JPH01268901A - 二次元伸縮可能な床盤を以って構成した、航空機離着場 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、中小型航空機の離着に使用する航空機離着
場に関するものである。

（従来の技術） 現在空港と云えば、地上に限られて居り、僅かにビル屋
上等にヘリポートが散見される程度にて、軍用の航空母
艦を除けば、地上以外の場所は皆無に等しい状態である
。

（発明が解決しようとする課題） （１）近年、中小型航空機による交通需要は益々増大し
ているが、都市周辺、離島等に離着場用地確保が困難で
ある、これを解決し航空機による交通の発達をうながさ
ねばならない。

（２）　　航空機の離着には一定の滑走路長と巾を必要
とするもので、この発明の分割した任意広さの床盤にて
構成した離着場は、床盤の長手（Ｘ軸）巾（Ｙ軸）両方
向への気温変化による伸縮が生ずるため、これに対応す
る二次元伸縮可能な床盤と、支柱への保持方法を解決し
なければならない。

（３）床盤にて構成した離着場は、航空機の着床時に於
ける衝撃力及び地震時に於ける、床盤の支柱に対する水
平応力の緩和を解決しなければならない。

（課題を解決するための手段） この発明は、河川敷、海浜、山腹、耕作地等空間を利用
し、支柱を建立の上、滑走路を免震装置にて保持する分
割連続した二次元伸縮可能な床盤と緩衝装置によシ解決
し得るもので、広大な土地を使用せず航空機の離着場建
設が可能で、産業界で求められているローカル空港の要
望も充足されるものである。

主要都市の河川上には自動車道が発達し、産業上大きな
効果を挙げている現況を見るに、ローカル空港も河川敷
、海浜又は山腹を利用することＫより課題は解決される
。

幸いほとんどの都市周辺又は近隣には河川が流れている
場合が多く、この発明を利用することにより、河川本来
の流水目的を害わずに、河川敷に支柱の建立のみによシ
航空機の離着場建設が可能である。

（作用） （１）　　この発明の二次元伸縮可能な床盤（５）は、
上部に荷重が加わった場、Ｘ軸方向にはＸ梁（６）とこ
の上面部鋼板αＱ及び路床ａυに圧縮力が加わり、Ｙ梁
（７）下面のテンションバー（９）には引張力が働く。

又Ｙ軸方向にはＸ梁（６）上面の型鋼板αＱと路床αυ
に圧縮力が加わシ、Ｙ梁（７）は引張の応力を受ける作
用をなすものである。

（２）気温の変化による床盤（５）のＸ梁（６）の伸縮
は、Ｙ梁（７）開口部のＸ軸方向への開閉によシ、又Ｙ
梁（７）の伸縮はＸ梁（６）開口部のＹ軸方向への開閉
によシ、二次元の伸縮可能な作用をなすものである。

（３）　　この発明の免震装置にて保持する二次元伸縮
可能な床盤（５）は、航空機の着床時の衝撃力、気温の
変化による二次元伸縮及び地震時に於ける床盤（５）の
、支柱（１）Ｋ対する水平応力を、免震装置及び緩衝装
置Ｑ◇によシ緩和する作用をなすものである。

（実施例） この発明の実施例を図面により説明すると、（１）　　
地上に任意数のコンクリート製又は鋼製の支柱（１）を
建立する。

（２）（イ）床盤（５）は任意等間隙のＵ、Ｖ又は縦コ
型の断面形状を以った任意長の鋼板又は温調製のＸ梁（
６）を任意数長手方向（Ｘ軸方向）上部に、同形状のＹ
梁（７）を任意数巾方向（Ｙ軸方向）下部に、互の開口
部を直角に合せ、この合せ面の任意個所に接合プレート
（８）を以ってＸＹ両梁を固着−体にして四辺形の床盤
（５）を形成し、Ｘ梁（６）の上面に床盤（５）全面に
亘り凰鋼板（１０）を接合し、正方形、矩形等の平面を
形成する。

（ロ）Ｘ梁（６）上面の、型鋼板ａＱ上に固着する任意
ブロックに分割した鉄筋コンクリート製の路床（ロ）を
設け、この上面にゴム、合成樹脂、アスファルト等の舗
装υを施し、隣接する床盤（５）間にスライドプレート
（ｌＬＩＫよる接手を設ける、覆鋼板（１０及び路床α
υは上面に荷重が加わった場合、主としてＹ軸方向への
圧縮応力を受ける。

（ハ）Ｙ梁（７）最下部にＸ軸方向全長に亘り総てのＹ
梁（７）を接続する任意数のテンシヨンバー（９）を固
着する。このテンションバー（９）は路床（ロ）に荷重
が加わった場合Ｘ軸方向に引張応力を受ける。

に）床盤（５）の任意個所に、支柱（１）上の免震装置
に対応する、上部定着板（４）又は受アーム（１）を設
け、支柱（１）に床盤（５）の荷重を免実装Ｒを介して
伝達する構造である。

（ホ）床盤（５）と支柱（１）及び各隣接床盤（５）間
の間隙には、それぞれ水平応力を緩和する任意数の緩衝
装置６０を設ける。

（へ）床盤（５）を複数階にすることによ）、最上階を
航空機の滑走路に、下層階を航空機の格納庫、倉庫、自
動車駐車場として使用し得るものでらる０ 以上の如く構成した床盤（５）を、支柱（１）に免震装
置を以って保持する。

（３）支柱（１）に下部定着板（２）を、床盤（５）に
下部定着板（２）に相対する位置に上部定着板（４）を
それぞれ固定し、この間に復元力を有する弾性物質（３
）を固着した免震装置を、支柱（１）の任意個所に設け
る０ （４）（イ）支柱（１）の任意個所に懸垂台α４を固定
し、この上面に、懸垂枠ＱＩ１９上部のｓ１球ａＱと嵌
合摺動し得る受金具ａ′ｉ）を設ける。

（→懸垂枠（ト）は、上部に懸垂法α・を設け、この中
心よシ任意距離下降した点を中心とした承支球（至）と
共に、両側にて結合一体の枠を形成する。

（ハ）承支球（ト）は、床盤（５）に設けた受アーム（
１）の下面装着の承支金具ａすと嵌合摺動する。

以上の如く構成した、水平変位に対し自然復帰し得る懸
垂方式の免震装置を、支柱（１）の任意個所に設ける。

（５）正方形、矩形の床盤（５）の任意対角に実施例第
２項に示す、復元力を有する物質（３）を用いた免震装
置を、他の対角に実施例第４項の懸垂方式の免震装置又
は二次元摺動可能な含油焼結金属又は固形炭素人合金等
の平面摺動板等、復元力を有するものと異種免震装置を
併用した免震装置を、支柱（１）の任意個所に設ける。

この発明は以上の如く二次元伸縮可能な床盤（５）と、
実施項第３．４．５項に示す各種免震装置の何れかを組
合せの上、床盤（５）の水平変位に対し定位置に復元し
、床盤（５）の二次元伸縮も吸収し得る構造の免震装置
にて構成した、航空機離着場である。

（発明の効果） （１）建設に際し、広大な土地を使用せず河川敷、海浜
、山腹、耕作地等空間を利用し、地上に支柱のみを建立
することによシ、航空機の離着場が求め得られる。

（２）作用項第２項で記した床盤の気温による二次元の
伸縮が可能で、この伸縮を各床盤毎に免震装置にて調整
吸収し、支柱に水平負荷を与えることがない。

で。

（３）作用項第３項紮記した各種免震装置、又は異種免
震装置及び緩衝装置によシ、航空機の着床時の衝撃力及
び地震時に於ける、床盤の支柱に対する水平応力を緩和
し得られる。

（４）支柱、床盤、及免震装置を総て規格化し、建設費
の低置及工期の短縮が計れる。

（５）床盤を複数階にすることにより、最上階を滑走路
に、下層階を航空機の格納庫、倉庫、自動車駐車場とし
て充当し得る０ （６）河川敷に建設した場合、河川本来の流水目的を害
わす、万−離着時に事故が惹起した場合にも、航路は河
川上のため人家に被害を及ぼすことがない。

（７）農耕地に建設の場合、滑走路下は温室として利用
可能である。

（８）　　この発明の航空機離着場を、各地方都市に建
設することにより、航空機による交通が発達し、航空機
の需要も増大し航空産業の発展をうながす０ 以上の如く諸種の効果がある発明である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の斜視図 第２図は床盤（５）の一部分平面図 第３図は床盤（５）のＸ軸方向の断面図第４図は床盤（
５）のＹ軸方向の断面口笛５，６図は要部断面図 第７図は懸垂枠Ｑ５の正面図 １・・・支柱　　　　　　２・・・下部定着板３・・・
復元力を有する弾性物質

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）任意数の支柱（１）に、免震装置にて保持する、
   任意数の分割連続した、二次元伸縮可能な床盤（５）に
   て構成したことを特徴とする、二次元伸縮可能な床盤を
   以って構成した、航空機離着場。
2. （２）（イ）床盤（５）は、任意等間隔のＵ、Ｖ又は縦
   コ型の断面形状を以った鋼板又は型鋼製のＸ梁（６）を
   任意数長手方向上部に、同形状のＹ梁（７）を任意数巾
   方向下部に、互の開口部を直角に合せ、この合せ面の任
   意個所に接合プレート（８）を以って、ＸＹ梁を固着一
   体にして、四辺形の床盤（５）を形成する。（以下長手
   Ｘ梁（６）方向をＸ軸、巾Ｙ梁（７）方向をＹ軸と称す
   ） （ロ）Ｙ梁（７）最下部にＸ軸方向全長に亘り総てのＹ
   梁（７）を接続する任意数のテンシヨンバー（９）を固
   着する。 （ハ）Ｘ梁（６）の上面に、床盤（５）全面に亘り型鋼
   板（１０）を固着し、この上面に任意ブロックに分割し
   た鉄筋コンクリートの路床（１１）を設け、更に上部に
   舗装（１２）を施し、隣接する床盤（５）間にスライド
   プレート（１３）による接手を設ける。 （ニ）床盤（５）の荷重を支柱（１）に伝達するため、
   支柱（１）上の免震装置に対応する任意数の、上部定着
   板（４）又は受アーム（２０）を設ける。 （ホ）床盤（５）と支柱（１）間及び隣接床盤（５）間
   の間隙には、それぞれ床盤（５）の、支柱（１）及び隣
   接床盤（５）に対する水平応力を緩和する任意数の緩衝
   装置（２１）を設ける。 以上の如く構成した、二次元伸縮可能な床盤（５）を具
   備する、特許請求項第１項記載の、二次元伸縮可能な床
   盤を以って構成した、航空機離着場。
3. （３）支柱（１）の任意個所へ、下部定着板（２）を、
   床盤（５）に下部定着板（２）に相対する位置に上部定
   着板（４）をそれぞれ固定し、この中間に復元力を有す
   る弾性物質（３）を固着した免震装置を具備した、特許
   請求項第１項記載の二次元伸縮可能な床盤を以って構成
   した、航空機離着場。
4. （４）（イ）支柱（１）の任意個所へ懸垂台（１４）を
   固定し、この上面に懸垂枠（１５）上部の懸垂球（１６
   ）と嵌合摺動し得る、受金具（１７）を設ける。 （ロ）懸垂枠（１５）は、上部に懸垂球（１６）を設け
   、この中心より任意距離下降した点を中心とする承支球
   （１８）と共に、両側にて結合一体の枠を形成する。 （ハ）承支球（１８）と嵌合摺動する承支金具（１９）
   を下面に装着した受アーム（２０）を、床盤（５）の任
   意個所に設ける。 以上の如く構成した懸垂方式の免震装置を具備した、特
   許請求項第１項記載の、二次元伸縮可能な床盤を以って
   構成した、航空機離着場。
5. （５）四辺形の形状を以った床盤（５）の任意対角に、
   特許請求項第３項に示す、復元力を有する弾性物質（３
   ）を用いた免震装置を、他の対角に特許請求項第４項の
   懸垂方式の免震装置、又は二次元摺動可能な平面摺動板
   等、異種免震装置を併用した特許請求項第１項記載の二
   次元伸縮可能な床盤を以って構成した、航空機離着場。