JP2579584Y2 - ラベル吸着体 - Google Patents

ラベル吸着体

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JP2579584Y2
JP2579584Y2 JP4446393U JP4446393U JP2579584Y2 JP 2579584 Y2 JP2579584 Y2 JP 2579584Y2 JP 4446393 U JP4446393 U JP 4446393U JP 4446393 U JP4446393 U JP 4446393U JP 2579584 Y2 JP2579584 Y2 JP 2579584Y2
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JP
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label
suction
air
hole
hollow portion
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JP4446393U
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JPH079709U (ja
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博美 佐藤
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Sato Corp
Sato Holdings Corp
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Sato Corp
Sato Holdings Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、特にラベル貼付装置に
用いられるラベル吸着体に係わるものであり、ラベル連
続体の台紙から剥離されたラベルを一時的に吸着・保持
した後、エアーブローにて被貼付物に向けて飛ばして貼
付する際のラベル吸着体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラベル吸着体が使用される自動ラベル貼
付装置を例にした図3及び図4を基に、従来のラベル吸
着体について説明する。
【0003】自動ラベル貼付装置は、図示しないプリン
タに備えられるラベル印刷発行部51と、これに隣接し
て設けられるラベル貼付装置52から構成される。
【0004】ラベル印刷発行部51では、台紙54にラ
ベル53が仮着されたラベル連続体55を図示せぬ駆動
手段により繰り出し、印字部56にてバーコード等の所
望の情報を印字すると共に、この印字部56より下流側
に設けられる剥離板57にて、前記ラベル連続体55の
台紙54を転向させて下方へ引っ張ることによって、ラ
ベル53が台紙54から剥離される。
【0005】ラベル印刷発行部51に隣接するラベル貼
付装置52に、ラベル吸着体63が備えられている。こ
のラベル吸着体63には、複数の吸着孔71を有する吸
着板61が箱体60により囲繞されて、吸着板61と箱
体61との間に中空部62が形成されている。また、箱
体60には、前記中空部62にエアーAを供給するため
図示せぬエアー源に導通する連結部73が取付けられて
いる。箱体60には、中空部62へ突き抜ける貫通孔7
4が穿けられ、前記連結部73と導通している。また、
貫通孔74は、前記中空部62を介して前記吸着板61
とは対向する位置に設けられている。また、58は、図
示せぬ吸引装置に導通する排出ホースである。
【0006】そして、前記ラベル53が剥離板57で剥
離されると、吸引装置(図示せず)の作動により排出ホ
ース58を通ってエアーBが排出され、このエアーBの
排出によって中空部62が負圧になり、前記ラベル53
を吸着板61の吸着面61aに吸着・保持することにな
る。
【0007】更に、別設のコンベア69により被貼付物
70が吸着板61の下方に搬送されてくると、それにタ
イミングを合わせて吸引装置(図示せず)の作動が停止
して排出側のエアーBが止められると共に、今度は連結
部73を介してエアー源(図示せず)よりエアーAが中
空部62に流入し、中空部62が高圧力に加圧されるこ
とによって、吸着孔71を通って噴出されるエアーAに
て前記吸着板61の吸着面61aに一時的に吸着・保持
された前記ラベル53を被貼付物70に向けて吹き飛ば
して貼着させるものである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ラベル吸着体63においては、貫通孔74が、エアー連
通孔73から中空部62に向けて平行に穿けられていた
ため、中空部62に流れ込むエアーAは、吸着板61の
ほぼ中心部分に集中することになって、複数の吸着孔7
1に対しエアーAを均等に分散させることが出来ないと
いう不具合があった。
【0009】上記のように、吸着孔71に向かうエアー
Aに不均等が生じると、吸着孔71を通るエアーAに直
進性がなくなり、吸着板61の吸着面61aに一時的に
吸着・保持されたラベル53を被貼付物70に向けて吹
き飛ばす際、ラベル53に対する吹き付けが不均等で弱
く、安定感がなく、結果的に被貼付物70に貼着される
ラベル53の貼付位置が不正確で確実に貼着出来ない要
因となっていた。そこで、中空部62から吹き出される
エアーAに直進性があり、その吹き出しが均等となるラ
ベル吸着体の開発が望まれていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記目的を解
決するために、連結部を介してエアー源に導通するラベ
ル吸着体であって、前記ラベル吸着体は、ラベルを吸着
させる複数の吸着孔を備えた吸着板と、該吸着板の対向
位置に前記連結部に導通する貫通孔を有し、前記吸着板
を囲繞して吸着板との間に中空部を形成する箱体とから
成り、前記貫通孔は、中空部側の出口開口が連結部側の
入口開口より大となるように形成され、更に吸着板の板
厚は、前記箱体の貫通孔の出口側の面から吸着板の中空
部側の面の距離と略同等かそれ以上とし、且つ、前記ラ
ベルの厚さの略50倍以上とした。
【0011】
【作用】連結部より中空部へ向けて加圧のためのエアー
が流入すると、連結部と導通する貫通孔が、中空部側の
出口開口が連結部側の入口開口より大となるよう形成さ
れているので、中空部内のエアーが吸着孔に対し均等に
加圧され、吸着孔からエアーが均等に吹き出されること
になる。このとき、吸着板の板厚が、箱体の貫通孔の出
口側の面から吸着板の中空部側の面の距離と略同等かそ
れ以上の厚さとされ、更にこの板厚はラベルの厚さの略
50倍以上とされているので、この吸着板の吸着孔を通
過するエアーの直進性が良くなるものでる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の第1の実施例を図1を基に説
明する。なお、従来技術で説明した部分については、重
複するため説明を省略する。
【0013】1はラベル吸着体で、このラベル吸着体1
には、複数の吸着孔3を有する吸着板4が箱体2により
囲繞され、吸着板4と箱体2との間に中空部5が形成さ
れている。また箱体2には、前記中空部5にエアーAを
供給するため図示せぬエアー源に導通する連結部6が取
付けられている。そして、この連結部6と中空部5との
間の箱体2に、ラッパ状の貫通孔7を設けたことが1つ
の特徴である。この貫通孔7は、中空部5側の出口開口
が連結部6側の入口開口よりも大きく、中空部5に向け
て先に行くほど広がった形状となっており、連結部6か
らエアーAが流入されると、貫通孔7にてエアーAは拡
散されて中空部5に達するため、吸着板4の吸着孔3に
対する加圧が均等化されるものである。尚、この加圧の
均等化を促進するため、連結部6から流入したエアーA
が集中し易い吸着板4の中央部位、即ち、図1における
連結部6のエアー流入口(図示せず)の真下に対応する
吸着板4の部位、には吸着孔3を設けないようにしてい
る。
【0014】また、吸着板4の板厚Wは、箱体2の貫通
孔7の出口側の面5aから吸着板4の中空部側の面5b
の間の距離Dと略同等か、それ以上の厚さとなってい
る。更に板厚Wは、ラベル53の厚さtの略50倍以上
の厚さとなっている。吸着板4の板厚が、前記距離Dと
略同等のWかそれ以上の厚さで、且つラベル53の厚さ
tの略50倍以上とされることにより、吸着孔3もWの
長さ確保されることになって、吸着孔3を通過するエア
ーAの直進性が増すものである。また前記距離Dを上記
のように構成すると、貫通孔7で拡散されたエアーA
が、吸着板4の吸着孔3に対して均等に加圧される。
尚、板厚Wの上限は、距離Dの2〜3倍を限度とするこ
とが好ましい。
【0015】次に作用を説明する。排出ホース58より
エアーBを排出すると、ラベル吸着体1の中空部5が負
圧になってラベル53を吸着板4の吸着面4aに吸着す
る。次に、連結部6を介して吸着体1にエアーAを流入
すると、エアーAは貫通孔7で拡散されながら中空部5
に達するため、吸着板4の吸着孔3に対する加圧が均等
化されるものである。更に、連結部6から流入したエア
ーAが集中し易い吸着板4の中央部位には吸着孔3が穿
いていないので、吸着板4の吸着孔3に対する加圧の均
等化がより促進されるものである。
【0016】また、吸着孔3の長さが、吸着板4の板厚
Wに相当する長さ以上に確保されるため、先の貫通孔7
での拡散により吸着孔3に対して均等化されたエアーA
の状態との相乗効果で、吸着孔3から吹き出されるエア
ーAに直進性が得られることになる。その結果、吸着板
4に吸着されたラベル53に対し、吸着孔3から排出さ
れるエアーAが略均等となり且つ直進性のある安定した
状態で吹き出されることになり、ラベル53は被貼付物
に向けて直進して飛ぶことになる。
【0017】本考案の第2の実施例を図2に基づき説明
する。なお、第1の実施例と同様の部分は同一の符号を
付すに止め、重複の説明は省略する。この実施例では、
連接部6と箱体2との間に接続部材10を介在させたも
のである。接続部材10には、連接部6側の開口が広
く、箱体2の貫通孔7側の開口が狭い形状を呈した貫通
孔11が穿けられており、この貫通孔11は、箱体2の
貫通孔7と連通されている。そして、連結部6からエア
ーAが流入すると、接続部材10の貫通孔11で一旦絞
られて圧縮され、勢いを増した状態で箱体2の貫通孔7
に排出され、この貫通孔7において拡散されるため、吸
着孔3に対するエアーAは、第1の実施例に比べより均
等に加圧された状態となる。他の作用は第1の実施例と
同様につき説明は省略する。
【0018】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように、吸着板
の対向位置に設けられる貫通孔を、中空部側の出口開口
が連接部側の入口開口より大となるように形成したの
で、貫通孔でエアーが拡散され、吸着孔に対し均等に加
圧されるようになり、吸着孔に吸着されたラベルにエア
ーが均等に吹き出されるという効果がある。更に、吸着
孔の長さとして、箱体の貫通孔の出口側の面から吸着板
の中空部側の面の距離と略同等か、それ以上の厚さで、
且つラベルの厚さの略50倍以上の厚さが確保されるの
で、先の貫通孔での拡散により吸着孔に対して均等化さ
れたエアーの状態との相乗効果で、吸着孔から吹き出さ
れるエアーに直進性が得られることになり、ラベルに対
し吸着孔からのエアーが均等化且つ直進性のある状態で
吹き付けられることになるため、ラベルは被貼付物に向
けてまっすぐに飛び粘着精度の安定性が得られるもので
ある。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる吸着体の第1の実施例を示す断
面図
【図2】同、第2の実施例を示す断面図
【図3】従来の吸着体を備える自動ラベル貼付装置の概
略的な全体説明図
【図4】同、ラベルの剥離、吸着・保持の状態を示す説
明図
【符号の説明】
A エアー 1 ラベル吸着体 2 箱体 3 吸着孔 4 吸着板 4a 吸着面 5 中空部 5a 貫通孔の出口側の面 5b 吸着板の中空部側の面 6 連結部 7 貫通孔 11 貫通孔 53 ラベル D 距離 W 吸着板の板厚 t ラベルの厚さ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結部を介してエアー源に導通するラベ
    ル吸着体であって、 前記ラベル吸着体は、ラベルを吸着させる複数の吸着孔
    を備えた吸着板と、 該吸着板の対向位置に前記連結部に導通する貫通孔を有
    し、前記吸着板を囲繞して吸着板との間に中空部を形成
    する箱体とから成り、 前記貫通孔は、中空部側の出口開口が連結部側の入口開
    口より大となるように形成され、 更に吸着板の板厚は、前記箱体の貫通孔の出口側の面か
    ら吸着板の中空部側の面の距離と略同等かそれ以上と
    し、且つ、前記ラベルの厚さの略50倍以上としたこと
    を特徴とするラベル吸着体。
JP4446393U 1993-07-22 1993-07-22 ラベル吸着体 Expired - Lifetime JP2579584Y2 (ja)

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JPH079709U JPH079709U (ja) 1995-02-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5835824Y2 (ja) * 1978-11-27 1983-08-12 株式会社明工 開き扉の開放位置止定装置
JPS6211975U (ja) * 1985-07-05 1987-01-24
JPH04135681U (ja) * 1990-12-19 1992-12-17 立山アルミニウム工業株式会社 障子開閉装置

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