JP2580467Y2 - 横置き式変速機の変速操作装置 - Google Patents

横置き式変速機の変速操作装置

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JP2580467Y2 JP1989113029U JP11302989U JP2580467Y2 JP 2580467 Y2 JP2580467 Y2 JP 2580467Y2 JP 1989113029 U JP1989113029 U JP 1989113029U JP 11302989 U JP11302989 U JP 11302989U JP 2580467 Y2 JP2580467 Y2 JP 2580467Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、FF車の横置き式変速機の変速操作装置、特
にチェンジレバーの動きをコントロールロッドを介して
シフトフォークに伝達するロッド式の変速操作装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来、横置き式変速機の変速操作装置にはロッド式と
ケーブル式とがあるが、ロッド式はケーブル式に比べて
シフトフィーリングが良く、安価に構成できるという特
徴がある。
ロッド式変速操作装置は、例えば実開昭61−148724号
公報に記載のように、チェンジレバーの下端を車体前後
方向に延びるコントロールロッドの後端部に連結し、こ
のコントロールロッドの前端部を変速機ケースに設けら
れたシフト兼セレクトシャフトの一端に自在継手を介し
て連結するのが通例である。なお、チェンジレバーの球
状支点部を傾動自在に支持する球座は、エクステンショ
ンロッドを介して変速機ケースに連結されているため、
球座は変速機ケースと同期して動き、チェンジレバーが
勝手に動くのを防止できるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のような変速操作装置では、コントロールロッド
の変速機側端部が変速機ケースの下部へ延びているの
で、シフト兼セレクトシャフトも変速機ケースの下部に
配設せざるを得ない。
ところが、このようにシフト兼セレクトシャフトが変
速機ケースの下部に配置されていると、泥はね等によっ
てシフト兼セレクトシャフトと変速機ケースとの間に設
けられたオイルシールにダストが付着したり、損傷を受
けやすくなり、オイル漏れを起こしやすい。また、オイ
ル中に浮遊する金属粉等の異物がシフト兼セレクトシャ
フトの軸受部に噛み込み、シフト兼セレクトシャフトの
摺動抵抗が増大し、最悪の場合には変速操作が困難にな
るという問題がある。
そこで、本考案の目的は、簡単なシール構造でオイル
漏れを確実に防止できるとともに、オイル中の異物によ
る作動不良も防止できる横置き式変速機の変速操作装置
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、FF車用のロッド
式変速操作装置において、コントロールロッドの両端を
結ぶ揺動軸線はその前端側が上方へ傾斜しており、コン
トロールロッドは上記揺動軸線より下方に湾曲しかつコ
ントロールロッドの変速機側端部が上方へ傾斜するよう
に延設され、該端部の先端に連結されたシフト兼セレク
トシャフトが変速機のデファレンシャル部の上部でかつ
変速機内部の油面より上部に設けられた挿入孔に摺動自
在に挿入支持されていることを特徴とするものである。
〔作用〕
即ち、コントロールロッドの前端部と連結されたシフ
ト兼セレクトシャフトは変速機のデファレンシャル部の
上部に設けられた挿入孔に挿入されているので、泥はね
や石当りは変速機のデファレンシャル部で阻止され、軸
受部(挿入孔)の損傷が少ない。そのため、軸受部に簡
単なシール構造を設けるのみで耐オイル漏れ性の信頼性
を高めることができる。また、変速機ケースの挿入孔が
油面より上方にあることから、オイル中の異物が軸受部
には噛み込まず、作動不良の心配もない。
上記のようにコントロールロッドの変速機側端部を変
速機のデファレンシャル部の上部に挿入すると、コント
ロールロッド全体が上方へ位置し、コントロールロッド
とフロアとの干渉が発生しやすい。そこで、コントロー
ルロッドを揺動軸線より下方に湾曲させ、フロアとの干
渉を防止している。
〔実施例〕
第1図は本考案にかかるロッド式の変速操作装置をFF
車の横置き式変速機に適用した一例を示す。
図において、横置き式エンジンと変速機はダッシュパ
ネル10で仕切られた車室11前方のエンジンルーム12に配
置されている。
チェンジレバー30は下端部近傍に設けた球形の支点部
31が球座32で支持されており、前後(シフト)方向およ
び左右(セレクト)方向に傾動自在である。チェンジレ
バー30の車体トンネル部33から上方へ突出しており、チ
ェンジレバー30の上端には手動操作用ノブ34が固定され
ている。また、チェンジレバー30と車体トンネル部33と
の間にはダストブーツ35が介装されている。チェンジレ
バー30の下端はコントロールロッド36の後端とピン37を
介して回動自在に連結されている。そして、上記コント
ロールロッド36は車体前方に向かって水平方向に延び、
その前端部36aが上方へ傾斜するように折曲され、その
先端に自在継手38を介してシフト兼セレクトシャフト39
が連結されている。また、上記球座32はエクステンショ
ンロッド40の後端と溶接等にて固定されており、エクス
テンションロッド40は車体前方に向かって斜め下方へ延
び、その前端部が変速機ケース1に固定されている。そ
のため、エンジン振動に伴って変速機ケース1が動いて
も、これと同期して球座32も動くので、チェンジレバー
30が勝手に動作するのを防止できる。
なお、コントロールロッド36とエクステンションロッ
ド40は、側方から見ると第1図に示すようにその後端部
側で交差しており、この交点Oはコントロールロッド36
のセレクト時の揺動軸線L(第1図一点鎖線で示す)か
ら近い距離にある。そのため、コントロールロッド36を
セレクト操作したときの交点Oの振れ量が少なく、コン
トロールロッド36とエクステンションロッド40とを比較
的近づけて配置しても、互いに干渉することがない。ま
た、コントロールロッド36が揺動軸線Lと一致する直棒
状の場合には、コントロールロッド36とフロア33とが干
渉するが、コントロールロッド36が下方へ湾曲している
ので、フロア33を低くしてもコントロールロッド36との
干渉を防止でき、車室空間を広くできる。
第2図,第3図はシフト兼セレクトシャフト39からシ
フトフォーク25〜27への伝達機構を示す。
図において、シフト兼セレクトシャフト39は変速機ケ
ース1の油面より上部、特にデファレンシャル部の中心
より上部に設けた挿入孔50に後方より挿入されており、
軸方向および回転方向に摺動自在に案内されている。な
お、上記挿入孔50は車体後方側がやや下方へ傾いてお
り、そのため挿入孔50に挿入されたシフト兼セレクトシ
ャフト39も車体後方側が下方へ傾斜している。変速機ケ
ース1内のオイルはかき上げ手段(図示せず)によって
かき上げられ、シフト兼セレクトシャフト39およびイン
ナレバー54は潤滑される。そのため、挿入孔50とシフト
兼セレクトシャフト39との間は、オイルシール51によっ
て油漏れが防止されている。
上記オイルシール51には一体的に金属板よりなる円筒
状のダストカバー52が固定されており、このダストカバ
ー52はオイルシール51の圧入用金環を兼ねている。即
ち、ダストカバー52の後端部には外方へ折曲された外鍔
52aが一体に形成されており、その外鍔52aを図示しない
工具で押圧することにより、オイルシール51を変速機ケ
ース1に容易に圧入することができる。また、ダストカ
バー52がオイルシール51と一体であるから、ダストカバ
ー52がシフト兼セレクトシャフト39に対して傾くことな
く、変速機ケース1に安定に支持される。上記ダストカ
バー52はシフト兼セレクトシャフト39に沿って軸方向に
延び、オイルシール51とシフト兼セレクトシャフト39の
摺動部を覆っているので、泥はね等によるオイルシール
51の損傷やオイルシール51の内側への異物の噛み込みを
防止できる。ダストカバー52の後端部内面には、泥等が
ダストカバー52内に入るのを防止するため、弾性ゴム等
よりなる環状部材53が圧入または接着等にて装着されて
おり、環状部材53の内面はシフト兼セレクトシャフト39
と非接触状態に近接している。これは環状部材53とシフ
ト兼セレクトシャフト39との摩擦抵抗を増大させないた
めであり、摩擦抵抗が小さい場合には、環状部材53の内
面がシフト兼セレクトシャフト39の外周に摺接してもよ
い。環状部材53の下面部には第2図に示すように水抜き
孔53aが設けられており、シフト兼セレクトシャフト39
は上述のように後端部側が下方へ傾斜しているので、ダ
ストカバー52内の水分は上記水抜き孔53aから排出さ
れ、錆び付きを防止できる。
一般には、オイルシール51を保護するために蛇腹状の
ダストブーツを設けるのが通例であるが、シフト兼セレ
クトシャフト39の軸方向および回転方向の動きを許容す
るだけのダストブーツを設けると、ダストブーツが大形
となり、変速機ケース1のデファレンシャル部と干渉す
るため、シフト兼セレクトシャフト39をデファレンシャ
ル部から離れた位置に設けざるを得ない。そのため、後
述するインナレバー54が長くなる等、設計の自由度が制
約される。これに対し、上記のようにオイルシール51と
一体的に円筒状のダストカバー52を設ければ、配置スペ
ースが少なくて済むので、シフト兼セレクトシャフト39
をデファレンシャル部の近傍に配置することができると
ともに、インナレバー54も短くでき、設計の自由度が大
きくなる。
シフト兼セレクトシャフト39には、先端に凹部54aを
有するインナレバー54が固定されており、この凹部54a
はクランクレバー55の球状突起55aに一定角度揺動自在
に嵌合している。そのため、シフト兼セレクトシャフト
39の回転方向(セレクト方向)の動きはクランクレバー
55の上下方向の動きに変換され、シフト兼セレクトシャ
フト39の軸方向(シフト方向)の動きはクランクレバー
55の回転方向の動きに変換される。クランクレバー55に
はシフトフォーク25,26,27のフォークヘッド25a,26a,27
aに選択的に係合する係合突起55bが設けられているの
で、クランクレバー55を軸方向に作動させることにより
いずれか1つのフォークヘッドに係合し、クランクレバ
ー55を回転させることにより、そのフォークヘッドをシ
フト操作することができる。なお、図面において、56は
クランクレバーシャフト、57はクランクレバーサポー
ト、58はインターロックプレート、59,60はリターンス
プリング、61はレストリクトシャフト、62はリバースレ
ストリクトカム、63はトーションスプリング63であり、
これら部品は変速機ケース1のデファレンシャル部の上
部に形成された上方が開口した収納部64に収納され、収
納部64の上面に蓋65を装着することにより、変速機ケー
ス1と一体に組付けられている。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかなように、本考案によれば、FF横
置き式の変速機において、コントロールロッドの前端部
を上方へ傾斜され、シフト兼セレクトシャフトを変速機
のデファレンシャル部の上部に配置したので、シフト兼
セレクトシャフトの軸受部に泥や石が当たるのをデファ
レンシャル部が阻止し、軸受部を保護できる。そのた
め、簡単なシール構造でも確実にオイル漏れを防止する
ことができる。また、軸受部が油面より上方にあるた
め、オイル中の異物がオイルシールに噛み込むのを防止
でき、作動不良のおそれもない。
さらに、コントロールロッドが揺動軸線に対して下方
へ湾曲しているので、車体のフロア部が低くても干渉せ
ずに配置でき、車室空間を広くできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる変速操作装置の一例の側面図、
第2図は伝達機構の縦断面図、第3図は第2図のIII−I
II線断面図である。 1……変速機ケース、25,26,27……シフトフォーク、25
a,26a,27a……フォークヘッド、30……チェンジレバ
ー、36……コントロールロッド、39……シフト兼セレク
トシャフト、50……挿入孔、51……オイルシール、52…
…ダストカバー、54……インナレバー、55……クランク
レバー。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−19452(JP,A) 実開 昭64−11837(JP,U) 実公 昭57−25284(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】横置き式エンジンと横置き式変速機とがダ
    ッシュパネルで仕切られた車室前方のエンジンルームに
    配置され、チェンジレバーがダッシュパネルより後方の
    フロアに配置された車両であって、チェンジレバーの操
    作力をコントロールロッドを介してシフト兼セレクトシ
    ャフトに伝達し、該シャフトのセレクト動作に連動して
    所望のシフトフォークを選択し、該シャフトのシフト動
    作に連動して選択されたシフトフォークをシフトするよ
    うにした横置き式変速機の変速操作装置において、 上記コントロールロッドの両端を結ぶ揺動軸線はその前
    端側が上方へ傾斜しており、 上記コントロールロッドは上記揺動軸線より下方に湾曲
    しかつコントロールロッドの変速機側端部が上方へ傾斜
    するように延設され、該端部の先端に連結されたシフト
    兼セレクトシャフトが変速機のデファレンシャル部の上
    部でかつ変速機内部の油面より上部に設けられた挿入孔
    に摺動自在に挿入支持されていることを特徴とする横置
    き式変速機の変速操作装置。
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