JP2582289Y2 - 雇い杭の連結部構造 - Google Patents
雇い杭の連結部構造Info
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- JP2582289Y2 JP2582289Y2 JP2663793U JP2663793U JP2582289Y2 JP 2582289 Y2 JP2582289 Y2 JP 2582289Y2 JP 2663793 U JP2663793 U JP 2663793U JP 2663793 U JP2663793 U JP 2663793U JP 2582289 Y2 JP2582289 Y2 JP 2582289Y2
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- Japan
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- pile
- flange
- foundation pile
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- bolt
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Description
を地中に沈下させて施工する際に基礎杭頭に装着する雇
い杭の連結部の構造に関する。
より低い地中の位置に基礎杭頭が位置するように基礎杭
を施工し、後に地盤を掘り下げて基礎杭頭を露出させ、
その上に構築物、構造物等を構築することがある。この
ような基礎杭を施工する場合、基礎杭頭に雇い杭を取り
つけて所要高さだけ地中に沈下した基礎杭施工を行う。
このような雇い杭は、地盤を掘り下げて基礎を構築する
掘り下げ深さに応じて2〜3mから20m程度にも及ぶ
ことがある。
ちが完了すると取り外して地上に引き上げ、次に沈下す
る杭頭に取付けて使用する。このため、基礎杭打中は地
中の基礎杭と完全に結合している必要がある。特に、中
掘拡大根固め工法により基礎杭を沈下させる時は、基礎
杭の吊下支持力を十分に備えていなければならない。ま
た、基礎杭打ちを完了した時点で地中の基礎杭頭と容易
に分離することができることが必要である。
適合した雇い杭の連結部構造を提供することを目的とす
る。
に、基礎杭頭に当接するフランジを設け、このフランジ
に複数の円周方向長孔を穿孔し、これらの長孔を通てボ
ルトを基礎杭頭に螺合し、このボルト頭より幅狭でボル
ト直径より幅広の内幅を有するU字金物をボルト頭とフ
ランジ上面との間に介装し、このU字金物をフランジ上
面で偏心回動可能とし、このU字金物を回動させてボル
ト頭とフランジ間の介装を解除する操作棒を雇い杭の上
端まで延設したことを特徴とする雇い杭の連結部構造で
ある。
を取り付けるための雌ねじが設けられている。本考案の
雇い杭は、コンクリート基礎杭の内径とほぼ等しい内径
を有する鋼管で、その下端にコンクリート基礎杭の上面
を覆うフランジを設けている。このフランジは円周方向
に長いスリット状の複数の上下貫通孔を有し、この貫通
孔を通て上記基礎杭頭のタップ孔にボルトを螺合する。
そのボルトの首部に係着して、ボルトの頭部とフランジ
上面との間に緩く介装し、ボルトの頭部をフランジの上
面に支持するU字金物を設ける。このU字金物はフラン
ジ上面で水平に偏心回動するように設けられ、偏心回動
することによりボルトの首部との係着、係着解除ができ
るようにしておく。このU字金物の偏心回動を雇い杭の
上端から操作することができる操作ロッドを備えてい
る。
字金物を介してフランジの上面に支持されている。U字
金物はフランジの上面に設けているので、基礎杭の沈の
とき、土圧等が作用しないから、余分の力がかかること
はなく、基礎杭を確実に支持する。所定の深さに基礎杭
を沈設し、杭の沈下進行が停止した時点で、基礎杭頭の
ボルトとU字金物の係合を外す。このとき、基礎杭は吊
上力を必要としない状態となっているので、U字金物は
吊上荷重が掛からない状態になっている。したがって、
容易にボルト頭とフランジ間の介装を解くことができ
る。
図、図4にそのフランジ3の上面の平面図を示した。基
礎杭20を中掘拡大根固め工法によって地盤中に沈下さ
せる。このとき基礎杭20の頭部22を地中の位置まで
下げて施工する場合、雇い杭1を基礎杭20の頭部に取
り付けて施工する。雇い杭1は中空鋼管2からなり、地
上において、杭打機によってその上端を吊下支持されて
いる。雇い杭1の下端にはフランジ3を設け、このフラ
ンジ3と基礎杭頭をボルト6及びU字金物7で結合す
る。この結合は、基礎杭20の沈下中は基礎杭20を吊
り下げ支持し、基礎杭20の沈下完了時には容易に取り
外しできることが必要である。
ルト6はフランジ3の長孔5を通って基礎杭20の頭部
22に設けられている杭吊下げ用の雌ねじに螺合してい
る。このボルト6の首部にU字金物7が係合している。
図1はその詳細を示すもので、図1(a)は平面図、図
1(b)はそのA−A矢視断面図である。フランジ3に
は長孔5が上下に貫通して設けられ、ボルト6はこの長
孔5を通って基礎杭20の頭部22にねじ込まれてい
る。ボルト6の頭の下面とフランジ3の上面との間に、
ボルト6の首部に係着するU字金物7が緩く介装されて
いる。
幅広で、ボルト6の頭よりは幅狭の内幅を有するU字金
物で、U字から離れた偏心した位置を中心として、水平
に回動可能となっている。この回動によりU字の内幅部
がボルト6の首部に係着したり係着解除したりすること
ができる。雇い杭1の上端から垂下している操作棒8の
下端部9がU字金物7の偏心位置にピン10によって固
定されており、操作棒8を捻回するとU字金物7はこの
偏心中心回りに回動する。図1(a)中に実線で示して
いるU字金物7はボルト6の首部に係着している状態で
あり、仮想線で示したU字金物7aはほぼ180°回動
してボルト6との係着が解除されている状態である。
示し、操作棒8の下端部詳細を示している。操作棒8の
下端部9は、フランジ3の長孔5に嵌っている遊動ブッ
シュ12によって上下動が拘束されている。この下端部
9はピン10によってU字金物7に結合されロックナッ
ト11によって操作棒8に固着されている。操作棒8を
捻回するとU字金物7が回動する。
途中に介装しボルトの取付位置が相対的にずれても容易
にU字金物を回動させることができるようになってい
る。
が容易で基礎杭に沈下施工中に雇い杭と基礎杭との連結
が外れることはなく、連結を解除するときは容易に行う
ことができる。
面図、(b)はそのA−A矢視断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 雇い杭の下端に、基礎杭頭に当接するフ
ランジを設け、該フランジに複数の円周方向長孔を穿孔
し、該長孔を通ってボルトを基礎杭頭に螺合し、該ボル
ト頭とフランジ上面間に該ボルト頭より幅狭で該ボルト
直径より幅広の内幅をもつU字金物を介装し、該U字金
物はフランジ上面で偏心回動可能とし、該U字金物を回
動させてボルト頭とフランジ間の介装を解除する操作棒
を雇い杭の上端まで延設したことを特徴とする雇い杭の
連結部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2663793U JP2582289Y2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 雇い杭の連結部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2663793U JP2582289Y2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 雇い杭の連結部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0685436U JPH0685436U (ja) | 1994-12-06 |
JP2582289Y2 true JP2582289Y2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=12198969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2663793U Expired - Lifetime JP2582289Y2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 雇い杭の連結部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2582289Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5117266B2 (ja) * | 2008-04-23 | 2013-01-16 | 旭化成建材株式会社 | ヤットコ |
JP7011158B2 (ja) * | 2017-12-07 | 2022-01-26 | ジャパンパイル株式会社 | ヤットコ、杭体、およびヤットコを用いた杭体の施工方法 |
-
1993
- 1993-05-21 JP JP2663793U patent/JP2582289Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0685436U (ja) | 1994-12-06 |
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