JP2582169Y2 - スカム除去装置 - Google Patents
スカム除去装置Info
- Publication number
- JP2582169Y2 JP2582169Y2 JP831796U JP831796U JP2582169Y2 JP 2582169 Y2 JP2582169 Y2 JP 2582169Y2 JP 831796 U JP831796 U JP 831796U JP 831796 U JP831796 U JP 831796U JP 2582169 Y2 JP2582169 Y2 JP 2582169Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scum
- water
- weir
- trough
- flow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Removal Of Floating Material (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、スカム除去装置に関する。
〔従来の技術〕
沈澱池内の水面上には、スカムが多量に溜まり、これを
除去するよう種々の方式が考えられている。 〔考案が解決しようとする課題〕 ところで、これまでは、機械式のもので除去するように
していたため、構造が複雑で施工が大変であるとともに
コストアップにつながる等の欠点があった。この考案は
前記問題を解決するためになされたものであり、その課
題とするところは、構造が簡単で施工が簡易であるとと
もにコストダウンも図れるようにすることにある。 〔課題を解決するための手段〕 前記課題を解決するため、この考案は、池内に溜まるス
カムを水とともに堰の運動によりトラフ内に導き入れて
池外に排除したり堰き止めたりするスカム除去装置にお
いて、前記堰は、トラフの水面以下の個所に設置される
とともに内部に空間を有して水面以下において水平方向
に伸び縮みして伸びた時にスカムおよび水の流れ込みを
阻止し縮んだ時にスカムおよび水の流れ込みを許容する
ような軟弾性質で長手状の材料で作製されているととも
に、同堰には、流体を供給・排出自在になっていること
を特徴とする。 〔第1実施例〕 この実施例は、第1図に示すように、トラフ4の上部開
口に、対向状に堰10,10を配し、その伸びる方向を
水平にしてある。両堰10,10が伸びると、これらは
互いに密着してスカムおよび水の流れ込みを規制する。
堰10,10が縮むと、互いの間を通じてスカムおよび
水がトラフ4内に流れ込む。なお、トラフ4の両端には
フロート28が取付けられているとともに、同トラフ4
の底面に設けられた開口にはフレキシブルパイプ29が
接続されている。 〔第2実施例〕 この実施例は、第2図に示すように、堰40をトラフ4
1の中に入れ、水平に伸び縮みするようにして伸びた時
にスカムおよび水の流入が阻止され、縮んだ時にスカム
および水が流れ込むようにしてもよい。 〔考案の効果〕 この考案は以上のように構成され、したがって、構造が
簡単で施工が簡易であるとともにコストダウンも図れる
ようになる。特に、この考案によれば、軟弾性質で伸縮
する堰が水面以下で水平に設置されているので、堰が太
陽光を直接受けることがなく、しかも、水面上にはスカ
ムが滞留して太陽光を遮るので、堰をゴム質にしても劣
化が少なく耐久性に富むものになる。
除去するよう種々の方式が考えられている。 〔考案が解決しようとする課題〕 ところで、これまでは、機械式のもので除去するように
していたため、構造が複雑で施工が大変であるとともに
コストアップにつながる等の欠点があった。この考案は
前記問題を解決するためになされたものであり、その課
題とするところは、構造が簡単で施工が簡易であるとと
もにコストダウンも図れるようにすることにある。 〔課題を解決するための手段〕 前記課題を解決するため、この考案は、池内に溜まるス
カムを水とともに堰の運動によりトラフ内に導き入れて
池外に排除したり堰き止めたりするスカム除去装置にお
いて、前記堰は、トラフの水面以下の個所に設置される
とともに内部に空間を有して水面以下において水平方向
に伸び縮みして伸びた時にスカムおよび水の流れ込みを
阻止し縮んだ時にスカムおよび水の流れ込みを許容する
ような軟弾性質で長手状の材料で作製されているととも
に、同堰には、流体を供給・排出自在になっていること
を特徴とする。 〔第1実施例〕 この実施例は、第1図に示すように、トラフ4の上部開
口に、対向状に堰10,10を配し、その伸びる方向を
水平にしてある。両堰10,10が伸びると、これらは
互いに密着してスカムおよび水の流れ込みを規制する。
堰10,10が縮むと、互いの間を通じてスカムおよび
水がトラフ4内に流れ込む。なお、トラフ4の両端には
フロート28が取付けられているとともに、同トラフ4
の底面に設けられた開口にはフレキシブルパイプ29が
接続されている。 〔第2実施例〕 この実施例は、第2図に示すように、堰40をトラフ4
1の中に入れ、水平に伸び縮みするようにして伸びた時
にスカムおよび水の流入が阻止され、縮んだ時にスカム
および水が流れ込むようにしてもよい。 〔考案の効果〕 この考案は以上のように構成され、したがって、構造が
簡単で施工が簡易であるとともにコストダウンも図れる
ようになる。特に、この考案によれば、軟弾性質で伸縮
する堰が水面以下で水平に設置されているので、堰が太
陽光を直接受けることがなく、しかも、水面上にはスカ
ムが滞留して太陽光を遮るので、堰をゴム質にしても劣
化が少なく耐久性に富むものになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例を示す斜視断面図、第2
図は第2実施例を示す断面図である。 4,41…トラフ 6…水面 10,40…堰
図は第2実施例を示す断面図である。 4,41…トラフ 6…水面 10,40…堰
Claims (1)
- (57)【実用新案登録請求の範囲】 (1) 池内に溜まるスカムを水とともに堰の運動によ
りトラフ内に導き入れて池外に排除したり堰き止めたり
するスカム除去装置において、前記堰は、トラフの水面
以下の個所に設置されるとともに内部に空間を有して水
面以下において水平方向に伸び縮みして伸びた時にスカ
ムおよび水の流れ込みを阻止し縮んだ時にスカムおよび
水の流れ込みを許容するような軟弾性質で長手状の材料
で作製されているとともに、同堰には、流体を供給・排
出自在になっていることを特徴とするスカム除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP831796U JP2582169Y2 (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | スカム除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP831796U JP2582169Y2 (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | スカム除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09379U JPH09379U (ja) | 1997-06-30 |
JP2582169Y2 true JP2582169Y2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=11689790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP831796U Expired - Lifetime JP2582169Y2 (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | スカム除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2582169Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4158058B2 (ja) * | 1998-02-05 | 2008-10-01 | 充弘 藤原 | 越流堰装置 |
JP2001009210A (ja) * | 1999-06-28 | 2001-01-16 | Furukawa Co Ltd | 沈殿池の防藻トラフ |
-
1996
- 1996-07-09 JP JP831796U patent/JP2582169Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09379U (ja) | 1997-06-30 |
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