
らの結晶を50℃の減圧乾燥器中で乾燥させ、2,3−ジヒ
ドロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾフラニル・メチルカ
ルバメート2.8gを得た。m.p.=146.0℃〜149.0℃。
これら2つの生成物を合わせて、2,3−ジヒドロ−2,2
−ジメチル−7−ベンゾフラニル・メチルカルバメート
を合計18.3g(収率33.0%)得た。2,3−ジヒドロ−2,2
−ジメチル−7−ベンゾフラニル・メチルカルバメート
比較標準のn.m.r.スペクトルと比較することにより、こ
の生成物を標記化合物であると同定した。このn.m.r.分
析は60mHz装置によりCDCl3中で行った:δ=1.45(一重
線、6H);2.85(二重線、3H);3.10(一重線、2H);5.2
5(一重線、1H);6.90(幅広多重線、3H)。
実施例13 2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾ
フラニル・メチルカルバメート 攪拌器、コンデンサーおよび滴下漏斗を装着した容量
250mlの3つ口フラスコに、クメン100mlおよびジプロピ
ルアミン11.1g(0.11mol)を入れた。フラスコ内容物の
温度を60℃以下に維持するような速度でメチルイソシア
ネート(7.5g、0.13mol)を添加した。メチルイソシア
ネートの添加が完了した後、得られた溶液を加熱還流
(約150℃)し、合計10mlのクメンを蒸留し、未反応の
メチルイソシアネートを除去した。
未反応メチルイソシアネートおよびクメン10mlを除去
した後、残った溶液を約80℃に冷却し、2,3−ジヒドロ
−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−オール16.4g(0.10
mol)を添加した。この液体の表面下に無水塩酸ガス
(4.0g、0.11mol)を添加した。塩酸の添加後、得られ
た溶液を加熱還流(約154℃)し、この温度で約4時間
撹拌した。次いで、この溶液を約90℃に冷却し、脱イオ
ン水50mlを添加した。得られた2層混合物を約80℃で30
分間撹拌し、有機層を水層から分離した。
この有機層を脱イオン水25mlと混合し、約0℃に冷却
し、次いで、この温度で30分間撹拌した。得られたスラ
リーを濾過し、回収した結晶を脱イオン水25mlで洗浄し
た。次いで、この結晶を60℃の減圧乾燥器中で乾燥さ
せ、2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾフラニ
ル・メチルカルバメート12.3g(収率55.7%)を得た。
m.p.=151.0℃〜152.0℃。
実施例14 2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾ
フラニル・メチルカルバメート 攪拌器、コンデンサーおよび表面下ガス添加装置を装
着した容量250mlの3つ口フラスコに、2,3−ジヒドロ−
2,2−ジメチルベンゾフラン−7−オール16.4g(0.10mo
l)、1,1−ジプロピル−3−メチル尿素(製造例2の方
法に従って製造した)20.7g(0.13mol)およびクメン10
0mlを入れた。この液体の表面下に無水塩酸ガス(4.6
g、0.125mol)を添加した。得られた溶液を約115℃に加
熱し、この温度で約16時間撹拌した。16時間後、この溶
液を加熱還流(約155℃)し、この温度で1時間撹拌し
た。次いで、この溶液を約80℃に冷却し、脱イオン水50
mlを添加した。得られた2層混合物のpHを、50%の水酸
化ナトリウム溶液2〜3滴を用いて、約4.0まで増大さ
せた。pHを増大させた後、2層混合物を約80℃で30分間
撹拌し、有機層を水層から分離した。
この有機層を脱イオン水25mlと混合し、約0℃に冷却
した。この2層混合物を約0℃の温度で30分間撹拌した
後、得られたスラリーを濾過し、得られた結晶を脱イオ
ン水20mlで洗浄した。これらの結晶を60℃の減圧乾燥器
中で乾燥させ、2,3−ジヒドロ−2,2ジメチル−7−ベン
ゾフラニル・メチルカルバメート13.4g(収率60.6%)
を得た。m.p=151.0℃〜152.0℃。
実施例15 2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾ
フラニル・メチルカルバメート 攪拌器、コンデンサーおよび表面下ガス添加装置を装
着した容量250mlの3つ口フラスコに、1,3−ジメチル尿
素11.0g(0.125mol)、ジブチルアミン16.2g(0.125mo
l)およびクメン100mlを入れた。溶媒が還流し始めるま
で(約151℃)、この溶液を加熱した。溶媒を還流しな
がら約6時間加熱し、反応中に発生するモノメチルアミ
ンを逃がした。
モノメチルアミンの放出が終了したと思われる時点
で、この溶液を約80℃に冷却し、2,3−ジヒドロ−2,2−
ジメチルベンゾフラン−7−オール16.4g(0.10mol)を
添加した。フラスコ内容物の温度を約80℃に維持するよ
うな速度で、この液体の表面下に無水塩酸ガス(4.6g、
0.125mol)を添加した。得られた溶液を約115℃に加熱
し、温度で16時間撹拌した。16時間後、この溶液を加熱
還流(約154℃)し、この温度で1時間撹拌した。次い
で、この溶液を約80℃に冷却し、脱イオン水50mlを添加
した。50%の水酸化ナトリウム溶液数滴を用いて、得ら
れた2層混合物のpHを約4.0に増大させた。次いで、こ
の2層混合物を約80℃で30分間撹拌し、有機層を水層か
ら分離した。
有機層を脱イオン水25mlと混合し、約0℃に冷却し
た。この2層混合物を約0℃の温度で30分間撹拌した
後、得られたスラリーを濾過し、回収した結晶を脱イオ
ン水20mlで洗浄した。これらの結晶を60℃の減圧乾燥器
中で乾燥させ、2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベ
ンゾフラニル・メチルカルバメート11.6g(収率52.5
%)を得た。m.p.=151.0℃〜152.0℃。
実施例16 3,5−キシリル・メチルカルバメート 攪拌器、コンデンサーおよび表面下ガス添加装置を装
着した容量250mlの3つ口フラスコに、3,5−ジメチルフ
ェノール12.1g(0.10mol)、1,3−ジメチル尿素14.1g
(0.16mol)およびo−ジクロロベンゼン75mlを入れ
た。この溶液を約175℃に加熱し、フラスコ内容物の温
度を約175℃に維持するような速度で、液面下に無水塩
酸ガス5.9g(0.16mol)を添加した。塩酸の添加後、こ
の溶液を175℃で6時間撹拌し、次いで、約80℃に冷却
した。この冷却した溶液に脱イオン水(25ml)を添加
し、得られた2層混合物を約80℃で15分間撹拌した。次
いで、有機層を水層から分離した。
この有機層を脱イオン水25mlと混合し、有機層を水層
から再度分離した。o−ジクロロベンゼン溶媒を減圧下
で除去し、残留物を得た。この残留物を熱(70℃)クメ
ン:ヘキサン(1:1)溶液70mlに溶解させた。このクメ
ン/ヘキサン溶液を約0℃に冷却し、該温度で1時間撹
拌した。得られたスラリーを濾過し、分離された結晶を
脱イオン水20ml、次いで、冷(0℃)クメン10mlで洗浄
した。次いで、この結晶を50℃の減圧乾燥器中で乾燥さ
せ、3,5−キシリル・メチルカルバメート5.9g(収率33.
1%)を得た。m.p.=98.5℃〜99.5℃。3,5−キシリル・
メチルカルバメート比較標準のn.m.r.スペクトルと比較
することにより、この結晶を3,5−キシリル・メチルカ
ルバメートであると同定した。このn.m.r.分析は60mHz
装置によりCDCl3中で行った:δ=2.3(一重線、6H);
2.85(二重線、3H);5.15(一重線、1H);6.85(幅広一
重線、3H)。
実施例17 3,4−キシリル・メチルカルバメート 攪拌器、コンデンサーおよび表面下ガス添加装置を装
着した容量250mlの3つ口フラスコに、3,4−ジメチルフ
ェノール12.2g(0.10mol)、クメン80mlおよび1,3−ジ
メチル尿素14.1g(0.16mol)を入れた。この溶液を加熱
還流(約150℃)し、液面下に無水塩酸ガス8.0g(0.22m
ol)を3時間かけて添加した。塩酸の添加後、溶媒を還
流しながら、この溶液を4時間撹拌し、次いで約90℃に
冷却した。脱イオン水(50ml)を添加した。50%の水酸
化ナトリウム溶液数滴を用いて、得られた2層混合物の
pHを4.0に増大させた。次いで、この2層混合物を約80
℃で30分間撹拌し、有機層を水層から分離した。
この有機層からクメン溶媒を減圧下で除去し、残留物
を得た。この残留物をトルエン:ヘキサン(1:1)溶液4
0mlに溶解させた。このトルエン:ヘキサン溶液を約0
℃に冷却し、同温度で30分間撹拌した。得られたスラリ
ーを濾過し、分離された固体をトルエン:ヘキサン(1:
1)溶液15mlで洗浄した。得られた固体を60℃の減圧乾
燥器中で乾燥させ、3,4−キシリル・メチルカルバメー
ト3.5gを得た。m.p.=78.0℃〜79.0℃。3,4−キシリル
・メチルカルバメート比較標準のn.m.r.スペクトルと比
較して、この生成物を3,4−キシリル・メチルカルバメ
ートであると同定した。このn.m.r.分析は60mHz装置を
用いてCDCl3中で行った:δ=2.25(一重線、6H);2.85
(二重線、3H);5.35(幅広一重線、1H);6.95(四重
線、3H)。
実施例18 m−トリル・メチルカルバメート 3,4−ジメチルフェノール出発物質の代わりにm−メ
チルフェノール10.8g(0.10mol)を用いた以外は、実施
例17に記載の方法と同じ方法で上記化合物を製造した。
減圧下で有機層からクメン溶媒を除去することにより、
この生成物を分離した。溶媒を除去すると、m−トリル
・メチルカルバメートが析出した。結晶を濾取し、次い
で、トルエン:ヘキサン(1:1)溶液中でこの結晶をス
ラリー化して精製した。このスラリーを約0℃に冷却
し、該温度で30分間撹拌した。この冷却されたスラリー
を濾過し、単離した固体をトルエン:ヘキサン(1:1)
溶液10mlで洗浄した。この生成物を50℃の減圧乾燥器中
で乾燥させ、m−トリル・メチルカルバメート2.7gを得
た。m.p.=74.0℃〜75.0℃。n.m.r.分析(60mHz、CDC
l3)により、この生成物をm−トリル・メチルカルバメ
ートであると同定した:δ=2.45(一重線、3H);2.85
(二重線、3H);5.50(幅広一重線、1H);7.10(幅広四
重線、4H)。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式: (式中、Aは であり、 RはC1−C4アルキルであり、R1、R2、およびR3はそれぞ
    れ水素またはC1−C4アルキルである) で示される化合物の製造方法であって、 式:A−H (式中、Aは前記と同意義である) で示される求核試薬と式: (式中、RおよびR1は前記と同意義であるが、Rおよび
    R1はそれぞれ独立して前記の定義の中から選択し得る) で示される尿素を反応させることからなる方法。
  2. 【請求項2】尿素が3置換非対称形尿素である請求項1
    に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】尿素が対称形尿素である請求項1に記載の
    製造方法。
  4. 【請求項4】尿素生成物が1−(5−[t−ブチル]−
    1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−1,3−ジメチル尿
    素である請求項1、2または3のいずれかに記載の製造
    方法。
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