JP2580032Y2 - インストルメントパネルへのスピーカの取付構造 - Google Patents

インストルメントパネルへのスピーカの取付構造

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JP2580032Y2 JP1990125729U JP12572990U JP2580032Y2 JP 2580032 Y2 JP2580032 Y2 JP 2580032Y2 JP 1990125729 U JP1990125729 U JP 1990125729U JP 12572990 U JP12572990 U JP 12572990U JP 2580032 Y2 JP2580032 Y2 JP 2580032Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、自動車のインストルメントパネルへのスピ
ーカの取付構造に関し、更に詳しくは、インストルメン
トパネルのグローブボックスの一部を構成するグローブ
ボックスアッパ部材を取外して得られる作業孔を利用し
て、スピーカをインストルメントパネルの裏面側に取付
けるための構造に関するものである。
b.従来の技術 第6図〜第8図は従来におけるインストルメントパネ
ル1へのスピーカ2の取付構造を示すものである。上述
のインストルメントパネル1の裏面1aには、第8図に示
すように、グローブボックス3の近傍箇所に2つのスピ
ーカ取付部(裏面側に突出するボス)4a,4bが一体成形
されており、これらの取付部4a,4bにスピーカ2がねじ
止めされている。
ところで、前記取付部4a,4bにスピーカ2を取付ける
に際しては、通常、グローブボックス3の上部を構成す
るグローブボックスアッパ部材をインストルメントパネ
ル1の本体から取外して得られる孔部が作業孔5として
利用される。具体的には、インストルメントパネル1の
表面側(前面側)から作業孔5に手を差し入れて取付部
4a,4bにスピーカ2のフランジ部2aを当てがい、第9図
に示すようにねじ6をドライバー7にて前記取付部4a,4
bのねじ孔にねじ込むことにより、スピーカ2をインス
トルメントパネル1の裏面1aに取付けるようにしている
のが実状である。
c.考案が解決しようとする課題 しかしながら、上述の如きスピーカ取付構造では、次
のような種々の問題点がある。
すなわち、インストルメントパネル1の表面(外観
面)のうちスピーカ取付部4a,4bに対応する箇所に、突
起状のスピーカ取付部4a,4bを樹脂成形する際に「ひ
け」が発生するため、インストルメントパネル1の外観
が悪くなる不都合がある。
また、第7図に示すように、スピーカ2の後部にはコ
ンピュータボックス等の他部品8が配設されることが多
く、その場合には、部品8が邪魔になってスピーカ取付
部4aが見えにくい上にスピーカ取付部4aの近くに手を入
れることができないので、スピーカ取付部4aのねじ孔へ
のねじ締付作業が困難となる。
さらに、スピーカ2の後部には音響特性の向上のため
に第8図に示す如く隔壁9を配設することが望ましいの
であるが、既述の如くねじ止め作業を行なわなければな
らない関係上、隔壁9をスピーカ2の後部全面に設ける
ことはできず、第10図において斜線で示す領域Aにしか
設けることができないのが実状である。
本考案は、このような種々の問題点を解決するために
なされたものであって、その目的は、インストルメント
パネルの表面に「ひけ」が生じても外観を損なうことが
なく、スピーカの取付作業を容易に行なうことができ、
しかも、スピーカの後部の広範囲に音響効果向上のため
の隔壁を設けることができるような構成のインストルメ
ントパネルへのスピーカの取付構造を提供することにあ
る。
d.課題を解決するための手段 上述の目的を達成するために、本考案では、スピーカ
の対角線上の2つの隅部を、インストルメントパネルの
裏面であってかつグローブボックス開口の側部箇所にね
じ止めすることにより、前記スピーカを前記インストル
メントパネルに取付けるようにしたインストルメントパ
ネルへのスピーカの取付構造において、インストルメン
トパネルのグローブボックス開口の周縁に段差を介して
形成されるグローブボックスリッド収納用屈曲部の裏面
の側方上部箇所にグローブボックスの裏面側に突出する
突起部を設けると共に、この突起部にスピーカ取付用の
ねじ部を形成して一方のスピーカ取付部とし、グローブ
ボックス本体の一部を構成しかつ前記グローブボックス
の天井部の全体及び後壁部の上側部分を覆っているグロ
ーブボックスアッパ部材を取外し可能に構成し、前記グ
ローブボックスアッパ部材を取外すことにより前記グロ
ーブボックスの天井部の全体及び後壁部の上側部分の領
域に開けられた作業孔を利用して前記取付部に前記スピ
ーカをねじ止めするようにしている。
以下、本考案の一実施例に付き第1図〜第5図を参照
して説明する。
第1図は自動車のインストルメントパネル10を示すも
のであって、このインストルメントパネル10には各種の
計器類11の他にスピーカ12が取付けられている。上述の
スピーカ12は、インストルメントパネル10に設けられた
グローブボックス13の側部のパネル端部においてインス
トルメントパネル10の裏面10a側に取付けられている
(第3図参照)。
なお、スピーカ12はその対向線上の2つの隅部が取付
部となされており、後述の如く、インストルメントパネ
ル10の裏面10a側でにあってかつグローブボックス13の
開口の側部箇所に前記2つの取付部をねじ止めすること
により、スピーカ12がインストルメントパネル10に取付
けられるようになっている。
第2図及び第4図に示すように、グローブボックス13
は、インストルメントパネル本体10bの一部から成るグ
ローブボックスロア部13aと、このロア部13aの上部に着
脱可能に取付けられたグローブボックスアッパ部材13b
とから構成されている。なお、このグローブボックスア
ッパ部材13bはグローブボックス本体の一部を構成しか
つグローブボックス13の上部部分の全体を覆っている部
材である。ところで、グローブボックスアッパ部材13b
をインストルメントパネル10と一体でなく着脱可能に組
付けるようにしているのは、インストルメントパネル10
の型抜きの関係上、グローブボックスアッパ部材を別物
としてグローブボックスロア部13aに取付けてボックス
容積を大きくとるためである。このようなグローブボッ
クス13の場合、スピーカ12をインストルメントパネル10
の裏面10a側に取付ける際には、前記グローブボックス
アッパ部材13bをグローブボックスロア部13aから取外
し、これによって得られるグローブボックスアッパ部材
13b部分の開口を作業孔14として利用してスピーカ12の
取付作業を行なうのが一般的である。
一方、第3図に明示するように、グローブボックス13
の前面側開口の周縁箇所には、裏面側に向けてほぼ直角
に落ち込んだ段差側部15と、この段部15の先端に直角状
に延設された段差底部16とから成るL字状段差部17が一
体成形されている。一方、グローブボックス13の前面に
はリッド18が図外のヒンジを介して回動可能に取付けら
れており、リッド18の閉扉時にはリッド18の周縁部18a
がL字状段差部17によって形成される凹所19内に収納さ
れるようになっている。
さらに、第3図及び第5図に明示するように、前記段
差底部16の側方上部箇所(左上隅部)の裏面に、ねじ孔
20を有するスピーカ取付部21がスピーカ12の一方の取付
部として一体成形されている。このスピーカ取付部21
は、グローブボックス13の裏面側に突出するようにイン
ストルメントパネル10の裏面10aに一体成形された突起
部から成るものである。また、第5図に示すように、イ
ンストルメントパネル10の裏面10aであってその隅部に
も、ねじ孔を有するスピーカ取付部22が一体成形されて
いる。
次に、上述の如き構成のインストルメントパネル10へ
スピーカ12を取付ける際の作業に付き述べる。
まず、グローブボックス13の上部を構成するグローブ
ボックスアッパ部材13bをグローブボックスロア部13aか
ら取外すことにより、その箇所に得られる開口すなわち
グローブボックス13の天井部の全体及び後壁部の上側部
分の領域に開けられた開口を作業孔14とする。そして、
インストルメントパネル10の表面側から作業孔14を通し
てインストルメントパネル10の裏面側に手を入れ、スピ
ーカ12のフランジ12aをスピーカ取付部21,22上に当てが
って、ドライバーにてねじ23を前記取付部21,22のねじ
孔21a,22aにねじ込むことによって(第3図参照)、ス
ピーカ12を前記取付部21,22に締付け固定する。しかる
後に、グローブボックスアッパ部材13bの取付けを行な
ってグローブボックス13を形成する。
このような構成のスピーカ取付構造によれば、グロー
ブボックス13内の充分に広い開口面積の作業孔14を利用
してスピーカ12を取付けるに際し、スピーカ取付部21が
作業孔14から近い箇所にあり、作業孔14から見える箇所
にあるので、スピーカ12の取付作業を非常に容易に行な
うことができる。
しかも、本例の場合、第5図において斜線で示す範囲
Bに音響向上用隔壁を配設しても、スピーカ12の取付け
のためのねじ止め作業に邪魔な存在とはならないので、
広面積の隔壁をスピーカ12の後部に配置することがで
き、良好な音響効果を得ることができる。
また、スピーカ取付部21は突起状であるため、インス
トルメントパネル10の樹脂成型時にスピーカ取付部21に
対応するインストルメントパネルの表面部分に「ひけ」
が生じることがあるが、その場合でも「ひけ」部分はグ
ローブボックス13のリッド18によって覆い隠されるた
め、インストルメントパネル10の外観を損ねることはな
い。
以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考案は既
述の実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的
思想に基いて各種の変形及び変更が可能である。
e.考案の効果 以上の如く、本考案は、インストルメントパネルのグ
ローブボックス開口の周縁に段差を介して形成されるグ
ローブボックスリッド収納用屈曲部の裏面の側方上部箇
所にグローブボックスの裏面側に突出する突起部を設け
ると共に、この突起部にスピーカ取付用のねじ部を形成
して一方のスピーカ取付部とし、グローブボックス本体
の一部を構成しかつ前記グローブボックスの天井部の全
体及び後壁部の上側部分を覆っているグローブボックス
アッパ部材を取外し可能に構成し、前記グローブボック
スアッパ部材を取外すことにより前記グローブボックス
の天井部の全体及び後壁部の上側部分の領域に開けられ
た作業孔を利用して前記取付部に前記スピーカをねじ止
めするようにしたものであるから、インストルメントパ
ネルへのスピーカの取付作業を確実かつ容易に行なうこ
とができる。すなわち、グローブボックスアッパ部材を
取外すことによって充分に広い開口面積の作業孔を得る
ことができるため、並びに、この作業孔を利用してスピ
ーカの取付けを行なう際にスピーカ取付部がこの作業孔
の付近にあり作業孔を通して見える箇所にあるため、ド
ライバーによるねじ止め作業を確実かつ容易に行なうこ
とが可能である。
また、ドライバーによるスピーカ取付作業に当っては
スピーカの後方箇所に隔壁等が配設されていてもこれが
邪魔な存在とならないので、スピーカの音響効果の向上
のために広面積の隔壁をスピーカの後部に設けることが
可能である。
さらに、スピーカ取付部に対応するインストルメント
パネルの裏面(外観面)部分に樹脂成型に特有の「ひ
け」が生じても、その部分はグローブボックスリッドに
よって覆い隠されて外観上見えないので、インストルメ
ントパネルの外観を損なうようなことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示すものであっ
て、第1図はインストルメントパネルの正面図、第2図
はインストルメントパネルの要部拡大正面図、第3図は
第2図におけるIII−III線断面図、第4図は第2図にお
けるIV−IV線断面図、第5図はスピーカの後部に隔壁を
配設することが可能な範囲を示す第2図と同様の正面
図、第6図〜第8図は従来例を示すものであって、第6
図はインストルメントパネルの要部の正面図、第7図は
第6図におけるVII−VII線断面図、第8図は第6図にお
けるVIII−VIII線断面図、第9図はインストルメントパ
ネルへのスピーカの取付作業を示す断面図、第10図はス
ピーカの後部に隔壁を配設することが可能な範囲を示す
第6図と同様の正面図である。 10……インストルメントパネル、12……スピーカ、13…
…グローブボックス、13a……グローブボックスロア
部、13b……グローブボックスアッパ部材、14……作業
孔、17……L字状段差部、18……リッド、19……凹所、
21,22……スピーカ取付部、23……ねじ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピーカの対角線上の2つの隅部を、イン
    ストルメントパネルの裏面であってかつグローブボック
    ス開口の側部箇所にねじ止めすることにより、前記スピ
    ーカを前記インストルメントパネルに取付けるようにし
    たインストルメントパネルへのスピーカの取付構造にお
    いて、インストルメントパネルのグローブボックス開口
    の周縁に段差を介して形成されるグローブボックスリッ
    ド収納用屈曲部の裏面の側方上部箇所にグローブボック
    スの裏面側に突出する突起部を設けると共に、この突起
    部にスピーカ取付用のねじ部を形成して一方のスピーカ
    取付部とし、グローブボックス本体の一部を構成しかつ
    前記グローブボックスの天井部の全体及び後壁部の上側
    部分を覆っているグローブボックスアッパ部材を取外し
    可能に構成し、前記グローブボックスアッパ部材を取外
    すことにより前記グローブボックスの天井部の全体及び
    後壁部の上側部分の領域に開けられた作業孔を利用して
    前記取付部に前記スピーカをねじ止めするようにしたこ
    とを特徴とするインストルメントパネルへのスピーカの
    取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS628199Y2 (ja) * 1978-09-07 1987-02-25
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