JP2579033B2 - ヘリポート - Google Patents

ヘリポート

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JP2579033B2
JP2579033B2 JP2131508A JP13150890A JP2579033B2 JP 2579033 B2 JP2579033 B2 JP 2579033B2 JP 2131508 A JP2131508 A JP 2131508A JP 13150890 A JP13150890 A JP 13150890A JP 2579033 B2 JP2579033 B2 JP 2579033B2
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heliport
building
roof
slab
slabs
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健 京谷
幸和 武田
一義 内田
博臣 佐藤
博 井部
英一 鈴木
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はヘリポート、特に高層ビル屋上に設置され
るヘリポートに関するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
一般に高層ビル屋上は、クーリングタワーを始め、ヒ
ートポンプ、高架水槽、外壁清掃用ゴンドラ等の諸設備
機器に利用されており、新たなヘリコプターの着陸場所
の設置余地はない。
着陸場所を支持する柱すら設置余地がないのが実情で
ある。また着陸場所を支持する柱は、建物との関係から
全く自由に設置することはできずに、建物の柱や梁の上
部に荷重を負担させることのできる位置としなければな
らない。
また、特に既設建物への設置に際しては、資材の揚重
のため装置を設置する余地がない場合が多く、その際
は、建物の昇降機を利用せざるを得ない場合が多く、重
量等に制約を受けることになる。
また、屋上にヘリポートをただ設置する方式では、救
援を待っている間、火炎、煙、熱等に対する避難場所を
別に準備する必要がある。
また、飛来したヘリコプターのダウンウォッシュ(下
方へのローターによる強い気流)からも、ヘリコプター
が着陸するまでの間避難している場所を持つとが望まし
いが、現状の屋上の利用状況ではその確保が難しい。
また、屋上に設置するヘリポートでは、ビル火災に対
しても構造的に安全なものとするために耐火性能を有し
たものでなければならないが、耐候性を付与した耐火材
を基本的な骨組である鉄骨に取付けるには重量が大きく
なる。また、構造体自身が耐火性能を持つRC造やSRC造
はさらに重量が大きくなる。屋上に設置するものである
から建物の構造耐力への負担を軽減するためには重量の
増大はさけなければならない。特に既設建物への設置の
場合はこの制約が大きい。この発明は以上のような課題
に対処すべく開発したものである。
〔発明の構成〕
この発明のヘリポートは、屋上の支柱上に設置され、
上部離着陸用床版と下部避難用床版からなるヘリポート
であって、上部離着陸用床版と下部避難用床版とは立体
トラス梁により連結され、これらの床版は屋上の側縁か
ら12mを半径(R)とした1/4円の内側の炎の危険範囲X
から外れた支柱により支えられているとともに屋上から
上下部床版は段階で連結してある構成からなる。
〔実 施 例〕
第1図はこの発明の概要を示したもので、建物Aの屋
上において柱または立体トラス等からなる支柱1上に設
置され、上部離着陸用床版2と下部避難用床版3からな
り、その上下床版2、3間は立体トラス等からなるトラ
ス梁4によって連結支持されている。
屋上スラブ上は火災や煙の巻込みにより、避難が困難
になることが予想される。そして火災性状予測プログラ
ムによりモデル建物をシミュレーションした結果、温度
100℃程度までの炎の高さが12m程度と予測されるところ
より、炎が立ち上がり、横風によって倒れる長さ12mを
半径(R)とした1/4円の内側が危険範囲Xとなり離着
陸床版2は危険範囲X外に設けることとし、上下床版
2、3間Hは2m以上とし、上下床版2、3間の内部空間
を緊急避難用の場所とし、上下床版2、3はシェルター
となり、離着陸時のヘリコプターの風除けとしても利用
できる。
上下部床版2、3には屋上から階段5の昇降部分によ
り連絡する。
第2図、第3図はそれぞれ異なる実施態様を示したも
ので第1図と同一符号はそれぞれ同様の部分を示す。
〔発明の効果〕
この発明は前記構成よりなり、このヘリポートは、床
構造にせりの高い立体トラス梁を用いることによって、
上下部床版に高い剛性が等方性に近い状態に確保された
版となり、この床構造を屋上からこれを支える柱の間隔
を大きくとることができるので最小の柱数で設置するこ
とができる。また、このトラス梁は、立体トラス加構と
なっているので、床構造側の支点位置に制約をうけるこ
とはない。
したがって、床構造を支える柱は、建物側の設置可能
な場所から、自由な形で床構造を支えることができる。
このヘリポートでは立体トラス加構を用いるので個々
の部材を軽量でしかも短い材として構成することが可能
となっており、したがって既存建物の昇降機の利用によ
って部材を屋上まで搬送できる。さらに各部材は最終的
には入力によっても運搬できる重量とすることも可能で
あり、しかも全体として軽量であり屋上構造物として荷
重が小さい。
またこのヘリポートでは、ヘリの離着陸する上部床版
の下方に、トラス梁の下弦材を利用した避難場所用の下
部床版を備えている。
一時的に下部床版に避難することによって、飛来する
ヘリコプターのダウンウォッシュを避けることができ
る。また、この床版は建物より十分上方に位置している
ので、建物火災時の火災、煙、熱等をさけて、安全に救
援ヘリの飛来を待つことができる。
このヘリポートの上部離着陸用床版及び下部避難用床
版は屋上の側縁から12mを半径とした1/4円の内側の炎の
危険範囲より外れて支柱に支えてあるのでビル火災時の
熱の影響範囲をさけることができる。またヘリポート部
には可燃物を持たない。したがって、耐火性能を有する
必要のある部分は、ビル屋上から数mの範囲の部分であ
り、ここはヘリポート本体ではない。よって、耐火材の
設置によるヘリポート部の重量増加を最小限におさえる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の概要を示した立面図、第2図、第3
図はこの発明の異なる実施態様を示した斜視図である。 1……支柱、2……上部床版、3……下部床版、4……
トラス梁、5……階段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 一義 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 佐藤 博臣 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿 島建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 井部 博 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 鈴木 英一 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−268901(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋上の支柱上に設置され、上部離着陸用床
    版と下部避難用床版からなるヘリポートであって、上部
    離着陸用床版と下部避難用床版とは立体トラス梁により
    連結され、これらの床版は屋上の側縁から12mを半径
    (R)とした1/4円の内側の炎の危険範囲Xより外れて
    支柱により支えられているとともに屋上から上下部床版
    は階段で連結してあることを特徴とするヘリポート。
JP2131508A 1990-05-22 1990-05-22 ヘリポート Expired - Lifetime JP2579033B2 (ja)

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