JP2581281Y2 - 粉粒体の移動式サイロ - Google Patents

粉粒体の移動式サイロ

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JP2581281Y2
JP2581281Y2 JP8198492U JP8198492U JP2581281Y2 JP 2581281 Y2 JP2581281 Y2 JP 2581281Y2 JP 8198492 U JP8198492 U JP 8198492U JP 8198492 U JP8198492 U JP 8198492U JP 2581281 Y2 JP2581281 Y2 JP 2581281Y2
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克彦 大西
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日工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はセメント等の粉粒体を貯
蔵、計量及び移送する機能を一体化して移動可能とした
粉粒体の移動式サイロに関する。
【0002】
【従来の技術】ある工事期間のみ工事現場に設置するセ
メントの移動式サイロとしては、特公平3−9036号
公報のようにセメントの貯蔵ビンを収納した円筒状のハ
ウジング内の上部にセメント計量槽を配設し、貯蔵ビン
下部より払い出したセメントをハウジング内に立設した
スクリューコンベヤによって上部のセメント計量槽に持
ち上げ、所定量計量して隣接する生コンクリート製造プ
ラントに供給するようにしたものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、スクリ
ューコンベヤによって貯蔵ビン内のセメント計量槽にセ
メントを持ち上げる計量方式では、ハウジング内にスク
リューコンベヤ、セメント計量槽の設置スペースを確保
する必要があって構造が複雑となり、またスクリューコ
ンベヤには回転部分等の機械的要素が多く、保守管理の
煩わしさがある。
【0004】本願考案は上記の点に鑑み、装置構成が簡
素で保守管理の容易な粉粒体の移動式サイロを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、粉粒体を貯蔵する粉粒体貯蔵ビンと、該粉
粒体貯蔵ビンから払い出される粉粒体を受け入れる重量
検出器により支持された高圧タンクと、該高圧タンクに
連通した高圧空気供給管に高圧空気を送り込むコンプレ
ッサーと、高圧タンクに連通して内部の粉粒体をタンク
外に導出する圧送管と、高圧タンクに取り付けた重量検
出器によりタンク内の粉粒体の重量値を検出して所定量
計量する計量制御装置とを、一体のハウジング内に収納
したものである。
【0006】
【作用】本考案によれば、例えば、生コンクリート製造
プラントの側近にセメントを貯蔵する移動式サイロを設
置し、プラントで生コンクリートの製造が開始されると
セメントを供給すべく、先ず高圧タンク上部に設けた受
入れゲートを開放して粉粒体貯蔵ビンからセメントを高
圧タンク内に払い出し、高圧タンクに取り付けた重量検
出器により生コンクリート1バッチ分に使用するセメン
ト量を計量する。前記計量後、受入れゲートを閉塞して
高圧タンクを密閉し、コンプレッサーにより発生させた
高圧空気を高圧タンク内に送り込み、高圧タンク内のセ
メントを圧送管を介して生コンクリート製造プラント側
に1バッチ分ずつ供給していくのである。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0008】1は粉粒体を一時貯蔵する移動式サイロで
あって、円筒状のハウジング2の上部にハウジング2の
内壁によりセメント等の粉粒体を貯蔵する粉粒体貯蔵ビ
ン3を形成している。粉粒体貯蔵ビン3の下部はロート
状に下方に向かって先細りにしてその先端部に粉粒体の
払出口4を備えている。
【0009】前記払出口4の下位には粉粒体を一時貯留
する高圧タンク5を粉粒体貯蔵ビン3の下部から垂下し
た重量検出器6を介して吊り下げている。そして高圧タ
ンク5の上部にはシリンダ7の作動により開閉させる受
入れゲート8を配設し、該受入れゲート8と前記払出口
4とを筒状布9により連結して粉粒体の落下案内と共
に、余分な負荷が重量検出器6にかからないようにして
いる。
【0010】高圧タンク5の下部はロート状に先細りと
し、その下端部には高圧空気を発生させるコンプレッサ
ー10に連結した高圧空気供給管11の先端部を挿入し
て高圧タンク5の底部に高圧空気を送り込むようにして
いる。高圧空気供給管11の途中には高圧タンク5の重
量検出器6に余分な負荷がかかって粉粒体の重量検出に
支障が生じ無いようにフレキシブルチューブ12を介装
している。
【0011】また、高圧タンク5にはタンク外部へと粉
粒体を導出する圧送管13を挿入しており、該圧送管1
3の他端部は粉粒体貯蔵ビン3の天井部上面に配設した
粉粒体サージタンク14の側面上部に挿入し、圧送され
てくる粉粒体を粉粒体サージタンク14に導入するよう
にしている。なお、圧送管13には高圧空気供給管11
と同様に高圧タンク5での粉粒体の重量検出に支障の無
いようにフレキシブルチューブ15を介装している。
【0012】粉粒体サージタンク14は粉体を分離する
サイクロンを兼ねるもので、逆円錐状に形成してあり、
高圧空気によって圧送されてきた粉粒体をサージタンク
14の側面上部から導入してサージタンク本体を旋回さ
せて粉粒体を分離してタンク底部に堆積させる一方、高
圧空気はサージタンク14の上部に連結した通気管16
を通って粉粒体貯蔵ビン3内へと導出させ、粉粒体貯蔵
ビン3の天井部上面に配設しているバグフィルター17
より外部に排気するようにしている。
【0013】前記粉粒体サージタンク14の下部にはシ
リンダ18により開閉させる開閉ゲート19を備え、サ
イロ1に隣接する例えば生コンクリート製造プラント
(図示せず)に粉粒体であるセメントを供給する供給シ
ュート20を配設している。
【0014】21はハウジング2内に配設した計量制御
装置であって、高圧タンク5に取り付けた重量検出器6
により検出した重量信号から高圧タンク5内の粉粒体の
重量を演算し、粉粒体の重量が設定値に到達すると受入
れゲート8を閉塞するようにしている。
【0015】しかして、例えばセメントを貯蔵した移動
式サイロ1から隣接する生コンクリート製造プラントに
セメントを供給する場合、先ず計量制御装置21に1バ
ッチ分に使用するセメント量を設定しておく。そして計
量制御装置21のセメント計量開始スイッチを操作する
か、または生コンクリート製造プラントよりセメント計
量信号を受け取ると、計量制御装置21は高圧タンク5
の受入れゲート8に開信号を印化し、粉粒体貯蔵ビン3
から高圧タンク5にセメントを払い出す。そして高圧タ
ンク5を支持する重量検出器6からの重量検出信号を読
み込み、設定計量値より落差分を差し引いた値になると
受入れゲート8を閉動作させてセメントの受け入れを停
止させる。
【0016】次にコンプレッサー10から高圧空気を高
圧空気供給管11を介して高圧タンク5の底部に送り込
み、高圧タンク5内のセメントを高圧空気により圧送管
13を介して粉粒体サージタンク14へと圧送する。粉
粒体サージタンク14ではサイクロンの原理でセメント
分を分離し、高圧空気のみを通気管16を介して粉粒体
貯蔵ビン3へと導出き、バグフィルター17を通過して
外部に放出する。
【0017】こうして粉粒体サージタンク14へのセメ
ント圧送が完了すると粉粒体サージタンク14下部の開
閉ゲート19の開放により供給シュート20を介して隣
接する生コンクリート製造プラントにセメントを供給す
るのである。
【0018】なお、上記の実施例においては、ハウジン
グ2は筒状で開口部の無い例について説明したが、粉粒
体貯蔵ビン3の下位のハウジング部分が開放されていて
も本願考案の要旨から逸脱するものでなく、種々のハウ
ジングを採用することができる。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、粉
粒体を貯蔵する粉粒体貯蔵ビンと、該粉粒体貯蔵ビンか
ら払い出される粉粒体を受け入れる重量検出器により支
持された高圧タンクと、該高圧タンクに連通した高圧空
気供給管に高圧空気を送り込むコンプレッサーと、高圧
タンクに連通して内部の粉粒体をタンク外に導出する圧
送管と、高圧タンクに取り付けた重量検出器によりタン
ク内の粉粒体の重量値を検出して所定量計量する計量制
御装置とを一体のハウジング内に収納して移動式サイロ
を構成したので、セメント等の粉粒体の計量、移送のた
めの装置が簡素となり、機械的な要素が少なくなって保
守管理を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一部切り欠き正面図である。
【図2】図1の一部切り欠き側面図である。
【符号の説明】
1…移動式サイロ 2…ハウジング 3…粉粒体貯蔵ビン 5…高圧タンク 6…重量検出器 10…コンプレッサー 11…高圧空気供給管 13…圧送管 21…計量制御装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉粒体を貯蔵する粉粒体貯蔵ビンと、該粉
    粒体貯蔵ビンから払い出される粉粒体を受け入れる重量
    検出器により支持された高圧タンクと、該高圧タンクに
    連通した高圧空気供給管に高圧空気を送り込むコンプレ
    ッサーと、高圧タンクに連通して内部の粉粒体をタンク
    外に導出する圧送管と、高圧タンクに取り付けた重量検
    出器によりタンク内の粉粒体の重量値を検出して所定量
    計量する計量制御装置とを、一体のハウジング内に収納
    したことを特徴とする粉粒体の移動式サイロ。
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JPH0644800U JPH0644800U (ja) 1994-06-14
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