JP3005122U - 取手付き鍋 - Google Patents

取手付き鍋

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JP3005122U
JP3005122U JP1994006739U JP673994U JP3005122U JP 3005122 U JP3005122 U JP 3005122U JP 1994006739 U JP1994006739 U JP 1994006739U JP 673994 U JP673994 U JP 673994U JP 3005122 U JP3005122 U JP 3005122U
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opening
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handle member
pot
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JP1994006739U
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良則 田口
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Twinbird Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取手が過度に加熱されることがなく、鍋本体
に取手との摩擦による傷がつきにくく、把持した際の安
定性が良好な取手付き鍋を提供する。 【構成】 鍋本体1は、底面部21と前記底面部21から連
続する側面部22と前記側面部22の上縁に形成された開口
部23とからなる。前記開口部23の折返し部27に形成され
た開孔部28,28Aに略円弧状に屈曲した棒状体からなる
一対の取手部材3,3Aの第1の屈曲部32、32A及び第
2の屈曲部33、33Aが開孔部28では、取手部材3が取手
部材3Aより上位かつ内側となるように交叉して遊嵌さ
れておりに、開孔部28Aでは今度は逆に取手部材3Aが
取手部材3より上位かつ内側となるように交叉して遊嵌
されている。 【効果】 取手部材3,3Aが鍋本体2の上縁部より下
方にまで回倒することがなく、鍋本体2との当接面積が
わずかである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は取手付き鍋に関し、特に加熱調理によっても取手が過度に加熱される ことがなく、鍋本体に取手との摩擦による傷がつきにくく、把持した際の安定性 が良好な取手付き鍋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、鍋としては片手鍋、両手鍋、取手付きなべなど種々のものが用いられて いるが、近年電気調理器に組み込まれるタイプの鍋が出回ってきている。この電 気調理器は、図6に示すように鍋11と加熱装置12とからなり、前記加熱装置12は 、機枠13と前記機枠13内に配設された鍋本体11の設置面たる内部ケース14と前記 内部ケース14の上部に配設されたヒータ15とを有し、前記鍋本体11は前記内部ケ ース14およびヒータ15に底面がぴったりと当接するような形状に形成されている 。このため通常の片手鍋や両手鍋では把手体を設けるためのリブ等を形成する必 要があることから前記内部ケース14に合う形状とするのが困難であるという問題 点がある。
【0003】 そこで、図7乃至9に示すような取手付き鍋を使用している。この取手鍋61は 、やや浅底型の鍋本体62の上縁部に形成された立上がり部63の折り返し面63Aに 略円形の屈曲した棒状体からなる一対の取手部材64を遊嵌したものであり、この ようにな取手付き鍋61では、鍋本体62の底面形状を前記内部ケース14の形状に合 わせるのが容易である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前記取手付き鍋61を煮炊きに使用した場合、前記取手部材64は、 鍋本体62の上縁部に形成された立上がり部63の上面部に載置されることなるため 過度に加熱され、把持する際には鍋つかみが必要であるという問題点がある。ま た、前記取手部材64との当接箇所である立上がり部63に傷が付きやすく鍋61の美 観を損なったり、製品寿命が短くなったりするという問題点がある。特にテフロ ックス等によるフッ素加工を施した鍋においては前記傷の問題は深刻である。こ の対策として、取手部材64を支持するための突起等を形成してやることが考えら れるが、組立工数および部品点数の増加によりコストが高くなってしまうという 問題点がある。
【0005】 本考案は、前記問題を解決して加熱調理によっても取手が過度に加熱されるこ とがなく、鍋本体に取手との摩擦による傷がつきにくく、把持した際の安定性が 良好な取手付き鍋を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1の取手付き鍋は、底面部と前記底面部から連続する側面部と 前記側面部の上縁に形成された開口部とからなる鍋本体に、略円弧状もしくは略 コ字形状の屈曲した棒状体からなる一対の取手部材が前記開口部の両側にそれぞ れ2つづつ形成された遊嵌部に取付けられている取手付き鍋であって、前記開口 部の一側の遊嵌部では一方の取手部材が他方の取手部材より上位かつ内側で交叉 して離間した側の2つの遊嵌部に取付けられており、他側の遊嵌部では他方の取 手部材が一方の取手部材より上位かつ内側で交叉して離間した側の2つの遊嵌部 に取付けられており、もって前記両取手部材が離間部のみで接触し相互に支持し あうものである。
【0007】
【作用】
前記請求項1の構成によれば、取手付き鍋を把持しない際には取手部材が相互 に支持しあうようにして倒置されるので、前記取手部材の鍋本体との接触面積が 少なくてすむため、取手部材が過度に加熱されることがない。また、前記取手部 材と鍋本体との当接面積が小さいので鍋本体に傷がつきにくい。さらに前記取手 部材は2個取り付けられているので、鍋を手などで把持した際に鍋本体の安定性 が良好である。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の第1実施例について図1乃至図5を参照して説明する。第1実 施例の取手付き鍋1は、鍋本体2と前記鍋本体2に取付けられた一対の取手部材 3,3Aとからなる。前記鍋本体2は、平面円形であり、底面部21と、前記底面 部21から連続的に垂在する側面部22と、前記側面部22の上縁に形成された開口部 23とからなり、また前記開口部23は、蓋体3の設置面たる張出し部24と、この張 出し部24の端部から垂在する立上り部25と、天面部26と、折返し部27とからなる 。さらに前記折返し部27には鍋本体2の両側面に前記取手部材3,3Aの遊嵌部 たる2個づつの開孔部28、28Aが形成されている。前記開孔部28、28Aは後述す る取手部材3,3Aよりも径大に形成されている。なお、29は閉蓋時の空気抜き 用の凹部である。また取手部材3,3Aは、略半円状に屈曲した金属パイプ.針 金などの棒状体からなり、前記開口部23よりも大きな径(幅及び高さ)を有する 。この取手部材3の中間部は外側に彎曲して個々が把持部31、31Aとなっている 。さらに取手部材3,3Aの一端部には第1の屈曲部32,32Aが形成されており 、他端部には第2の屈曲部33,33Aが形成されおり、前記第1の屈曲部32,32A の先端部L1 は、第2の屈曲部33,33Aの先端部L2 より長くなっている。上述 したような取手部材3,3Aは、鍋本体2の一側面の開孔部28では、取手部材3 が取手部材3Aより上位かつ内側となるように交叉して離間した側開孔部28に遊 嵌されており、他側面の開孔部28Aでは今度は逆に取手部材3Aが取手部材3よ り上位かつ内側となるように交叉して離間した側開孔部28A遊嵌されている。前 記取手部材3,3Aの開孔部28,28Aへの取付けは、まず第1の屈曲部32,32A を開孔部28、28Aに貫挿し、そして、前記開孔部28側では取手部材3が上位とな り、開孔部28A側では取手部材3Aが上位となるようにして第2の屈曲部33,33 Aを開孔部28、28Aに貫挿することにより行うことができる。なお、前記鍋本体 2の張出し部24には、蓋体(図示せず)が設置される。
【0009】 前記構成につきその作用について説明する。鍋をガスレンジ、電気調理器など に載置した際には、取手部材3,3Aが回倒するが、この際鍋本体2の一側面の 開孔部28では、取手部材3が取手部材3Aより上位かつ内側となるように交叉し て遊嵌されており、他側面の開孔部28Aでは今度は逆に取手部材3Aが取手部材 3より上位かつ内側となるように交叉して遊嵌されているので、図1に示すよう に長大な第1の屈曲部32,32Aがそれぞれの他方の取手部材3A、3を互いに支 持しあうので鍋本体2の上縁部より下方にまで回倒することがない。このため取 手部材3,3Aと鍋本体2との当接面積が小さいので、取手部材3が過度に加熱 されることがない。また鍋本体2に傷がつきにくい。さらに取手部材3,3Aを 図3に示すように上部で把持部31、31Aにおいて交叉させることにより、手で支 えなくとも回倒することなく、上部で保持することができる。その上取手部材3 、3Aが2個取り付けられているので、鍋1を把持した際の鍋本体2の安定性が 良好である。特に本実施例においては、前記取手部材3,3Aが前記開口部23の 半径よりも径大であり、前記開口部23の側面たる折返し部27に形成された遊嵌部 である開孔部28、28Aの外側で交叉しながら相互に支持しあっているので、前記 取手部材3,3Aが前記鍋本体2に対して前記開孔部28、28Aのみで接触してい るため、取手部材3,3Aはほとんど加熱されない。
【0010】 以上詳述したとおり、本実施例の取手付き鍋1は、底面部21と前記底面部21か ら連続する側面部22と前記側面部22の上縁に形成された開口部23とからなる鍋本 体1に略円弧状に屈曲した棒状体からなる一対の取手部材3,3Aが第1の屈曲 部32、32A及び第2の屈曲部33、33Aで開孔部28,28Aに遊嵌されているもので あり、鍋本体2の一側面の開孔部28では、取手部材3が取手部材3Aより上位か つ内側となるように交叉して遊嵌されており、他側面の開孔部28Aでは今度は逆 に取手部材3Aが取手部材3より上位かつ内側となるように交叉して遊嵌されて いるので、取手部材3,3Aが鍋本体2の上縁部より下方にまで回倒することが ない。このため、取手部材3,3Aが過度に加熱されることがない。また、鍋本 体2に傷がつきにくい。さらに前記取手部材3,3Aが2個取り付けられている ので、鍋1を把持した際に鍋本体2の安定性が良好である。
【0011】 以上本考案を前記第1実施例に基づき説明してきたが、このような前記第1実 施例の取手付き鍋1は、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、本考案 の要旨の範囲内で種々変形が可能である。例えば、取手部材3の形状は、前記第 1実施例のように略半円状である必要はなく、略コ字形状であってもよい。また 鍋の形状は深鍋、浅鍋など種々の形状の鍋に適用可能である。さらに鍋本体の材 質についても、特に制限はなくアルミニウム、鉄、銅、ステンレス、ほうろうな ど種々の材料からなるものを用いることができる。上述したような本考案の取手 付き鍋1は通常の調理用鍋として好適であるばかりか、図6に示すような電気調 理器用の鍋さらには囲炉裏などに上から吊すような用途における鍋などとして好 適である。
【0012】
【考案の効果】
本考案の請求項1の取手付き鍋は、底面部と前記底面部から連続する側面部と 前記側面部の上縁に形成された開口部とからなる鍋本体に、略円弧状もしくは略 コ字形状の屈曲した棒状体からなる一対の取手部材が前記開口部の両側にそれぞ れ2つづつ形成された遊嵌部に取付けられている取手付き鍋であって、前記開口 部の一側の遊嵌部では一方の取手部材が他方の取手部材より上位かつ内側で交叉 して離間した側の2つの遊嵌部に取付けられており、他側の遊嵌部では他方の取 手部材が一方の取手部材より上位かつ内側で交叉して離間した側の2つの遊嵌部 に取付けられており、もって前記両取手部材が離間部のみで接触し相互に支持し あうものである。このため取手付き鍋を把持しない際には取手部材が相互に支持 しあうようにして倒置されるので、前記取手部材の鍋本体との接触面積が少なく てすむので、取手部材が過度に加熱されることがない。また前記取手部材と鍋本 体との当接面積が小さいので鍋本体に傷がつきにくい。さらに前記取手部材は2 個取り付けられているので、鍋を把持した際に鍋本体の安定性が良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の取手付き鍋を示す平面図
である。
【図2】前記第1実施例の取手付き鍋を示すA−A線断
面図である。
【図3】前記第1実施例の取手付き鍋を示す側面図であ
る。
【図4】前記第1実施例の取手付き鍋を示す斜視図であ
る。
【図5】前記第1実施例の取手付き鍋における取手部材
を示す平面図である。
【図6】電気調理器を示す断面図である。
【図7】従来の取手付き鍋を示す平面図である。
【図8】従来の取手付き鍋を示すB−B線断面図であ
る。
【図9】従来の取手付き鍋を示す側面図である。
【符号の説明】
1 取手付き鍋 2 鍋本体 3,3A 取手部材 21 底面部 22 側面部 23 開口部 27 折返し部(開口部の側面) 28、28A 開孔部(遊嵌部) 31,31A 把持部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面部と前記底面部から連続する側面部
    と前記側面部の上縁に形成された開口部とからなる鍋本
    体に、略円弧状もしくは略コ字形状の屈曲した棒状体か
    らなる一対の取手部材が前記開口部の両側にそれぞれ2
    つづつ形成された遊嵌部に取付けられている取手付き鍋
    であって、前記開口部の一側の遊嵌部では一方の取手部
    材が他方の取手部材より上位かつ内側で交叉して離間し
    た側の2つの遊嵌部に取付けられており、他側の遊嵌部
    では他方の取手部材が一方の取手部材より上位かつ内側
    で交叉して離間した側の2つの遊嵌部に取付けられてお
    り、もって前記両取手部材が離間部のみで接触し相互に
    支持しあうことを特徴とする取手付き鍋。
JP1994006739U 1994-06-10 1994-06-10 取手付き鍋 Expired - Lifetime JP3005122U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0360313U (ja) * 1989-10-18 1991-06-13
JPH0575729U (ja) * 1992-03-13 1993-10-15 株式会社村井 眼鏡枠の鼻当てパッド固定構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0360313U (ja) * 1989-10-18 1991-06-13
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