JP2579963Y2 - 眼鏡枠の鼻当てパッド固定構造 - Google Patents

眼鏡枠の鼻当てパッド固定構造

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JP2579963Y2
JP2579963Y2 JP1992022457U JP2245792U JP2579963Y2 JP 2579963 Y2 JP2579963 Y2 JP 2579963Y2 JP 1992022457 U JP1992022457 U JP 1992022457U JP 2245792 U JP2245792 U JP 2245792U JP 2579963 Y2 JP2579963 Y2 JP 2579963Y2
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井 隆 之 平
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Murai Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は眼鏡枠の鼻当てパッドに
関し、特にねじを用いずにワンタッチで着脱可能とした
鼻当てパッド固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の鼻当てパッド固定構造と
しては、たとえば図3に示すようなものがある(実開平
1−136919号公報参照)。すなわち、アーム10
9を介して眼鏡枠本体100に固定されたボックス10
1に、パッド108に固定されるパッド足102を取付
金具103を介して嵌着するようになっている。取付金
具103のパッド足102への固定は、パッド足102
に段差部104を設け、この段差部104に取付金具1
03の係止腕105を係止させるようにしたものであ
る。また、取付金具103のボックス101への固定
は、取付金具103に設けた係止突起106をボックス
101側面に設けられた係止穴107に係止するように
したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来技術の場合は、取付金具103の製造およびパッド
足102への組み付けが複雑なため、製造および組み立
てに要する工程数が多くなりコストアップにつながる。
【0004】また、取り外すべくパッド足102をボッ
クス101から抜き出そうとした場合、パッド足102
の取付金具103が取付られる部位が段差部104とな
っているために、この部分に応力が集中して破損しやす
い。
【0005】よって、取り外しには、ボックス101の
外側より取付金具103の係止突起106を内側に押し
込む器具が必要となる。
【0006】また、この他の従来例として、眼鏡枠本体
100固定される筒形キャップ111自身に半球状突起
112を設け、この半球状突起112によって鼻当て片
113に固定された断面軌条形の支持頭114を支持す
るようにしたものも知られている(たとえば実開昭52
−170543号公報参照)。
【0007】しかし、筒形キャップ111に半球状突起
112を突設しているので、その加工が複雑となりコス
トアップとなる。
【0008】また、半球状突起112を設けた筒形キャ
ップ111に断面軌条形の支持頭114を押し込むため
に、パッド108の取り外しがかなり困難である。その
ため、取り外しには筒形キャップ111背面より支持頭
114を押し込む器具が必要となる。
【0009】さらに、筒形キャップ111に背面がない
ために、パッド取付時に支持頭114が外から見えるた
めに意匠上好ましくない。また、パッド取付時には筒形
キャップ111と支持頭113の隙間に汗等がたまりや
すくなり腐食が発生しやすいが、その様子が背面より見
えるために好ましくない。
【0010】さらに、ねじを用いない類似の技術とし
て、その他に実開昭63−35018号公報、実開昭6
3−35019号公報,実開昭61−190522号公
報等に記載されるものがあるが、いずれも構造が複雑で
加工が困難である。
【0011】本考案は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
着脱に特別な器具が不要で、しかも構造がシンプルで、
製造組み付けが簡単な眼鏡枠の鼻当てパッド固定構造を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案にあっては、眼鏡枠本体に設けられたパッド
受け部に、パッドに設けられた差し込み凸部を着脱自在
に差し込み固定する眼鏡枠の鼻当てパッド固定構造にお
いて、前記パッド受け部に、前記差し込み凸部を着脱自
在とし、かつ該差し込み凸部を弾性支持する弾性支持部
材を設けたことを特徴とする。
【0013】パッド受け部は、眼鏡枠本体に固定される
受け箱と、該受け箱とは別体構成で受け箱内に固定され
る弾性支持部材と、から構成することが好ましい。
【0014】また、弾性支持部材と差し込み凸部外周に
は、互いに凹凸係合して差し込み凸部の抜け止めを図る
ための凹凸係合部を有し、弾性支持部材のばね力によっ
て凹凸係合部の係合力を得ることを特徴とする。
【0015】そして、凹凸係合部は、好ましくは差し込
み凸部外周に設けた係合凹部と弾性支持片に設けられた
係合凸部とから構成される。
【0016】
【作用】上記構成の眼鏡枠の鼻当てパッド固定構造にあ
っては、パッドに設けられた差し込み凸部をパッド受け
部に差し込むと、差し込み凸部が弾性支持部材の弾性力
によって支持される。そして、取りはずす際には差し込
み凸部をパッド受け部から弾性力に抗して引き抜くだけ
簡単に取り外すことができる。
【0017】また、受け箱と弾性支持片を別体構成とし
ておけば、受け箱に特別な加工を施す必要はなく、受け
箱の加工が極めて容易になる。
【0018】
【実施例】以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0019】本考案の一実施例に係る眼鏡枠の鼻当てパ
ッド固定構造を示す図1において、1は眼鏡枠本体を構
成するリムを示しており、この眼鏡枠本体1に設けられ
たパッド受け部2に、パッド3に設けられた差し込み凸
部としてのパッド芯4を着脱自在に差し込み固定するよ
うになっている。
【0020】パッド受け部2は眼鏡枠本体1に固定され
る受け箱5と、この受け箱5内に固定される弾性支持部
材6と、から構成されており、この弾性支持部材6の弾
性力によってパッド芯4を弾性支持するようになってい
る。
【0021】受け箱5はパッド足7を介して眼鏡枠本体
のリム1に固定されている。
【0022】弾性支持部材6は概略U字形状の板ばね
で、一対の弾性片部8,8と、この弾性片部8,8の一
端を連結する円弧状の連結片部9と、から構成されてい
る。
【0023】一方、パッド芯4は、パッド3に埋設され
る埋設板部10と、この埋設板部10から略直角に突設
される軸部11と、から構成される。
【0024】そして、パッド芯4の軸部11と弾性支持
部材6の弾性片部8,8には、互いに凹凸係合してパッ
ド芯4の抜け止めを図るための凹凸係合部12が設けら
れ、弾性支持部材6のばね力によって凹凸係合部12の
係合力を得ている。
【0025】この実施例では、パッド芯4の軸部11の
中途部位が部分的に縮径された係合凹部13となってお
り、軸先端部14は係合凹部13側が大径で先端に向か
って徐々に細くなるような断面三角形状となっている。
【0026】一対の弾性片部8には、パッド芯の軸部1
1の係合凹部13に係合する係合凸部14が設けられて
いる。この実施例では弾性片部8を「く」の字状に曲げ
て、係合凸部15を形成している。すなわち、弾性片部
8は、係合凸部15を隔てて受け箱5の開口部に向かっ
て開き、奥に向かって閉じるように傾斜している。
【0027】そして、図1(b) に示すように、一対の弾
性片部8,8のばね力によってパッド芯4の軸部11を
挟持し、各弾性片部8,8の係合凸部15,15をパッ
ド芯4の軸部11両側面の係合凹部13,13に係合さ
せて抜け止めを図っている。また、この状態ではパッド
は、凹凸係合部12を支点として矢印方向に揺動可能に
支持されており、鼻稜の形状に倣ってパッド3が揺動し
て鼻稜に自動的にフィットする。揺動をスムーズに行う
ためには、凹凸係合部12を構成する係合凸部15,1
5及び係合凹部13,13の係合面を円弧面としておく
ことが好ましい。
【0028】図2は、パッド受け部2を構成する受け箱
5と弾性支持部材6との各種固定方法を示している。
【0029】図2(a) は弾性支持部材6の連結片部9を
受け箱5にピンかしめしたものである。すなわち、連結
片部9には同図(b) に示すように孔16を設け、このピ
ン孔16に受け箱5の奥端面に突設したピン17を挿通
し、このピン17の頭をかしめたものである。
【0030】図2(c) は弾性支持部材6の連結片部9を
受け箱5の奥端面にろう付け固定したものである。
【0031】図2(d) は、パッド足7の先端を受け箱5
の内部まで貫通させ、弾性支持部材6の連結片部9に設
けた孔16に挿通し、パッド足7先端に設けた頭部18
によって連結片部9を支持すると共にパッド足7を受け
箱5にろう付け固定したものである。
【0032】図2(e) ,(f) は、弾性支持部材6のばね
力でもって受け箱5内に固定した例を示している。すな
わち、弾性支持部6の各弾性片部8,8に受け箱5の開
口端部に設けたストッパ凸部19に係止する係止爪20
を設けたものである。
【0033】この実施例では、弾性支持部材6は受け箱
5内に収容されているので、外部から弾性支持部材6は
見えず、意匠的にも優れている。
【0034】もっとも、受け箱5と弾性支持部材6の固
定方法は、図2に示す例に限るものではなく、ねじ固定
するようにしてもよく、他の種々の固定方法を作用する
ことができる。また、受け箱5と弾性支持部材6を一体
構成として受け箱5自体で弾性支持部材6を構成するよ
うにしてもよい。
【0035】上記構成の眼鏡枠の鼻当てパッドの固定構
造にあっては、パッド3に設けられたパッド芯4の軸部
11を受け箱5内に差し込むと、先細の軸先端部14が
弾性片部8,8の入口側の傾斜に沿って案内されて弾性
片部8,8を押し広げながら奥に入り込み、係合凸部1
5が軸部11の係合凹部13に嵌り込む。
【0036】また、取り外す際には、パッド3を所定の
力以上の力で引き抜くと、パッド芯4の軸先端部14に
よって弾性片部8,8間の間隔が押し拡げられて、パッ
ド3を極めて容易に取り外すことができる。
【0037】
【考案の効果】本考案は以上の構成および作用を有する
もので、パッド受け部に弾性支持部材を設けたもので、
パッドの着脱作業は差し込み凸部を差し込みあるいは引
き抜く作業だけでよく、着脱に特別な器具が不要で、し
かも構造がシンプルで、製造組み付けが極めて簡単にで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a) は本考案の一実施例に係る眼鏡枠の鼻
当てパッド固定構造を示す概略分解斜視図、同図(b) は
パッド固定部の概略断面図である。
【図2】図2はパッド受け部の弾性支持部材と受け箱と
の固定構造の各種態様を示すもので、同図(a) はピンか
しめの場合の断面図、同図(b) は同図(a) の弾性支持部
材の斜視図、同図(c) はろう付けの場合の断面図、同図
(d) は他のろう付け方法を示す断面図、同図(e) は弾性
支持部材自身のばね力により固定する場合を説明するた
めの断面図、同図(f) は同図(e) の弾性支持部材の斜視
図である。
【図3】図3は従来のパッド固定構造を示すもので、同
図(a) はパッド部の全体構成を示す正面図、同図(b) ,
(c) はそれぞれパッド固定部を90度位相を異ならせて
切断した状態を示す断面図である。
【図4】図4は他の従来のパッド固定構造を示す分解斜
視図である。
【符号の説明】
1 眼鏡枠本体 2 パッド受け部 3 パッド 4 パッド芯(差し込み凸部) 5 受け箱(パッド受け部) 6 弾性支持部材 7 パッド足 8 弾性片部 9 連結片部 10 埋設板部 11 軸部 12 凹凸係合部 13 係合凹部 14 軸先端部 15 係合凸部 16 孔 17 ピン 18 頭部 19 ストパ凸部 20 係止爪
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02C 5/12

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼鏡枠本体に設けられたパッド受け部
    に、パッドに設けられた差し込み凸部を着脱自在に差し
    込み固定する眼鏡枠の鼻当てパッド固定構造において、 前記パッド受け部に、前記差し込み凸部を着脱自在と
    し、かつ該差し込み凸部を弾性支持する弾性支持部材を
    設けたことを特徴とする眼鏡枠の鼻当てパッド固定構
    造。
  2. 【請求項2】 パッド受け部は、眼鏡枠本体に固定され
    る受け箱と、該受け箱とは別体構成で受け箱内に固定さ
    れる弾性支持片と、から構成される請求項1に記載の眼
    鏡枠の鼻当てパッド固定構造。
  3. 【請求項3】 弾性支持部材と差し込み凸部には、互い
    に凹凸係合して差し込み凸部の抜け止めを図るための凹
    凸係合部を有し、弾性支持部材のばね力によって凹凸係
    合部の係合力を得ることを特徴とする請求項1または2
    に記載の眼鏡枠の鼻当てパッド固定構造。
  4. 【請求項4】 凹凸係合部は、差し込み凸部外周に設け
    た係合凹部と、弾性支持部材に設けられた係合凸部と、
    から構成される請求項3に記載の眼鏡枠の鼻当てパッド
    固定構造。
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