JP2580389Y2 - 防水用釦 - Google Patents

防水用釦

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JP2580389Y2
JP2580389Y2 JP4761592U JP4761592U JP2580389Y2 JP 2580389 Y2 JP2580389 Y2 JP 2580389Y2 JP 4761592 U JP4761592 U JP 4761592U JP 4761592 U JP4761592 U JP 4761592U JP 2580389 Y2 JP2580389 Y2 JP 2580389Y2
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友城 浅野
Original Assignee
スコービル・ジャパン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は釦部材に関し、詳しくは
スナップ釦の防水性の改良に関する。
【0002】
【従来技術】従来から、スポーツ或は作業用に防水性を
高めた衣服が開発され使用されている。しかしながら、
そうした衣服に装着される釦類には特別な防水処理は施
されてはいないことから、特に金属製の第1及び第2の
2つの部材1、3或は5、7を生地に穴を開けて相互に
嵌着して成る、図5及び図6に示されるような釦部材9
或は11の如きに於ては、この穴を通して、夫々矢印で
示される如く生地13と前記第2部材3との透き間から
切欠き部15に(図5)或は第2部材7の先端孔17か
ら生地13と第1部材5との透き間を通して(図6)夫
々水が浸入してしまい、結局、衣服の防水性が損なわれ
る欠点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】防水性の衣服等に使用
される釦部材自体の防水性を向上させることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案に従えば、衣服地
を貫いて取付ける形式の金属製の防水用釦であって、釦
部材と、衣服地を貫いて釦部材と係合し且つ釦部材を衣
服地に止着するための中空の円筒状部分を有する止着部
材とを含み、 釦部材及び止着部材の一方の、該釦部材及
び止着部材の他方との係合面に、該係合面と合致する表
面を有し且つ釦部材と止着部材との間の透き間部分を充
填する形状のプラスチック材料を取付けそれにより、水
の浸入を防止したことを特徴とする防水用釦が提供され
る。 本考案の1実施例では釦部材がスナップ釦の雄部材
であり且つ止着部材との係合面を内側に有し、止着部材
が、衣服地を貫いて雄部材の影出部分に嵌合する嵌合部
分を有し、プラスチック材料が、雄部材の係合面に取付
けられ且つ止着部材の嵌合部分と係合され、また他の実
施例では釦部材がスナップ釦の雌部材であり、止着部材
が、衣服地を貫いて雌部材の内側表面と係合する係合面
を外側に有し、プラスチック材料が、止着部材の係合面
に取付けられ且つ雌部材の内側表面と係合される。また
この場合には、プラスチック材料を止着部材の円筒状部
分の内部にも充填することもできる。 プラスチック材料
は軟質のゴム状プラスチック材料とすることができる。
【0005】
【実施例】以下に図1及び図2を参照して本考案の第1
実施例を説明する。図1には金属製の雄部材及び雌部材
から成る2つの釦部材を組み合わせて成るスナップ釦の
内の雄部材10が示されている。この雄部材10は、こ
れに生地12を貫いて止着部材を係合させることにより
生地12に装着されるが、本考案に於ては前記雄部材1
0の内側に更に、番号16で示されるようなプラスチッ
ク部材が装着される。
【0006】このプラスチック部材16は、前記雄部材
10の膨出部18の内部のほぼ全体に貫入する長さ及び
直径を有し、その頂部が塞がれた中空筒状部分20と雄
部材10のフランジ部分22に沿って伸延する薄肉フラ
ンジ部分24とを具備している。こうした構成のプラス
チック部材16を嵌着した雄部材10の生地12への止
着に際しては従来と同様の、円筒状部分28及びこの円
筒状部分28の付け根部分から半径方向外側に伸延する
フランジ30を有する止着部材32が使用される。この
止着部材32は従来と同様、その頂部が番号33で示さ
れるように開口されるが、この開口33は結局、プラス
チック部材16によって塞がれることから、そこを通し
て従来のように水もれが生じる恐れはなくなる。また好
ましくは前記止着部材32は、従来と同等の止着力を得
るために前記円筒状部分28の外径を前記プラスチック
部材16の中空部分26の内径よりも若干大きく形成し
たものを使用し得る。
【0007】次ぎに本考案の第2実施例を図3及び図4
を参照して説明する。この第2実施例では第1実施例で
対照とされた別態様のスナップ釦の雌部材34を生地3
6に止着するための止着部材38が防水処理の対象とさ
れている。この形式の止着部材38は一般に、円筒部分
40と、この円筒部分40の付け根部分から半径方向外
側に伸延するフランジ部分42と、該フランジ部42に
沿ってその周囲部分が係合するキャップ部材44とから
成り立っている。そして前記雌部材34の生地36への
装着に際しては、前記円筒部分40が生地36を貫き、
図4に示されるように雌部材34の内部表面46に係合
するようになっている。
【0008】この第2実施例では軟質のゴム状プラスチ
ック部材48が前記円筒部分40及びフランジ部分42
の外側表面に付着されるが、ゴム状プラスチック部材4
8を追加的に前記円筒部分40の内側に充填することに
より、前記フランジ部分42に一般に形成される切欠き
50を通しての水の浸入に対する防水性を更に向上させ
ることが可能である。
【0009】
【考案の効果】生地に穴を開けて取付ける形式の釦部材
の防水性が向上され、結局、こうした釦部材を装着する
防水性衣料の防水性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に従う、プラスチック部材を介在して成
るスナップ釦部材の断面図である。
【図2】図1に示されるスナップ釦部材を止着部材を使
用して生地に装着した状態を表す断面図である。
【図3】本考案に従う、プラスチック部材を付着して成
る別態様のスナップ釦部材の止着部材の断面図である。
【図4】図3の止着部材によって生地に取付けられた別
態様のスナップ釦部材の断面図である。
【図5】従来からの釦部材における水の侵入状況を示す
断面図である。
【図6】従来からの釦部材における水の侵入状況を示す
断面図である。
【符号の説明】
10:雄部材 12:生地 16:プラスチック部材 20:中空筒状部分 22:フランジ部分 24:薄肉フランジ部分 28:円筒状部分 32:止着部材 44:キャップ部材 48:ゴム状プラスチック部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A44B 1/28 620 A44B 1/28 620B 620C

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣服地を貫いて取付ける形式の金属製の
    防水用釦であって、釦部材と、衣服地を貫いて釦部材と
    係合し且つ釦部材を衣服地に止着するための、中空の円
    筒状部分を有する止着部材とを含み、 釦部材及び止着部材の一方の、該釦部材及び止着部材の
    他方との係合面に、該係合面と合致する表面を有し且つ
    釦部材と止着部材との間の透き間部分を充填するプラス
    チック材料を取付けそれにより、水の浸入を防止したこ
    とを特徴とする防水用釦。
  2. 【請求項2】 釦部材がスナップ釦の雄部材であり且つ
    止着部材との係合面を内側に有し、止着部材の円筒状部
    分が、衣服地を貫いて雄部材の膨出部分に嵌合する嵌合
    部分を有し、プラスチック材料が、雄部材の係合面に取
    付けられ且つ止着部材の円筒状部分の嵌合部分と係合す
    る請求項1に記載の防水用釦。
  3. 【請求項3】 釦部材がスナップ釦の雌部材であり、止
    着部材の円筒状部分が、衣服地を貫いて雌部材の内側表
    面と係合する係合面を外側に有し、プラスチック材料
    が、止着部材の円筒状部分の係合面に取付けられ且つ雌
    部材の内側表面と係合する請求項1に記載の防水用釦。
  4. 【請求項4】 プラスチック材料が止着部材の円筒状部
    分の内部に充填される請求項3の防水用釦。
  5. 【請求項5】 プラスチック材料が車質のゴム状プラス
    チック材料である請求項1、2、3の何れかに記載の防
    水用釦。
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JPH06115U JPH06115U (ja) 1994-01-11
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KR100907627B1 (ko) * 2007-10-29 2009-07-15 박용균 스냅단추용 암스냅의 소켓 고정방법 및 구조

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