JP2578563Y2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

Info

Publication number
JP2578563Y2
JP2578563Y2 JP1990406731U JP40673190U JP2578563Y2 JP 2578563 Y2 JP2578563 Y2 JP 2578563Y2 JP 1990406731 U JP1990406731 U JP 1990406731U JP 40673190 U JP40673190 U JP 40673190U JP 2578563 Y2 JP2578563 Y2 JP 2578563Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
puncturing
puncture needle
range
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990406731U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0492206U (ja
Inventor
元善 安藤
Original Assignee
ジーイー横河メディカルシステム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジーイー横河メディカルシステム株式会社 filed Critical ジーイー横河メディカルシステム株式会社
Priority to JP1990406731U priority Critical patent/JP2578563Y2/ja
Publication of JPH0492206U publication Critical patent/JPH0492206U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2578563Y2 publication Critical patent/JP2578563Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0010】
【産業上の利用分野】本発明は、穿刺ガイド用溝を備え
たコンベックス走査型超音波プローブにより超音波画像
を得る超音波診断装置に関するものである。
【0020】
【従来の技術】穿刺ガイド用溝が付いた従来の超音波診
断装置における超音波プローブを図6及び図7を用いて
説明する。これらの図においては、リニア走査型プロー
ブ21及びセクタ走査型プローブ22に設けられた穿刺
用溝31,32を通して穿刺針4を被検体表面15に対
してほぼ直角に穿刺している様子を示している。尚、図
6に示すものは、超音波振動子アレイの配列が穿刺用溝
31によって部分的に不完全になっておりその為に穿刺
用溝31の真下の領域の画像が劣化する。穿刺針4を被
検体表面15に対してほぼ直角に挿入すると、操作者は
プローブ21,22に対する穿刺針4の位置関係を把握
し易く、また、穿刺針4が被検体内で曲がる恐を少なく
することができる。そのため、一般に、穿刺針4は被検
体表面15に対してほぼ直角に挿入するのが好ましい。
【0030】
【考案が解決しようとする課題】ところが、図6に示す
様なリニア走査型プローブ21では、被検体表面15に
対してほぼ直角に穿刺針4を挿入しようとすると、超音
波ビームの向きと穿刺針4の向きがほぼ等しいため、穿
刺針4の先端を画像上で判別することが困難である。ま
た、穿刺用溝31によって画像劣化する領域と穿刺針4
を挿入する部位が一致してしまい穿刺針4の判別を更に
困難なものにしていた。また、穿刺をしないときにも穿
刺用溝31があるため画像の劣化を生じさせているとい
う問題があった。一方、図7に示す様なセクタ走査型プ
ローブ22では、被検体表面15に対してほぼ直角に穿
刺針4を挿入する場合でも、穿刺針4の向きと超音波ビ
ームが比較的大きな角度で交わり、且つ穿刺用溝による
画像劣化がないので穿刺針4の先端を容易に判別でき
る。しかし、浅い部分でのイメージング領域が狭いため
被検体表面15に近い部分16においては超音波画像の
助けを借りずに穿刺針4を被検体内に挿入していかなけ
ればならず、部分16における穿刺には高度な熟練を必
要とするという問題があった。
【0040】本考案は、上記に鑑みて成されたもので、
その目的は、穿刺針を被検体表面に対して直角に挿入す
る場合にも浅い部分から穿刺針の先端に至まで穿刺針を
容易に超音波画像上で判別でき、振動子アレイの配列の
不完全さによる画像劣化の影響を極力押さえることがで
き、更に、穿刺をしないときには前記画像劣化を起こさ
ない超音波診断装置を実現するにある。
【0050】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ための本考案の超音波診断装置は、凸状に湾曲して配列
した超音波振動子アレイと、振動子アレイの動作範囲の
中央からずれた位置にアレイ及びプローブボディに渡っ
て設けられた穿刺用溝を備えた超音波プローブによって
コンベックス走査をする構成になっている。
【0060】また更に、超音波振動子アレイの中から超
音波送受波の走査にかかる動作範囲を切換える切換回路
と、穿刺をするかしないかを入力する入力手段と、入力
結果に従って穿刺をするときには穿刺用溝を含む範囲を
動作範囲として選択し、穿刺をしないときには穿刺用溝
を含まない範囲を動作範囲として選択するように切換回
路を制御する制御手段を備えた構成になっている。
【0070】
【作用】穿刺針は常に超音波画像のイメージング領域の
中にあり、被検体表面に対して直角に穿刺針を挿入する
場合にも、超音波ビームが穿刺針と比較的大きな角度で
交わる。更に、穿刺をするかしないかで超音波振動子ア
レイの動作範囲を切換えることができる。
【0080】
【実施例】図1〜図3を用いて本考案の一実施例を説明
する。図1にこの実施例におけるコンベックス走査型超
音波プローブを示す。図2は図1のものの上面図であ
る。このプローブは、凸状に湾曲して配列した超音波振
動子アレイ1と、振動子アレイ1及びプローブボディ2
に渡って設けられた穿刺用溝3を備えている。穿刺用溝
3は振動子アレイ1の穿刺時における動作範囲Aの中央
Sから端の方へずれた位置に形成されている。穿刺用溝
3の側面35は振動子アレイ1の動作範囲Aの中央Sか
ら送波される超音波ビームの方向に平行になっている。
【0090】図1にこの実施例における超音波診断装置
のシステム構成を示す。切換回路5は、超音波振動子ア
レイ1の中から超音波送受波の走査にかかる動作範囲を
図1に示す様に穿刺用溝3を含む範囲Aか又は穿刺用溝
3を含まない範囲Bのどちらかに切換えるマトリクスス
イッチである。また、入力装置6は穿刺をするかしない
かを入力するキーボードやスイッチ等の入力手段を含
み、コントローラ7は入力結果に従って穿刺をするとき
には範囲Aを動作範囲として選択し、穿刺をしないとき
には範囲Bを動作範囲として選択するように切換回路5
を制御する制御手段を備えている。送受信部8はコント
ローラ7からの制御に従って振動子アレイ1で超音波の
送受信をし、信号処理部9は受信信号に各種処理をして
表示部10に超音波イメージを表示する。
【0100】このような構成において、穿刺をする場
合、入力装置6から「穿刺をする」を入力すると、コン
トローラ7からの制御にしたがった切換回路5の動作に
よって図1で示される範囲Aの振動子アレイ1が動作範
囲として選択される。すると、穿刺用溝4の周りの振動
子が動作するので、穿刺針4の先端が被検体表面15に
近い浅い部分にあるときも、深い部分にあるときも、穿
刺針4は常にイメージング領域の中にあることになる。
プローブを被検体表面15に直角に当てて穿刺用溝3の
側面35に沿って穿刺針4を挿入すると、側面35が動
作範囲Aの中央Sから送波される超音波ビームに平行に
なっているので、安定して直角に挿入することができ
る。また、プローブがコンベックス型で穿刺をする位置
が動作範囲Aの中央Sからずれているので、被検体表面
15に対して直角に穿刺針4を挿入する場合にも、超音
波ビームが穿刺針4と比較的大きな角度で交わり、穿刺
針4の先端を良好にイメージングすることができ先端の
判別を容易にしている。更に、穿刺用溝3がある範囲C
は超音波振動子が片側半分しかなくその部分の配列が不
完全であるが、範囲Cに対応して画像劣化する領域は穿
刺針4の先端を挿入し注意を必要とする位置とは離れて
いるので、画像劣化が穿刺操作や診断に及ぼす影響を最
少限に抑えることができる。
【0110】更に穿刺をしない場合には、入力装置6か
ら「通常スキャン」(穿刺しない)を入力すると、コン
トローラ7からの制御にしたがって切換回路5によって
図1で示される範囲Bの振動子アレイ1が動作範囲とし
て選択される。そして、プローブを少し傾けて範囲Bの
振動子アレイ1が被検体表面15に接触するように操作
すればよい。この場合には、走査にかかる振動子アレイ
1の配列は完全なので、画像劣化する領域はない。
【0120】また、この実施例では、穿刺用溝3は振動
子アレイ1の分割方向に平行な面で片側だけ切り欠いて
形成されているので、振動子アレイ1の図示しない電極
は片側のみから取り出すことができるので、内部の配線
が簡単である。
【0130】図4及び図5に本考案の他の実施例を示
す。これらの図において図1〜図3と同一記号は同一意
味を示す。図5は図4に示すものの上面図である。前記
実施例では穿刺用溝3は振動子アレイ1の分割方向に平
行な面で片側だけ切り欠いて形成されていたが、この実
施例では、穿刺用溝30は振動子アレイ1の配列方向に
平行な面で切り欠いて形成されている。このような実施
例では、穿刺針4は図4に点線で示されるように直角以
外の角度でも挿入できる。また、穿刺用溝40がある範
囲Dは超音波振動子の中央部分を欠いているが、前記実
施例に比較すると1つの振動子に対する欠損部分の大き
さが小さいので、範囲Dに対応する領域少の画質劣化は
前記実施例の範囲Cに対応する領域に比べると少なくて
済む。但し、この実施例では画像劣化の領域が大きくな
り、範囲Dの個々の振動子が穿刺用溝30を挾んで2分
割されているので内部の配線が複雑になるのは避けられ
ない。その他に関しては、この実施例でも前記実施例と
全く同様な作用効果を得ることができる。
【0140】
【考案の効果】本考案の超音波診断装置は、凸状に湾曲
して配列した超音波振動子アレイと、振動子アレイの動
作範囲の中央からずれた位置にアレイ及びブローブボデ
ィに渡って設けられた穿刺用溝を備えた超音波プローブ
を備えているので、穿刺針は常にイメージング領域の中
にあり、被検体表面に対して直角に穿刺針を穿刺する場
合にも、超音波ビームが穿刺針と比較的大きな角度で交
わる。従って、穿刺針の先端を容易に判別することがで
きる。
【0150】更に、穿刺をするときには穿刺用溝を含む
範囲を動作範囲として選択し、穿刺をしないときには穿
刺用溝を含まない範囲を動作範囲として選択するように
したので、穿刺をしないときには穿刺用溝による画像劣
化を完全に防ぐことができるので、穿刺用と通常イメー
ジング用の両方に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
【図2】
【図3】本考案の一実施例の示す構成図である。
【図4】
【図5】本考案の他の実施例の示す構成図である。
【図6】
【図7】従来例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 超音波振動子アレイ 2 プローブボディ 3,30 穿刺用溝 35 穿刺用溝3,30の側面 4 穿刺針 5 切換回路 6 入力装置 7 コントローラ 15 被検体表面 A 穿刺用溝3,30を含む範囲 B 穿刺用溝3,30を含まない範囲 C 穿刺用溝3がある範囲 D 穿刺用溝30がある範囲 S 動作範囲Aの中心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 8

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の超音波振動子が1次元的に配列さ
    れて成る超音波振動子アレイと、該超音波振動子アレイ
    の配列における中央部からずれた位置に設けられた穿刺
    針ガイド部とを有している超音波プローブを含んでお
    り、被検体に穿刺したときの超音波イメージを生成する
    ことができる超音波診断装置であって、 穿刺を行うときに前記穿刺針ガイド部を含む範囲にある
    前記超音波振動子アレイを駆動すると共に、穿刺を行わ
    ないときに前記穿刺針ガイド部を含まない連続的な範囲
    にある前記超音波振動子アレイを駆動するよう制御する
    制御手段と、 前記超音波振動子アレイの各々の駆動範囲に対応する超
    音波イメージを生成する超音波イメージ生成手段とを備
    えたことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】前記超音波プローブはコンベックス型プロ
    ーブである請求項1記載の超音波診断装置。
JP1990406731U 1990-12-25 1990-12-25 超音波診断装置 Expired - Lifetime JP2578563Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990406731U JP2578563Y2 (ja) 1990-12-25 1990-12-25 超音波診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990406731U JP2578563Y2 (ja) 1990-12-25 1990-12-25 超音波診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0492206U JPH0492206U (ja) 1992-08-11
JP2578563Y2 true JP2578563Y2 (ja) 1998-08-13

Family

ID=31883859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990406731U Expired - Lifetime JP2578563Y2 (ja) 1990-12-25 1990-12-25 超音波診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2578563Y2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6115849Y2 (ja) * 1980-07-31 1986-05-16
JPH0714392B2 (ja) * 1987-02-26 1995-02-22 株式会社東芝 超音波プロ−ブ
JPH01139044A (ja) * 1987-11-26 1989-05-31 Yokogawa Medical Syst Ltd 超音波診断装置
JPH0263441A (ja) * 1988-08-30 1990-03-02 Aloka Co Ltd 超音波探触子及び超音波診断装置
JPH0386156A (ja) * 1989-08-31 1991-04-11 Tokimec Inc 体腔内穿刺探触子

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0492206U (ja) 1992-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5065740A (en) Ultrasonic medical treatment apparatus
JP5337782B2 (ja) 超音波診断装置
US20090069679A1 (en) Ultrasound diagnostic apparatus
JPS624973B2 (ja)
US11324478B2 (en) Ultrasound diagnostic apparatus and ultrasound image display method
JPH05220139A (ja) 超音波画像診断装置およびその駆動方法
US9289189B2 (en) Ultrasound diagnostic apparatus
US20070016058A1 (en) System and method for controlling ultrasound probe having multiple transducer arrays
US20160015361A1 (en) Ultrasound probe for puncture needle and ultrasound diagnostic device using same
KR20090031269A (ko) 초음파 진단 장치
JPH0382456A (ja) 超音波診断装置
KR100653575B1 (ko) 초음파 진단 장치 및 그 구동 방법
JP6714927B2 (ja) 超音波画像表示装置及び方法、並びにプログラムを格納した記録媒体
JP2010099467A (ja) 体腔用超音波プローブ及び超音波診断装置
JP2578563Y2 (ja) 超音波診断装置
JP4488288B2 (ja) 超音波画像診断装置
JP3808868B2 (ja) 超音波診断装置およびその駆動方法
JPH0595945A (ja) 穿刺用超音波プローブ
WO2011033793A1 (ja) 超音波診断装置とそれを用いた診断方法
JPS624984B2 (ja)
JPH11267121A (ja) 超音波撮像方法および装置
JPH04183455A (ja) 体腔内用超音波プローブの振動子アレイ
JPWO2019116414A1 (ja) 超音波画像表示装置
JP2553787Y2 (ja) 体腔内用超音波プローブ
JP2007215921A (ja) 超音波診断装置及び超音波プローブ