JP2578534B2 - 自動縫製機におけるクランプ板加工装置 - Google Patents

自動縫製機におけるクランプ板加工装置

Info

Publication number
JP2578534B2
JP2578534B2 JP3234972A JP23497291A JP2578534B2 JP 2578534 B2 JP2578534 B2 JP 2578534B2 JP 3234972 A JP3234972 A JP 3234972A JP 23497291 A JP23497291 A JP 23497291A JP 2578534 B2 JP2578534 B2 JP 2578534B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
clamp plate
groove
holder
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3234972A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0568763A (ja
Inventor
隆 日塔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Juki Corp filed Critical Juki Corp
Priority to JP3234972A priority Critical patent/JP2578534B2/ja
Publication of JPH0568763A publication Critical patent/JPH0568763A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2578534B2 publication Critical patent/JP2578534B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、クランプ板にて保持
したワークをX−Y駆動機構によって所定の縫製パター
ンに従って移動させるようにした自動縫製機において、
その自動縫製機のクランプ板を自動縫製機のワーク保持
台上で加工し得るようにしたクランプ板の加工装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記のような自動縫製機においては、縫
製時に、縫製パターンデータに基づいてクランプのX−
Y方向の移動を制御することにより、所望の縫製パター
ンを作成していた。従来、加工前の板状のクランプ素材
を縫製パターンよりやや広めに内側をくり抜くことによ
り、適正な縫製を行うことができるような形状のワーク
保持溝を形成する時も、この縫製パターンデータを用い
るが、プログラムに変更を加えて縫製パターンデータを
加工用のデータに処理してからクランプ素材をX−Y移
動制御して加工している。
【0003】また、クランプ素材の切削加工装置として
は、自動縫製機のワーク保持台の上方に保持されたモー
タによって回転する回転切削用工具(エンドミル)を取
り付け、これを上から下に向けて移動させてワーク保持
台上に載置されたクランプ素材にワーク保持溝の形成加
工を施すようにしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、クランプ素材へワーク保持溝の加工を施す場合は、
加工時にクランプ素材が加工方向の下向きに対して逆向
きの上向きの推力を加工具から受ける。従って、加工具
をワーク保持台の上方に取り付ける場合、この推力によ
ってクランプ板が上方に引き上げられることにより、ク
ランプ板がばたついてその支持が不安定になるという問
題点がある。
【0005】この発明は、上記問題点に着目してなされ
たもので、クランプ素材がばたつくことなく、安定した
支持状態を保持しながら加工動作を行うことができる自
動縫製機におけるワーク加工装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、縫製すべき
ワークを保持し、縫い目形成の為の溝を形成してなるク
ランプ板を、所定の移動パターンに応じてX−Y駆動機
構によりワーク保持台に沿って移動させながら前記溝内
に縫目を形成するようにした自動縫製機において、前記
ワーク保持台の下方に固定した円筒状のモータ保持体
と、の周面にその周面下端から所定の高さ位置にわたっ
て形成された部分とそれに連続して回転方向に沿い形成
された部分とを有する係合溝と、前記モータ保持体の円
筒内に嵌合可能なモータと、このモータの回動軸に着脱
可能に固定された回転切削工具と、前記モータ保持体よ
り水平方向に突設されて前記係合溝に係脱可能とした係
合突起と、前記モータを前記モータ保持体に固定する締
着部材、とを備え、前記係合突起を係合溝に係合して前
記モータを上昇させることにより、前記モータをモータ
保持体に対して所定高さ位置にしてモータに保持された
回転切削工具を前記ワーク保持台に形成した工具挿通穴
から突出させるようにするとともに、モータ全体を前記
溝に沿い回転させることにより該高さ位置に保持するよ
うにした。
【0007】また、前記モータが冷却用ファンを有する
とともに、該ファンの回転によって発生されるエアーを
前記モータ保持体の円筒内に排出する排出部を形成し、
前記モータ保持体の側壁には前記モータから排出される
エアーを外方へ排出する排出口を形成し、前記モータの
エアーが前記排出部から前記円筒内を経て排出口より排
出されることにより、回転切削工具により発生された切
り屑を排出するように構成した。
【0008】
【作用】この発明に係る上記(イ)の構成を有するもの
において、クランプ板は、ワーク保持台の下方から突出
する加工具によって切削加工される。このため、加工時
にクランプ素材が加工具から受ける推力は下方へ向けて
作用し、クランプ板素材はワーク保持台に押しつけられ
た状態となり、そのばたつきは防止される。
【0009】また、モータ保持体内におけるモータの回
動位置を固定する前記締着部材を解放状態とした後、切
削工具を保持するモータをモータ保持体内で回転させ、
モータに突設された係合突起とモータ保持体に形成され
た係合溝との相対位置を変化させることにより、モータ
の上下位置は任意に変化させることができ、これによっ
てワーク保持台からの切削工具の出没状態を容易に変化
させることができる。
【0010】また、使用する工具を交換する場合には、
これを保持するモータをモータ保持体から着脱する必要
があるが、モータをモータ保持体から取り外す場合に
は、前記締着部材を解放状態とした後、モータを回転さ
せてその係合突起を係合溝の下端部から離脱させること
で極めて容易にその作業を行うことができ、また逆に、
モータ取り付け作業も、前記係合突起と係合溝とを係合
させることで容易に行うことができる。
【0011】さらに、上記(ロ)の構成を有するものに
おいては、モータの冷却ファンから送出されるエアー
が、モータ保持体の排出口から排出される。このため、
加工時にモータとモータ保持体との間に侵入した切り屑
は、エアーの噴流によってモータ保持体の排出口から外
方へと排出される。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1ないし図6
に基づき説明する。図において、1は縫い針を昇降させ
て縫目を形成する縫目形成機構を備えたミシン本体、2
はこのミシン本体1に設けられたミシンベッドと嵌合す
るワーク保持台であり、その上面は、ミシンベッドに設
けられた針板1a(図3参照)と同一面上に位置してい
る。3はミシン本体1に設けられた外枠腕であり、図示
しない周知のX−Y駆動機構によって前記ワーク保持台
2の上面に沿ってX,Y両方向へ移動するようになって
いる。
【0013】また、4はクランプ板素材Cを固定する矩
形の外枠である(図4参照)。この外枠4の両辺部に
は、突起部4a,4a、4b,4bが形成され、このう
ち相対向する一組の突起部(例えば、4a,4a)が前
記外枠腕3の凹部(図示せず)に嵌合して外枠腕3に固
定されるようになっている。
【0014】5,6は前記ワーク保持台2の下面に皿ね
じ51,61にて固定した一対の上側ガイド板であり、
互いに所定の間隔を介して配設されている。7,8は前
記上側ガイド板5,6の下面に各々ねじ71,81にて
固定した一対の下側ガイド板で、これら下側ガイド板
7,8には互いに内方へ突出する突出部7a,8aが形
成されており、その突出部7a,8aの上面と前記ワー
ク保持台2の下面との間には所定の隙間が形成されてい
る。
【0015】9は円筒状のモータ保持体で、その頭部に
は係止板10が固定されており、この係止板10の両側
部を前記保持台2の下面と突出部7a,8aとの間に挿
入した後、各下側ガイド板7,8に固定ねじ11,12
を螺合させることによって確固にワーク保持台2に固定
されている。なお、9a,10aは前記モータ保持体9
の頭部の中心部及び係止板10に形成した互いに連通す
る工具挿通用の貫通孔、7a1,8a1は前記係止板1
0の挿入時の位置決めを行うストッパである。
【0016】また、前記モータ保持体9の周面には、そ
の周面の下端から上方に亘って屈曲した係合溝91が形
成されている。図5に示すように、この係合溝91は、
モータ保持体9の下端部から上昇位置P1に至る第1の
垂直部91aと、これに連続する第1の水平部91b
と、この第1の水平部91bから下降位置P2に亘って
形成された第2の垂直部91cと、下降位置P2から上
昇位置P3に亘って斜めに形成された傾斜部91dと、
上昇位置に形成された第2の水平部91eとよりなる。
なお、図5はモータ保持体9の周面の一部を展開して示
しているため、単一の係合溝のみが図示されているが、
実際には、この係合溝91は、モータ保持体の周面にお
ける180度対称な2箇所に形成されている。
【0017】一方、13は前記モータ保持体9の内面に
嵌合する外周面を備えたモータであり、このモータ13
の回動軸13aには、回転切削用工具(エンドミル)1
4が着脱可能に固定されている。また、このモータ13
には、その周面に所定の間隔を介して対向する2個の保
持板15,16が固定されており、各保持板15,16
には、それぞれ2個のボルト17,18が180度対称
な位置に螺合している。これらボルト17,18の一端
部には、それぞれ保持板15,16からモータ13側へ
突出する係合突起17a,18aが設けられており、こ
れら係合突起17a,18aは前記係合溝91,91に
係合可能となっている。そして、これら係合突起17
a,18aを前記係合溝91,91の各水平部91b,
91eあるいは傾斜部91d係合させることにより、モ
ータ13は前記モータ保持体9内に保持されるようにな
っている。なお、各係合突起17a,18aには、環状
の段部17b,18bが形成されている。
【0018】さらにまた、一方のボルト17(締着部
材)は操作レバーとして使用するため長尺な軸ねじによ
って構成されており、その他端部には操作摘み17cが
固着されている。そして、この操作摘み17cを回転さ
せ、前記係合突起17aの段部17bをモータの周面に
圧接させることにより、モータ保持体9に対するモータ
13の回動位置を固定し得るようになっている。なお、
モータ13の外径がモータ保持体9の内面より小さい時
は、モータ13にカラーを固定して、このカラー付きモ
ータをモータ保持体9内に保持させて前記係合突起17
aの段部17bを上記カラーの周面に圧接するようにす
ると良い。
【0019】上記構成に基づき、次に作用を説明する。
図6(a)及び(b)に示すようなクランプ板Tに貫通
したワーク保持溝T1及び縫い形状に合わせた貫通した
溝T2を形成する場合には、まず、図1に示すように外
枠4にねじ等でクランプ板素材T’(図4参照)を固定
してワーク保持台2上に載置する。次に、下側ガイド板
7,8の突出部7a,8aとワーク保持台2との間に前
記係止板10を挿入し、固定ねじ11,12にて固定す
ることにより、モータ保持体9をワーク保持台2の下面
に取り付ける。
【0020】この後、モータ13に設けられた係合突起
17a,18aをモータ保持体9に形成された係合溝9
1,91の下端部から第1の垂直部91a,91aに挿
入し、さらに第1の水平部91b,91bを経て第2の
垂直部91c,91cの下端部まで移動させる。これに
より、モータ13はその自重によって下降位置P2に保
持される。このとき、モータ13に固定されたエンドミ
ル14は図5に示すようにワーク保持台2から没入した
状態にある。
【0021】次に、X−Y駆動機構の駆動によって外枠
腕3を移動させ、クランプ板素材T’の加工開始位置を
エンドミル14の上方に位置させる。この後、作業者
は、モータ13を駆動してエンドミル14の回転を開始
すると共に、操作レバーとしてのボルト17を押圧して
モータ13全体をA方向(図5参照)へ回転させる。こ
れにより、各ボルト17,18の係合突起17a,18
aは係合溝91,91の傾斜部91d,91dに沿って
上方へ移動して行き、それに伴ってモータ13は上記の
ようにモータ保持体9内で回転つつ上方へと移動して行
く。そして、このモータ13の上昇により、エンドミル
14は中心部9aの貫通孔10a、及びワーク保持台2
に形成した工具挿通孔2aから突出してクランプ板素材
を切削して行き、最終的にクランプ板素材T’を貫通す
る。
【0022】このとき、クランプ板素材T’がエンドミ
ル14から受ける推力は、ワーク保持台2上に押し付け
られる方向、つまり下向きに作用するため、クランプ板
素材T’がばたつくことはなく、加工動作は安定して行
われ、加工精度は大幅に向上する。
【0023】そして、エンドミル14がクランプ板素材
T’を貫通し、同素材の上面からの突出量が適量となっ
た時点で、そのエンドミル14の高さ位置を固定する。
すなわち、モータ保持体9に対するモータ13全体の回
転方向Aの位置を固定する。この固定操作は、作業者
が、保持しているボルト17の操作摘み17cを回転さ
せ、ボルト17に設けられた段部17bをモータ13の
周面に圧接させることで極めて容易に行うことができ
る。
【0024】このようにしてエンドミル14の高さ位置
を固定した後、作業者は、ミシンのスタートスイッチな
どをONすることにより、X−Y駆動機構の駆動を開始
し、縫製パターンデータ及び、エンドミル14と縫い針
Nとの距離間隔y(図3参照)とに基づいて算出された
所定の加工パターンデータに従ってクランプ板素材T’
を移動させる。その結果、図6に示すような縫製すべき
ワークWを隙間なく嵌合させ得るワーク嵌合溝T1及び
縫い形状に合わせた溝T2が形成される。
【0025】クランプ板素材T’の加工動作終了後は、
モータ13の駆動を停止させ、ボルト17の操作摘み1
7cを回転させて段部17bをモータ保持体9から離間
させ、モータ保持体9に対しモータ13を回動可能状態
とする。そして、モータ13全体をB方向へ回転させる
ことにより係合突起17a,18aを係合溝91の傾斜
部91dに沿って加工位置P2へと移動させ、モータ1
3を下方へ移動させてエンドミル14を没入させる(図
5参照)。
【0026】また、刃部の摩耗あるいは切削径の変更等
により、エンドミル14を交換する必要が生じた場合に
は、これを保持しているモータ13をモータ保持体9か
ら取り外した後、モータ13に対して新たなエンドミル
を装着する。このように、モータ13自体を取り外して
エンドミル14の交換作業を行うことにより、作業者
は、狭小な箇所へ手を挿入して作業を行うという困難な
作業を強いられることはなくなり、容易に作業を行うこ
とができる。
【0027】さらに、上記モータ取り外し作業にあって
も、作業者がボルト17を持って、前述のモータ取り付
け時とは逆にモータ13を回転移動させることにより、
極めて簡単に行うことができる。すなわち、図5におい
て加工位置P2に係止されている係合突起17a,18
aを、第2の垂直部91c、第1の水平部91b、第1
の垂直部91aに沿って移動させ、第1の垂直部91a
の下端部から離脱させれば良い。このように、モータ保
持体9に対するモータ13の着脱は極めて容易に行うこ
とができるため、この作業によってエンドミル14の交
換作業が煩雑化することはなく、作業者は能率的に作業
を行うことができる。
【0028】ところで、上記のようにクランプ板素材
T’の下面から切削加工を施した場合、その切り屑は、
エンドミル14に沿って下方へと落下し、モータ保持体
9とモータ13との間に侵入することがあり、これが蓄
積されるとモータ13の駆動、あるいは、モータ13の
上下動の妨げとなる虞がある。このため、この実施例で
は次のような構成をとることにより、切り屑を自動的に
モータ保持体9内から外方へ排出するようになってい
る。
【0029】すなわち、この実施例に用いるモータ13
は、駆動時の熱を冷却するための冷却ファン13bを有
すると共に、その冷却用ファン13bによって送出され
るエアーをモータ13の上面部に形成された排出部13
cから排出するようになっている。また、前記モータ保
持体9の周面部上方には、排出口9bが形成されてお
り、その排出口9bには、排気管20が連結されてい
る。この排気管20の上面には、排気口20aが形成さ
れる一方、下面には開口部20bが形成されており、こ
の開口部20bには、下方へ突出する切り屑排出管21
が連結されている。さらに、前記排気管20の排気口2
0aは、切り屑の通過を阻止するフィルター20cにて
閉塞されており、また、前記切り屑排出管21の下端に
は切り屑収納袋22が取り付けられている。
【0030】上記のように構成することにより、切削加
工時にモータ13とモータ保持体9との間に侵入した切
り屑は、モータ13から排出されるエアーと共にモータ
保持体9の排出口9bから排気管20内へと送出され、
ここからエアーはフィルター20cを通過して外部へ排
出される。また、排気管20内に送出された切り屑は、
フィルター20cに当接して下方へ落下し、切り屑排出
管21から切り屑収納袋22に収納される。
【0031】このように、この実施例においては、モー
タ保持体9内に侵入した切り屑が自動的に外部へ排出さ
れ、しかもそれらは全て切り屑収納袋22に収容される
ため、切り屑が周囲に散乱することもなく、作業者は、
単に切り屑収納袋22を交換すれば良く、作業を能率的
に行うことができる。
【0032】なお、この実施例では、排気管20に排気
口20aと開口部20bとを設けたが、排気管に開口部
20bのみを形成し、ここに網状の切り屑収納袋を取り
付けても良く、さらには、網状の切り屑収納袋をモータ
保持体9の排出口9bに直接取り付けるようにしても良
い。また、上記実施例では、モータ保持体9に2個の係
合溝91,91を180度対称な箇所に設けたが、これ
ら係合溝のうち、ボルト18の係合突起18aと係合す
る係合溝91は削除することも可能である。勿論、この
場合には、一方のボルト18も削除する。さらに、係合
溝91の形状に関しても、モータ保持体9の周縁部下端
からその上方に亘って形成されているものであれば、そ
の他の形状に形成することも可能であり、この発明は、
特に上記実施例に限定されるものではない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明に係る自
動縫製機におけるクランプ板加工装置は、モータに固定
した回転切削工具をワーク保持台の下方に取り付け、ク
ランプ板の下面から切削加工を施すようにしたため、加
工時にクランプ板にはワーク保持台上に押し付けられる
方向の推力が働き、クランプ板はばたつきなく安定した
状態で加工され、加工精度を大幅に向上させることがで
きる。
【0034】また、前記モータは、これに突設した係合
突起をモータ保持体に形成した係合溝へ係脱させること
で、ワーク保持台に対し極めて容易に着脱することがで
きる。このため、回転切削加工具を交換する場合には、
これを保持するモータをモータ保持体から取り外して行
うことが可能となり、作業者は狭小な箇所での作業を強
いられることなく、容易に作業を行うことができる。
【0035】さらに、モータ保持体の周面上方部に排出
口を形成すると共に、回転切削加工具を回転させるモー
タは、冷却用ファンを有すると共にそのファンによって
送出させるエアーを上方に排出し得るものとすれば、切
削加工時にモータとモータ保持体との間に侵入する切り
屑を自動的に外部へ排出することができ、作業の能率化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る一実施例を示す正面図である。
【図2】図1に示したものの側面図である。
【図3】図1に示したものの要部分解斜視図である。
【図4】図1に示した外枠を示す斜視図である。
【図5】同上実施例においてモータを回転移動させた場
合の係合突起と係合溝との関係及びエンドミルの高さ位
置を示す作用説明図である。
【図6】(a)はクランプ板と縫製すべきワークを嵌入
させるワーク嵌合溝とを示す斜視図であり、(b)は縫
い形状に合った溝を示す平面図である。
【符号の説明】
T クランプ板 T1 ワーク嵌合溝 9 モータ保持体 9b 排出口 91 係合溝 13 モータ 13a 回動軸(回動部) 13b 冷却用ファン 13c 排出部 14 エンドミル(回転切削用工具) 17 ボルト(締着部材) 17a 係合突起

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫製すべきワークを保持し、縫い目形成
    の為の溝を形成してなるクランプ板を、所定の移動パタ
    ーンに応じてX−Y駆動機構によりワーク保持台に沿っ
    て移動させながら前記溝内に縫目を形成するようにした
    自動縫製機において、 前記ワーク保持台の下方に固定した円筒状のモータ保持
    体と、 前記モータ保持体の周面にその周面下端から所定の高さ
    位置にわたって形成された部分 とそれに連続して回
    転方向に沿い形成された部分とを有する係合溝と、 前記モータ保持体の円筒内に嵌合可能なモータと、 このモータの回動に着脱可能に固定された回転切削工
    具と、 前記モータより水平方向に突設され前記係合溝に係脱
    可能とした係合突起と、前記モータを前記モータ保持体に固定する締着部材 、 とを備え、前記係合突起を係合溝に係合して前記モータを上昇させ
    ることにより、前記モータをモータ保持体に対して所定
    高さ位置にしてモータに保持された回転切削工具を前記
    ワーク保持台に形成した工具挿通穴から突出させるよう
    にするとともに、モータ全体を前記溝に沿い回転させる
    ことにより該高さ位置に保持するようにした ことを特徴
    とした自動縫製機におけるクランプ板加工装置。
  2. 【請求項2】 前記モータが冷却用ファンを有するとと
    もに、該ファンの回転によって発生されるエアーを前記
    モータ保持体の円筒内に排出する排出部を形成し、前記
    モータ保持体の側壁には前記モータから排出されるエア
    ーを外方へ排出する排出口を形成し、前記モータのエア
    ーが前記排出部から前記円筒内を経て排出口より排出さ
    れることにより、回転切削工具により発生された切り屑
    を排出するように構成したことを特徴とした請求項1に
    記載の自動縫製機におけるクランプ板加工装置。
JP3234972A 1991-09-13 1991-09-13 自動縫製機におけるクランプ板加工装置 Expired - Lifetime JP2578534B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3234972A JP2578534B2 (ja) 1991-09-13 1991-09-13 自動縫製機におけるクランプ板加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3234972A JP2578534B2 (ja) 1991-09-13 1991-09-13 自動縫製機におけるクランプ板加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0568763A JPH0568763A (ja) 1993-03-23
JP2578534B2 true JP2578534B2 (ja) 1997-02-05

Family

ID=16979137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3234972A Expired - Lifetime JP2578534B2 (ja) 1991-09-13 1991-09-13 自動縫製機におけるクランプ板加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2578534B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE602004020575D1 (de) * 2004-02-27 2009-05-28 Campagnolo Srl Stellorgan für eine Fahrrad-Gangschaltung

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8704665D0 (en) * 1987-02-27 1987-04-01 Automated Machinery Systems Forming template

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0568763A (ja) 1993-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5030378B2 (ja) 細孔放電加工機の自動電極交換装置
JP2578534B2 (ja) 自動縫製機におけるクランプ板加工装置
JP2002343746A (ja) インターロック付ダイシング装置
KR101823786B1 (ko) 머시닝센터
JP2000176573A (ja) クランプ交換装置
JPH06262419A (ja) 自動縫製装置における被縫物保持具の加工装置
EP0536422A1 (en) Apparatus for cutting grooves
KR100259100B1 (ko) 필터 베이스플레이트의 탭핑장치
JPH11291108A (ja) ボール盤の集塵装置
JPH09192958A (ja) 主軸箱のクランプ構造
JP2574290Y2 (ja) 溝加工装置
JPH05138384A (ja) レーザ加工機の加工ヘツドユニツト着脱装置
JPS6144752Y2 (ja)
JP2593635Y2 (ja) 工具脱着具、及び工具交換装置
JPH0719641Y2 (ja) 圧造成形機におけるパンチ、ダイスの取付装置
WO1994003296A1 (en) Broaching machine
JPH0621847U (ja) 砥石車用カバー
JPH0790438B2 (ja) 工具マガジン
KR100913203B1 (ko) 핸드 라우터
JP2550728Y2 (ja) 削り屑搬送コンベア
JPH0655395A (ja) マシニングセンタ用アンギュラーアタッチメント
JPS632255Y2 (ja)
JP2552480Y2 (ja) パンチ支持治具
JPH0735675Y2 (ja) 熱切断加工機のワーク支持装置
JPH0371801A (ja) テーブルソー