JPS6027056Y2 - 自動車のグロ−ブボツクス構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車におけるグローブボックス構造に関す
る。

従来、自動車のグローブボックス構造において、グロー
ブリッドを閉状態にロックするためのロック機構のスト
ライカは、グローブボックスの周縁部において、グロー
ブボックスの内壁面に取付けられている（実開昭５４−
１７８３３６中公報参照）が、この従来の構造では、ス
トライカ取付ねじが露出するため外観上好ましく、また
取付ねじは下から上向きにねじ込まれるようになってい
るため、グローブボックスの高さの関係から使用するね
じ込み工具制約があり、作業逐行に不便があった。

本考案は、自動車のグローブボックス構造における上述
の問題を解消し、外観が良好で、取付作業も容易であり
、十分に信頼性ある取付状態を得ることのできるグロー
ブボックス構造を提供することを目的とする。

すなわち、本考案によるグローブボックス構造において
は、グローブボックスの開口部周縁に、底部に取付ねじ
挿入穴を有するストライカブラケット取付溝が形成され
、この取付溝に、ストライカを有するストライカブラケ
ットが配置され、該ストライカブラケットには取付溝の
取付ねじ挿入穴に対応する位置にボス部が形成され、ス
トライカブラケットは、インストルメントパネルの裏面
から取付ねじを取付ねじ挿入穴に通しボス部にねじ込む
ことにより、グローブボックス周縁に固定される。

本考案によれば、ストライカを有するストライカブラケ
ットは、インストルメントパネルの裏面からねじ込まれ
る取付ねじにより、グローブボックス周縁の取付溝に固
定されるので、取付ねじは露出せず外観が良好になる。

また、締付作業にあたって使用工具等についても何ら制
約がなく、作業逐行は容易であり、かつストライカブラ
ケットに形成される取付ボス部は、ブラケットに十分な
剛性を与える効果を持つので、信頼性のある取付状態を
得ることができる。

以下、本考案の実施例を図について説明すると、インス
トルメントパネル１には、室内側に開口する凹部の形状
のグローブボックス２が形成され、このグローブボック
ス２の開口部を開閉するグローブリッド３が、該開口部
に対応して配置されている。

図においては、グローブボックス構造の上部のみが示さ
れているが、グローブリッド３は周知の構造によりその
下縁においてインストルメントパネル１にヒンジ取付け
される。

グローブボックス２の上縁部にはストライカブラケット
取付溝４が形成されている。

取付溝４の底部には手前側に僅かに突出する台部５があ
り、その台部５に一対の取付ねじ挿入穴６が形成されて
いる。

インストルメントパネル１はプラスチックの成形により
製作され、第２図に示すように裏側は中空である。

取付溝４にはストライカブラケット７が嵌合される。

ストライカブラケット７は、第２図に示すようにほぼ３
角形の断面形状を有し、上下の脚部が取付溝４の底部に
形成した台部５に嵌合する。

ブラケット７には、取付ねじ挿入穴６に対応する位置に
、ねじ取付用ボス部８が形成され、インストルメントパ
ネル１の裏側から取付ねじ挿入穴６を通して取付ねじ９
を挿入し、ブラケット７のボス部８にねじ込むことによ
り、該ブラケット７がインストルメントパネル１に固定
される。

ストライカブラケット７には、ストライカ１０を先端に
有するストライカアーム１１が一体に形成され、ストラ
イカ１０には係合穴１０ａが形成されている。

グローブリッド３にはラッチ装置１２が取付けられ、該
ラッチ装置１２のラッチピン１２ａがストライカ１０の
係合穴１０ａに係合する。

グローブボックス２の縁部にはモールディング取付用の
溝１３が形成され、ストライカブラケット７の先端にも
同様な溝１４が形成されており、内張り用のパッド１５
の縁がこのｉ１３，１４に折り込まれ、さらにモールデ
ィング１６が溝１３．１４に挿入される。

以上説明したように、本考案の構造によれば、ストライ
カブラケット７の取付ねじが表面に露出せず、外観が良
好で、かつストライカブラケットの取付作業は容易にな
り、しかも信頼性ある取付状態が保証できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はストライカブラケット取付溝を示す正面図、第
２図はその断面図である。 １・・・・・・インストルメントパネル、２・・・・・
・グローブボックス、３・・・・・・グ陥−ブリッド、
４・・・・・・取付溝、５・・・・・・台部、６・・・
・・・取付ねじ挿入穴、７・・・・・・ストライカブラ
ケット、８・・・・・・ボス部、１０・・・・・・スト
ライカ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 室内側に開口する凹部としてインストルメントパネル本
   体に形成されたグローブボックスと、該グローブボック
   スの開口部に取付けられるグローブリッドと、前記グロ
   ーブリッドを閉位置にロックするロック機構とからなり
   、前記ロック機構はグローブリッドに取付けられたラッ
   チ装置とグロブボックス側に取付けられたストライカと
   を有するグローブボックス構造において、前記グローブ
   ボックスの開口部周縁には、底部に取付ねじ挿入穴を有
   するストライカブラケット取付溝が形成さし、前記スト
   ライカブラケット取付溝には、ストライカを有するスト
   ライカブラケットが配置され、このストライカブラケッ
   トには前記取付溝の取付ねじ挿入穴に対応するボス部が
   設けられ、ストライカブラケットは、インストルメント
   パネルの裏面から取付ねじを前記取付ねじ挿入穴に通し
   前記ボス部にねじ込むことによりグローブボックス周縁
   に固定されたことを特徴とする自動車のグローブボック
   ス構造。