JP2708644B2 - 凝縮器 - Google Patents

凝縮器

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JP2708644B2
JP2708644B2 JP3097419A JP9741991A JP2708644B2 JP 2708644 B2 JP2708644 B2 JP 2708644B2 JP 3097419 A JP3097419 A JP 3097419A JP 9741991 A JP9741991 A JP 9741991A JP 2708644 B2 JP2708644 B2 JP 2708644B2
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宣昭 郷
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昭和アルミニウム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カークーラー用等に
用いられる凝縮器、特に凝縮器本体を車体等に取付ける
ためのブラケット等取付部材の凝縮器本体への取付構造
を改良した凝縮器に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような用途に用いられる凝縮器と
しては、並行状に配置された冷媒流通用チューブを備え
たマルチフロー形あるいはパラレルフロー形と称される
ような凝縮器やサーペンタイン形凝縮器等が知られてい
る。そして、かかる凝縮器の車体等への取付は、一般
に、凝縮器に取着されたブラケット等の取付部材を介し
て行うものとなされている。
【0003】従来、上記の取付部材の凝縮器本体への取
付固定は、次のようにして行われていた。即ち、図5に
示すように、1対の挟持片(201 )(202 )を有する取
付部材(200 )を用意するとともに、該取付部材(200
)をそれらの挟持片(201 )(202 )が少なくとも2
枚のチューブ(203 )に跨る態様でチューブ(203 )の
幅方向両側に対向配置する。一方の挟持片(202 )には
外向きにバーリング加工が実施されて雌ねじ部(202a)
が形成されており、他方の挟持片(201 )の外側からボ
ルト、ビス等の雄ねじ部材(204 )を貫挿せしめて前記
雌ねじ部(202a)に螺合固定する。なお(205 )は隣接
チューブ間に介在されたフィンである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な取付構造では、バーリング加工により雌ねじ部(202
a)がチューブ(203 )の幅方向端縁を超えて外方へ突
出形成されるため、これに螺合される雄ねじ部材(204
)の先端もチューブ(203 )の幅方向端縁を超えて外
方へ大きく突出してしまう。而して、車載用凝縮器にお
いては、性能向上、省スペース化のため凝縮器とラジエ
ータとの距離を詰めることが求められており、上記のよ
うな雄ねじ部材(204 )の突出はこれを妨げる一因とな
っていた。
【0005】もっとも、図6に示すように、挟持片(20
2 )に逆向きにバーリング加工を施して雌ねじ部(202
a)を両挟持片で囲まれた空間内に形成することによ
り、雄ねじ部材(204 )先端の外方突出を可及的避ける
ことも提案された。しかし、この場合はバーリングによ
り形成された雌ねじ部(202a)の先端周縁が通常比較的
鋭いため、チューブピッチの狭い熱交換器に対しては、
近隣チューブへの損傷を与え易くなるという別の欠点を
派生するものであった。しかも、雌ねじ部(202a)の入
口側が細いため、締付の際に雄ねじ部(204 )の食い付
きが悪いといった問題もあった。
【0006】この発明は、かかる技術的背景に鑑みてな
されたものであって、雄ねじ部材先端のチューブ幅方向
端縁位置からの外方突出を回避するとともに、チューブ
の損傷の危険性をもなくして確実に取付部材を取付固定
した凝縮器の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、図面の符号
を参照して示すと、並行状に配置された複数のチューブ
(1)を有する凝縮器本体(A)に、1対の挟持片(9
1)(92)を有する該本体取付用ブラケット等の取付部
材(9)が、その挟持片を前記チューブ(1)の幅方向
両側から対向配置され、かつこれら挟持片(91)(92)
が相互にねじ止め固定されるとともに、ラジエータに近
接配置される凝縮器において、前記ラジエータ側に配置
される一方の挟持片(92)に、隣接チューブ間の両挟持
片で挾まれた空間内に突出する態様で筒状の雌ねじ部材
(92a )が一体に設けられるとともに、ラジエータと反
対側に配置される他方の挟持片(91)を貫挿した雄ねじ
部材(13)が前記雌ねじ部材(92a )に螺合されること
により取付部材(9)が取着されてなり、かつ前記雄ね
じ部材(13)の先端は雌ねじ部材(92a )の長さ方向の
中間部に位置していることを特徴とする凝縮器によって
達成される。
【0008】
【作用】両挟持片で挾まれた空間内に突出する態様で筒
状の雌ねじ部材(92a )が設けられており、雄ねじ部材
(13)の先端が雌ねじ部材(92a )の長さ方向の中間部
に位置するように、両ねじ部材が螺合されているから、
雄ねじ部材(13)先端がチューブ(1)の幅方向端縁を
超えて外方へ突出するのが避けられ、ラジエータを可及
的に近接配置できる。
【0009】
【実施例】次に、この発明の構成をアルミニウム(その
合金を含む)カーエアコン用凝縮器に適用した実施例に
基いて説明する。この凝縮器は、ラジエータと近接して
対向配置されるものである。
【0010】図2において、(A)は凝縮器本体であ
り、該本体(A)は水平状態で上下方向に配置された複
数のチューブと、隣接するチューブ(1)(1)間に介
在されたコルゲートフィン(2)を有している。チュー
ブ(1)はアルミニウム材による偏平状の押出形材をも
って構成されたものである。このチューブ(1)はいわ
ゆるハモニカチューブと称されるような多孔形のものを
用いても良い。また押出形材によらず電縫管を用いても
良い。コルゲートフィン(2)はチューブ(1)とほぼ
同じ幅を有し、ろう付によりチューブ(1)に接合され
ている。コルゲートフィン(2)もアルミニウム製であ
り、望ましくはルーバーを切り起したものを用いるのが
良い。
【0011】(3)(4)は左右のヘッダーである。こ
れらのヘッダー(3)(4)は、各1本の断面円形のア
ルミニウム製電縫管をもって形成されたものである。各
ヘッダー(3)(4)には、長さ方向に沿って間隔的に
チューブ挿入孔が穿設されるとともに、該孔に各チュー
ブ(1)の両端が挿入され、かつろう付により強固に接
合連結されている。さらに、左ヘッダー(3)の上部に
は冷媒入口管(5)が、また右ヘッダー(4)の下部に
は冷媒出口管(6)が連結されている。また、左右ヘッ
ダー(3)(4)の各上下端には蓋片(7)がそれぞれ
取着されている。さらに、左右ヘッダー(3)(4)の
所定箇所には、それぞれ仕切板(8)が設けられてい
る。かかる仕切板(8)の設置により、冷媒入口管
(5)から左ヘッダー(3)に流入した冷媒は、チュー
ブ群によって構成される冷媒通路をめぐって蛇行状に流
通し、冷媒出口管(6)から流出するものとなされてい
る。
【0012】凝縮器本体(A)の四隅部には、凝縮器本
体を車体に取付けるためのブラケットとしての取付部材
(9)(10)(11)(12)が取着されている。
【0013】図1、図4はそのうちの左上隅部の取付部
材(9)の凝縮器本体(A)への取付構造の詳細を示す
ものである。取付部材(9)は1対の平板状挟持片(9
1)(92)を有している。これら挟持片のうちの一方の
挟持片(91)には、ブラケット部(91a )が連設される
とともに、他方の挟持片(92)には内周面にねじが形成
された筒状の雌ねじ部材(92a )が設けられている。か
かる雌ねじ部材(92a)はかしめナットからなるもので
あり、挟持片(92)に一体にかしめ止めされている。
【0014】而して、上記のような挟持片(91)(92)
が、少なくとも2本のチューブ(1)(1)間に跨った
状態で、かつ挟持片(92)の筒状雌ねじ部材(92a )が
両挟持片(91)(92)で挾まれた空間に突出した向きと
なされて、チューブ(1)の幅方向両側において対向配
置されている。ここに、ブラケット部(91a )が連設さ
れた一方の挟持片(91)は、凝縮器本体(A)における
ラジエータと反対側の面に、雌ねじ部材(92a )が設け
られた他方の挟持片(92)はラジエータ側の面にそれぞ
れ配置される。そして、挟持片(91)の外方から該挟持
片(91)を貫挿して差込まれたビスからなる比較的短尺
の雄ねじ部材(13)を、両挟持片(91)(92)内の空間
に突出した雌ねじ部材(92a )に螺合することにより、
両挟持片(91)(92)が凝縮器本体(A)に一体に取付
けられている。かかる取付状態においては、雄ねじ部
(13)の先端は雌ねじ部(92a )の長さ方向中間部分に
位置しており、従って雄ねじ部材(13)先端が挟持片
(92)を超えてラジエータ側の外方へ突出する事態が回
避されている。
【0015】なお、挟持片(91)に設けられた(91b )
は取付孔であり、該取付孔(91b )を介して凝縮器本体
(A)を車体へ取付けるものとなされている。
【0016】また、他の3個の取付部材(10)(11)
(12)の凝縮器本体(A)への取付構造も、上記取付部
材(9)の取付と同様であるが、右上隅部の取付部材
(10)の前側挟持片のブラケット部(101a)には、冷媒
入口管(5)の先端部が固定されている。なお(101b)
は車体等への取付孔である。また、両側下部の取付部材
(11)(12)の後側挟持片にはL形のブラケット部(11
2a)(122a)が一体に連設されるとともに、該ブラケッ
ト部の水平板部の下面に下方突出状のウェルドピン(11
2b)(122b)が設けられている。(111 )(112 )は取
付部材(11)(12)の前側挟持片である。
【0017】なお、以上の実施例はこの発明をマルチフ
ロー形の熱交換器に適用した場合について示したが、サ
ーペンタイン形熱交換器に適用しても良い。
【0018】
【発明の効果】この発明は、上述の次第で、並行状に配
置された複数のチューブを有する凝縮器本体に、1対の
挟持片を有する該本体取付用ブラケット等の取付部材
が、その挟持片を前記チューブの幅方向両側から対向配
置され、かつこれら挟持片が相互にねじ止め固定される
とともに、ラジエータに近接配置される凝縮器におい
て、前記ラジエータ側に配置される一方の挟持片に、隣
接チューブ間の両挟持片で挾まれた空間内に突出する態
様で筒状の雌ねじ部材が一体に設けられるとともに、ラ
ジエータと反対側に配置される他方の挟持片を貫挿した
雄ねじ部材が前記雌ねじ部材に螺合されることにより取
付部材が取着されてなり、かつ前記雄ねじ部材の先端は
雌ねじ部材の長さ方向の中間部に位置していることを特
徴とするものである。従って、雄ねじ部材の雌ねじ部材
への螺合により雄ねじ部材先端がチューブの幅方向端縁
を超えてラジエータ側の外方へ突出するのを避けること
ができる。このため、凝縮器の幅方向の全体寸法を縮小
しえて、凝縮器の幅方向に隣接して配置されるラジエー
タに対する障害をなくすことができるから、両者を可及
的近接配置しえて性能向上、省スペース化に有効なもの
となしうる。
【0019】さらに、筒状の雌ねじ部材は両挟持片で挾
まれた空間内に突出する態様で設けられているから、他
方の挟持片から雌ねじ部材までの距離を短縮しえて、雄
ねじ部材の螺合締付け作業の容易化、効率化を図りうる
とともに、雄ねじ部材の長さも短かくでき、材料の節
約、コスト低減を図りうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のI−I線断面図である。
【図2】この発明の一実施例に係る凝縮器の正面図であ
る。
【図3】同じく側面図である。
【図4】取付部材の斜視図である。
【図5】従来の凝縮器の取付部材の取付構造を示す要部
断面図である。
【図6】同じく従来の凝縮器の取付部材の取付構造を示
す要部断面図である。
【符号の説明】
A…凝縮器本体 1…チューブ 9〜12…取付部材 91、92…挟持片 92a …雌ねじ部材 13…雄ねじ部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並行状に配置された複数のチューブ
    (1)を有する凝縮器本体(A)に、1対の挟持片(9
    1)(92)を有する該本体取付用ブラケット等の取付部
    材(9)が、その挟持片を前記チューブ(1)の幅方向
    両側から対向配置され、かつこれら挟持片(91)(92)
    が相互にねじ止め固定されるとともに、ラジエータに近
    接配置される凝縮器において、 前記ラジエータ側に配置される一方の挟持片(92)に、
    隣接チューブ間の両挟持片で挾まれた空間内に突出する
    態様で筒状の雌ねじ部材(92a )が一体に設けられると
    ともに、ラジエータと反対側に配置される他方の挟持片
    (91)を貫挿した雄ねじ部材(13)が前記雌ねじ部材
    (92a )に螺合されることにより取付部材(9)が取着
    されてなり、かつ前記雄ねじ部材(13)の先端は雌ねじ
    部材(92a)の長さ方向の中間部に位置していることを
    特徴とする凝縮器
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0624702Y2 (ja) * 1987-08-28 1994-06-29 昭和アルミニウム株式会社 熱交換器
JP3005089U (ja) * 1994-06-09 1994-12-06 八重洲無線株式会社 防沫機能を備えたプッシュスイッチの装着構造

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