JP2579105Y2 - 水路用コンクリートブロック - Google Patents

水路用コンクリートブロック

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JP2579105Y2
JP2579105Y2 JP1993035884U JP3588493U JP2579105Y2 JP 2579105 Y2 JP2579105 Y2 JP 2579105Y2 JP 1993035884 U JP1993035884 U JP 1993035884U JP 3588493 U JP3588493 U JP 3588493U JP 2579105 Y2 JP2579105 Y2 JP 2579105Y2
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waterway
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water channel
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保雄 清水
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揖斐川コンクリート工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はブロック相互を連結する
ことで水路を形成することができる水路用コンクリート
ブロック(以下単に水路用ブロックという)に関する。
詳細には水路内への出入りが容易にでき、かつ安全性に
優れた水路用ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、かんがい用、農業用、工業
用、あるいは住宅用などの水路を施工する際には水路用
ブロックが多用されている。水路用ブロック1として
は、例えば図5に示すように、断面コ字型あるいはL字
型に成形されたものがあり、これを水路を施工するため
掘削された溝内に順次配置してゆき、これらブロック相
互を連結することで水路Rが形成されるようになってい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
水路用ブロックを多数連結して形成された水路は、当該
水路用ブロックが断面コ字型あるいはL字型であるの
で、図5に示すように、その側壁が底床面より直立した
状態となっている。このため、水路を清掃するときや水
路に物を落としたときなど、水路内に降りなければなら
ない必要が生じたとき、あるいは水遊びをするときなど
には、水路の側壁に梯子等を架設して昇降しなければな
らなかった。また、増水時に、水路内に人、特に幼児や
老人が誤って転落した場合には、側壁が直立しているの
で、転落者は捕まるところがなく流されてしまい、不測
の事態を招くこともあった。
【0004】本考案は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、水路内への出入りが容易にでき、かつ安全
性に優れた水路用ブロックを提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の考案は、ブロック相互を連結するこ
とで水路を形成することができる水路用ブロックにおい
て、当該ブロック側壁内面に水路の中央方向に向かう階
段部を設けると共に、前記階段部を構成する段差縁部に
突条を形成したことを特徴とする水路用ブロックをその
要旨とした。尚、本考案における階段部を構成する段差
の幅及び高さ、段差数、ブロック側壁面における配置場
所、その形状などは任意であり、特に制限されるもので
はない。
【0006】請求項2記載の考案は、水路用ブロックが
断面略コ字型をなし、その側壁内面の少なくとも一方に
階段部を設けたことを特徴とする水路用ブロックをその
要旨とした。
【0007】請求項3記載の考案は、水路用ブロックが
断面略L字型をなし、その側壁内面に階段部を設けたこ
とを特徴とする水路用ブロックをその要旨とした。
【0008】
【作用】請求項1記載の水路用ブロックにあっては、ブ
ロック側壁内面に水路の中央方向に向かう階段部が設け
られているので、ブロック相互を連結することで側壁に
水路の中央方向に向かう階段部を有する水路を形成でき
るようになっている。ブロック側壁内面に水路の中央方
向に向かって設けられた階段部は、水路内への出入りを
必要とするものには昇降用の段差となり、水路内に誤っ
て転落したものには捕捉部(命綱)となる。また、階段
部を構成する段差縁部に形成された突条は昇降時におけ
る滑り止めとして機能する。また、段差縁部に突条が形
成されていることで、段差上面には土などが留り易くな
る。このため、段差上面には、草がはえ、当該水路には
自然な景観が現出されるようになっている。
【0009】請求項2記載の水路用ブロックにあって
は、断面コ字型をなすブロックの側壁内面の少なくとも
一方に水路の中央方向に向かう階段部が設けられている
ので、ブロック相互を連結したとき、両側壁あるいは一
方の側壁に水路の中央方向に向かう階段部を有する水路
が形成されるようになっている。
【0010】請求項3記載の水路用ブロックにあって
は、断面L字型をなし、ブロックの側壁内面に水路の中
央方向に向かう階段部が設けられているので、これを水
路を施工するため掘削された溝内に幅方向に対向状に配
置すると共に溝の長さ方向に順次配置し、これらブロッ
ク相互を幅方向及び長さ方向に連結したとき、両側壁内
面に水路の中央方向に向かう階段部を有する水路が形成
されるようになっている。また、幅方向に対向する一方
側に本考案の水路用ブロックを、他方側に階段部が設け
られていない従来の水路用ブロックを配置し、これらを
連結することで、一方の側壁内面に水路の中央方向に向
かう階段部を有する水路が形成されるようになってい
る。
【0011】
【実施例】以下、本考案の水路用ブロックを図面に示し
た一実施例にしたがって詳細に説明する。尚、以下に示
す実施例は本考案の一態様を示したものにすぎず、これ
に限定されるものではない。図1に示した水路用ブロッ
ク11は、断面コ字型をなし、ブロック11の一の側壁
13内面に水路の中央方向に向かう階段部12が設けら
れたものである。図1に示した態様は、この水路用ブロ
ック11を水路を施工するために掘り下げられた溝M内
に溝Mの長さ方向に渡って複数配置し、これら水路用ブ
ロック11相互を連結することで水路Rを形成したもの
である。図1の水路用ブロック11は、縦(長さ)が2
00cm、横幅が300cm、深さが200cmの大き
さに成形されたものであり、当該ブロック11の側壁外
面には、図2に示すような複数のへこみ部17が設けら
れ、当該ブロックに要するコンクリート量の低減化と軽
量化とが計られている。また、この水路用ブロック11
の連結される一端側には凸部(図示しない)が設けら
れ、他端側には前記凸部の形状に対応し嵌まり込む凹部
(図示しない)が設けられており、水路用ブロック11
を複数配置したときに、これら隣り合うブロックの凸部
と凹部とが噛み合い、ブロック相互の結合力が一層高ま
るようになっている。
【0012】この水路用ブロック11の低床面より直立
した2つの側壁13のうち一方の側壁13内面に水路の
中央方向に向かう階段部12が設けられている。階段部
12は、図1に示すように、高さが約35cm、奥行き
が約15cmの6つの段差14からなり、段差14の縁
部には滑り止め用の突条15が突設されている。段差1
4に滑り止め用の突条15が突設されたことで、段差1
4上面には土などが留り易くなる。このため、段差14
上面には、図1に示すように草がはえ、当該水路には自
然な景観が現出される。また、ブロック11の連結部分
には突条15のない切欠箇所があり、隣合うブロックの
切欠箇所とともに開口16が形成され、この開口16よ
り段差14の上面に溜った水が流れ出るようになってい
る。尚、図2に示すように、階段部12は、ブロックの
低床面より直立した2つの側壁13内面のそれぞれに階
段部12を設けたものであってもよい。
【0013】図3に示した水路用ブロック11は、断面
L字型をなし、ブロック11の側壁13内面に水路の中
央方向に向かう階段部12が設けられたものである。図
3に示した態様は、本考案のブロック11と同じく断面
L字型の従来の直立した壁面を持つブロック21とを水
路を施工するため掘削された溝内に幅方向に対向させ
て、これらを溝の長さ方向に渡って複数配置し、隣接す
る水路用ブロック11相互及び従来の水路用ブロック2
1相互を連結するとともに、対向する2種のブロック1
1、21の足部11a、21aとの隙間にコンクリート
22を打設し、このコンクリート22を介して2種のブ
ロック11、21を連結して、一方の側壁13内面に階
段部12を有する水路Rを形成したものである。このよ
うに、断面L字型をなすブロックは、水路の幅に応じて
対向するブロック間にコンクリートを打設することで幅
調整ができ、急な設計変更にも充分に対応できる。
【0014】尚、図4に示すように、水路を施工するた
め掘削された溝内に幅方向に対向して配置される水路用
ブロックをいずれも本考案のブロック11としてもよ
く、この場合には両側壁13に階段部12を有する水路
Rを形成することができる。また、図3にはコンクリー
トを打設して対向するブロックを連結した例を示した
が、このようにして本考案の水路用ブロックを使用する
場合、ブロックの足部より一部が突出するように鉄筋
(図示しない)を埋設し、ブロック相互の結合力の強
化、コンクリートの定着力の強化を計ることもできる。
【0015】
【考案の効果】請求項1記載の水路用ブロックにあって
は、ブロック側壁内面に水路の中央方向に向かう階段部
が設けられているので、ブロック相互を連結することで
側壁に水路の中央方向に向かう階段部を有する水路を形
成することができるようになっている。ブロック側壁内
面に水路の中央方向に向かって設けられた階段部は、水
路内への出入りを必要とするものには昇降用の段差とな
り、水路内に誤って転落したものには捕捉部(命綱)と
なる。特にこの水路用ブロックにあっては、階段部を構
成する段差縁部に突条が形成されており、この突条が昇
降時における滑り止めとして機能し、かつ水路内に誤っ
て転落した時には前記突条は捕捉しやすく、捕捉部(命
綱)として有効に作用する。このため、この水路用ブロ
ックにあっては、水路内への出入りが容易にでき、かつ
安全性に優れる。
【0016】またこの水路用ブロックにあっては、段差
縁部に突条が形成されていることで 、段差上面には土な
どが留り易くなる。このため、段差上面には、草がは
え、当該水路には自然な景観が現出されるようになって
いる。
【0017】請求項2記載の水路用ブロックにあって
は、断面略コ字型をなすブロックの側壁内面の少なくと
も一方に水路の中央方向に向かう階段部が設けられてい
るので、ブロック相互を連結したとき、両側壁あるいは
一方の側壁に水路の中央方向に向かう階段部を有する水
路を形成することができる。
【0018】請求項3記載の水路用ブロックにあって
は、断面略L字型をなし、ブロックの側壁内面に水路の
中央方向に向かう階段部が設けられているので、これを
水路を施工するため掘削された溝内に幅方向に対向状に
配置すると共に溝の長さ方向に順次配置し、これらブロ
ック相互を幅方向及び長さ方向に連結したとき、両側壁
に水路の中央方向に向かう階段部を有する水路を形成す
ることができる。また、幅方向に対向する一方側に本考
案の水路用ブロックを、他方側に階段部が設けられてい
ない従来の水路用ブロックを配置し、これらを連結する
ことで、一方の側壁に水路の中央方向に向かう階段部を
有する水路を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の断面コ字型の水路用ブロックを連結
して形成された水路を示す斜視図。
【図2】 本考案の断面コ字型の水路用ブロックを連結
して形成された水路の別の態様を示す断面図。
【図3】 本考案の断面L字型の水路用ブロックと従来
のL字型の水路用ブロックとを連結して形成された水路
を示す断面図。
【図4】 本考案の断面L字型の水路用ブロックを対向
状に配置しこれらを連結して形成された水路を示す断面
図。
【図5】 従来の水路用ブロックを使用して形成された
水路を示す斜視図。
【符号の説明】
11・・・水路用ブロック 12・・・階段部 13・・・側壁15・・・突条

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロック相互を連結することで水路を形
    成することができる水路用コンクリートブロックにおい
    て、当該ブロック側壁内面に水路の中央方向に向かう階
    段部を設けると共に、前記階段部を構成する段差縁部に
    突条を形成したことを特徴とする水路用コンクリートブ
    ロック。
  2. 【請求項2】 水路用コンクリートブロックが断面略コ
    字型をなし、その側壁内面の少なくとも一方に階段部を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の水路用コンクリ
    ートブロック。
  3. 【請求項3】 水路用コンクリートブロックが断面略L
    字型をなし、その側壁内面に階段部を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の水路用コンクリートブロック。
JP1993035884U 1993-06-30 1993-06-30 水路用コンクリートブロック Expired - Lifetime JP2579105Y2 (ja)

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JPH078477U JPH078477U (ja) 1995-02-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6272325U (ja) * 1985-10-18 1987-05-09
JPH05125712A (ja) * 1991-11-01 1993-05-21 Randesu Kk 手がかり付l形水路ブロツク
JP3032675U (ja) * 1996-06-21 1996-12-24 株式会社ヒカリ金属 感温管
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