JPH11325781A - 熱交換器取付用ブラケット - Google Patents

熱交換器取付用ブラケット

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JPH11325781A
JPH11325781A JP13516298A JP13516298A JPH11325781A JP H11325781 A JPH11325781 A JP H11325781A JP 13516298 A JP13516298 A JP 13516298A JP 13516298 A JP13516298 A JP 13516298A JP H11325781 A JPH11325781 A JP H11325781A
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side plate
bracket
heat exchanger
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fitting
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JP13516298A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Shibata
弘貴 柴田
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Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/001Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core
    • F28F9/002Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core with fastening means for other structures

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換器のコア部に対してブラケットを取り
付ける際に、チューブに損傷を与えることなく、容易か
つ確実に取り付けることのできる熱交換器取付用ブラケ
ットを提供することを課題とする。 【解決手段】 熱交換器に取り付けられた断面コ字状の
サイドプレート10に嵌合固定される嵌合用基部21と、該
嵌合用基部21から延設された取付用ステー部22とを一体
的に有する押出型材で構成する。嵌合用基部21に、サイ
ドプレート10の対向壁部12を嵌め込みうる一対のスリッ
ト23を形成し、これらスリット23間に前記対向壁部12間
に嵌合される嵌合凸部24を有すると共に、各スリットの
外側に前記対向壁部の外側に位置する外側壁部25を有す
るものとする。前記サイドプレート10の対向壁部12とブ
ラケットの嵌合用基部21とに、これらを貫通する締結部
材挿通孔12a 、24a 、25a を穿設し、該挿通孔に締結部
材30を挿通して締結することによって、サイドプレート
10に対してブラケットB を締結固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば車輌用
空調装置のコンデンサ(凝縮器)等の熱交換器を車体等
の取付側に取付ける際に好適に用いられる熱交換器取付
用ブラケットに関する。
【0002】更に詳細には、偏平チューブとフィンとが
交互に配置されると共に、最も外側に位置するチューブ
の外側にフィンを介在させた状態で一対の対向壁部を有
する断面コ字状のサイドプレートが配置された熱交換器
を、前記サイドプレートを利用して車体等の取付側に取
り付けるために用いられる熱交換器取付用ブラケットに
関する。
【0003】なお、この明細書において、アルミニウム
の語は、その合金を含む意味において用いるものとす
る。
【0004】
【従来の技術】たとえば車輌用空調装置のコンデンサと
して用いられる熱交換器としては、所定長の偏平チュー
ブとコルゲートフィンとが交互に積層配置されると共
に、これら偏平チューブの両端部にそれぞれ中空ヘッダ
ーが連通状態に接続されたものが既知である。
【0005】この種の熱交換器を車体等の取付側に取り
付ける場合、偏平チューブとコルゲートフィンとで構成
される熱交換器のコア部にブラケットを固定し、このブ
ラケットを介して取り付けるようになされる場合があ
る。
【0006】このようなブラケットとしては、従来、互
いに所定間隔を隔てて対向配置された一対の挟持壁部を
有する断面コ字状を呈する取付部を備えた鉄製のものが
広く用いられていた。このブラケットの熱交換器への取
付けは、先ず、前記一対の挟持壁部を、熱交換器のコア
部に空気流通方向の前後方向から挟み込む態様で配置さ
せる。次いで、締結用ボルトを、隣接する偏平チューブ
相互間に位置する態様で、前記一方の挟持壁部から他方
の挟持壁部に跨るようにこれらに穿設されたボルト挿通
孔に挿通し、そのボルトの先端部にナットを螺合させて
締結固定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこの種
のブラケットでは、上述のように一対の挟持壁部をボル
トとナットで締結固定する際に、隣接する偏平チューブ
相互間に挿入したボルトがチューブに接触して該チュー
ブを損傷させ、液漏れを生じさせる虞を有するものであ
った。
【0008】また、この種のブラケットは、偏平チュー
ブをその幅方向両端側から一対の挟持壁部で挟圧させる
ようにして締結固定するものであったため、チューブの
変形を招き、ひいてはチューブに亀裂等の損傷を与える
虞をも有するものであった。更には、熱交換器構成部材
がアルミニウムからなるものである場合において、ブラ
ケットとして鉄製のものを用いた場合には、チューブ側
に電食が生じ、経時的に液漏れが生じるという難をも有
するものであった。
【0009】本発明は、かかる問題点に鑑み、熱交換器
のコア部に対してブラケットを取り付ける際に、チュー
ブに損傷を与えることなく、容易かつ確実に取り付ける
ことのできる熱交換器取付用ブラケットを提供すること
を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】而して、この発明は、偏
平チューブとフィンとが交互に配置されると共に、最も
外側に位置するチューブの外側にフィンを介在させた状
態で、一対の対向壁部を有する断面コ字状のサイドプレ
ートが配置された熱交換器を、前記サイドプレートを利
用して車体等の取付側に取り付けるために用いられる熱
交換器取付用ブラケットにおいて、前記サイドプレート
に嵌合固定される嵌合用基部と、該嵌合用基部から延設
された取付用ステー部とを一体的に有する押出型材から
なり、前記嵌合用基部は、前記サイドプレートの対向壁
部を嵌め込みうる一対のスリットが形成され、これらス
リット間に前記対向壁部間に嵌合される嵌合凸部を有す
ると共に、各スリットの外側に前記対向壁部の外側に位
置する外側壁部を有し、前記サイドプレートの対向壁部
が前記スリットに嵌合されると共に前記嵌合凸部が前記
両対向壁部間に嵌合された状態において、前記嵌合用基
部と前記サイドプレートの対向壁部とに、これらを貫通
する締結部材挿通孔が穿設され、該挿通孔に締結部材を
挿通して締結することによって、前記サイドプレートに
締結固定されるようになされていることを特徴とする、
熱交換器取付用ブラケットを要旨とするものである。
【0011】ブラケットを構成する嵌合用基部と取付用
ステー部とが、押出一体成型品であることより、部品点
数が少なく製造が容易であると共に、取付作業も容易に
行うことができる。
【0012】また、嵌合用基部は、サイドプレートの対
向壁部を嵌め込みうる一対のスリットが形成されること
により、これらスリット間に前記対向壁部間に嵌合され
る嵌合凸部を有すると共に、各スリットの外側に前記対
向壁部の外側に位置する外側壁部を有し、前記サイドプ
レートの対向壁部を前記スリットに嵌合させると共に前
記嵌合凸部を前記両対向壁部間に嵌合させた状態におい
て、前記嵌合用基部と前記サイドプレートの対向壁部と
に、これらを貫通する締結部材挿通孔が穿設され、該挿
通孔に締結部材を挿通して締結することによって、前記
サイドプレートに締結固定されるようになされているも
のである。従って、ブラケットを取り付ける際に、ネジ
等の締結部材を熱交換器本体の隣接チューブ相互間に挿
通させる必要がないので、ブラケット締結固定に際して
締結部材がチューブに接触して該チューブを損傷させ、
液漏れを生じさせるおそれをなくすことができる。ま
た、ブラケットは、サイトプレートに締結固定されるも
のであるから、締結固定によってチューブに変形を招く
ようなこともなく、ひいてはそれによってチューブに亀
裂等の損傷を与えるおそれもなくすことができる。ま
た、ブラケットの嵌合凸部をサイドプレートの対向壁部
間に嵌合させた状態でそれらに挿通した締結部材によっ
て締結固定するものであるから、該嵌合凸部の存在によ
りサイドプレートの対向壁部が近接方向に変形すること
がない。従って、サイドプレートに対してブラケットを
確実かつ強固に締結固定することができる。なお、上記
嵌合凸部は中空に形成しても同様の効果を奏することが
できる。
【0013】熱交換器自体がアルミニウム製である場合
には、ブラケットもアルミニウムからなるもので構成す
ることが好ましい。アルミニウム製熱交換器に鉄製のブ
ラケットを取り付けた場合、電食の問題が生じるが、こ
のようにブラケットとして熱交換器自体と同様にアルミ
ニウムからなるものを用いることによって、チューブ等
が電食されるという不都合が回避されることになるから
である。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】本実施形態に係る熱交換器取付用ブラケッ
トは、車輌用空調装置のアルミニウム製コンデンサの取
付けに適用したものである。
【0016】図1に示すように、このコンデンサは、複
数本の所定長の偏平多孔チューブ(1)…が水平状態で
上下方向に所定間隔おきに並列状態に配置されると共
に、隣接するチューブ(1)…間にコルゲートフィンと
称される蛇行状に曲成されたフィン(2)…が介在配置
され、かつ、各チューブ(1)…の両端部が左右一対の
中空ヘッダー(3)(4)に連通状態に接続された基本
構造を有する、いわゆるマルチフロータイプと称される
ものである。
【0017】前記偏平多孔チューブ(1)は、図3に示
すように、幅方向に沿って複数の熱交換媒体流通路(1
a)が並設されたアルミニウム製押出型材からなるもの
である。前記フィン(2)は、アルミニウム製薄板材を
蛇行状に曲成して形成されたもので多数のルーバー(2
a)が切り起こし形成されている。前記ヘッダー(3)
(4)は、アルミニウム製心材の内面又は外面あるいは
両面にろう材層が被覆形成されたブレージングシートを
筒状に成形することにより形成されたものであり、突き
合わせ縁部どおしを電縫溶接等によって接合一体化した
ものである。前記チューブ(1)の左右両端部は、それ
ぞれ左右のヘッダー(3)(4)にその長手方向に沿っ
て所定間隔毎に形成されたチューブ挿入孔(3a)(4
a)に挿通された状態で前記ろう材により液密状態にろ
う付け一体化されている。
【0018】左側ヘッダー(3)の上端外側面部には、
熱交換媒体入口管(5)が前記ヘッダー(3)に連通接
続されており、同ヘッダー(3)の下端外側面部にも同
様に熱交換媒体出口管(6)が連通接続されている。ま
た左側ヘッダー(3)は、その内部が上下方向の中間位
置よりもやや下方位置において、仕切り板(7)によっ
て上下に区画されている。なお、両ヘッダー(3)
(4)の各上下開口端部は、それぞれキャップ(8)
(8)(8)(8)によって閉塞されている。
【0019】従って、左ヘッダー(3)の上部に設けら
れた熱交換媒体入口管(5)から流入した熱交換媒体
は、仕切り板(7)で区画された上部側のチューブ群を
流通して右ヘッダー(4)に流入し、該ヘッダー(4)
内でUターンしたのち、下側のチューブ群を流通して左
ヘッダー(3)に流入して該ヘッダー(3)に接続され
た熱交換媒体出口管(6)を介して外部に導出される。
その間に熱交換媒体は外部の空気と熱交換をして凝縮さ
れる。
【0020】上記コンデンサの最外側に位置する偏平チ
ューブ(1)(1)の外側には、それぞれ更にコルゲー
トフィン(2)(2)が沿接状態にろう付一体化される
と共に、該コルゲートフィン(2)の外側にサイドプレ
ート(10)(10)が配置されている。
【0021】上記各サイドプレート(10)は、図2に
示すように、細帯状の底壁部(11)と、該底壁部(1
1)の幅方向両側縁部から屈曲して延設された一対の対
向壁部(12)(12)とを有する断面略コ字状を呈す
るアルミニウム製押出型材からなるものである。
【0022】上側のサイドプレート(10)は、その底
壁部(11)を最上部のコルゲートフィン(2)に沿接
し、対向壁部(12)(12)を上向きに配置した状態
で、該フィン(2)の表面に予め被覆形成されたろう材
層によってフィン(2)に対してろう付け一体化されて
いる。
【0023】一方、下側のサイドプレート(10)は、
同様に、その底壁部(11)を最下部のコルゲートフィ
ン(2)に沿接し、対向壁部(12)(12)を下向き
に配置した状態で、該フィン(2)の表面に予め被覆形
成されたろう材層によってフィン(2)に対してろう付
け一体化されている。
【0024】この発明に係る熱交換器取付用ブラケット
は、上記サイドプレート(10)を利用して固定するも
のである。而して、サイドプレート(10)の熱交換器
本体に対する取付強度を強固なものとするために、この
実施例では、図1に示すように、底壁部(11)の長手
方向の両端部を延設し、該延設部(13)(13)の各
先端部分をそれぞれ対応するヘッダー(3)(4)に当
接させ、かつろう付け一体化するものとしている。な
お、上記延設部(13)の先端部を、ヘッダー(3)
(4)を抱持するような形状に成形して、ヘッダー
(3)(4)に抱持状態でろう付けするようにしても良
い。もっとも、コルゲートフィン(2)のみへのろう付
けで充分な強度を確保しうる場合には、必ずしも上記の
ような延設部(13)(13)を設けなくても良い。
【0025】この発明に係るブラケット(B)は、上記
サイドプレート(10)を利用して取り付けられるもの
であって、サイドプレート(10)に嵌合される嵌合用
基部(21)と、車体等の取付側に取り付けられる取付
用ステー部(22)とを一体に備えたブロック状のもの
である。このブラケット(B)は、アルミニウムを同時
に押出成形して、押出方向に所定長毎に切断することに
よって得られた押出一体成形品からなるものである。
【0026】前記嵌合用基部(21)は、図2に示され
るように、前記サイドプレート(10)の対向壁部(1
2)(12)を嵌め込み得る対応断面形状の一対のスリ
ット(23)(23)が形成されている。そしてこれら
スリット(23)(23)相互間に、前記対向壁部(1
2)(12)間に嵌合される嵌合凸部(24)が形成さ
れると共に、各スリット(23)(23)の外側に、前
記サイドプレート(10)の対向壁部(12)(12)
の外側に位置する外側壁部(25)(25)がそれぞれ
形成されている。
【0027】サイドプレート(10)には、その対向壁
部(12)(12)の長手方向の両端寄りの位置にそれ
ぞれ2個の締結部材挿通孔(12a)(12a)が穿設
されている。またブラケット(B)には、その嵌合用基
部(21)を構成する嵌合凸部(24)および外側壁部
(25)(25)に前記締結部材挿通孔(12a)(1
2a)に対応する締結部材挿通孔(24a)(25a)
が穿設されている。
【0028】即ち、図3に示すように、サイドプレート
(10)にブラケット(B)を嵌合した状態、即ち、サ
イドプレート(10)の対向壁部(12)(12)がブ
ラケット(B)のスリット(23)(23)に嵌合され
ると共に、ブラケット(B)の嵌合凸部(24)がサイ
ドプレート(10)の両対向壁部(12)(12)間に
嵌合された状態において、サイドプレート(10)の対
向壁部(12)(12)、ブラケット(B)の嵌合用基
部(21)を貫通する締結部材挿通孔(12a)(24
a)(25a)を有するものとなされている。
【0029】而して、図3に示すように、上記嵌合状態
において、前記締結部材挿通孔(12a)(24a)
(25a)に締結部材としてのボルト(30)を挿通し
てナット(31)を螺合させて締結することによって、
ブラケット(B)がサイドプレート(10)に締結固定
される。
【0030】上述のようにしてブラケット(B)を熱交
換器に取り付け、ブラケット(B)の取付用ステー部
(22)により車体等の取付側に取り付けられる。な
お、取付用ステー部(22)には締結部材挿通孔(22
a)が穿設されており、ボルト等を挿通して車体等の取
付側に締結しうるようになされている。
【0031】上記実施例に係るブラケット(B)には、
嵌合凸部(24)が形成されているから、該ブラケット
(B)を締結部材(30)でサイドプレート(10)に
締結固定しても、サイドプレート(10)の対向壁部
(12)(12)どおしが互いに近接方向に変形しよう
としてもブラケット(B)の嵌合凸部(24)の存在に
よってその変形が阻止される。従って、サイドプレート
(10)を変形させることなくブラケット(B)をサイ
ドプレート(10)に対して確実に締結固定させること
が可能である。
【0032】なお、上記実施例では、ボルト(30)の
先端部にナット(31)を螺合させたものを示したが、
この発明はこれに限定されるものではない。たとえば、
ブラケット(B)の嵌合用基部(21)を構成する外側
壁部(25)(25)の一方に、ボルト(30)の径よ
りも若干大きめの挿通孔を形成し、他方の外側壁部(2
5)に前記ボルト(30)が螺合しうるネジ孔を形成
し、該ネジ孔にボルト(30)をねじ込むようにしても
良い。
【0033】更には、図4に示すように、嵌合凸部(2
4)に中空部(26)を形成しても良い。この場合、ブ
ラケット(B)自体が軽量になって材料費が安くなり、
それでいて締結固定時にサイドプレート(10)の変形
を防ぐことができるという利点を有する。
【0034】なお、この発明は、複数本のチューブを鉛
直状態で左右方向に配置すると共に、ヘッダーをチュー
ブの上下両端部に配置して連通接続したタイプの熱交換
器にも適用され得るものであるのはもとより、偏平チュ
ーブが蛇行状に曲成されたいわゆるサーペンタインタイ
プの熱交換器であっても、上述のような断面コ字状のサ
イドプレートを備えたタイプの熱交換器にも適用され得
るものである。
【0035】
【発明の効果】上述の次第で、この発明は、偏平チュー
ブとフィンとが交互に配置されると共に、最も外側に位
置するチューブの外側にフィンを介在させた状態で、一
対の対向壁部を有する断面コ字状のサイドプレートが配
置された熱交換器を、前記サイドプレートを利用して車
体等の取付側に取り付けるために用いられる熱交換器取
付用ブラケットにおいて、前記サイドプレートに嵌合固
定される嵌合用基部と、該嵌合用基部から延設された取
付用ステー部とを一体的に有する押出型材からなるもの
である。このようにブラケットを構成する嵌合用基部と
取付用ステー部とが、押出一体成型品であることより、
部品点数が少なく製造が容易であると共に、取付作業も
容易に行うことができる。
【0036】また、前記嵌合用基部は、前記サイドプレ
ートの対向壁部を嵌め込みうる一対のスリットが形成さ
れることにより、これらスリット間に前記対向壁部間に
嵌合される嵌合凸部を有すると共に、各スリットの外側
に前記対向壁部の外側に位置する外側壁部を有し、前記
サイドプレートの対向壁部が前記スリットに嵌合される
と共に前記嵌合凸部が前記両対向壁部間に嵌合された状
態において、前記嵌合用基部と前記サイドプレートの対
向壁部とに、これらを貫通する締結部材挿通孔が穿設さ
れ、該挿通孔に締結部材を挿通して締結することによっ
て、前記サイドプレートに締結固定されるようになされ
ているものである。従って、ブラケットを取り付ける際
に、ネジ等の締結部材を熱交換器本体の隣接チューブ相
互間に挿通させる必要がないので、ブラケット締結固定
の際に締結部材がチューブに接触して該チューブを損傷
させ、液漏れを生じさせる虞をなくすことができる。
【0037】更に、ブラケットは、サイドプレートに締
結固定されるものであるから、締結固定によってチュー
ブに変形を招くようなこともなく、ひいてはチューブに
亀裂等の損傷を与えるおそれもなくすことができる。ま
た、ブラケットの嵌合凸部をサイドプレートの対向壁部
間に嵌合させた状態で締結固定するものであるから、該
嵌合凸部の存在によりサイドプレートの対向壁部が近接
方向に変形することがない。従って、サイドプレートに
対して確実かつ強固に締結固定することができる。
【0038】請求項2に記載のように、前記嵌合用基部
と前記取付用ステー部とが、アルミニウムを同時に押出
成形することにより形成されたものである場合には、製
造が容易であり製造コストの低減を図ることができるの
はもとより、熱交換器自体がアルミニウム製である場合
には、鉄製のブラケットを取り付けた場合のような電食
の問題を回避し得、経時的にチューブ等が電食によって
液漏れを発生するというような不都合を未然に回避する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施態様に係る熱交換器取付用ブラ
ケットを熱交換器に取り付けた状態を示す正面図であ
る。
【図2】ブラケットと熱交換器のサイドプレートとを分
離状態にして示した斜視図である。
【図3】図1のIII −III 線拡大断面図である。
【図4】ブラケットの変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…偏平チューブ 2…フィン 3…ヘッダー 4…ヘッダー 10…サイドプレート 12・・・ 対向壁部 12a・・・ 締結部材挿通孔 21・・・ 嵌合用基部 22・・・ 取付用ステー部 23・・・ スリット 24・・・ 嵌合凸部 24a・・・ 締結部材挿通孔 25・・・ 外側壁部 25a・・・ 締結部材挿通孔 30・・・ 締結部材(ボルト)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平チューブとフィンとが交互に配置さ
    れると共に、最も外側に位置するチューブの外側にフィ
    ンを介在させた状態で、一対の対向壁部を有する断面コ
    字状のサイドプレートが配置された熱交換器を、前記サ
    イドプレートを利用して車体等の取付側に取り付けるた
    めに用いられる熱交換器取付用ブラケットにおいて、 前記サイドプレートに嵌合固定される嵌合用基部と、該
    嵌合用基部から延設された取付用ステー部とを一体的に
    有する押出型材からなり、 前記嵌合用基部は、前記サイドプレートの対向壁部を嵌
    め込みうる一対のスリットが形成され、これらスリット
    間に前記対向壁部間に嵌合される嵌合凸部を有すると共
    に、各スリットの外側に前記対向壁部の外側に位置する
    外側壁部を有し、 前記サイドプレートの対向壁部が前記スリットに嵌合さ
    れると共に前記嵌合凸部が前記両対向壁部間に嵌合され
    た状態において、前記嵌合用基部と前記サイドプレート
    の対向壁部とに、これらを貫通する締結部材挿通孔が穿
    設され、該挿通孔に締結部材を挿通して締結することに
    よって、前記サイドプレートに締結固定されるようにな
    されていることを特徴とする、熱交換器取付用ブラケッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記嵌合用基部と前記取付用ステー部と
    が、アルミニウムを同時に押出成形することにより形成
    されたものである、請求項1に記載の熱交換器取付用ブ
    ラケット。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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