JP2578194B2 - 蓋殺菌装置 - Google Patents

蓋殺菌装置

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JP2578194B2
JP2578194B2 JP3288889A JP3288889A JP2578194B2 JP 2578194 B2 JP2578194 B2 JP 2578194B2 JP 3288889 A JP3288889 A JP 3288889A JP 3288889 A JP3288889 A JP 3288889A JP 2578194 B2 JP2578194 B2 JP 2578194B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、食品機械におけるびん等の容器に装着され
る蓋の殺菌装置に関するものである。
(従来の技術) 前記蓋殺菌装置の従来例を第2,3図によって説明する
と、第2図に示すように蓋(c)は、通常、内面奥部に
プラスチツク製などのシール材(a)を接着して、びん
等の容器(b)に装着した際に内部シール性を高める構
造になっており、第3図に示すように上記蓋(c)は、
図示省略した装置により反転され上向き内面にされて矢
示のようにコンベア(03)上に供給され、前、後スプロ
ケツト(01)(02)に装架されて循環駆動されるコンベ
ア(03)により蓋(c)を上向き内面にして等間隔で搬
送し、殺菌処理部のフード(05)内で移動中に、外部に
設置した蒸気発生器(06)から供給される飽和または過
熱蒸気を噴出器(07)によりフード(05)で噴出し、蓋
(c)の上向き内面を加熱殺菌する装置になっており、
殺菌後の蓋(c)は、排出装置(図示省略)によりコン
ベア(03)からシユート(図示省略)へ転送されて、蓋
(c)を下向き内面に正立させてびん等の容器に装着す
る。
(発明が解決しようとする課題) 従来の前記蓋殺菌装置は、蓋を反転し上向き内面の反
転状態で搬送し、フード内で移動中に、蓋の上向き内面
を飽和または加熱蒸気により加熱殺菌したのち、同蓋を
下向き内面に正立させて容器に装着するため、加熱殺菌
のために蓋を反転する必要があり、蒸気による上向き内
面の加熱殺菌は効率が悪く、殺菌処理の全体をフードに
より加熱雰囲気にする必要があり熱損失が多くなるとと
もに、蓋内に凝縮水が残留したり、異物(塵埃)等が混
入する可能性があり、また、搬送中に振動等により蓋の
間隔がずれて近接、接触し、加熱殺菌のバラツキが生じ
るなどの問題点がある。
本発明は、前記のような課題に対処するために開発さ
れたものであって、その目的とする処は、蓋を下向き内
面の正立状態して洗浄、加熱殺菌を可能とし、ヒートパ
イプの使用および熱赤外線の放射伝熱により加熱、殺菌
効率を高め、殺菌性能、能率を向上した蓋殺菌装置を提
供するにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、蓋を下向き内面にして移送する蓋供給シユ
ートに洗浄水の噴霧ノズルを前記蓋の下向き内面に向け
対設するとともに、遠赤外線塗料の塗布により外端部を
放熱部に内端部を受熱部に形成したヒートパイプを搬送
チエンに等間隔で立設し、各ヒートパイプ放熱部で蓋供
給シユートから蓋を受け取り下向き内面にして嵌装し搬
送する蓋搬送機構を設け、遠赤外線塗料が塗布された加
熱管を有する反射板付き加熱器を前記各ヒートパイプの
受熱部の移動径路に配設した構成に特徴を有し、蓋供給
シユートにより移送中の蓋の下向き内面を、噴霧ノズル
による微細な液滴状の洗浄水で効果的に洗浄し水切りし
たのち、搬送チエンに立設した各ヒートパイプの放熱部
に前記蓋を下向き内面で嵌装、搬送し、加熱器の加熱管
とヒートパイプの受熱部間およびヒートパイプの放熱部
と蓋内面間で、熱赤外線の放射伝熱により優れた加熱、
殺菌効率を得ている。
(作 用) 蓋供給シユートにより移送中の蓋の下向き内面が、噴
霧ノズルによる微細な液滴状の洗浄水で効果的に洗浄さ
れ、水切りされるとともに、搬送チエンに等間隔で立設
された各ヒートパイプの熱赤外線塗料付き放熱部で、前
記蓋が下向き内面で受け取られて嵌装、搬送され、各ヒ
ートパイプの熱赤外線塗料付き放射部が、熱赤外線塗料
付き加熱管を有する反射板付き加熱器を通り、加熱器と
各ヒートパイプの受熱部間および各ヒートパイプの放熱
部と蓋内面間で熱赤外線の反射伝熱により、さらにヒー
トパイプ自体の伝熱性によって、効率よく伝熱されかつ
加熱殺菌される。
(実施例) 第1図に本発明の一実施例を示し、図中(1)は蓋供
給シユート、(2)は洗浄水の噴霧ノズル、(4)は
前、後スプロケツト(6)(7)に装架されて循環移動
される搬送チエン、(5)はヒートパイプ、(20)は加
熱器であって、蓋(c)を下向き内面にして移送する蓋
供給シユート(1)に洗浄水の噴霧ノズル(2)を蓋
(c)の下向き内面に向けて対設するとともに、遠赤外
線塗料の塗布により外端部を放熱部(5a)に内端部を受
熱部(5b)に形成したヒートパイプ(5)を搬送チエン
(4)に等間隔で立設し、各ヒートパイプ(5)の放熱
部で蓋供給シユート(1)から蓋(c)を受け取り下向
き内面にして嵌装し搬送する蓋搬送機構(4,5)を設
け、遠赤外線塗料が塗布された加熱管(21)を有する反
射板(22)付き加熱器(20)を各ヒートパイプ(5)の
受熱部(5b)の移動径路に配設した蓋殺菌装置になって
いる。
前記蓋供給シユート(1)は、蓋セレクター(図示省
略)により蓋(c)を下向き内面の正立に整えて送り込
まれ、蓋(c)を下向き下面にして移送するとともに、
移送路の下部側に洗浄水の流入部(図示省略)が形成さ
れ、噴霧ノズル(2)から噴霧される洗浄水が流入部か
ら各蓋(c)の下向き内面に供給されて洗浄される。
前記噴霧ノズル(2)は、洗浄水供給源(図示省略)
から供給される洗浄水を、蓋供給シユート(1)により
移送中の各蓋(c)の下向き内面に向けて噴霧し、該洗
浄水は微細な液滴状になり蓋(c)の下向き内面に効果
的に供給されて、十分な洗浄作用が得られる。噴霧ノズ
ル(2)による洗浄水の噴霧量は、蓋の種類や殺菌条件
に対応させて調整弁等の適宜の手段により調整される。
前記ヒートパイプ(5)は、第1図(B)に示すよう
に搬送チエン(4)の側部に取り付けたブラケツト(1
1)に断熱材(12)を介して嵌着、立設され、外端部を
熱赤外線塗料の塗布により放熱部(5a)にし、内端部を
遠赤外線塗料の塗布により受熱部(5b)にした構造にな
っており、第1図(A)に示すように搬送チエン(4)
に等間隔をおき立設され、各ヒートパイプ(5)の外端
部に形成した放熱部(5a)で蓋供給シユート(1)から
蓋(c)を受け取り下向き内面にして嵌装し矢示方向に
搬送し、放熱部(5a)で蓋(c)の下向き内面に直接的
に放熱して加熱殺菌する。
前記加熱器(20)は、第1図(B)に示すように熱赤
外線塗料が塗布された加熱管(21)(21)を内蔵し、内
面が反射板(22)に形成されているカバー(23)等から
なり、各加熱管(21)は、温度制御装置(図示省略)に
より所望の温度に保たれるように、蒸気または熱媒体が
供給、調整され、あるいは電気式ヒータの採用も可能で
あって、第1図(A)に示すように各ヒートパイプ
(5)の内端部に形成され受熱部(5b)の移動径路に配
設され、各加熱部(5b)が加熱管(21)(21)間で移動
し、加熱管(21)(21)および加熱部(5)に塗布した
遠赤外線塗料による放射伝熱により途中の空気層の温度
を上昇させないで熱損失も少なく非接触によって、加熱
管(21)(21)から加熱部(5)へ効率よく伝熱され、
カバー(23)内面の反射板(22)でさらに効率が高めら
れるとともに、各ヒートパイプ(5)は、内端部の受熱
部(5b)から外端部の放熱部(5a)へ格別の温度差を生
じることもなく効率よく伝熱し、さらに、ヒートパイプ
(5)の放熱部(5a)に塗布した遠赤外線塗布の放射伝
熱により蓋(c)の下向き内面を直接的に加熱して極め
て効果的に加熱殺菌する。
各ヒートパイプ(5)の外端部、即ち放熱部(5a)に
下向き内面で嵌装された蓋(c)は、蓋供給シユート
(1)で洗浄水より効率よく洗浄されたのち、洗浄水等
が落下、水切りされ、放熱部(5a)で上記のように効果
的に加熱殺菌されるため、シール材(a)を内蔵した蓋
内面が十分に殺菌処理される。
殺菌時間の調整は、搬送チエン(4)による蓋(c)
の搬送長さまたは搬送速度の調節によって容易に行われ
る。殺菌処理後の蓋(c)は下向き内面、即ち正立の状
態でシユート(8)により排出されて容器に装着され
る。
従って、蓋の正、逆転の装置が不要になり、機構が著
しく簡素化される。
(発明の効果) 本発明は、前述のような構成からなり、蓋供給シユー
トにより蓋を下向き内面にして移送中に、同蓋の下向き
内面が噴霧ノズルによる微細な液滴状の洗浄水で効果的
に洗浄されるとともに、水切りが良好となり、同蓋は下
向き内面の状態でヒートパイプの放熱部に受け取られ嵌
装、搬送されて、遠赤外線塗料が塗布された加熱管を有
し反射板付き加熱器でヒートパイプの遠赤外線塗料付き
受熱部が遠赤外線の放射伝熱で効率よく受熱し、ヒート
パイプの伝熱性、さらに、ヒートパイプの遠赤外線塗料
付き放熱部で蓋の下向き内面が遠赤外線の放射伝熱で直
接的に効率的に加熱殺菌され、蓋内面の殺菌性能、能率
が著しく向上されている。
また、蓋反転の必要がなくなり機構が著しく簡素化さ
れるとともに、蓋の供給、容器への装着が能率よく行わ
れ、洗浄水の噴霧量、殺菌温度、時間の調整が容易に行
われて、熱損失が著しく減少されるなどの利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本発明の一実施例を示す全体の側視機構
図、第1図(B)は第1図(A)のIB−IB部分の拡大断
面図、第2図は蓋の断面図、第3図は従来例の縦断機構
図である。 c:蓋、1:蓋供給シユート 2:噴射ノズル、4:搬送チエン 5:ヒートパイプ、5a:放熱部 5b:受熱部、20:加熱器 21:加熱管、22:反射板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓋を下向き内面にして移送する蓋供給シユ
    ートに洗浄水の噴霧ノズルを前記蓋の下向き内面に向け
    て対設するとともに、遠赤外線塗料の塗布により外端部
    を放熱部に内端部を受熱部に形成したヒートパイプを搬
    送チエンに等間隔で立設し、各ヒートパイプの放熱部で
    蓋供給シユートから蓋を受け取り下向き内面にして嵌装
    し搬送する蓋搬送機構を設け、遠赤外線塗料が塗布され
    た加熱管を有する反射板付き加熱器を前記各ヒートパイ
    プの受熱部の移動径路に配設したことを特徴とする蓋殺
    菌装置。
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