JP2578287B2 - 切曲げ加工方法 - Google Patents

切曲げ加工方法

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JP2578287B2
JP2578287B2 JP4074856A JP7485692A JP2578287B2 JP 2578287 B2 JP2578287 B2 JP 2578287B2 JP 4074856 A JP4074856 A JP 4074856A JP 7485692 A JP7485692 A JP 7485692A JP 2578287 B2 JP2578287 B2 JP 2578287B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークに切曲げ加工を
行なう切曲げ加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチプレスによる切曲げ加工方
法は、パンチプレスに切曲げ加工用の金型を備えてお
き、単発加工で切曲げ成形を行なっていた。このため、
長さの異なる折曲げ加工を行なう場合には、長さの異な
る数種類の切曲げ加工金型を金型支持部材に装着し、切
曲げ部の長さに対応する加工金型を選択して加工を行な
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
切曲げ加工方法では、切曲げ加工部の長さに対応する加
工金型を数種類備えておかなければならず、金型の大き
さによって切曲げの長さに限界があるばかりか、長い切
曲げ加工に対しては、パンチプレスの上部金型支持部材
及び下部金型支持部材に、長い切曲げ用の加工金型を装
着することが出来ず、長い切曲げ加工部については全く
のところ不可能であるという欠点があった。特に、タレ
ットパンチプレスを用いての不均一長さの切曲げ加工は
不可能であった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、パンチプレスやタレット
パンチプレスの特性を生かし、多工程をかけて製品を加
工することによって、数少ない切曲げ加工金型を用い
て、不均一な長さの切曲げ形状にも対応できる切曲げ加
工方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の切曲げ加工方法は、ワーク(W)の所定位
置に任意の長さ(L)の一辺(L1 )側にスリット部を
設け、このスリット部と対応する他辺(L2 )側に折曲
げて折曲部を設ける切曲げ部(79)を切曲げ加工する
切曲げ加工方法において、第1工程金型(81)により
前記スリット部の一端(S1 )側から他端(S2 )側ま
で連続的に適数回繰り返すことによって前記スリット部
のスリット加工を行った後、前記スリット部の一端(S
1 )側に前記スリット部と直交する方向へ所定幅の立上
げ折曲げ加工を第2工程用金型(83)で行い、次い
で、前記スリット部に沿って折曲部の立ち上げ加工を第
3工程用金型(85)で連続的に適数回繰り返し行い、
次に、前記スリット部の他端(S2 )側に前記スリット
部と直交する方向へ所定幅の立上げ折曲げ加工を第4工
程用金型(87)で行うことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】したがって、ワーク(W)の所定位置に任意の
長さ(L)の一辺(L1 )側にスリット部を設け、この
スリット部と対応する他辺(L2 )側に折曲げて折曲部
を設ける切曲げ部(79)を切曲げ加工する際、まず、
第1工程金型(81)により前記スリット部の一端(S
1 )側から他端(S2 )側まで連続的に適数回繰り返す
ことによって前記スリット部のスリット加工を行う。次
に、前記スリット部の一端(S1 )側に前記スリット部
と直交する方向へ所定幅の立上げ折曲げ加工を第2工程
用金型(83)で行う。次いで、前記スリット部に沿っ
て折曲部の立ち上げ加工を第3工程用金型(85)で連
続的に適数回繰り返し行う。さらに、前記スリット部の
他端(S2 )側に前記スリット部と直交する方向へ所定
幅の立上げ折曲げ加工を第4工程用金型(87)で行う
ことによって、ワーク(W)所望の折曲げ部(79)が
得られる。
【0007】而して、4つの金型を用いて不均一な長さ
の切曲げ部(79)が容易に加工される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0009】パンチプレスの一例として以下はタレット
パンチプレスを用いて説明する。図7及び図8を参照す
るに、タレットパンチプレス1は略々門型のフレーム3
の上部にラム5を上下動自在に設け、このラム5の下端
にストライカ7を備えている。前記フレーム3の上部よ
り回転自在に垂設された上タレット9が支承されてお
り、この上タレット9の回転軸11の中心より、前記ス
トライカ7の中心までの距離を半径とする上タレット9
の周囲には略々等間隔で配設されたパンチ取付口(図示
せず)が設けてあって、このパンチ取付口内にはそれぞ
れ1つ宛にパンチ13が装着されている。そして、前記
ストライカ7の直下に前記パンチ13の1つが割出し位
置決めされ、ストライカ7によって上方から押圧される
位置をパンチング加工位置Pと呼んでいる。
【0010】前記上タレット9の下側には僅かな間隙を
置いて回転自在な下タレット15が前記フレーム3の下
部に設けてある。この下タレット15は前記フレーム3
の下部より回転軸(図示せず)によって支承された円盤
で、上タレット9と同径であって回転中心は上タレット
9の回転中心と同一軸上に設けられ、上タレット9に設
けられたパンチ位置と対応する位置に、前記パンチ13
に対応するダイ17が設けてある。そして、前記上タレ
ット9と下タレット15とは常に同期して同一方向に回
転され、上タレット9のパンチ13と下タレット15の
ダイ17とは、その対応関係がずれることなく保たれる
ようになっている。
【0011】前記下タレット15を設けたフレーム3の
下部上面には、下タレット15の上面と同じ高さにセン
ターテーブル19が設けてある。このセンターテーブル
19は前記パンチング加工位置Pを中心として、下タレ
ット15の直径に等しい幅を有し左右に振り分けて固定
されており、下タレット15側はタレット部分を囲むよ
うに形成され、その反対側はフレーム3の下部上面を覆
うように設けてある。
【0012】このセンターテーブル19の左右側には、
センターテーブル19の側面に沿ってタレット側へ接近
離反する方向(Y軸方向)に移動自在な2つのサイドテ
ーブル21が設けてある。そして、センターテーブル1
9とを両サイドテーブル21の上面には、ワークWが載
置されて移動される時の摩擦を少なくするためのフリー
ベア23が複数個並設されている。
【0013】これら両サイドテーブル21のタレット側
より反端側の端部には、前記両サイドテーブル21に架
設されたキャレッジベース25が設けてあって、このキ
ャレッジベース25はフレーム3の下部側に設けたボー
ルネジ(図示せず)に係合され、ボールネジの回転によ
って両サイドテーブル21と共に、センターテーブル1
9の上面上部をY軸方向に移動されるようになってい
る。
【0014】前記キャレッジベース25内にはX軸方向
に敷設されたガイドレール27が設けてあって、このガ
イドレール27上にはX軸方向に移動自在なキャレッジ
29が設けてある。キャレッジ29の一部はセンターテ
ーブル19の上方に突出されており、このキャレッジ2
9の突出部分にはワークWを把持する複数個のワークク
ランプ31が設けてある。
【0015】上記した構成よりなるタレットパンチプレ
ス1は、上タレット9にパンチ13を複数個装着し、下
タレット15に前記複数個装着したパンチ13に対応す
るダイ17を装着しておき、センターテーブル19上に
載置されたワークWを、キャレッジ29に設けたワーク
クランプ31によって把持させ、キャレッジベース25
によりワークWをY軸方向に移動させ、キャレッジ29
によってワークWをX軸方向に移動させ、ワークW上の
加工位置をタレットのパンチング加工位置Pに位置決め
しておき、前記上タレット9の所定のパンチ13と、下
タレット15の対応するダイ17とを割出し、ラム5を
駆動させてストライカ7をパンチ13上に押圧させて、
ワークWに所定のパンチング加工を施すようになってい
る。
【0016】上述した上タレット9に装着されるパンチ
13と、下タレット15に装着されるダイ17とは図1
に示すように、上下に組み合わされ協働してワークWに
パンチング加工を行なう。
【0017】パンチ13は、図1に示されているよう
に、上部にパンチヘッド33を有し、パンチヘッド33
の下部には円柱状のシャンク35がネジ37により取付
けられている。このシャンク35の中心部には上部から
所定深さに達するザグリ孔39が設けてあって、このザ
クリ孔39内にはフランジ部41とシャンク35とを螺
着させる取付ネジ43が埋設してある。この取付ネジ4
3のザクリ孔39内の上部が空間になっているのは、パ
ンチヘッド33が上方より押圧され、ワークWの反力に
よる応力を吸収するための空間部である。
【0018】前記フランジ部41は円板状の部材であっ
て、その外周は前記上タレット9に設けたパンチ取付孔
45より僅かに小さく形成され、フランジ部41の側面
にはストッパピン47が複数個設けてあって、このスト
ッパピン47の端部には図示していないスプリングが設
けてあり、フランジ部41を常に上昇に付勢するように
している。このフランジ部41の下部にはパンチボデイ
49がビス51で取付けられている。このパンチボデイ
49はフランジ部41の径より小さい円柱状部材であっ
て、前記上タレット9のパンチ取付孔45内にパンチガ
イド52が装着されている。
【0019】このパンチボデイ49の下端面には上方に
向ってザグリ部53が設けてあり、このザグリ部53に
は上型チップ55が複数本の長ネジ57により着脱可能
に取付けられている。前記上型チップ55の外周で前記
パンチボデイ49側には、パンチボデイ49の方向性を
保つための回り止め金具59が螺着されている。
【0020】下タレット15に装着されるダイ17は、
前記パンチ13のフランジ部41より稍大きな径で形成
されたダイホルダ59と、このダイホルダ59上に被着
されるエジェクタプレート61と、前記ダイホルダ59
に脱着可能に取付けられる下型チップ63とを備えてい
る。
【0021】ダイホルダ59は下タレット15のダイ装
着部65内に嵌合される円盤状部材で、中央に前記上型
チップ55に嵌合される下型チップ63の取付部となる
ボス部67を備え、このボス部67の内側は下型チップ
63の底部に相当するザグリ部69を有し、下型チップ
63を収納して底部より固着させる締着ネジ71を設け
てある。また、このザグリ部69の中心には下型チップ
63の衝撃を緩和するための支持部材73を備えてい
る。
【0022】このダイホルダ59に被着されるエジェク
タプレート61は、ダイホルダ59の外径より僅かに小
さな円錐台状のプレート部材で、上面はワークWと当接
する平面をなし、前記下型チップ63の先端部を突出さ
せる貫通孔を有し、この貫通孔の下側は前記ダイホルダ
59のボス部67に嵌合する段差部を備えてある。この
エジェクタプレート61の裏側で前記締着ネジ71によ
って締着される個処にはネジ孔が設けてあり、前記ダイ
ホルダ59の上面と当接する位置には、複数個所にウレ
タンゴムのごとき弾材75を収納する収納部77が形成
してあって、この弾機75によってダイホルダ59とエ
ジェクタプレート61とは僅かな間隙をおいて被着さ
れ、パンチ13側の押圧に対処しいる。
【0023】上述したタレットパンチプレス1の上タレ
ット9に前記形状のパンチ13を装着し、下タレット1
5に前記形状のダイ17を互いに対応するように装着
し、図2に示すような切曲げ部79を形成する場合の加
工方法について以下に説明する。
【0024】前記切曲げ部79は、平板状のワークWの
所定位置に、任意の長さLの一辺側に切断部(スリット
部)を設け、この切断部(スリット部)と対応する他辺
側に折り曲げて折曲部を設け、例えば電子機器の本体カ
バー等に換気孔を形成させる加工等に利用されるもので
ある。この切曲げ部79を形成するには、第1工程とし
て切曲げ部79の一方の辺L1 にスリット部を設け、次
に第2工程として前記のスリット部の一方の端部S1
切断し、第3工程として前記一方(一端)の端部S1
に前記スリット部と直交する方向へ所定幅の立上げ折曲
げを行い、第3工程として前記一方(端)の端部S1
より他方(他端)の端部S2 側に至る中間部の辺L2
形成し、最後に第4工程として他方(他端)の端部S2
側に前記スリット部と直交した方向へ所定幅の立上げ折
曲げ加工することによって完成させるものである。
【0025】上述した第1工程より第4工程に至る切曲
げ加工は、図1に示したパンチ13とダイ17とに、図
3(A),(B)に示す第1工程用金型81としての上
型チップ81Aと下型チップ81Bを設け、第2工程用
金型83として図4(A),(B)に示す上型チップ8
3Aと下型チップ83Bとを設け、第3工程用金型85
として図5(A),(B)に示すような上型チップ85
Aと下型チップ85Bとを設け、第4工程用金型87と
して図6(A),(B)に示すような上型チップ87A
と下型チップ87Bとを設けておき、これらの各工程用
金型を有するパンチ13とダイ17とを、上タレット9
と下タレット15とに対応して装着し、各工程に応じて
上記した上型チップと下型チップとをパンチング加工位
置Pへ割出し、ワークWの所定位置をX軸方向及びY軸
方向に移動して位置決めして加工を施す。
【0026】第1工程用金型81は、図3(A),
(B)に示されているように、予め設定された切曲げ部
79の一辺L1 にスリット部を形成せしめる金型で、片
刃のカッター状に形成された上型チップ81Aと下型チ
ップ81Bとより形成されている。上型チップ81Aは
刃先部89が水平に形成してあって、内側面は下型チッ
プ81Bとの擦合せ面側に切刃91を持っている。下型
チップ81Bの刃先部93は中央部で高くなる弯曲部で
形成してあって、外側面は上型チップ81Aとの擦合せ
面となり、その上縁には切刃95が設けてあって、この
切刃95の後方は低くなる傾斜部97を備えている。
【0027】前記上型チップ81Aを前記パンチ13の
下端に螺着し、下型チップ81Bを前記ダイ17の中央
に螺着しておき、この上型チップ81Aと下型チップ8
1Bの擦合わせ面に、切曲げ部79の辺L1 を位置決め
してパンチ13の上方より押圧すると、この上型チップ
81Aと下型チップ81Bとに挾まれたワークWには、
前記各切刃91と95との剪断力が作用してワークWの
一部を切断する。このときワークWの切断された下型チ
ップ81B上の一部は、前記傾斜部97によって押し上
げられ、辺L1 側には切り離されたスリット部が形成さ
れる。
【0028】以下、スリット部を形成されたワークWを
X軸方向にキャレッジ29によって順次送り、前記上型
チップ81Aと下型チップ81Bとによる加工を繰返し
行なうことにより、切曲げ部79の辺L1 には連続した
スリット部が形成される。
【0029】第2工程用金型83は、図4(A),
(B)に示されているように、前記スリット部を形成さ
れた切曲げ部79の、一方(一端)の端部S1 を形成せ
しめる金型であって、上型チップ83Aは長方体の部材
の下側面に断面直角三角形状の溝部99を有し、この溝
部99の一方側は側壁101で塞がれ、その他方側は溝
部99と同一形状の開放口103をなしている。この溝
部99は上型チップ83Aの内前側で直角方向に穿設さ
れ、傾斜面側は切曲げ部79の傾斜角度に合わされて設
けてある。その溝部99の前記側壁101の内側面には
切刃105が設けてあって、この切刃105によって端
部S1 がスリット部と直交した方向へ所定幅の立上げ折
曲げ加工されるようになっている。
【0030】第2工程用金型83の下型チップ83B
は、先端が前記上型チップ83Aの溝部99内に嵌合さ
れる片山形の部材で、傾斜部107はワークWを所定角
度に折曲する面を形成してある。この下型チップ83B
の刃先部109は前記側壁101側が垂直方向に立設さ
れた切刃部111を有し、その反対側は外方に垂れる弯
曲面をなしている。
【0031】上述した上型チツプ83Aを前記パンチ1
3に取付け、下型チップ83Bをダイ17に取付けてお
き、ワークWの一方(一端)側の端部S1 を位置決め
し、パンチ13の上方より押圧することにより、切曲げ
部79の一方(一端)の端部S1 は上型チップ83Aの
切刃105と、下型チップ83Bの切刃部111とに挾
まれて切断されると共に、端部S1に隣接されたワーク
Wの折曲げ部分は、傾斜部107によって所定角度に折
曲げられる。
【0032】第3工程用金型85は、図5(A),
(B)に示されているように、前記一方(一端)の端部
1 より他方(他端)の端部S2 側までの中間部を成形
する金型で、上型チップ85Aは前記第2工程用金型8
3の上型チップ83Aに設けた溝部99を有し、この溝
部99は上型チップ85Aを貫通するように設けてあ
る。
【0033】下型チップ85Bは前記第2工程用金型8
3の下型チッフ83Bと同様に、前記上型チップ85A
に設けられた溝部99内に嵌合する片山形の部材で、刃
先部109は平坦部が長く形成されてあって、前記溝部
99と協働して、切曲げ部79の折曲げ部分を大きくす
るように形成されている。
【0034】この第3工程用金型85の上型チップ85
Aをパンチ13に取付け、下型チップ85Bをダイ17
に取付けておき、ワークWの切曲げ部79の一方(一
端)の端部S1 近傍を位置決めし、パンチ13の上方よ
り押圧することによって、第1工程用金型81でスリッ
ト部を形成され押し上げられた折り曲げ部分は、前記溝
部99の所定角度の傾斜面に倣って成形(折曲げ)され
る。この成形はワークWをX軸方向に順次に移動し、パ
ンチ13側の押圧を繰返すことにより、切曲げ部79の
他方(他端)の端部S2 近傍まで成形(折曲げ)させる
ことができる。
【0035】第4工程用金型87は、図6(A),
(B)に示されているように、切曲げ部79の他方(他
端)の端部S2 を形成させる金型で、上型チップ87A
は、図4(A),(B)に示した第2工程用金型83の
上型チップ83Aと同様で、側壁101の位置が逆方向
の位置に設けられ、溝部99の形状は全く同一となって
おり、前記側壁101の下端には切刃105が設けてあ
る。一方、下型チップ87Bも第2工程用金型83の下
型チップ83Bと同様に、前記側壁101の内側面と擦
り合わされる面に切刃部111を有し、刃先部109は
平坦に形成されれている部分が異なるだけの相違であ
る。
【0036】以上説明した構成によりなるタレットパン
チプレス1の上タレット9に、前記第1工程用金型81
の上型チップ81A、第2工程用金型83の上型チップ
83A、第3工程用金型85の上型チップ85A及び、
第4工程用金型87の上型チップ87Aをそれぞれ取り
付けたパンチ13を設け、上タレット9に対応する下タ
レット15に、第1工程用金型81の下型チップ81
B、第2工程用金型83の下型チップ83B、第3工程
用金型85の下型チップ85B及び、第4工程用金型8
7の下型チップ87Bをそれぞれ取付けたダイ17を設
け、ワークWをワーククランプ31に把持せしめ、キャ
レッジベース25によってY軸方向と、キャレッジ29
によってX軸方向とに位置決めし、前記各工程用金型を
割出して第1工程より第4工程に至る切曲げ加工を行な
うことにより、任意の長さを有する切曲げ部79を自動
的に加工することができる。
【0037】なお、上記した説明はタレットパンチプレ
ス1を例としたが、パンチ及びダイを自動的に送れるパ
ンチプレスによっても、同様の切曲げ加工を行なうこと
ができると共に各工程の増減及び金型形状を変えること
によって、他形状の切曲げ加工を実施することができ
る。
【0038】本発明は、上述した実施例に限定されるも
のではなく、適宜の変更を行なうことによって、その他
の態様でも実施得るものである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特許請求の範囲に記載されたとおりの構成であるから、
パンチプレスの特性を生して多工程に分割して製品を加
工することによって、最少限の加工用金型を用いて不均
一な長さの折曲げ加工を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例で、上型チップを取付けるパ
ンチと、下型チップを取付けるダイとの断面図である。
【図2】図1のパンチ及びダイを用いて加工される切曲
げ部で、図1(A)は平面図、図1(B)は側面図であ
る。
【図3】図1のパンチ及びダイにそれぞれ取付けられる
第1工程用金型で、図3(A)は正面図、図3(B)は
側面図である。
【図4】図1のパンチ及びダイにそれぞれ取付けられる
第2工程用金型で、図4(A)は正面図、図4(B)は
側面図である。
【図5】図1のパンチ及びダイにそれぞれ取付けられる
第3工程用金型で、図5(A)は正面図、図5(B)は
側面図である。
【図6】図1のパンチ及びダイにそれぞれ取付けられる
第4工程用金型で、図6(A)は正面図、図6(B)は
側面図である。
【図7】図1のパンチ及びダイを装着するタレットパン
チプレスの正面図である。
【図8】図7のタレットパンチプレスのVIII矢視図であ
る。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 9 上タレット 13 パンチ 15 下タレット 17 ダイ 29 キャレッジ 55 上型チップ 63 下型チップ 79 切曲げ部 81 第1工程用金型 83 第2工程用金型 85 第3工程用金型 87 第4工程用金型

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク(W)の所定位置に任意の長さ
    (L)の一辺(L1 )側にスリット部を設け、このスリ
    ット部と対応する他辺(L2 )側に折曲げて折曲部を設
    ける切曲げ部(79)を切曲げ加工する切曲げ加工方法
    において、第1工程金型(81)により前記スリット部
    の一端(S1 )側から他端(S2 )側まで連続的に適数
    回繰り返すことによって前記スリット部のスリット加工
    を行った後、前記スリット部の一端(S1 )側に前記ス
    リット部と直交する方向へ所定幅の立上げ折曲げ加工を
    第2工程用金型(83)で行い、次いで、前記スリット
    部に沿って折曲部の立ち上げ加工を第3工程用金型(8
    5)で連続的に適数回繰り返し行い、次に、前記スリッ
    ト部の他端(S2 )側に前記スリット部と直交する方向
    へ所定幅の立上げ折曲げ加工を第4工程用金型(87)
    で行うことを特徴とする切曲げ加工方法。
JP4074856A 1992-03-31 1992-03-31 切曲げ加工方法 Expired - Fee Related JP2578287B2 (ja)

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