JP2578970Y2 - 配電箱等の固定構造 - Google Patents

配電箱等の固定構造

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JP2578970Y2
JP2578970Y2 JP1990403818U JP40381890U JP2578970Y2 JP 2578970 Y2 JP2578970 Y2 JP 2578970Y2 JP 1990403818 U JP1990403818 U JP 1990403818U JP 40381890 U JP40381890 U JP 40381890U JP 2578970 Y2 JP2578970 Y2 JP 2578970Y2
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保夫 木村
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、配電箱や電装部品等を
相互にあるいはパネル等に固定する構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図10は、実開昭61−142493号
公報に記載された配電箱の固定構造を示す分解斜視図で
ある。
【0003】図で、21は、合成樹脂製の配電箱本体、
22は、該配電箱本体21に固定する合成樹脂製の電装
部品本体を示す。該配電箱本体21の外壁23には、左
右に断面略L字状のガイドレール24を二本対称に突設
すると共に該一対のガイドレール24,24の中間に一
対の突条27,27を並設してある。各ガイドレール2
4の内側壁24aの中央部には、略三角形の突起28を
設けてある。また、前記電装部品本体22の外壁25に
は、該ガイドレール24内にスライド嵌合させる逆L字
状の係止板26を設けてある。
【0004】図11は、ガイドレール24,24内に係
止板26をスライド嵌合させた状態の図10のG−G相
当断面図、図12は、同じくH−H相当断面図である。
すなわち、該係止板26は、前記突条27,27を支点
として湾曲し、該突条27とガイドレール24の前壁2
4bとの間に前後ハ方向のガタなく嵌合すると共に、突
起28,28により左右イ方向のガタが規制される。
【0005】しかしながら、上記構造にあっては、配電
箱本体21あるいは電装部品本体22が突起28を支点
として揺動ロ方向にガタつくという欠点があった。ま
た、嵌合に際して、上端を片持ち固定された係止板26
を湾曲させるために、大きな挿入力を必要とし、挿入性
が悪かった。また、外壁23にガタ防止用の突条27を
設ける関係で、ガイドレール24の突出高さh を高く
設定しなければならず、前後ハ方向に肥大化してしまう
という問題があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記した点
に鑑み、係止板の揺動方向の動きを確実に抑えることが
できると共に、係止板の挿入性を向上させることがで
き、しかもガイドレールを肥大化させることなく係止板
の板厚方向のガタつきをなくすことのできる配電箱等の
固定構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、一方の配電箱等に一対のガイド部が設け
られ、他方の配電箱等に、該ガイド部に対する係止板が
設けられ、該係止板の側部に、該ガイド部の内側壁に押
接する複数の可撓性の突出片が形成され、該係止板が該
ガイド部内に挿入される配電箱等の固定構造において、
一方の前記ガイド部に対する前記係止板の一側部にのみ
前記複数の可撓性の突出片が形成され、 他方の前記ガイ
ド部に対する前記係止板の他側部には、該他方のガイド
部の内側壁に対する摺接用の平坦面が形成され、且つ該
係止板の先端部に設けられた突出片の先端と該平坦面と
のなす距離が該一対のガイド部の内側壁に非接触な寸
法に設定されたことを特徴とする(請求項1)。前記突
出片の係止板挿入方向の厚さ(t)よりも厚さ直交方向
の幅(s)が薄く設定され、該突出片が該幅方向にも可
撓であることも有効である(請求項2)。
【0008】
【作用】請求項1の構成においては、可撓性の突出片が
一方のガイド部の内側壁に押接すると共に、係止板の平
坦面が他方のガイド部の内側壁に沿って当接して位置決
めされる。また、係止板の挿入時に、係止板の先端部が
ガイド部と干渉することなく無抵抗でガイド部内に導入
される。請求項2の構成においては、突出片の厚さを幅
寸法よりも厚く設定することで、幅方向の剛性が弱ま
り、突出片がガイド部内で幅方向に撓み、係止板厚さ方
向のガタが阻止される。
【0009】
【実施例】図1は、本考案に係る配電箱等の固定構造の
一実施例を示す分解斜視図である。
【0010】図で、1は、合成樹脂製の配電箱本体、2
は、該配電箱本体1に固定する合成樹脂製の電装部品本
体を示す。該配電箱本体1の外壁3には、断面略L字状
のガイドレール4を二本対称に突設してある。該ガイド
レール4は、従来例(図10参照)のガイドレール24
よりも突条27の高さ分だけ突出高さhを低く設定して
ある。
【0011】前記電装部品本体2の外壁5には、該一対
のガイドレール4,4に対する逆L字状の係止板6を一
体的に設けてある。該係止板6の一側部には、櫛歯状の
複数の突出片7を該係止板6の幅方向に向けて形成して
ある。また該係止板6の他側部には、ガイドレール4の
内側壁4aに対する平坦面6bを形成してある。該係止
板6の全幅Lすなわち該突出片7の先端から該係止板
6の他側までの寸法は、前記ガイドレール4の内幅L
よりも若干大きく設定し、また下端の突出片7′と係止
板上側部6aの他側までの寸法Lは、該ガイドレール
4,4の内幅Lよりもやや短めに設定してある。
【0012】図2は、ガイドレール4,4内に係止板6
をスライド嵌合させた状態を示す図1のA−A相当断面
図、図3は、同じくB−B相当断面図であり、突出片7
は先端部7aを上方にやや撓ませて圧入気味に嵌合し、
ガイドレール4の内側壁4aに押接する。従って、左右
イ及び回動ロ方向のガタが防止される。なお係止板6の
挿入に際しては、短め(L)に設定された最下端の突
出片7′が案内役を果たし、また係止板上側部6aは、
ガイドレール4には殆ど接触せず、複数の突出片7のみ
が内側壁4aに押接する。
【0013】さらに、上記図1〜図3の構造において、
突出片7の厚さtを該突出片7の幅寸法(本例では係止
板6の板厚と同じ)sよりも厚く設定して該突出片7の
幅s方向の剛性を弱め、図4の如く、突出片7の先端部
7aを該突出片7の厚さt方向よりも幅s方向に撓み
(逃げ)やすくすることにより、各突出片7はガイドレ
ール4内で電装部品本体2の前後ハ方向にランダムに撓
み、左右イ方向のガタと同時に前後ハ方向のガタをもな
くする。
【0014】なお、上記実施例においては、係止板6の
一側部にのみ突出片7を形成したが、該係止板6の両側
部に突出片7を形成することもできる
【0015】図5は、配電箱等の固定構造の参考例を示
す分解斜視図である。
【0016】図で、11は、合成樹脂製の配電箱本体、
14,14は、該配電箱本体11の外壁13に一体的に
設けられた一対のガイドレール(ガイド部)であり、図
6に図5のD−D断面図を示すように、各ガイドレール
14,14の溝底側の内側壁14aには、上向き傾斜面
18aと下向き水平面(水平当接面)18bとを有する
鋸歯状の係止段部18を形成してある。
【0017】また、合成樹脂製の電装部品本体12の外
壁15に一体的に設けられた係止板16の両側部には、
該係止段部18に対する櫛歯状の突出片17を形成して
ある。図7に、図5のE−E断面図を示すように、該突
出片17は、係止段部18の上向き傾斜面18aに対応
する下向き先端傾斜面17aを有している。
【0018】図8は、ガイドレール14,14内に係止
板16をスライド嵌合させた状態を示す図5のD−D相
当断面図である。スライド嵌合に際しては、各突出片1
7が、下向き先端傾斜面17aをガイドレール14の上
向き傾斜面18aに摺接させつつ撓んで、スムーズに頂
部18cを乗り越えるから、比較的小さな押し力で且つ
節度感のある挿入ができる。そして嵌合後は、一つの突
出片17の上面(先端頂部側の水平面)17bが一つの
係止段部18の下向き水平面(水平当接面)18b全体
に当接して、高い固定力を得る。
【0019】また、図9に、図8のF部拡大図を示すよ
うに、嵌合に際して、各突出片17はランダムに挙動
し、ある突出片17は、先端部17aを上方に撓ま
せたまま係止段部18に係合し、ある突出片17
は、上述したように上面17bを係止段部18
下向き水平面18bに当接させ、ある突出片17
は、さらに大きく先端部17aを上方に撓ませて一
段上の係止段部18の頂部傾斜面18cに押接す
る。これにより、上下ニと左右イ及び回動ロ方向のガタ
が積極的に抑止される。本実施例においては、特に上下
二方向の嵌合位置精度が向上するものである。
【0020】さらに、上記図5〜9の固定構造におい
て、突出片17の厚さtを薄く設定することにより、
挿入力を下げることができる。たとえ厚さtが薄くと
も、突出片17の数が多いから、充分な離脱力を得るこ
とができる。また、突出片17,17相互の間隙mを狭
く設定することにより、突出片17の下方への撓みを防
いで、離脱力を高めることもできる。
【0021】さらに、前記図4の例で示したように、突
出片17の厚さtを該突出片17の幅sよりも厚く
設定して、突出片17の先端部(17a)を幅s方向
に撓み可能とすれば、電装部品本体12の前後方向のガ
タをも阻止できる。また、突出片17と係止段部18を
それぞれ係止板16とガイドレール14の片側のみに形
成してもよい。
【0022】
【考案の効果】以上の如くに、請求項1記載の考案によ
れば、係止板の平坦面を基準として係止板がガイド部内
に挿入されつつ、可撓性の突出片がガイド部の内側壁に
押接するから、係止板の姿勢が安定し、挿入作業がスム
ーズに行われる。また、挿入後は係止板の平坦面がガイ
ド部の内側壁に沿って当接するから、係止板の揺動が抑
えられ、配電箱等の姿勢が安定する。また、係止板の挿
入時に、係止板の先端部がガイド部と干渉することなく
無抵抗でガイド部内に導入されるから、係止板の挿入作
業がスムーズ且つ容易に行われ、挿入性が向上する。ま
た、請求項2記載の考案によれば、突出片が係止板幅方
向はもとより、係止板厚さ方向にも撓んでガイド部に密
着するから、各方向のガタが阻止され、従来のような係
止板厚さ方向の突条が不要となり、ガイド部の肥大化が
防止され、固定部の省スペース化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の固定構造の一実施例を示す分解斜視図
である。
【図2】嵌合状態を示す図1のA−A相当断面図であ
る。
【図3】同じく図1のB−B相当断面図である。
【図4】図3の変形例を示すC部拡大図である。
【図5】本考案の固定構造の参考例を示す分解斜視図で
ある。
【図6】図5のD−D断面図である。
【図7】図5のE−E断面図である。
【図8】嵌合状態を示す図5のD−D断面相当図であ
る。
【図9】図8のF部拡大図である。
【図10】従来例を示す分解斜視図である。
【図11】図10のG−G断面図である。
【図12】図10のH−H断面図である。
【符号の説明】 配電箱本体 電装部品本体 ガイド部4a 内側壁 係止板 突出片 厚さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 3/08 - 3/16 F16B 1/02

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の配電箱等に一対のガイド部が設け
    られ、他方の配電箱等に、該ガイド部に対する係止板が
    設けられ、該係止板の側部に、該ガイド部の内側壁に押
    接する複数の可撓性の突出片が形成され、該係止板が該
    ガイド部内に挿入される配電箱等の固定構造において、
    一方の前記ガイド部に対する前記係止板の一側部にのみ
    前記複数の可撓性の突出片が形成され、他方の前記ガイ
    ド部に対する前記係止板の他側部には、該他方のガイド
    部の内側壁に対する摺接用の平坦面が形成され、且つ該
    係止板の先端部に設けられた突出片の先端と該平坦面と
    のなす距離が該一対のガイド部の内側壁に非接触な寸
    法に設定されたことを特徴とする配電箱等の固定構造。
  2. 【請求項2】 前記突出片の係止板挿入方向の厚さ
    (t)よりも厚さ直交方向の幅(s)が薄く設定され、
    該突出片が該幅方向にも可撓であることを特徴とする
    求項1記載の配電箱等の固定構造。
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