JP2578707Y2 - 農園芸用シート - Google Patents
農園芸用シートInfo
- Publication number
- JP2578707Y2 JP2578707Y2 JP1993052295U JP5229593U JP2578707Y2 JP 2578707 Y2 JP2578707 Y2 JP 2578707Y2 JP 1993052295 U JP1993052295 U JP 1993052295U JP 5229593 U JP5229593 U JP 5229593U JP 2578707 Y2 JP2578707 Y2 JP 2578707Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- agricultural
- horticultural
- rice bran
- crop
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Protection Of Plants (AREA)
- Fertilizing (AREA)
Description
を有効に利用するために、この米糠を主成分としてシー
ト状に成形して、圃場表面に敷きつめ、作物を栽培する
初期における雑草を防除するとともに、作物の生育に合
わせて分解して肥料分を順次補給していくように用いる
農園芸用シートに関する。
は米油を抽出する原料として有効に利用されていたが、
輸入オイルによる食用油の価格の下落により、採算があ
わないことで廃棄処理されるようになり、産業廃棄物と
して扱われる状態になり下ってきている。
は、殆んどが廃棄されているが、栄養分を富裕にもつこ
とから、有機肥料として用いることで有効利用がはかれ
る。しかし、この米糠を専業の農家に有機肥料として有
効に使用させるには、作物ごとに適応する施肥技術を開
発しなければならない問題がある。
日に園芸を楽しむ、いわゆる日曜農家が多くなったてき
ている。この日曜農家にあっては、農園の管理が休日ご
とになることで、圃場に繁茂してくる雑草の防除に、多
くの手間をかけなければならない問題がある。
施肥技術を要することなく、有機肥料として有効に利用
し得るようにすると同時に、それの施用により雑草の繁
茂を防止し得るようにして、米糠の有効利用と雑草の防
除との両者が同時に行なわれるようにする新たな手段を
提供することを目的とする。
の目的を達成するための手段として、水等の液体を添加
し、粘着性がでてくるまで練和した米糠を、窓穴又は窓
穴成形用の切込線を具備するシート状に成形し、加熱乾
燥して適度の硬さに焼き上げ平板状に形成した農園芸用
シートを提起するものである。
本考案による農園芸用シートの施用状態の斜視図で、同
図において、aは農園の栽培床、1はその栽培床aの表
面に敷設した農園芸用シート、Pは栽培床aに栽培して
いる作物、10はその作物Pを露光させるよう農園芸用
シート1に形設した窓穴を示す。
1実施例を示す図2に従い説明すると、まず、米糠に水
等の液体を添加して、これを重粘な状態になるまで十分
に練和する。
を与えるためであるが、水のほかに化学肥料液や防腐剤
液など、栽培床aや作物Pに害を与えるものでなければ
適宜のものでよい。
に澱粉を添加する場合がある。そのほかにも、つなぎの
ためのパルプ繊維や、土壌改良のための検定や、固結の
ための陶土・接着剤(バインダー)等を添加する場合が
ある。
より適宜厚さ(2〜3mm程度)のシート状に成形す
る。そして、それを適宜の大きさ(縦30cm・横20
cm程度)に縁切りして、単位シート1aに成形する。
栽培(蒔種又は植苗)するための窓穴10…を、その作
物Pに適応する間隔をおいて、環状刃型等により切抜き
成形する。
・遠赤外線炉・陶土炉又はその他の乾燥炉により適度の
硬さに焼き上げて、平板状の農園芸用シート1に仕上げ
る。
敷きつめて放置しておいても、2ケ月程度は原形を保持
し続け、その後に順次分解していくようになる。このと
きの耐久性(主に硬さ)は、炉内の温度や焼成時間によ
っても、また米糠に添加する各種の素材(澱粉・パルプ
繊維・陶土・接着剤等)やその量によっても、更にはシ
ート状に成形する圧力によっても、任意に変更調節する
ことができる。
ある。この農園芸用シート1は、上記第1実施例に示す
単位シート1aの枚数分相当の大きさに成形したもので
あって、その適宜位置には、必要に応じて単位シート1
aごとに切断することができるように、V溝状又はU溝
状の折曲線11…を、直状凸型等によりシート1の厚み
の約中間深さまで押込んで成形してある。
ある。この農園芸用シート1は、上記第2実施例に示す
シートを更に大きく成形したものであって、その裏面に
は、単位シート1aがばらばらに割れて分散することの
ないように、剥離紙12を貼付してある。そして、この
シート1を持ち運ぶ際や収納しておく際は、これをロー
ル状に巻込んでおけるようにしてある。
ある。この農園芸用シート1は、上記第1〜第3実施例
に示す窓穴10…に替えて、窓穴成形用の切込線10a
…を、環状刃型等によりシート1の厚みの約中間深さま
で切込んで成形したものである。そして、この切込線1
0aで囲まれた部分をたたいてそこを抜き落とすことに
より、そこに窓穴10を成形するようにしてある。従っ
て、栽培する作物Pに適応する任意の位置に窓穴10を
成形することができる。
ある。この農園芸用シート1は、シート切断用及び窓穴
成形用の碁盤目状の切込線10aを、直状刃型等により
シート1の厚みの約中間深さまで切込んで成形したもの
である。そして、この切込線10aに沿って折曲げるこ
とによりシート1を切断し、また、この線で囲まれた部
分をたたき抜き落として窓穴10を成形するようにして
ある。従って、栽培床a(例えば鉢等)の大きさ・形状
に適応する任意の大きさ・形状に切断成形することがで
きるし、また、作物Pに適応する任意の位置に、かつ、
任意の大きさに窓穴10を成形することができる。
1の実際の施用について、図4に示す第3実施例をもっ
て説明する。
場が広いときは、前述の第4図に示す如く、ロール状に
巻いた状態の農園芸用シート1…を、剥離紙12をはが
しながらときほぐすように展開して敷設する。
断線として、その折曲線11…で区画された単位シート
1aの大きさの農園芸用シート1に分離しておいて、そ
れを、順次圃場の栽培床aの表面に、敷きつめるように
並列させて敷設する。そして、それら農園芸用シート1
に予め開設してある窓穴10…を介して露出している部
位の圃場の栽培床aに、栽培しようとする作物Pの苗を
移植するか、作物Pの種子を蒔き付ける。
付けた部位またはそれの種子を蒔き付けた部位のまわり
が、農園芸用シート1により被覆されて遮光されること
で、これに植生してくる雑草を枯らし、また、雑草の種
子の発芽が抑えられる。
物P…が育成した2ケ月位たったところで、風化、分解
して、栄養分に富む主成分の米糠が肥料として作物Pに
吸収されていくようになる。
芸用シート1は、米糠を粘着性がでてくるまで練和し
て、窓穴10…を具備するシート状に成形し、加熱乾燥
して平板状に形成してあるのだから、これを圃場の栽培
床aに敷きつめて、窓穴10…を介し作物Pを栽培育成
することで、その作物Pが生育するまでは、作物Pのま
わりに雑草が生育するのを抑止し、作物Pが生育してき
たところで分解して有機質肥料となるので、廃棄される
米糠を有効に利用しながら、雑草の防除と施肥との両者
が簡単に行なえるようになり、日曜農家等の小規模の農
園に良く適応するようになる。
図である。
視図である。
視図である。
納状態の斜視図である。
視図である。
視図である。
位シート、10…窓穴、10a…窓穴成形用の切込線、
11…折曲線、12…剥離紙。
Claims (1)
- 【請求項1】 水等の液体を添加し、粘着性がでてくる
まで練和した米糠を、窓穴10…又は窓穴成形用の切込
線10a…を具備するシート状に成形し、加熱乾燥して
適度の硬さに焼き上げ平板状に形成した農園芸用シー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993052295U JP2578707Y2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | 農園芸用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993052295U JP2578707Y2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | 農園芸用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0714812U JPH0714812U (ja) | 1995-03-14 |
JP2578707Y2 true JP2578707Y2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=12910815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993052295U Expired - Lifetime JP2578707Y2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | 農園芸用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578707Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012000003A (ja) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Keiho Shokuhin:Kk | 植物栽培パネル、植物栽培装置、植物栽培方法、及び植物収穫方法 |
CN114868578A (zh) * | 2022-04-14 | 2022-08-09 | 广东省农业科学院茶叶研究所 | 一种适用于新种丘陵茶园的专用防草布及其施肥方法 |
-
1993
- 1993-09-01 JP JP1993052295U patent/JP2578707Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0714812U (ja) | 1995-03-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Hochmuth et al. | Polyethylene mulching for early vegetable production in North Florida | |
US5274951A (en) | "Grass waffle" or "seed waffle" | |
JP2578707Y2 (ja) | 農園芸用シート | |
JP2007053920A (ja) | 育苗マット及びそれを用いる育苗・植栽方法 | |
JP2688887B2 (ja) | かぼちゃの栽培法 | |
KR20140115444A (ko) | 대파의 재배방법 | |
JP2002045040A (ja) | 水稲の育苗方法 | |
JP3857804B2 (ja) | 水稲用育苗シート | |
JP3451421B2 (ja) | かぼちゃの栽培法 | |
KR20040067612A (ko) | 육묘용 매트 및 그의 제조방법 | |
JP2000324945A (ja) | 育苗用培土 | |
JP2597080Y2 (ja) | 農園芸用の育苗ポット | |
KR100378155B1 (ko) | 수도 기계이앙용 펄프매트 및 그 제조방법 | |
KR20230091591A (ko) | 친환경 작물재배 키트지 및 그 제조 방법 | |
CN1394468A (zh) | 一种精耕蔬菜的方法及所用的构件 | |
JPH08266108A (ja) | 稲播育材とそれを使用する稲作農法 | |
CN105830707A (zh) | 朝天椒机械直播化学除草地膜覆盖的栽培方法 | |
KR200318515Y1 (ko) | 식물 재배용 매트 | |
JPH0684802U (ja) | 種子シート | |
JP2003210050A (ja) | 畑に敷く除草用のマット | |
JPH0660306U (ja) | 播種・育成用シート | |
JP3015530U (ja) | マット苗 | |
KR200185733Y1 (ko) | 못자리 깔개 및 잔디씨 발아용 필름 | |
JPH05153851A (ja) | コケの栽培方法 | |
KR20000007132U (ko) | 시트형 보조 파종묘판 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20040803 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040816 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080820 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080820 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090820 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090820 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100820 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110820 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110820 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120820 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |