JP2688887B2 - かぼちゃの栽培法 - Google Patents

かぼちゃの栽培法

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JP2688887B2 JP7132820A JP13282095A JP2688887B2 JP 2688887 B2 JP2688887 B2 JP 2688887B2 JP 7132820 A JP7132820 A JP 7132820A JP 13282095 A JP13282095 A JP 13282095A JP 2688887 B2 JP2688887 B2 JP 2688887B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な構成を有するか
ぼちゃの栽培法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
ようなものになっている。従来のかぼちゃは、約4m間
隔の碁盤の目又は約4mの畝巾に植付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。従来
のかぼちゃは、上述のように碁盤の目又は狭い畝巾に植
付けられているため、株間が狭くなり、植付け後は大型
機械を使用することができず、有機質肥料の大量追肥は
できない。従来の栽培法では蔓が交叉し食味に大きく関
係する着果時期の確認が困難であるので食味の向上は出
来なかった。本願は、従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、上述の問題を解決できるものを提供しようとするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。すなわち、
本願のものは、下記の各工程から構成されているかぼち
ゃの栽培法である。第1工程〜畠1に前後方向に所定幅
をもって畝2,2,...を形成し、この畝2を中心に
所定幅を施肥耕転し雑草繁茂防止のためビニールシート
3を地面に付着させて敷き、苗移植箇所4にビニールシ
ートと共に土に穴を穿ち、苗5を所定の間隔で植付ける
こと。第2工程〜苗が生長し、蔓5Aの先がビニールシ
ートの両端3A,3Aに届くのを待って、このビニール
シート3の両端3A,3Aと、この両端3A,3Aから
外方に所定の間隔をもって平行状態に設定された第2予
定線6Aで囲まれた部分を2回目耕転区6とし、この2
回目耕転区6を堆肥散布機並びにトラクター等大型機械
を用い施肥耕転を行うこと。第3工程〜誘引金具を用い
蔓5Aを第2予定線6Aまで誘引し、蔓5Aが第2予定
線6A線に届くのを待って、この第2予定線6Aと隣接
する畝2側の第2予定線6Aとの間に位置する残りの部
分を最終耕転区7とし、この最終耕転区7を第2工程に
準じて施肥耕転を行うこと。上述のほか、第1工程と第
2工程を下記の通りにすることができる。第1工程〜畠
1に前後方向に畝幅約25mの間隔Dをもって畝2,
2,...を形成し、この畝2を中心に幅約4m位を施
肥耕転し雑草繁茂防止のためビニールシート3を地面に
付着させて敷き、苗移植箇所4にビニールシートと共に
土に穴を穿ち、苗5を約1m位の間隔で植付けること。
第2工程〜苗が生長し、蔓5Aの先がビニールシートの
両端3A,3Aに届くのを待って、このビニールシート
3の両端3A,3Aと、この両端3A,3Aから外方に
4m位の間隔をもって平行状態に設定された第2予定線
6Aで囲まれた部分を2回目耕転区6とし、この2回目
耕転区6を堆肥散布機並びにトラクター等大型機械を用
い施肥耕転を行うこと。
【0005】
【作用】作用については効果と共に説明する。
【0006】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。本
発明のかぼちゃの栽培法は下記の工程から構成されてい
る。 第1工程(図1参照) 畠1に前後方向に畝幅約25mの間隔Dをもって畝2,
2,...を形成し、この畝2を中心に幅約4m位を施
肥耕転し雑草繁茂防止のためビニールシート3を地面に
付着させて敷き、苗移植箇所4にビニールシートと共
に、土に穴を穿ち、苗5を約1m位の間隔で植付ける。 第2工程(図2参照) 苗が生長し、蔓5Aの先がビニールシートの両端3A,
3Aに届くのを待って、このビニールシート3の両端3
A,3Aと、この両端3A,3Aから外方に4m位の間
隔をもって平行状態に設定された第2予定線6Aで囲ま
れた部分を2回目耕転区6とし、この2回目耕転区6を
堆肥散布機並びにトラクター等大型機械を用い施肥耕転
を行う。耕転すると雑草が発芽してくるが、かぼちゃの
蔓の伸びが早いので雑草はかぼちゃの葉陰となり枯死す
るので除草も兼ねた耕転である。
【0007】第3工程(図3参照) 誘引金具を用い蔓5Aを第2予定線6Aまで誘引し、蔓
5Aが第2予定線6Aに届くのを待って、この第2予定
線6Aと隣接する畝2側の第2予定線6Aとの間に位置
する残りの部分を最終耕転区7とし、この最終耕転区7
を第2工程に準じて施肥耕転を行う。この結果、畠全体
が均一にかぼちゃの葉に覆われ雑草のない畠となる。 第4工程(図4参照) かぼちゃの蔓5Aは、大体左右合わせて6本位となり、
1本の蔓に5〜6個の販売可能なかぼちゃ8が着果する
が、北海道が主産地であることから推しても涼しい時期
に着果肥大したものは食味が良い。高温時に着果肥大し
たものは食味が悪い。
【0008】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。 1.本発明は図4の如く、蔓の交叉はなく整然としてい
るので着果時期も根元からの距離によって分かり、食味
を確実に知ることができるので収穫時には生産者は肥
料、生育状態、病状、着果時期等によって食味の良否を
区別して収穫出荷することができる。 2.有機栽培は一般作物に於ても食味が良く、病害に強
いとされている。有機質肥料の追肥は一層効果があると
云われているが、特に、本発明のものでは植付け後大型
機械を用いた有機質肥料の追肥を行うよう構成されてい
るから、かぼちゃの食味の向上に効果を発揮することが
できる。 3.かぼちゃは図5の如く、葉5Bの出た箇所から地下
に根5Cも出るので蔓5Aの伸びた範囲は肥料を吸収で
きる特殊な作物であるが、本発明はこれに応じた有効な
耕作法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1工程を説明する平面図である。
【図2】第2工程を説明する平面図である。
【図3】第3工程を説明する平面図である。
【図4】第4工程を説明する平面図である。
【図5】かぼちゃの成育状態を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 畠 2 畝 3 ビニールシート 4 苗移植箇所 5 苗 6 2回目耕転区 7 最終耕転区 8 かぼちゃ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の各工程から構成されていることを
    特徴とするかぼちゃの栽培法。 第1工程 畠(1)に前後方向に所定幅をもって畝(2,
    2,...)を形成し、この畝(2)を中心に所定幅を
    施肥耕転し雑草繁茂防止のためビニールシート(3)を
    地面に付着させて敷き、苗移植箇所(4)にビニールシ
    ートと共に土に穴を穿ち、苗(5)を所定の間隔で植付
    けること。 第2工程 苗が生長し、蔓(5A)の先がビニールシートの両端
    (3A,3A)に届くのを待って、このビニールシート
    (3)の両端(3A,3A)と、この両端(3A,3
    A)から外方に所定の間隔をもって平行状態に設定され
    た第2予定線(6A)で囲まれた部分を2回目耕転区
    (6)とし、この2回目耕転区(6)を堆肥散布機並び
    にトラクター等大型機械を用い施肥耕転を行うこと。 第3工程 誘引金具を用い蔓(5A)を第2予定線(6A)まで誘
    引し、蔓(5A)が第2予定線(6A)に届くのを待っ
    て、この第2予定線(6A)と隣接する畝(2)側の第
    2予定線(6A)との間に位置する残りの部分を最終耕
    転区(7)とし、この最終耕転区(7)を第2工程に準
    じて施肥耕転を行うこと。
  2. 【請求項2】 第1工程と第2工程が下記の通りである
    請求項1記載のかぼちゃの栽培法。 第1工程 畠(1)に前後方向に畝幅約25mの間隔(D)をもっ
    て畝(2,2,...)を形成し、この畝(2)を中心
    に幅約4m位を施肥耕転し雑草繁茂防止のためビニール
    シート(3)を地面に付着させて敷き、苗移植箇所
    (4)にビニールシートと共に土に穴を穿ち、苗(5)
    を約1m位の間隔で植付けること。 第2工程 苗が生長し、蔓(5A)の先がビニールシートの両端
    (3A,3A)に届くのを待って、このビニールシート
    (3)の両端(3A,3A)と、この両端(3A,3
    A)から外方に4m位の間隔をもって平行状態に設定さ
    れた第2予定線(6A)で囲まれた部分を2回目耕転区
    (6)とし、この2回目耕転区(6)を堆肥散布機並び
    にトラクター等大型機械を用い施肥耕転を行うこと。
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