JP2580871B2 - 嫌気性廃水処理装置 - Google Patents

嫌気性廃水処理装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、廃水を嫌気性微生物により処理する嫌気性
廃水処理装置に係り、特に処理後の水から発生する臭気
物質を分解処理する嫌気性廃水処理に関するものであ
る。
[従来の技術] 廃水を処理する装置として、嫌気性微生物を用いた嫌
気性廃水処理装置が知られている。
この嫌気性廃水処理装置は、第2図に示すように、廃
水を嫌気性処理リアクタa内に導入し、これをリアクタ
aの嫌気性微生物と接触させて嫌気性処理するものであ
り処理後の水が流出管bに越流する。そのリアクタa内
から流出管bに越流する水から硫化水素などの臭気物質
が発生し、これが越流水に溶解した状態で流出すると、
後工程などで大気に放散して悪臭の原因となる。
このため、嫌気性処理リアクタaの上部に、リアクタ
a内でガスとして発生する臭気物質(ガス態臭気物質)
を排出させる排風機cを接続すると共に、嫌気性処理リ
アクタaからの越流水を導入して、越流水に溶存する臭
気物質(溶存臭気物質)を空気eにより酸化(エアレー
ション)させる好気性処理リアクタdを設けていた。
第2図中、fは嫌気性処理リアクタに吸い込まれる空
気を示す。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、ガス態臭気物質を排風機で排出させる
と、排出後の臭気物質を処理するための脱臭装置が別途
必要となる。一方、溶存臭気物質を好気性処理リアクタ
で酸化処理するためには、水圧に抗して空気を送るため
の多大なエネルギー(エアレーションのエネルギー)が
必要になる。
また、嫌気性リアクタか排出される流体を、減圧手段
を備えた脱ガス手段に導き、その脱ガス手段にて流体
(処理水)から発生するガスを吸引して脱硫装置に導く
ことが提案されているが、この方式でも脱ガス手段にて
減圧させるためのエネルギー消費が大きく、また脱硫装
置が別途必要となる。
そこで、本発明は、このような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的は、簡単な構造で脱臭を行えか
省エネルギー化を図ることを可能にした嫌気性廃水処理
装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するために、廃水を嫌気性
微生物により処理する嫌気性処理リアクタに、これより
排出される水を通過させながらその水中の溶存臭気物質
を好気性微生物により酸化分解するろ床をその中程に有
する臭気物質分解リアクタを接続し、該臭気物質分解リ
アクタのろ床下流側空間に、その空間のガスを排気して
ろ床上流側のガス分をこのろ床内に吸引する吸引排気手
段を設けたものである。
[作用] 嫌気性処理リアクタで廃水処理された水は、臭気物質
分解リアクタに導入されてろ床を流れる。これにより、
水に溶存している臭気物質が充填材に付着している好気
性微生物により酸化分解される。その結果、流体中の臭
気物質濃度は下がる。また、嫌気性処理リアクタより排
出されるガスも臭気物質分解リアクタに導入され、そし
てろ床を流れて排気されるため、ろ床を流れる間にガス
中のガス化した臭気物質が上記流体中の濃度低下のため
再溶解し、好気性微生物により酸化分解される。
このように、嫌気性処理リアクタからの水の後処理
と、臭気物質の脱臭とが臭気物質分解リアクタで行われ
るので、簡単かつコンパクトな構造で脱臭を行え、しか
も、臭気物質をエアレーションのエネルギーを用いずに
酸化分解することができ、省エネルギー化を図れる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図において、1は廃水を上向流で嫌気性微生物と
接触させてその嫌気性微生物により嫌気性廃水処理する
密閉型の嫌気性処理リアクタを示す。
嫌気性処理リアクタ1は、廃水を嫌気性微生物で処理
する際にメタンガス等のバイオガスが発生する場合に
は、第1図中点線で示すように、そのバイオガスを分離
してガス排出管2に排出させる構造になっている。その
嫌気性処理リアクタ1の下部には、廃水を導入する流入
配管3が接続されていると共に、その上部には処理後の
水(越流水)Wを越流させる越流管4が接続されてい
る。その越流管4は、密閉型の臭気物質分解リアクタ5
の上部に接続されており、嫌気性処理リアクタ1内の越
流水W及び越流水Wの上部のガスが越流管4を介して臭
気物質分解リアクタ5に導入されるようになっている。
臭気物質分解リアクタ5は、その内部の高さ方向中央
部に多孔質などの充填材が充填されていると共にその充
填材に臭気物質を酸化分解処理する好気性微生物が付着
したろ床6が形成され、ろ床6に体して面全域にほぼ均
一に越流管4からの水が散水してこれらが下向流でろ床
6を流れる散水床構造に形成されている。臭気物質分
解リアクタ5の下部には、処理後の水を流出される流出
水配管7が接続されており、ここまでは臭気物質分解リ
アクタ5は一般に知られている散水床構造である。そ
の流出水配管7は、リアクタ5から離間した部分で適宜
立ち上がり断面ほぼL字状の貯溜部7aが形成されている
と共に、その貯溜部7aに空気抜き7bが設けられている。
また、臭気物質分解リアクタ5には、ろ床6の下方に
ろ床6下部のガス分を排気するための吸引排気手段8の
構成要素である排気管9が接続され、この排気管9には
排風機10が介設されている。さらに、臭気物質分解リア
クタ5の上面、上記嫌気性処理リアクタ1の越流水が溜
まる上面又は越流管4が少なくとも一つには、空気の吸
込口(図示せず)がその表面積の1/10以下の割合で開口
され、上記排風機10によて吸込口から空気が吸い込まれ
これが臭気物質分解リアクタ5のろ床6内を流れるよう
になっている。尚、本発明に係る嫌気性廃水処理装置
は、流入配管から流出水配管及び排気管に至る間は吸込
口以外密閉構造になっている。
次に本実施例の作用を説明する。
廃水は、流入配管3を介して嫌気性処理リアクタ1内
に入り、その内部を上向流で流れて嫌気性微生物と接触
して嫌気性廃水処理される。処理後の水(越流水)W
は、越流管4に越流して臭気物質分解リアクタ5に入
り、ろ床6内を下向流で流れる。このろ床6を流れる間
に、水に溶解している臭気物質(溶存臭気物質)が充填
材に付着生育している好気性微生物により酸化分解され
て脱臭処理される。その処理水は、リアクタ5内の下部
に溜まり、その後、流出水配管7に流出して放流水とな
る。
また、排風機10により臭気物質分解リアクタ5内のろ
床6下部のガス分が排気管9に吸引排気される。これに
より、臭気物質分解リアクタ5の上面、嫌気性処理リア
クタ1の越流水Wが溜まる上面又は越流管4の少なくと
も一つに開口された吸込口から空気が吸い込まれ、これ
が臭気物質分解リアクタ5のろ床6内へと流れる。この
ように、ろ床6内に好気性微生物の反応に必要な酸素を
含む空気が供給されることにより、好気性微生物による
臭気物質の酸化分解処理を行える。その結果、流体中の
臭気物質濃度が下がる。
さらに、嫌気性処理リアクタ1内の越流水W等から臭
気物質がガスとして発生すると、このガス化した臭気物
質(ガス態臭気物質)は、上記空気流に沿って越流管4
を介して臭気物質分解リアクタ5に流れ、そしてろ床6
内を流れる。ろ床6内を流れる間に、ガス態臭気物質が
上記流体中の濃度低下のため再溶解し、好気性微生物に
より酸化分解されて脱臭処理されることになる。これに
より、臭気物質分解リアクタ5でガス態臭気物質と溶存
臭気物質とを一括して好気性微生物により酸化分解脱臭
処理することが可能となる。尚、脱臭処理後のガスが排
気管に排気されるため、排風機の下流に別途脱臭装置を
設置する必要がない。
したがって、嫌気性処理リアクタ1からの水Wの後処
理と、臭気物質の脱臭とが散水床構造の臭気物質分解
リアクタ5で行われるので、簡単かつコンパクトな構造
で脱臭を行える。また、臭気物質分解リアクタ5は、水
圧に抗して空気を送ったり減圧する必要がないので、排
風機10のみの小さなエネルギーで臭気物質を酸化分解す
ることができ、省エネルギー化を図れることになる。さ
らに、ガス化した臭気物質を含む空気の流れを、密閉空
間内でコントロールしているので、臭気物質が大気中に
漏れる心配がほとんどない。これは、溶存臭気物質をエ
アレーションで酸化する場合、エアレーションの気泡が
大気中に出るときその気泡に伴って大気中に臭気物質が
漏れる心配があったからである。
[発明の効果] 以上要するに本発明によれば、嫌気性処理リアクタ
に、臭気物質を好気性微生物により酸化分解するろ床を
有する臭気物質分解リアクタを接続したので、簡単な構
造で脱臭を行えかつ省エネルギー化を図れるという優れ
た効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図は従来
例を示す構成図である。 図中、1は嫌気性処理リアクタ、5は臭気物質分解リア
クタ、6はろ床、8は吸引排気手段を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃水を嫌気性微生物により処理する嫌気性
    処理リアクタに、これより排出される水を通過させなが
    らその水中の溶存臭気物質を好気性微生物により酸化分
    解するろ床をその中程に有する臭気物質分解リアクタを
    接続し、該臭気物質分解リアクタのろ床下流空間に、そ
    の空間ガスを排気してろ床上流のガス分をこのろ床内に
    吸引する吸引排気手段を設けたことを特徴とする嫌気性
    廃水処理装置。
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