JP2581988Y2 - 蒸し器 - Google Patents

蒸し器

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JP2581988Y2
JP2581988Y2 JP7726892U JP7726892U JP2581988Y2 JP 2581988 Y2 JP2581988 Y2 JP 2581988Y2 JP 7726892 U JP7726892 U JP 7726892U JP 7726892 U JP7726892 U JP 7726892U JP 2581988 Y2 JP2581988 Y2 JP 2581988Y2
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steaming
steamer
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JP7726892U
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Inventor
義史 木藤
Original Assignee
株式会社明城製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は茶碗蒸し等の各種蒸し料
理に用いる蒸し器に関する。
【0002】
【従来の技術】茶碗蒸し、シューマイの蒸し仕上げ等の
各種蒸し料理に用いられる蒸し器としては、湯沸かし容
器に水を入れ、これを沸騰させ、その上に通気性の支持
台を配置して、これに蒸し料理する物品を置くものが古
くから知られているが、今日、ホテル、レストラン、学
校、病院等の各種施設における厨房では、水蒸気につい
ては別途蒸気発生手段で発生させ、この蒸気を導き入れ
て用いる蒸し器が広く使用されている。
【0003】このような蒸し器は、それ自体に蒸気発生
手段が直接的、一体的に付属していないので、容易に所
望の位置に、所望の台数を設置することができ、電磁ボ
イラ等の信頼性のおける、且つ、予め定めた位置に設置
の、各蒸し器に共通の蒸気発生手段に配管接続して、使
用自由度の高い状態で用いることができる利点がある。
【0004】このような蒸し器は、通常、物品出入用扉
を有するとともに内部に1又は複数段に物品支持棚を架
設された蒸し室を備えており、この蒸し室には、蒸気発
生手段から導かれる水蒸気を導入するための蒸気導入部
と、蒸気導入に伴って室内の気体を排出するための排気
部或いはドレン排出口を兼ねる排気部が設けられてい
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来蒸し器によると、蒸し室において、その内面各所や
支持棚に結露が発生し、これが、下方の蒸し料理すべき
物品に落下し、料理に支障をきたすという問題がある。
この問題を解決するために、蒸し室の内天井について
は、奥側へ向かって、或いは両側へ向かって傾斜させた
り、料理する物品については、蓋を被せたり、料理用フ
ィルムで予め包んでおいたりすることが行われている。
【0006】だが、このように内天井に傾斜を付けて
も、架設された支持棚の下面に生じた結露水はその下方
の物品に落下するし、これを防止しようとすれば、支持
棚自体も傾斜させる必要があるが、それでは物品を載置
し難くなる料理する物品に予め蓋を被せたり、フィルム
で包む方法は、その着脱のために、蒸し料理前後の手間
がかかりすぎる。
【0007】そこで本考案は、蒸し料理の対象となる物
品に蒸し室内天井や架設支持棚から水滴が落下すること
が防止されるか、実用上無視できる程度まで抑制される
蒸し器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は前記目的に従
い、物品出入用扉を有するとともに内部に1又は複数段
に物品支持棚を架設された蒸し室と、該蒸し室内へ水蒸
気を導入する蒸気導入部と、該蒸し室内から排気するた
めの排気部とを備え、前記蒸し室は、その内天井を構成
する板体の上面に沿って、該板体下面への結露を抑制す
るための板体加熱用ヒータを備えているとともに、前記
支持棚は、少なくともその下面への結露を抑制するため
の支持棚加熱用ヒータを内蔵していることを特徴とする
蒸し器を提供するものである。
【0009】なお、蒸し室扉の内面、蒸し室の左右内側
面や内奥面にも結露発生の可能性はあるが、ここに生じ
た水滴は、その面を伝って下方へ流下し、蒸し料理対象
物品には落下しない。従って、これらの面への結露を防
止するヒータは、本考案の目的からすると無くてもよ
い。しかし、設けてあっても構わない。扉内面の結露を
防止するヒータを設けておくと、扉開閉のとき、水滴が
蒸し器前の床に落下してその周辺を汚すといった問題が
回避されるし、この問題回避のために従来設けられてい
たような、扉付設の水受け手段が不要になる。
【0010】
【作用】本考案蒸し器によると、料理対象物品は、蒸し
室扉の開閉操作にて、蒸し室内の物品支持棚上、場合に
よっては、さらに床面上にも収納配置される。一方、別
途生成された水蒸気が、蒸気導入部から蒸し室内へ導入
される。この蒸気導入に伴い、蒸し室内の既存気体は順
次、排気部から外部へ追い出され、かくして蒸し室内は
所望の蒸し温度に保たれ、各収納物品が蒸し料理され
る。
【0011】この蒸し料理の間、蒸し室の内天井を構成
する板体、各物品支持棚の少なくと下面は、それぞれそ
れらに付設のヒータにて加熱され、そこへの結露発生が
防止、又は抑制される。従って、内天井下方に配置され
た物品、各支持棚下方に配置された物品に上から水滴が
落下することは防止、又は抑制され、所望の蒸し料理が
仕上がる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1を参照して説明
する。図1の蒸し器Aは、蒸し室1を備えており、これ
には、物品出入用の扉2が開閉可能に付設してある。室
内には、物品支持棚3が架設してある。この棚3は、室
内両側面に固定した棚支持部材31にて両側縁部を支持
されている。
【0013】蒸し室1には、その天井1A部に室内へ水
蒸気を導入するための蒸気導入部4が付設してあり、こ
の導入部4は電磁弁41にて開閉される蒸気通路42を
含むもので、電磁ボイラ等の蒸気発生装置6から配管に
て導かれた水蒸気を、開かれた電磁弁41を経て室内へ
導入するものである。蒸し室1には、その床部1Bに室
内から大気側へ開放された排気及び排水を行うための排
出口5も付設されている。
【0014】蒸し室1は、さらに、その内天井11を構
成する板体10の上面に沿って、該板体下面101への
結露を抑制するための板体加熱用の面状ヒータH1を備
えている。支持棚3は板状体であるが、蒸気のとおりを
可能にするため多数の図示しない通気孔を形成してあ
り、また、結露、特にその下面への結露を抑制するため
に支持棚加熱用面状ヒータH2を内蔵している。前記通
気孔はこのヒータH2の通電線の部分を避けて形成して
ある。
【0015】扉1の内面21を形成する板体20の外面
に沿っても、扉内面への結露を抑制するための板体加熱
用の面状ヒータH3を設けてある。かかる各面状ヒータ
には、既に知られている各種面状ヒータ、例えば、厚い
アルミニウム製シートに、四弗化エチレン樹脂(テフロ
ン)でくるんだコードヒータをジクザグ状に貼着したも
の、ヒータラインをシリコンゴムシートで両側から挟み
込んだもの等を適宜採用できるが、ここではアルミシー
トにコードヒータを配したタイプのものが採用されてい
る。
【0016】本例では蒸し室1の内容積は約600×6
00×600(mm)であり、ヒータH1、H2、H3
のそれぞれの出力は約50ワットである。前記蒸し器A
によると、料理対象物品Wは、蒸し室扉2の開閉操作に
て、蒸し室1内の物品支持棚3上、場合によっては、さ
らに床面12上にも収納配置される。
【0017】一方、別途蒸気発生装置6にて生成された
水蒸気が、蒸気導入部4から蒸し室1内へ導入される。
この蒸気導入に伴い、蒸し室1内の既存気体は順次、排
出口5から外部へ追い出され、また、床面12に溜まる
水もこの排出口5から流出する。かくして蒸し室1内は
所望の蒸し温度に保たれ、各収納物品Wが蒸し料理され
る。
【0018】この蒸し料理の間、蒸し室の内天井11を
構成する板体10、物品支持棚3の少なくと下面、さら
に扉内面は、それぞれヒータH1、H2、H3にて加熱
され、そこへの結露発生が防止、又は抑制される。従っ
て、内天井11下方に配置された物品W、支持棚3下方
に配置された物品Wに上から水滴が落下することが防
止、又は抑制され、所望の蒸し料理が仕上がる。さら
に、扉2を開けたとき、蒸し器前の床等に水滴が落下し
てそこが汚れることも抑制される。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように本考案によると、蒸
し料理の対象となる物品に蒸し室内天井や架設支持棚か
ら水滴が落下することが防止されるか、実用上無視でき
る程度まで抑制され、水滴落下防止のために料理対象物
品に蓋をかけたり、該物品を料理用フィルムで包んだり
する手間を要することなく、所望の蒸し料理を行える蒸
し器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例の概略断面図である。
【符号の説明】
A 蒸し器 1 蒸し室 1A 天井部 12 床部 11 内天井 10 内天井構成板体 101 板体下面 2 扉 21 扉内面 20 扉内面形成板体 3 物品支持棚 31 棚支持部材 4 蒸気導入部 41 電磁弁 5 排出口(気体、水の排出部) 6 蒸気発生装置 H1、H2、H3 面状ヒータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品出入用扉を有するとともに内部に1
    又は複数段に物品支持棚を架設された蒸し室と、該蒸し
    室内へ水蒸気を導入する蒸気導入部と、該蒸し室内から
    排気するための排気部とを備え、前記蒸し室は、その内
    天井を構成する板体の上面に沿って、該板体下面への結
    露を抑制するための板体加熱用ヒータを備えているとと
    もに、前記支持棚は、少なくともその下面への結露を抑
    制するための支持棚加熱用ヒータを内蔵していることを
    特徴とする蒸し器。
JP7726892U 1992-11-10 1992-11-10 蒸し器 Expired - Lifetime JP2581988Y2 (ja)

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JP7726892U JP2581988Y2 (ja) 1992-11-10 1992-11-10 蒸し器

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JP7726892U JP2581988Y2 (ja) 1992-11-10 1992-11-10 蒸し器

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Publication Number Publication Date
JPH0641615U JPH0641615U (ja) 1994-06-03
JP2581988Y2 true JP2581988Y2 (ja) 1998-09-24

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ID=13629105

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JP6998031B2 (ja) * 2016-11-11 2022-01-18 日本ヒーター機器株式会社 蒸し器

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JPH0641615U (ja) 1994-06-03

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