JP2579143Y2 - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

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Publication number
JP2579143Y2
JP2579143Y2 JP1992065725U JP6572592U JP2579143Y2 JP 2579143 Y2 JP2579143 Y2 JP 2579143Y2 JP 1992065725 U JP1992065725 U JP 1992065725U JP 6572592 U JP6572592 U JP 6572592U JP 2579143 Y2 JP2579143 Y2 JP 2579143Y2
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JP
Japan
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stroke
spring
guide
retainer
actuator
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992065725U
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English (en)
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JPH0624205U (ja
Inventor
真一 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アクチュエータの改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図5のグラフ図に示すような
作動特性を示すアクチュエータが知られている。この作
動特性は所謂二段階ストロークであって、すなわち小さ
な圧力で或る設定ストロークまでストローク(一段目)
し、その後、圧力とストロークの関係が変化(二段目)
するものである。
【0003】図6は、この種の従来のアクチュエータを
示している。このアクチュエータはロッド1の図上下方
向へ向けてのストロークをこのストロークに抗する向き
に配置された第一のスプリング2と第二のスプリング3
の弾性によって制御するものであって、更に、ストロー
クの当初は第一のスプリング2のみが制御作動し、スト
ロークの中途からこの制御作動に第二のスプリング3が
加わることによって上記した二段階ストロークの作動特
性を行なうようになっている。第二のスプリング3の制
御作動は、ロッド1に従動する円筒形のリテーナ4の軸
方向端部(図上下端)がストロークの中途でガイド5に
当接することによって開始される。一段目のストローク
は図上Sの範囲である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来技術には、リ
テーナ4がその軸方向端部に至るまでストレートな円筒
形に成形されており、よって軸方向端部がその端面にお
いてガイド5に当接するために、当接が繰り返されるう
ちにこの端面が摩耗し、摩耗によって一段目のストロー
クSの長さが変化してしまう問題がある。また当接時に
リテーナ4とガイド5が径方向に位置決めされていない
ために、ガイド5が径方向にずれてロアーケース6に接
触し、かじりを生じる虞がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は以上の点に鑑
み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され
たものであって、この目的を達成するため、ロッドのス
トロークをこのストロークに抗する向きに配置された第
一のスプリングと第二のスプリングの弾性によって制御
し、前記第一のスプリングがストロークの当初から制御
作動し、前記第二のスプリングがストロークの中途から
制御作動し、前記第二のスプリングの制御作動が、前記
ロッドに従動する円筒形のリテーナの軸方向端部がスト
ロークの中途でガイドに当接してから開始されるアクチ
ュエータにおいて、前記リテーナの軸方向端部と前記ガ
イドがそれぞれに設けたテーパ面で当接するようにし
た。
【0006】
【作用】リテーナの軸方向端部とガイドをそれぞれに設
けたテーパ面同士で当接させると、接触面積が増大する
ために耐摩耗性が向上する。またリテーナとガイドが径
方向に位置決めされるためにガイドが径方向にずれるの
が防止される。
【0007】
【実施例】つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説
明する。
【0008】図1に全体を示し、また図2に要部を拡大
して示すように、円筒形のリテーナ4の軸方向端部(図
上下端)が先窄まりとなるように屈曲成形されてこの端
部にテーパ面4aが設けられており、ガイド5が環状に
成形され、その内周縁が屈曲成形されてこの内周縁に前
記テーパ面4aと対をなすテーパ面5aが設けられてい
る。したがってこのアクチュエータによればリテーナ4
の軸方向端部とガイド5がそれぞれに設けたテーパ面4
a,5a同士で当接することになって接触面積が上記従
来技術より増大するために耐摩耗性を向上させ、一段目
のストロークSの変化を少なくすることができる。また
リテーナ4とガイド5がテーパ面4a,5a同士の噛み
合わせによって径方向に位置決めされるためにガイド5
が径方向にずれてロアーケース6に接触するのを防止
し、かじりを生じるのを防止することができる。
【0009】図1および図2はロッド1のストローク開
始以前の状態を示しており、この状態から第一チャンバ
7に正圧が供給されるか第二チャンバ8に負圧が供給さ
れるかして両チャンバ7,8の差圧が所定の大きさにな
ると、ダイアフラム9が第一のスプリング2の弾性に抗
して図上下方へ移動を始め、ロッド1とリテーナ4がこ
れに追従する。ストロークがSに達すると、図3に示す
ようにリテーナ4の軸方向端部に設けたテーパ面4aが
ガイド5のテーパ面5aに当接し、この段階から第二の
スプリング3が制御作動に加わって、以後、第一のスプ
リング2と第二のスプリング3の弾性の和に抗する形で
ストロークが続行され(図4)、図5に示したような作
動特性を示すことになる。
【0010】このアクチュエータは一般に排ガス流路の
切換えに用いられるものである。したがってスプリング
2,3についてはバルブ(図示せず)を閉める力を発生
させるために荷重を大きくする必要があるが、負圧作動
の場合、チャンバ8の容積に限りがあり、フルストロー
クでの荷重をあまり大きくできず、ストロークも長いこ
とから定数を低くしており、スプリング2,3セット長
が長くなっている。またチャンバ8の容積に限りがある
ことと、作動応答性の問題からチャンバ8の容積を極力
小さくする必要があり、ロアーケース6の内面をスプリ
ング3およびガイド5に接近させているために、テーパ
面4a,5aによる径方向の位置決めが必要である。因
にロッドシール10も極力ダイアフラム9方向へ移動さ
せてチャンバ8の容積を小さくしている。
【0011】
【考案の効果】本考案は次の効果を奏する。 リテーナとガイドをそれぞれに設けたテーパ面同士で
当接させて接触面積を従来技術より増大させたためにリ
テーナの耐摩耗性を向上させ、一段目のストロークの変
化を少なくすることができる。 リテーナとガイドをテーパ面同士の噛み合わせによっ
て径方向に位置決めしたためにガイドが径方向にずれる
のを防止し、かじりを生じるのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るアクチュエータの断面図
【図2】図1の要部拡大断面図
【図3】同アクチュエータの作動を示す要部拡大断面図
【図4】同アクチュエータの作動を示す要部拡大断面図
【図5】アクチュエータの作動特性を示すグラフ図
【図6】従来例に係るアクチュエータの断面図
【符号の説明】 1 ロッド 2 第一のスプリング 3 第二のスプリング 4 リテーナ 4a,5a テーパ面 5 ガイド 6 ロアーケース 7,8 チャンバ 9 ダイアフラム 10 ロッドシール

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロッド(1)のストロークをこのストロ
    ークに抗する向きに配置された第一のスプリング(2)
    と第二のスプリング(3)の弾性によって制御し、前記
    第一のスプリング(2)がストロークの当初から制御作
    動し、前記第二のスプリング(3)がストロークの中途
    から制御作動し、前記第二のスプリング(3)の制御作
    動が、前記ロッド(1)に従動する円筒形のリテーナ
    (4)の軸方向端部がストロークの中途でガイド(5)
    に当接してから開始されるアクチュエータにおいて、前
    記リテーナ(4)の軸方向端部と前記ガイド(5)がそ
    れぞれに設けたテーパ面(4a)(5a)で当接するこ
    とを特徴とするアクチュエータ。
JP1992065725U 1992-08-28 1992-08-28 アクチュエータ Expired - Lifetime JP2579143Y2 (ja)

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JPH0624205U JPH0624205U (ja) 1994-03-29
JP2579143Y2 true JP2579143Y2 (ja) 1998-08-20

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