JP2581348Y2 - 磁気カードリーダの磁気カード搬送機構 - Google Patents

磁気カードリーダの磁気カード搬送機構

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JP2581348Y2
JP2581348Y2 JP1990096047U JP9604790U JP2581348Y2 JP 2581348 Y2 JP2581348 Y2 JP 2581348Y2 JP 1990096047 U JP1990096047 U JP 1990096047U JP 9604790 U JP9604790 U JP 9604790U JP 2581348 Y2 JP2581348 Y2 JP 2581348Y2
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JP
Japan
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magnetic card
card
magnetic
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transport path
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賢弥 鎌田
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Tokin Corp
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Tokin Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は磁気カードを磁気ヘッドに対して相対移動さ
せる方式の磁気カードリーダに於て,磁気カード上の情
報記録部位が常に一定とならしめる押圧機構を含有した
磁気カード搬送機構に関するものである。
[従来の技術] 従来,磁気カード上の情報記録部位が常に一定の位置
にならしめる方式として,板バネ或はバネ等により押圧
付勢された剛板等により,磁気カードの一側縁を,磁気
カードリーダ内に設けられた磁気カード搬送路を形成す
る2側壁のうちの1側壁へ常に押圧する方式があり,例
えば,キャッシュカードの様に,剛性があり,又,記録
密度も210BPI(Bit Per Inch)と高密度なものに対して
は非常に有効な手段である。
しかしながら,近年,急速に普及しはじめた,例えば
テレホンカードに代表される様なプリペイドカードに於
ては,前記した幅寄せバネ等による常に一定圧で押圧す
る方式では,逆に正確な情報の授受の妨げとなる場合が
ある。
即ち,プリペイドカードは基材がPET或は紙等で構成
されており,又,厚さも非常に薄く,(0.2mm程度)前
記プラスチックカードに比べ非常にフレキシブルである
ため,側壁板の押圧に屈服してしまい前記プリペイドカ
ードは,磁気カードリーダ内で湾曲し,このために、磁
気ヘッドへの磁気カード記録面の摺動不良等発生し,信
頼性の低下が生じる。
上記の不具合を解消するために,第3図で示すような
搬送機構が提案されている。第3図に示すように,従来
プリペイドカード用磁気カードリーダの磁気カード搬送
機構に於ては側壁部位を削除し,例えばアルミダイキャ
ストの様に通常の板金による磁気カード搬送路よりも寸
法精度の安定し,かつ高剛性なもので構成され,更に,
該磁気カード搬送路の幅は,磁気カードの公称寸法より
も若干広く(0.1mm程度)構成されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら,磁気カードの寸法は,実際の寸法公差
よりも,若干大きめのものも,実際の市場に流れてお
り,又,メーカーによっても,プリペイドカードの大き
さについてJIS等の規格化がされていない事もあり,バ
ラツキがある。
第3図に示した搬送機構において,アルミダイキャス
ト等により側壁部位を削除し,完全な剛体で磁気カード
搬送路を固定した場合,磁気カード搬送路の幅Aより
も,何らかの原因により規格からずれた幅広めの磁気カ
ードが挿入された場合,磁気カード4は図示した通り,
うねりが生じ,又,磁気カードの側縁と,側壁1a,1bと
の摩擦力も非常に大となり,書き込み,読み取りエラー
や,カードづまりが生じる可能性がある。これを防止す
るためにこの磁気カード搬送路内で前記磁気カード4が
スムーズに磁気ヘッドに対して摺動するためには,前記
磁気カード搬送路の側壁間の寸法は前記磁気カードの幅
よりも常に広くなければならない。前述した通り,磁気
カードの寸法は多分に不安定なものであり,仮に磁気カ
ード搬送路よりも広い磁気カードが挿入された場合,磁
気カード搬送路の側壁と磁気カードの側縁との摩擦が非
常に大となり,又,磁気カードの湾曲等も発生し,もは
やスムーズな搬送が行なわれなくなり,磁気カードへの
情報の授受へ極めて重大な影響を及ぼす恐れが生じる。
さらには,磁気カードの搬送不能となり,磁気カードリ
ーダ内に磁気カードが取り込まれたままとなり,排出す
るためには,最悪の場合,磁気カードリーダを分解しな
ければならなくなる恐れがある。
そこで,本考案の技術的課題は,これらの欠点を除去
するために,規格から若干ずれた幅の広い磁気カードが
挿入された場合においても磁気カードが磁気カードリー
ダ内でつまってしまう事を防止することのできる磁気カ
ードリーダの磁気カード搬送機構を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、磁気カードの位置決めを行うために
両側に予め定められた間隔をおいて側壁とカードガイド
が設けられた搬送路に沿って磁気カードを移動させる磁
気カードリーダの磁気カード搬送機構において、 前記側壁の一方は、前記磁気カードの情報の記録位置
が常に定位置になるように前記側壁の他方に向かって前
記磁気カードの側部を前記カードガイドの一方を限度と
して押圧するように弾性的にヒンジにより支持された押
圧板を有し、前記押圧板と前記側壁の他方とで構成され
る前記搬送路の幅は、前記磁気カードの公称最大寸法よ
りも若干広い磁気カードリーダの磁気カード搬送機構
が、得られる。
[作用] 本考案においては、側壁間の搬送路に、予じめ定めら
れた幅のカードが通過する際には、側壁の一方に弾性的
にヒンジにより支持された押圧板は、磁気カードの記録
位置が常に定位置になるように、カードガイドを限度と
して側壁の一方から他方に向って磁気カードの側部を押
圧し、搬送路よりも幅の広いカードが通過する際には、
側壁の一方から外側方向に移動して、カードにたわみが
発生することを回避し、搬送路にカードがつまることを
防止する。
[実施例] 以下本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の実施例に係る構成を示した横断面で
ある。
第1図において,搬送路の両側に設けられた側壁1a,2
a′には,磁気カードの走行案内を行なうカードガイド1
b,1c及び2b′,2c′が夫々取付られている。さらに側壁2
a′とカードガイド2b′,2c′の間には通過するカード側
部を押圧するためのカード押圧手段として押圧板2dがヒ
ンジ2fに取付けられた軸2eを中心として図示しないバネ
により側壁1a方向に付勢されている。通常状態に於ては
押圧板2dはカードガイド2b′,2c′に内接した状態で取
付けられている。この時の側壁1aと押圧板2dとで構成さ
れる磁気カード搬送路の幅Aは,磁気カードの公称最大
寸法よりも0.1mm程度広くなっている。
上記構成による磁気カード搬送機構の動作原理を以下
に述べる。
第2図は本考案の磁気カードリーダの磁気カード搬送
機構の動作原理を示す断面図である。
第2図において,幅が若干広い,異常磁気カード4が
挿入された場合,押圧板2dがヒンジ2fに取付けられた軸
2eを中心に移動し,さらに幅の広い磁気カード搬送路を
形成し,磁気カードのつまりを防止する。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、次の効果を奏するこ
とができる。
i.磁気カードの幅が、規格値寸法以内の場合、磁気カー
ドは、若干幅が広い搬送路内を搬送されるから、磁気カ
ードに余分な負荷がかからないので、スムーズに搬送さ
れる。
ii.磁気カードに余分な負荷がかからないから、例え
ば、磁気カードを搬送するためのゴムローラやベルトが
汚れた場合でも、スリップ等が生じにくいので、搬送の
安定性を維持できる。
iii.磁気カードの幅が、規格値寸法を越えた場合、押圧
板は、ヒンジにより支持されているため回動し、搬送路
の幅が広くなるので、磁気カードのジャムが防止され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による磁気カードリーダの磁気
カード搬送機構の構成を示す横断面図,第2図は第1図
の機構における異常カード挿入時の状態を示す横断面
図,第3図は従来の磁気カード搬送機構の異常カード挿
入時の状態を示す横断面図である。 図中,1a,2a,2a′…側壁,1b,1c,2b,2c,2b′,2c′…カー
ドガイド,2d…押圧板,2e…軸,2f…ヒンジ,3a…カード搬
送ローラ,3b…カード搬送保持ローラ,4…磁気カード。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気カードの位置決めを行うために両側に
    予め定められた間隔をおいて側壁とカードガイドが設け
    られた搬送路に沿って磁気カードを移動させる磁気カー
    ドリーダの磁気カード搬送機構において、 前記側壁の一方は、前記磁気カードの情報の記録位置が
    常に定位置になるように前記側壁の他方に向かって前記
    磁気カードの側部を前記カードガイドの一方を限度とし
    て押圧するように弾性的にヒンジにより支持された押圧
    板を有し、前記押圧板と前記側壁の他方とで構成される
    前記搬送路の幅は、前記磁気カードの公称最大寸法より
    も若干広いことを特徴とする磁気カードリーダの磁気カ
    ード搬送機構。
JP1990096047U 1990-09-14 1990-09-14 磁気カードリーダの磁気カード搬送機構 Expired - Lifetime JP2581348Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0455668U JPH0455668U (ja) 1992-05-13
JP2581348Y2 true JP2581348Y2 (ja) 1998-09-21

Family

ID=31835274

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6340861U (ja) * 1986-09-02 1988-03-17
JPH0263162U (ja) * 1988-10-31 1990-05-11

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JPH0455668U (ja) 1992-05-13

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