JP2578591Y2 - 熱交換器用ブラケット - Google Patents

熱交換器用ブラケット

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JP2578591Y2
JP2578591Y2 JP1993070955U JP7095593U JP2578591Y2 JP 2578591 Y2 JP2578591 Y2 JP 2578591Y2 JP 1993070955 U JP1993070955 U JP 1993070955U JP 7095593 U JP7095593 U JP 7095593U JP 2578591 Y2 JP2578591 Y2 JP 2578591Y2
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JP
Japan
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heat exchanger
bracket
mounting piece
header pipe
bracket base
Prior art date
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JP1993070955U
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English (en)
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JPH0741273U (ja
Inventor
登志二 佐野
正夫 小林
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Nippon Light Metal Co Ltd
Nikkei Heat Exchanger Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
Nikkei Heat Exchanger Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は熱交換器用ブラケット
に関するもので、更に詳細には、熱交換器を車両等に取
付けるためのブラケットの改良に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のブラケットとして、図5
に示すように、熱交換器1のヘッダーパイプ2に沿接さ
れろう付け等によつて固定されるブラケット基部11
と、このブラケット基部11の一端から熱交換器内方側
に向って折曲する取付片12とで構成されるものが知ら
れている。このように構成されるブラケットを自動車等
の車両に取付けるには、車両の本体フレーム30を貫通
するボルト20を取付片12に設けられた取付孔14に
ねじ込んで熱交換器を車両に取付けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
ディラー等が工場以外で熱交換器1を車両に取付ける
際、取付片12と熱交換管3との間隔が分からないた
め、長いボルト20を使用する可能性があり、所定寸法
以上のボルト20を使用すると、ボルト20の先端が熱
交換管3に突当たり、ボルト20を更に締め込むことに
よって熱交換管3に損傷を与え、熱交換性能を低下させ
るという問題がある。したがって、ブラケットの取付に
細心の注意を払う必要がある。
【0004】この考案は上記事情に鑑みなされたもの
で、熱交換器に損傷を与えることなく、簡単にブラケッ
トを取付けることができるようにした熱交換器用ブラケ
ットを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの考案の熱交換器用ブラケットは、一対のヘッダー
パイプ間に複数の熱交換管を配設し、かつ、熱交換管の
外側にサイドプレートを配設する熱交換器の上記ヘッダ
ーパイプ又はサイドプレートに取付けられるブラケット
を前提とし、上記ヘッダーパイプ又はサイドプレートの
外周面に沿接固定されるブラケット基部と、このブラケ
ット基部から熱交換器内方側に延在する取付片と、この
取付片と対峙すべく上記ブラケット基部から熱交換器と
上記取付片の中間部位に延在する保護片とで構成してな
ることを特徴とするものである。
【0006】この考案において、上記ブラケット基部は
熱交換器のヘッダーパイプ又はサイドプレートに沿接固
定されるものであれば、その形状は任意でよいが、好ま
しくはヘッダーパイプ又はサイドプレートの形状に沿う
相似形のものである方がよく、例えばヘッダーパイプに
取付ける場合は、ヘッダーパイプの側方から嵌合し得る
断面円弧状に形成する方がよく、また、サイドプレート
に取付ける場合は、L形状又はフラット状に形成する方
がよい。
【0007】また、上記ブラケット基部、取付片及び保
護片は別体であってもよいが、好ましくは一体に形成す
る方がよい。この場合、ブラケット基部、取付片及び保
護片アルミニウム製押出形材にて形成することができ
る。
【0008】
【作用】上記のように構成されるこの考案の熱交換器用
ブラケットによれば、熱交換器のヘッダーパイプ又はサ
イドプレートの外周面に沿接固定されるブラケット基部
の一端に、熱交換器内方側に延在する取付片を設けると
共に、この取付片と対峙すべくブラケット基部から熱交
換器と取付片の中間部位に延在する保護片を設けること
により、車両等の本体フレームを貫通するボルトを取付
片にねじ結合する際、長いボルトを使用してもボルトの
先端が保護片に衝突するので、熱交換管に損傷を与える
ことはない。
【0009】
【実施例】以下にこの考案の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。ここでは、自動車用凝縮器として使用され
る熱交換器のブラケットについて説明し、従来と同じ部
分には同一符合を付して説明する。
【0010】図1はこの考案のブラケットを有する熱交
換器の斜視図を示すもので、熱交換器1は、左右一対の
ヘッダーパイプ2間に、複数の偏平チューブ状の熱交換
管3とコルゲートフィン4とを交互に配列し、かつその
上下端部にそれぞれサイドプレート5を配設して、概ね
構成されている。この場合、ヘッダーパイプ2に設けら
れた挿入孔(図示せず)に熱交換管3が挿入されてい
る。このように構成される熱交換器1は、それぞれアル
ミニウム製部材にて形成されるヘッダーパイプ2、熱交
換管3、フィン4及びサイドプレート5を真空加熱炉等
において一括ろう付けすることにより形成される。
【0011】また、一方のヘッダーパイプ2(図におい
て左側)の上部には冷媒供給管6が接続され、他方のヘ
ッダーパイプ2(図において右側)の下部には冷媒排出
管7が接続されている。したがって、冷媒供給管6から
ヘッダーパイプ2内に流入した冷媒は、ヘッダーパイプ
2内の区画された室(図示せず)と熱交換管3を蛇行し
て流通して冷媒排出管7から流出することにより、熱交
換管3間に配設されたフィン4の隙間を流通する空気と
熱交換して、空気を凝縮することができるようになって
いる。
【0012】上記のように構成される熱交換器1を自動
車等の車両に取付けるために、上記両ヘッダーパイプ2
の上下部にブラケット10が取付けられている。このブ
ラケット10は、図2に示すように、ヘッダーパイプ2
の外周面に沿接固定される断面円弧状のブラケット基部
11と、このブラケット基部11の一端から熱交換器内
方側に延在する取付孔14を有する取付片12と、この
取付片12と対峙すべくブラケット基部11の一端から
熱交換器1と取付片12の中間部位に延在する保護片1
3とで構成されている。
【0013】この場合、ブラケット基部11、取付片1
2及び保護片13はアルミニウム製押出形材にて一体成
形されており、ブラケット基部11がヘッダーパイプ2
にろう付け等によって固定されている。なおこの場合、
ブラケット10はそれぞれ別個に形成されていてもよ
く、あるいは、図1に想像線で示すように各側のブラケ
ット10をヘッダーパイプ2の外周面に沿接する連結部
15にて連結してもよい。
【0014】上記のように、ヘッダーパイプ2にブラケ
ット10を取付けることにより、図3に示すように、車
両の本体フレーム30を貫通するボルト20を取付片1
2の取付孔14にねじ結合することによって、車両に熱
交換器1を取付けることができる。熱交換器1を取付け
る際、長いボルト20を使用したとしても、ボルト20
の先端が保護片13に衝突するので、ボルト20の締め
過ぎによって熱交換管3やフィン4が破損するのを防止
することができ、熱交換管3の破損による熱交換性能の
低下を防止することができる。なお、長いボルト20を
使用した場合には、ボルト20の先端が保護片13に衝
突するため、ボルト20の頭部21と本体フレーム30
との間に隙間sが生じるので、ボルト20を短いものに
交換して再度本体フレーム30を貫通させて取付片12
の取付孔14にねじ結合させればよい。したがって、安
心して熱交換器1を車両に取付けることができる。
【0015】上記実施例では、この考案のブラケット1
0がヘッダーパイプ2に取付けられる場合について説明
したが、ブラケット10はヘッダーパイプ2以外にサイ
ドプレート5に取付けることもできる。すなわち、図4
に示すように、例えばL形状のブラケット基部11をサ
イドプレート5の表面に沿接固定することにより、上記
と同様に、車両等の本体フームを貫通するボルトを取付
片12にねじ結合して、熱交換器1を車両等に取付ける
ことができる。この場合、ブラケット基部11をフラッ
ト状にしてサイドプレート5の表面に沿接固定してもよ
い。なお、図4に示す実施例において、その他の部分は
上記実施例と同じであるので、同一部分には同一符号を
付してその説明は省略する。
【0016】なお、上記実施例では熱交換器1が自動車
用凝縮器である場合について説明したが、ラジエータや
その他の熱交換器においても同様に適用することができ
る。
【0017】
【考案の効果】以上に説明したようにこの考案の熱交換
器用ブラケットによれば、上記のように構成されている
ので、熱交換器のヘッダーパイプ又はサイドプレートの
外周面に沿接固定されるブラケット基部の一端に、熱交
換器内方側に延在する取付片を設けると共に、この取付
片と対峙すべくブラケット基部から熱交換器と取付片の
中間部位に延在する保護片を設けるので、車両等の本体
フレームを貫通するボルトを取付片にねじ結合する際、
長いボルトを使用してもボルトの先端が保護片に衝突し
て、熱交換管に損傷を与えるのを防止することができ、
熱交換器の寿命の増大を図ることができると共に、ブラ
ケットの取付を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の熱交換器用ブラケットを有する熱交
換器を示す斜視図である。
【図2】この考案の熱交換器用ブラケットの斜視図であ
る。
【図3】熱交換器用ブラケットの使用状態を示す断面図
である。
【図4】この考案の熱交換器用ブラケットの別の実施例
の取付状態を示す斜視図である。
【図5】従来の熱交換器用ブラケットの使用状態の断面
図である。
【符号の説明】
1 熱交換器 2 ヘッダーパイプ 3 熱交換管 5 サイドプレート 11 フラケット基部 12 取付片 13 保護片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のヘッダーパイプ間に複数の熱交換
    管を配設し、かつ、熱交換管の外側にサイドプレートを
    配設する熱交換器の上記ヘッダーパイプ又はサイドプレ
    ートに取付けられるブラケットであって、 上記ヘッダーパイプ又はサイドプレートの外周面に沿接
    固定されるブラケット基部と、 上記ブラケット基部から熱交換器内方側に延在する取付
    片と、 上記取付片と対峙すべく上記ブラケット基部から熱交換
    器と上記取付片の中間部位に延在する保護片とで構成し
    てなることを特徴とする熱交換器用ブラケット。
JP1993070955U 1993-12-02 1993-12-02 熱交換器用ブラケット Expired - Lifetime JP2578591Y2 (ja)

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JP1993070955U JP2578591Y2 (ja) 1993-12-02 1993-12-02 熱交換器用ブラケット

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JPH0741273U JPH0741273U (ja) 1995-07-21
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