JP2580381B2 - 磁性現像剤 - Google Patents
磁性現像剤Info
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Description
シ法によって現像する際に使用する磁性キャリアと磁性
トナーとを含有する磁性現像剤に関するものであり,特
に画質を向上させ得る磁性現像剤に関するものである。
は,一般に磁気ブラシ法が使用されている。而して磁気
ブラシ現像に使用される現像剤としては,磁性キャリア
と非磁性トナーとを混合した二成分系現像剤が多い。一
方現像剤として樹脂と磁気粉による一成分系現像剤を使
用する方法もある。前者の二成分系現像剤を使用する方
法においては,画像濃度および解像度の良好な画像が得
られる反面,中間調の再現性が劣るという問題点があ
る。一方後者の一成分系現像剤を使用する方法において
は,トナー帯電量の増加に伴うトナーの帯電凝集現像の
惹起,スリーブ上のトナー不足による現像不足等の問題
点がある。これらの問題点を解決する手段として,例え
ば特開昭59−162563号および同59−216149号公報に記載
のような磁性キャリアと磁性トナーとを混合した現像剤
が提案されており,前記従来の二成分系現像剤および一
成分系現像剤の両者の長所を併有するものとされてい
る。
現像剤を使用する静電荷像の現像方法においては,二成
分系および一成分系の各現像剤を使用する方法の各長所
を併有する一方において,磁性トナーの保磁力が低い場
合,若しくは磁性トナー中の磁性粉の含有量が少ない場
合には,画像が不鮮明となる問題点がある。すなわち,
画像担体表面に対向して配置し,かつ内部に永久磁石等
の磁界発生部材を備えた非磁性スリーブによる現像剤の
搬送性が低いため,磁気ブラシの画像担体表面の摺擦に
より消費される磁性トナーの補給が不足し,磁性キャリ
ア濃度が高くなるためである。この問題点を解消するた
めに,単に現像剤供給手段であるスリーブ若しくは磁界
発生部材の回転数を増大することは,騒音発生等事務環
境を著しく悪化させるため不都合であり,一方スリーブ
若しくは磁界発生部材の外径を大にすることは,近年の
現像装置に対する小型化,薄型化若しくは軽量化等の要
請に反する。
性を具有するため,すなわち荷電制御の目的でニグロシ
ン若しくは含金属染料等の荷電制御剤を含有している。
このような荷電制御剤を含有させることにより,荷電制
御面における効果は充分である一方において,これらの
荷電制御剤を含有する磁性トナーは,初期には良好な現
像特性を示しても,荷電性が安定せず寿命が短いという
欠点を有する場合がある。
と該トナーと逆極性に帯電する樹脂微粉末を混合する,
という内容の提案がある(例えば特開昭56−64352号公
報参照)。しかしながら,磁性トナーに上記の非磁性材
料を混合させることは,荷電特性の向上には寄与し得る
ものの,磁性特性の低下を招来することとなり,特に近
年における高品質の画質を要求される場合には,必ずし
も要求に応えられないという問題点がある。
ブリが発生することなく,かつキレの良好な磁性現像剤
を提供することを目的とする。
キャリアと磁性トナーとを含有する磁性現像剤に,前記
磁性トナーと同等若しくはそれより小粒径であり,かつ
前記磁性トナーと逆極性の帯電特性を有する他の磁性ト
ナーを,前記磁性トナー100重量部に対して0.1〜5重量
部含有させる,という技術的手段を採用した。
未満では画像濃度の向上が期待できず,また画像のキレ
が悪くなるため好ましくない。一方上記含有量が5重量
部を超えると,カブリが発生しやすくなるため不都合で
ある。
きるが,画質の点からは,マグネタイトやソフトフェラ
イト(Ni−Zn系,Mg−Zn系,Cu−Zn系,Ba−Ni−Zn系等)
からなる酸化鉄を含むキャリアが好ましい。
と同様に平均粒径で50〜150μmの範囲とするのがよ
い。
性粉と,必要に応じ種々の添加物(電荷制御剤,抵抗調
節剤,流動性改質剤等)を加えて,調整される。
よい(例えば特開昭57−97545号公報参照)。一例とし
て熱ロール定着方式の場合は,スチレン・アクリル系共
重合体,スチレン・ブタジェン共重合体,ポリエステル
樹脂,エポキシ樹脂及びそれらの混合樹脂が挙げられ
る。
じめとする鉄,コバルト,ニッケルなどの強磁性を示す
元素を含む合金あるいは化合物が使用できるが,磁性ト
ナー中に含有せしめるために平均粒系が0.1〜3μm程
度のものが望ましい。そして磁性トナーの保磁力は実質
的に磁性粉の保磁力により定まるので,磁性粉の種類を
変えることにより磁性トナーの保磁力を調整できる。
電荷制御剤としては,正荷電特性を有するニグロシン染
料や負の荷電特性を有する含金属(Cr)アゾ染料などが
一般的である。また抵抗調節剤としては,カーボンブラ
ックが一般的である。また流動性改質剤としては,疎水
性シリカがよく用いられている。これらの添加量は,多
すぎると磁性トナーの定着性を損なうので,一般には10
重量%以下とされる。
と同様に5〜30μm(好ましくは10〜20μm)の平均粒
径に調整される。
とを混合して調整されるが,磁性トナーの混合比率(ト
ナー濃度)を10〜90重量%とすることが望ましい。トナ
ー濃度が90重量%を越えると,磁性トナーが飛散し易く
なり,又スペントトナー量が増え,一方トナー濃度10重
量%未満であると,画像のキレが甘くなり,チリ,ニジ
ミが発生する。トナー濃度は現像条件等に応じて適宜定
められるが,好ましい範囲は20〜80重量%で,より好ま
しい範囲は30〜70重量%である。
り測定,東芝ケミカル社製 TB−200型)は|5〜30|μc/
gとするのがよく,他の磁性トナーの摩擦帯電量は|5〜5
0|μc/gとするのがよい。
径74〜149μm)60重量%と,磁性トナーA(平均粒径
d50=10μm,粒度分布6〜16μm,固有電気抵抗 ρ=1
015Ω・cm,摩擦帯電量 TEC=+20μc/g)40重量%を混
合して磁性現像剤とした。なお上記磁性トナーAは磁性
粉(戸田工業製 EPT500)50重量部,スチレン−n−ブ
チルメタクリレート共重合体(Mn=6千,Mw=11万)45
重量部,ポリプロピレン(三洋化成製 ビスコール550
P)3重量部および荷電制御剤(オリエント化学製 オ
イルブラックBY)2重量部を配合して作製した。すなわ
ち上記混合物を200℃で混練,冷却固化後,粉砕処理
し,シリカ(日本エアロジル製 R972)を0.5重量部添
加して120℃で熱処理,分級等の処理をして磁性トナー
Aとした。次に磁性トナーB(平均粒径 d50=7μm,
粒度分布4〜10μm,摩擦帯電量 TEC=−20μc/g)を作
製した。なお磁性トナーBは荷電制御剤としてオリエン
ト化学製 ボントロンE81を使用した以外は,前記磁性トナーA
と同様にして作製した。このようにして作製した磁性ト
ナーBを前記磁性現像剤と表に示す比率で混合し,画像
評価を行った結果を併記する。この場合,感光体として
OPCドラム(直径40mm,周速80mm/秒)を使用し,−450V
で一様帯電後,表面に静電荷像を形成した。現像装置に
は,外径20mm,8極着磁,表面磁束密度800Gの永久磁石ロ
ールおよび外径20mmのステンレス製スリーブを使用し
た。なお現像ギャップD=0.3mm,ドクターギャップd=
0.25mmとした。現像後普通紙に転写し,ヒートロールに
より,定着温度180℃,定着圧力1.0kg/cmの条件で定着
した。
o.1においては,画像濃度が低く,かつ画像のキレがや
や劣る。またNo.5においては磁性トナーBの含有量が多
いため,カブリの発生が認められる。これに対してNo.2
〜4においては,画像濃度が高く,カブリが無くかつキ
レの良好な画像が得られていることがわかる。
を混合して作製した磁性現像剤に磁性トナーBを添加す
る例について記述したが,予め磁性トナーAと磁性トナ
ーBとを混合した後,若しくは磁性トナーAと磁性トナ
ーBを同時に磁性キャリアと混合して磁性現像剤を作製
してもよい。
ら,帯電特性の制御が良好であり,画像濃度が高く,カ
ブリのない,しかもキレの良好な高品質の画像を得るこ
とができるという効果がある。
Claims (1)
- 【請求項1】磁性キャリアと磁性トナーとを含有する磁
性現像剤に,前記磁性トナーと同等若しくはそれより小
粒径であり,かつ前記磁性トナーと逆極性の帯電特性を
有する他の磁性トナーを,前記磁性トナー100重量部に
対して0.1〜5重量部含有させたことを特徴とする磁性
現像剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2277547A JP2580381B2 (ja) | 1990-10-16 | 1990-10-16 | 磁性現像剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2277547A JP2580381B2 (ja) | 1990-10-16 | 1990-10-16 | 磁性現像剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04152357A JPH04152357A (ja) | 1992-05-26 |
JP2580381B2 true JP2580381B2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=17585060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2277547A Expired - Fee Related JP2580381B2 (ja) | 1990-10-16 | 1990-10-16 | 磁性現像剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580381B2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-16 JP JP2277547A patent/JP2580381B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04152357A (ja) | 1992-05-26 |
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