JP2582793Y2 - 座標測定機 - Google Patents

座標測定機

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JP2582793Y2
JP2582793Y2 JP8409892U JP8409892U JP2582793Y2 JP 2582793 Y2 JP2582793 Y2 JP 2582793Y2 JP 8409892 U JP8409892 U JP 8409892U JP 8409892 U JP8409892 U JP 8409892U JP 2582793 Y2 JP2582793 Y2 JP 2582793Y2
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guide rail
balance weight
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coordinate measuring
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敦 箱崎
裕樹 吉岡
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は座標測定機に係り、特
にX、Y、Z軸の3軸方向等にプローブを移動して被測
定物の形状を測定する座標測定機に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように座標測定機30は門型
に連結された一対のYキャリッジ32と梁部材34を備
えている。梁部材34にはXキャリッジ36がX−X方
向に移動可能に支持されている。Xキャリッジ36の上
面には一対のローラ38A、38Bが回動自在に設けら
れている。また、Xキャリッジ36の後部傾斜面には一
対の振分けローラ40A、40Bが回動自在に設けられ
ている。
【0003】図5上で梁部材34の右端部には第1の固
定ローラ44及び第3の固定ローラ46が回動自在に支
持されていて、第3の固定ローラ46は第1の固定ロー
ラ44の下側に近接して設けられている。梁部材34の
左端部には第2の固定ローラ48が回動自在に支持され
ている。また、一対のローラ38A、38Bの下方には
Zキャリッジ58が配置されていて、Zキャリッジ58
の下端部にはワイヤ50の両端部が取り付けられてい
る。
【0004】また、図5上でZキャリッジ58の右側に
一端部が連結されたワイヤ50はローラ38A、振分け
ローラ40A、第1の固定ローラ44に掛けられる。そ
して、第1の固定ローラ44に掛けられて下方に延長さ
れたワイヤ50には吊下げローラ52が掛けられる。吊
下げローラ52にはバランスウエイト56が懸垂され
る。吊下げローラ52が掛けられているワイヤ50は、
第3、第2の固定ローラ46、48、振分けローラ40
B及びローラ38Bを介してZキャリッジ58まで到達
し、ワイヤ50の他端部はZキャリッジ58に連結され
る。尚、Zキャリッジ58にはプローブ60が設けられ
ている。
【0005】そして、Zキャリッジ58の質量とバラン
スウエイト56の質量が同一に設定されているので、Z
キャリッジ58とバランスウエイト56とが互いに釣り
合う。この場合、バランスウエイト56はYキャリッジ
32の内部に収納される。従って、Yキャリッジ32が
移動する際に生じる加速度で、バランスウエイト56が
振られないようにバランスウエイト56をガイドする必
要がある。このため、Yキャリッジ32内にガイド手段
が設けられている。図6に示すようにガイド手段のガイ
ドレール66はYキャリッジ32内に所定の間隔をおい
て、Yキャリッジ32に沿って設けられている。一方、
バランスウエイト56の両側に一対のVブロック68が
設けられていて、Vブロック68のV溝68A内にガイ
ドレール66が嵌入している。従って、バランスウエイ
ト56はガイドレール66に沿って移動する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガイド手段は一対のガイドレール66で一対のVブロッ
ク68のV溝68A、68Aを両側から摺動自在に挟持
する必要があるので、一対のガイドレール66の位置決
めが困難であるという問題がある。また、一対のガイド
レール66及び一対のVブロック68が必要なのでコス
ト低減が図れないという問題がある。
【0007】本考案はこのような事情に鑑みてなされた
もので、バランスウエイト用ガイドレールの位置決めが
容易で、バランスウエイト用ガイド手段のコスト低減を
図ることができる座標測定機を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記目的を達
成する為に、Z軸方向に移動自在に支持されたZキャリ
ッジをワイヤを介してローラに懸垂すると共に、Yキャ
リッジ内に昇降自在に支持されたバランスウエイトをワ
イヤを介してローラに懸垂してキャリッジの重量を相殺
し、キャリッジを任意の位置に移動してキャリッジに設
けられたプローブで被測定物の形状を測定する座標測定
機において、Yキャリッジの外側面に形成された基準面
となる傾斜面に設けられると共にYキャリッジの内部に
配置されたガイドレール支持部材と、ガイドレール支持
部材に設けられてYキャリッジの内部に傾斜面に平行に
設けられたガイドレールと、バランスウエイトに連結さ
れ、バランスウエイトを傾斜状態に設けられたガイドレ
ールに沿って摺動可能に懸垂する懸垂手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0009】また、本考案は、前記目的を達成する為
に、前記ガイドレールの傾斜角θをθ≧tan -1(α/
g)と設定したことを特徴とする。
【0010】
【作用】本考案によれば、Yキャリッジの外側に基準面
となる傾斜面を形成し、傾斜面にガイドレール支持部材
を設けてガイドレール支持部材の先端部をYキャリッジ
の内部に配置した。そして、ガイドレール支持部材の先
端部にガイドレールを設けたので、ガイドレールがYキ
ャリッジの内部に傾斜面に平行に設けられた。また、バ
ランスウエイトに懸垂手段を連結して、懸垂手段でバラ
ンスウエイトをガイドレールに沿って摺動可能に懸垂し
た。
【0011】従って、1つのガイドレールでバランスウ
エイトをYキャリッジに沿って移動させることができ
る。また、Yキャリッジの外側に基準面となる傾斜面を
設けたので、傾斜面を容易に加工することができる。さ
らに、ガイドレールの傾斜角θをθ≧tan -1(α/g)
と設定したので、Yキャリッジが移動した場合でもバラ
ンスウエイトがガイドレールから浮かないようにするこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下添付図面に従って本考案に係る座標測定
機について詳説する。図1は本考案に係る座標測定機の
要部拡大図であり、図2は図1のA−A断面図、図3は
バランスウエイトの作動説明図、図4は座標測定機の後
面図である。尚、図1〜図4において図5に示す従来の
座標測定機30と同一類似部材については同一符号を付
して説明を省略する。図4に示すように座標測定機10
は門型に連結された一対のYキャリッジ32と梁部材3
4を備えている。梁部材34にはXキャリッジ36がX
−X方向に移動可能に支持されている。
【0013】Xキャリッジ36の上面にはローラ38
A、38Bが回動自在に設けられていて、それぞれのロ
ーラ38A、38Bにはワイヤ50が掛けられている。
ワイヤ50の両端部はZキャリッジ58の下端部に連結
されている。そして、Zキャリッジ58の下端部に連結
されたワイヤ50はローラ38A、38Bを介して一対
の振分けローラ40A、40Bに掛けられる。そして、
振分けローラ40Aに掛けられたワイヤ50は第1の固
定ローラ44を介して第1の固定ローラ44の下方に延
長され、このワイヤ50には滑車52が掛けられる。滑
車52にはバランスウエイト56が懸垂されている。
【0014】滑車52が掛けられているワイヤ50は、
第3、第2の固定ローラ46、48、振分けローラ40
B及びローラ38Bを介してZキャリッジ58の下端部
に連結される。この場合、Zキャリッジ58とバランス
ウエイト56とは釣合いがとれるようにそれぞれの質量
が設定されている。また、Yキャリッジ32の後面32
Aにピン12が固定されている(図1参照)。ピン12
は図2に示すように後面32Aの開口孔に嵌入されてい
て、ピン12にはボルト14を介してプレート16が固
定されている。プレート16はボルト18、18を介し
てYキャリッジ32の後面32Aに固定されている。ピ
ン12とプレート16はガイドレール支持部材を構成す
る。ピン12の先端部にはねじ12Aが形成されてい
る。ねじ12Aにはガイドレールとしてのガイド板20
がねじ結合されている。これにより、ガイド板20がY
キャリッジ32の後面32Aに沿って取り付けられる。
この場合、後面32Aに形成された基準面としての平面
32Bにプレート16が当接するので、平面32Bを同
一面上に加工することによりガイド板20を所望の角度
θに維持することができる。
【0015】一方、バランスウエイト56には懸垂手段
としてのピン22、22、22が固定されていて、ピン
22の頭部22A(図2参照)がガイド板20に係止さ
れている。これにより、バランスウエイト56はピン2
2、22、22を介してガイド板20に摺動自在に支持
される。この場合、図3に示すようにワイヤ50には、 Mgcos θ の荷重がかけられる。従って、Zキャリッジ58の質量
をM′と設定すると、バランスウエイト56の質量M
は、 M=M′/cos θ …(1) で設定される。これにより、Zキャリッジ58とバラン
スウエイト56とが釣合う。
【0016】また、図3上でYキャリッジ32が矢印Y
方向に加速度αで移動すると、バランスウエイト56に
Mαの慣性力が作用する。この慣性力Mαはバランスウ
エイト56をガイド板20から浮かす方向に作用する。
従って、バランスウエイト56をガイド板20から浮か
さないようにするためには、 Mgsin θ≧Mαcos θ …(2) を満足させればよい。すなわち、座標測定機10のYキ
ャリッジ32の最高加速度がαの場合、ガイド板20の
傾斜角θを、 θ≧tan -1(α/g) …(3) と設定すれば、Yキャリッジ32の移動時にバランスウ
エイト56をガイド板20から浮かさないようにするこ
とができる。
【0017】前記の如く構成された座標測定機の作用を
説明する。Zキャリッジ58とバランスウエイト56と
が釣合うように構成されているので、Zキャリッジ58
を昇降させて任意の位置に位置決めすることができる。
また、バランスウエイト56はピン22、22、22を
介してガイド板20に摺動自在に支持されていて、ガイ
ド板20の傾斜角度θはθ≧tan -1(α/g)と設定さ
れている。従って、Yキャリッジ32が移動してもバラ
ンスウエイト56をガイド板20から浮かさないように
することができる。
【0018】尚、前記実施例においては本願考案を3次
元座標測定機に採用した場合について説明したが、これ
に限らず、その他の座標測定機についても適用すること
ができる。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る座標測
定機によれば、Yキャリッジの外側に基準面となる傾斜
面を形成し、傾斜面にガイドレール支持部材を設けてガ
イドレール支持部材の先端部をYキャリッジの内部に配
置した。そして、ガイドレール支持部材の先端部にガイ
ドレールを設けたので、ガイドレールがYキャリッジの
内部に傾斜面に平行に設けられた。また、バランスウエ
イトに懸垂手段を連結して、懸垂手段でバランスウエイ
トをガイドレールに沿って摺動可能に懸垂した。
【0020】従って、1つのガイドレールでバランスウ
エイトをYキャリッジに沿って移動させることができる
ので、バランスウエイト用ガイド手段のコスト低減を図
ることができる。また、Yキャリッジの外側に基準面と
なる傾斜面を設けたので傾斜面を容易に加工することが
できる。これにより、バランスウエイト用ガイドレール
の位置決めを容易に行うことができる。
【0021】さらに、ガイドレールの傾斜角θをθ≧ta
n -1(α/g)と設定したので、Yキャリッジが移動し
た場合でもバランスウエイトがガイドレールから浮かな
いようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る座標測定機の要部拡大図
【図2】図1のA−A矢視図
【図3】本考案に係る座標測定機に使用されたバランス
ウエイトの作動を説明する図
【図4】本考案に係る座標測定機の後面図
【図5】従来の座標測定機の斜視図
【図6】図5のB−B断面図
【符号の説明】
10…座標測定機 12…ピン(ガイドレール支持部材) 16…プレート(ガイドレール支持部材) 22…ピン(懸垂手段) 20…ガイド板(ガイドレール) 32…Yキャリッジ 32B…平面(基準面としての傾斜面) 36A…ガイド 38A、38B…ローラ 50…ワイヤ 56…バランスウエイト 58…Zキャリッジ 60…プローブ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Z軸方向に移動自在に支持されたZキャ
    リッジをワイヤを介してローラに懸垂すると共に、Yキ
    ャリッジ内に昇降自在に支持されたバランスウエイトを
    ワイヤを介してローラに懸垂してキャリッジの重量を相
    殺し、キャリッジを任意の位置に移動してキャリッジに
    設けられたプローブで被測定物の形状を測定する座標測
    定機において、 Yキャリッジの外側面に形成された基準面となる傾斜面
    に設けられると共にYキャリッジの内部に配置されたガ
    イドレール支持部材と、 ガイドレール支持部材に設けられてYキャリッジの内部
    に傾斜面に平行に設けられたガイドレールと、 バランスウエイトに連結され、バランスウエイトを傾斜
    状態に設けられたガイドレールに沿って摺動可能に懸垂
    する懸垂手段と、 を備えたことを特徴とする座標測定機。
  2. 【請求項2】 前記ガイドレールの傾斜角θ、Yキャリ
    ッジの最高加速度をα及び重力加速度をgとおいて傾斜
    角θをθ≧tan -1(α/g)と設定したことを特徴とす
    る座標測定機。
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