JP2578071B2 - 昇降舞台の昇動付勢機構 - Google Patents
昇降舞台の昇動付勢機構Info
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- JP2578071B2 JP2578071B2 JP6460894A JP6460894A JP2578071B2 JP 2578071 B2 JP2578071 B2 JP 2578071B2 JP 6460894 A JP6460894 A JP 6460894A JP 6460894 A JP6460894 A JP 6460894A JP 2578071 B2 JP2578071 B2 JP 2578071B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、昇動を付勢することで
取り扱いの容易な昇降舞台の昇動付勢機構に関するもの
である。
取り扱いの容易な昇降舞台の昇動付勢機構に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来、比較的小さい舞台においても、舞
台板が重いことからその昇動に相当な力を要して扱い難
いものであった。また、シリンダ装置等の機械的手段を
用いれば設備費が高くなると共に、その保守に手間がか
かる問題点もあり、女性でも簡単に昇降操作できる簡便
な舞台がないのであった。
台板が重いことからその昇動に相当な力を要して扱い難
いものであった。また、シリンダ装置等の機械的手段を
用いれば設備費が高くなると共に、その保守に手間がか
かる問題点もあり、女性でも簡単に昇降操作できる簡便
な舞台がないのであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、シリ
ンダ装置等の機械的手段を用いることなく、簡単な構成
で安価に設備でき、舞台板を無負荷に近付けて軽い力で
昇動操作できるようにしたものである。
ンダ装置等の機械的手段を用いることなく、簡単な構成
で安価に設備でき、舞台板を無負荷に近付けて軽い力で
昇動操作できるようにしたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、舞台
を支持するリンク部材の夫々一対をその中央交差部で回
動可能にピン連結し、一方のリンク部材の上端部を舞台
側に回動可能に連結すると共に、他方のリンク部材の下
端部を基台側に回動可能に連結して、ピン連結部の縦横
移動変位でパンタグラフ式の昇降機構としたものにおい
て、リンク部材の中央交差部の該連結ピンにスプロケッ
トホイールを固着し、舞台の降下につれて該ホイールへ
のチエンの巻き付けの長さを長くできるよう、上端部を
舞台側に連結した一方のリンク部材における連結ピンよ
り上部と、他方のリンク部材における連結ピンより下部
に夫々沿ってチエンを該ホイールに係着すると共に、該
連結ピンを昇動移動側の横方向へ付勢できるようチエン
に付勢用バネを連繋させた構成とした昇降舞台の昇動付
勢機構である。請求項２は、チエンの一端又は両端を、
付勢用コイルバネを圧縮する可動部材に連結することで
付勢する構成としている。
を支持するリンク部材の夫々一対をその中央交差部で回
動可能にピン連結し、一方のリンク部材の上端部を舞台
側に回動可能に連結すると共に、他方のリンク部材の下
端部を基台側に回動可能に連結して、ピン連結部の縦横
移動変位でパンタグラフ式の昇降機構としたものにおい
て、リンク部材の中央交差部の該連結ピンにスプロケッ
トホイールを固着し、舞台の降下につれて該ホイールへ
のチエンの巻き付けの長さを長くできるよう、上端部を
舞台側に連結した一方のリンク部材における連結ピンよ
り上部と、他方のリンク部材における連結ピンより下部
に夫々沿ってチエンを該ホイールに係着すると共に、該
連結ピンを昇動移動側の横方向へ付勢できるようチエン
に付勢用バネを連繋させた構成とした昇降舞台の昇動付
勢機構である。請求項２は、チエンの一端又は両端を、
付勢用コイルバネを圧縮する可動部材に連結することで
付勢する構成としている。
【０００５】請求項３は、上端部を舞台側に連結した一
方のリンク部材における連結ピンより上部と、他方のリ
ンク部材における連結ピンより下部とに夫々付勢用バネ
を備え、該ホイールに係着反転したチエンの端部を夫々
付勢用バネに連繋した構成である。請求項４は、上端部
を舞台側に連結した一方のリンク部材における連結ピン
より上部、或いは他方のリンク部材における連結ピンよ
り下部のいずれか一方に付勢用バネを備え、該ホイール
に係着したチエンの一端を該付勢用バネに連繋すると共
に、上端部を舞台側に連結した一方のリンク部材におけ
る連結ピンより上部、或いは他方のリンク部材における
連結ピンより下部で付勢用バネを設けていない方のリン
ク部材にチエンの他端を係止した構成である。
方のリンク部材における連結ピンより上部と、他方のリ
ンク部材における連結ピンより下部とに夫々付勢用バネ
を備え、該ホイールに係着反転したチエンの端部を夫々
付勢用バネに連繋した構成である。請求項４は、上端部
を舞台側に連結した一方のリンク部材における連結ピン
より上部、或いは他方のリンク部材における連結ピンよ
り下部のいずれか一方に付勢用バネを備え、該ホイール
に係着したチエンの一端を該付勢用バネに連繋すると共
に、上端部を舞台側に連結した一方のリンク部材におけ
る連結ピンより上部、或いは他方のリンク部材における
連結ピンより下部で付勢用バネを設けていない方のリン
ク部材にチエンの他端を係止した構成である。
【０００６】請求項５は、舞台側と基台側に夫々付勢用
バネを備え、該ホイールに係着したチエンの端部を、リ
ンク部材の舞台側と基台側の連結部に固着したスプロケ
ットホイールに係着反転させて夫々付勢用バネに連繋さ
せた構成である。請求項６は、舞台側或いは基台側のい
ずれか一方に付勢用バネを備え、該ホイールに係着した
チエンの一端を、リンク部材の舞台側或いは基台側の連
結部に固着したスプロケットホイールに係着反転させて
付勢用バネに連繋させ、チエンの他端を他方のリンク部
材又は付勢用バネを備えていない舞台側或いは基台側に
係止した構成である。
バネを備え、該ホイールに係着したチエンの端部を、リ
ンク部材の舞台側と基台側の連結部に固着したスプロケ
ットホイールに係着反転させて夫々付勢用バネに連繋さ
せた構成である。請求項６は、舞台側或いは基台側のい
ずれか一方に付勢用バネを備え、該ホイールに係着した
チエンの一端を、リンク部材の舞台側或いは基台側の連
結部に固着したスプロケットホイールに係着反転させて
付勢用バネに連繋させ、チエンの他端を他方のリンク部
材又は付勢用バネを備えていない舞台側或いは基台側に
係止した構成である。
【０００７】
【作用】舞台板を支持するリンク部材の夫々一対の中央
交差部に連結した連結ピンの移動変位で舞台板がパンタ
グラフ式に昇降するものであり、重い舞台板を降下させ
ると、夫々のリンク部材が連結ピンを支点として回動
し、相互に近接して連結ピンに固着したスプロケットホ
イールの外周部へのチエンの巻き付き長さが多くなり、
チエンの端部に連繋した付勢用バネを作動して強い弾性
状態となるのである。これにより、付勢用バネの復元力
で該スプロケットホイールが固着している連結ピンを舞
台板の昇動方向へ移動付勢しているため、舞台板が無負
荷に近い状態に配置されるのである。したがって、舞台
板の移動停止を解除することにより、付勢用バネによる
舞台板の昇動付勢が作用して弱い力で舞台板を上動でき
るのである。即ち、該スプロケットホイールの外周部へ
の巻き付きの長さ分の相違だけ付勢用バネが作用して昇
動の付勢力となるのである。
交差部に連結した連結ピンの移動変位で舞台板がパンタ
グラフ式に昇降するものであり、重い舞台板を降下させ
ると、夫々のリンク部材が連結ピンを支点として回動
し、相互に近接して連結ピンに固着したスプロケットホ
イールの外周部へのチエンの巻き付き長さが多くなり、
チエンの端部に連繋した付勢用バネを作動して強い弾性
状態となるのである。これにより、付勢用バネの復元力
で該スプロケットホイールが固着している連結ピンを舞
台板の昇動方向へ移動付勢しているため、舞台板が無負
荷に近い状態に配置されるのである。したがって、舞台
板の移動停止を解除することにより、付勢用バネによる
舞台板の昇動付勢が作用して弱い力で舞台板を上動でき
るのである。即ち、該スプロケットホイールの外周部へ
の巻き付きの長さ分の相違だけ付勢用バネが作用して昇
動の付勢力となるのである。
【０００８】舞台板を降下する場合は舞台板を押し下げ
ればよく、重い舞台板に上への付勢力が働くためゆっく
りと降下するのである。なお、舞台板の降下端及び舞台
板の上昇位置で任意のストッパ機構によってリンク部材
を不動にすれば舞台板が停止するのである。
ればよく、重い舞台板に上への付勢力が働くためゆっく
りと降下するのである。なお、舞台板の降下端及び舞台
板の上昇位置で任意のストッパ機構によってリンク部材
を不動にすれば舞台板が停止するのである。
【０００９】付勢用コイルバネを圧縮する可動部材にチ
エン端を連結する構成であれば、舞台板の降下による該
スプロケットホイールの外周部への巻き付きの長さ分の
相違だけチエンが引っ張られてコイルバネが圧縮され、
舞台板が昇動付勢されるのである。
エン端を連結する構成であれば、舞台板の降下による該
スプロケットホイールの外周部への巻き付きの長さ分の
相違だけチエンが引っ張られてコイルバネが圧縮され、
舞台板が昇動付勢されるのである。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の図示実施例を説明する。図１
乃至図４に示す本例において、１は舞台板であって前後
左右の支持部材１１に支持されている。両側の支持部材
１１の端部にリンク部材２１の一端を固定ピン１２を介
して回動可能に取り付けている。他方、基台部４の端部
にリンク部材２２の一端を固定ピン４２を介して回動可
能に取り付け、夫々のリンク部材２１，２２の中央交差
部を連結ピン２０で連結している。
乃至図４に示す本例において、１は舞台板であって前後
左右の支持部材１１に支持されている。両側の支持部材
１１の端部にリンク部材２１の一端を固定ピン１２を介
して回動可能に取り付けている。他方、基台部４の端部
にリンク部材２２の一端を固定ピン４２を介して回動可
能に取り付け、夫々のリンク部材２１，２２の中央交差
部を連結ピン２０で連結している。
【００１１】また、支持部材１１には内側面にレール１
４が固着してあり、リンク部材２２の他端に取り付けた
コロ２３をレール１４に載置して転動可能とし、基台部
４にも内側面にレール４４が固着してあり、リンク部材
２１の他端に取り付けたコロ２４をレール４４に載置し
て転動可能としている。これにより、リンク部材２１，
２２をパンタグラフとしている。このような構成を、本
例では両側の前後に備えている。
４が固着してあり、リンク部材２２の他端に取り付けた
コロ２３をレール１４に載置して転動可能とし、基台部
４にも内側面にレール４４が固着してあり、リンク部材
２１の他端に取り付けたコロ２４をレール４４に載置し
て転動可能としている。これにより、リンク部材２１，
２２をパンタグラフとしている。このような構成を、本
例では両側の前後に備えている。
【００１２】なお、リンク部材２２の他端にはコロ２３
の上に、図４のように、バネ５１で突出を付勢されたス
トッパピン５２が収容してあり、ワイヤー５３の遠隔操
作によってストッパピン５２の突出を解除できる構成と
成し、レール１４及び支持部材１１に連通した多数の係
止孔１５の一つにストッパピン５２を挿入してコロ２３
を停止させるストッパ機構としている。なお、ワイヤー
５３の遠隔操作は、図示しないが、ワイヤー５３に連結
したつまみを握持することにより、ワイヤー５３を引っ
張ってストッパピン５２の突出を解除でき、つまみを離
すことでストッパピン５２が付勢突出するようになって
いる。
の上に、図４のように、バネ５１で突出を付勢されたス
トッパピン５２が収容してあり、ワイヤー５３の遠隔操
作によってストッパピン５２の突出を解除できる構成と
成し、レール１４及び支持部材１１に連通した多数の係
止孔１５の一つにストッパピン５２を挿入してコロ２３
を停止させるストッパ機構としている。なお、ワイヤー
５３の遠隔操作は、図示しないが、ワイヤー５３に連結
したつまみを握持することにより、ワイヤー５３を引っ
張ってストッパピン５２の突出を解除でき、つまみを離
すことでストッパピン５２が付勢突出するようになって
いる。
【００１３】本例で特徴ある構成は、図３のように、連
結ピン２０より上の一方のリンク部材２１と、連結ピン
２０より下の他方のリンク部材２２に夫々バネ函３１が
揺動可能としてボルト３２止着して上下に配置してあ
り、バネ函３１にはバネ押えロッド３３を挿通したコイ
ルバネ３が収容され、ロッド端３４をバネ函３１から突
出している。
結ピン２０より上の一方のリンク部材２１と、連結ピン
２０より下の他方のリンク部材２２に夫々バネ函３１が
揺動可能としてボルト３２止着して上下に配置してあ
り、バネ函３１にはバネ押えロッド３３を挿通したコイ
ルバネ３が収容され、ロッド端３４をバネ函３１から突
出している。
【００１４】そして、連結ピン２０に固着したスプロケ
ットホイール２５に係着したチエン３５の端部を夫々ロ
ッド端３４に連結して張設している。
ットホイール２５に係着したチエン３５の端部を夫々ロ
ッド端３４に連結して張設している。
【００１５】つぎに本例の作用を説明する。舞台板１の
昇動及び降下作動は舞台板１を手で押し上げ、或いは押
し下げればよく、リンク部材２１，２２が他端のコロ２
３，２４の転動で回動変位して、図２の昇動状態、図５
の降下状態となるのである。なお、ワイヤー５３の遠隔
操作によりストッパピン５２を突出し係止孔１５の一つ
に挿入してコロ２３を停止させることで舞台板１を適宜
な位置にて停止できるのである。
昇動及び降下作動は舞台板１を手で押し上げ、或いは押
し下げればよく、リンク部材２１，２２が他端のコロ２
３，２４の転動で回動変位して、図２の昇動状態、図５
の降下状態となるのである。なお、ワイヤー５３の遠隔
操作によりストッパピン５２を突出し係止孔１５の一つ
に挿入してコロ２３を停止させることで舞台板１を適宜
な位置にて停止できるのである。
【００１６】この舞台板１の降下状態では、リンク部材
２１，２２の変位によって図３仮想線及び図６のよう
に、相互に水平状態に近づくにつれて、チエン３５のス
プロケットホイール２５の外周部への巻き付き長さが多
くなることから、バネ押えロッド３３を強く引っ張った
状態となってコイルバネ３を圧縮するのである。このた
め、コイルバネ３の復元力でスプロケットホイール２５
を介して連結ピン２０を昇動側へ移動する付勢力が付与
されるのである。
２１，２２の変位によって図３仮想線及び図６のよう
に、相互に水平状態に近づくにつれて、チエン３５のス
プロケットホイール２５の外周部への巻き付き長さが多
くなることから、バネ押えロッド３３を強く引っ張った
状態となってコイルバネ３を圧縮するのである。このた
め、コイルバネ３の復元力でスプロケットホイール２５
を介して連結ピン２０を昇動側へ移動する付勢力が付与
されるのである。
【００１７】即ち、図６のように、スプロケットホイー
ル２５の外周部への巻き付きの長さの相違分６だけバネ
押えロッド３３が引っ張られてコイルバネ３を圧縮して
昇動の付勢力となるのである。なお、図示は舞台板１側
のコイルバネ関係を説明したが、基台部４側のコイルバ
ネ関係も同じ作用をするのである。また、コイルバネ３
によるその付勢力は、調整ナット３６を回しその位置を
変位させてコイルバネ３の圧縮始点を調整することで強
弱に調節できるのである。
ル２５の外周部への巻き付きの長さの相違分６だけバネ
押えロッド３３が引っ張られてコイルバネ３を圧縮して
昇動の付勢力となるのである。なお、図示は舞台板１側
のコイルバネ関係を説明したが、基台部４側のコイルバ
ネ関係も同じ作用をするのである。また、コイルバネ３
によるその付勢力は、調整ナット３６を回しその位置を
変位させてコイルバネ３の圧縮始点を調整することで強
弱に調節できるのである。
【００１８】したがって、舞台板１を上昇させたい場合
は、ワイヤー５３の遠隔操作によりストッパピン５２を
係止孔１５から外せば、連結ピン２０の昇動側への移動
付勢によって軽い力で舞台板１を持ち上げることができ
るのである。また、舞台板１が降下するにつれてバネ押
えロッド３３が引っ張られコイルバネ３を圧縮して上向
きの付勢力が増加するため、重い舞台板１の降下もゆっ
くりとなるのである。
は、ワイヤー５３の遠隔操作によりストッパピン５２を
係止孔１５から外せば、連結ピン２０の昇動側への移動
付勢によって軽い力で舞台板１を持ち上げることができ
るのである。また、舞台板１が降下するにつれてバネ押
えロッド３３が引っ張られコイルバネ３を圧縮して上向
きの付勢力が増加するため、重い舞台板１の降下もゆっ
くりとなるのである。
【００１９】このように本例によると、コイルバネ３の
復元力で連結ピン２０を昇動側へ移動付勢することで舞
台板１が上に付勢されるため無負荷状態に近いバランス
が得られることから、舞台板１の昇降を軽い力で手動操
作でき、舞台板１の昇降をゆっくりできて安全である。
復元力で連結ピン２０を昇動側へ移動付勢することで舞
台板１が上に付勢されるため無負荷状態に近いバランス
が得られることから、舞台板１の昇降を軽い力で手動操
作でき、舞台板１の昇降をゆっくりできて安全である。
【００２０】本例は上記のように構成したが、本発明に
おいてはこれに限定されない。例えば、舞台板及び基台
部の形状、構成は問わない。また、一対のリンク部材の
構成やその設置数も舞台の大きさに応じて適宜である。
おいてはこれに限定されない。例えば、舞台板及び基台
部の形状、構成は問わない。また、一対のリンク部材の
構成やその設置数も舞台の大きさに応じて適宜である。
【００２１】さらに、付勢用バネの種類、取り付け構成
及び位置も限定されない。例えば、板バネやコイルバネ
の一端にチエンを直接を係止して引っ張る構成でもよ
い。或いは、図７のように、舞台板及び基台部に、夫々
バネ函３１内にバネ押えロッド３３を挿通したコイルバ
ネ３を収容してそのロッド端３４をバネ函３１から突出
して成る本実施例の付勢手段を備え、連結ピン２０に固
着のスプロケットホイール２５に係着したチエン３５の
端部を夫々リンク部材２１，２２に沿わせ、リンク部材
２１，２２の端部の固定ピン１２，４２に備えたスプロ
ケットホイール１７，４７に係着し反転してロッド端３
４に連結して張設してもよい。
及び位置も限定されない。例えば、板バネやコイルバネ
の一端にチエンを直接を係止して引っ張る構成でもよ
い。或いは、図７のように、舞台板及び基台部に、夫々
バネ函３１内にバネ押えロッド３３を挿通したコイルバ
ネ３を収容してそのロッド端３４をバネ函３１から突出
して成る本実施例の付勢手段を備え、連結ピン２０に固
着のスプロケットホイール２５に係着したチエン３５の
端部を夫々リンク部材２１，２２に沿わせ、リンク部材
２１，２２の端部の固定ピン１２，４２に備えたスプロ
ケットホイール１７，４７に係着し反転してロッド端３
４に連結して張設してもよい。
【００２２】この場合は、本実施例と同様に、リンク部
材２１，２２の変位によって、チエン３５のスプロケッ
トホイール２５の外周部への巻き付き長さが多くなるこ
とから、バネ押えロッド３３を強く引っ張った状態とな
ってコイルバネ３を圧縮するのであり、コイルバネ３の
復元力で連結ピン２０を昇動側へ移動する付勢力が付与
されるのである。さらに、スプロケットホイール１７，
４７の外周部への巻き付き長さも多くなることから、バ
ネ押えロッド３３を一層強く引っ張った状態となってコ
イルバネ３を圧縮し付勢力が強くなるのである。
材２１，２２の変位によって、チエン３５のスプロケッ
トホイール２５の外周部への巻き付き長さが多くなるこ
とから、バネ押えロッド３３を強く引っ張った状態とな
ってコイルバネ３を圧縮するのであり、コイルバネ３の
復元力で連結ピン２０を昇動側へ移動する付勢力が付与
されるのである。さらに、スプロケットホイール１７，
４７の外周部への巻き付き長さも多くなることから、バ
ネ押えロッド３３を一層強く引っ張った状態となってコ
イルバネ３を圧縮し付勢力が強くなるのである。
【００２３】また、図８のように、本実施例において、
バネ函３１内にバネ押えロッド３３を挿通したコイルバ
ネ３を収容してそのロッド端３４をバネ函３１から突出
して成る付勢手段を一方のリンク部材２２に備え、連結
ピン２０に固着のスプロケットホイール２５に係着した
チエン３５の一端部をロッド端３４に連結すると共に、
チエン３５の一端部を他方のリンク部材２１に係止して
張設配置してもよい。この場合も、本実施例と同様に、
リンク部材２１，２２の変位によって、チエン３５のス
プロケットホイール２５の外周部への巻き付き長さが多
くなることから、バネ押えロッド３３を強く引っ張った
状態となってコイルバネ３を圧縮するのであり、コイル
バネ３の復元力で連結ピン２０を昇動側へ移動する付勢
力が付与されるのである。
バネ函３１内にバネ押えロッド３３を挿通したコイルバ
ネ３を収容してそのロッド端３４をバネ函３１から突出
して成る付勢手段を一方のリンク部材２２に備え、連結
ピン２０に固着のスプロケットホイール２５に係着した
チエン３５の一端部をロッド端３４に連結すると共に、
チエン３５の一端部を他方のリンク部材２１に係止して
張設配置してもよい。この場合も、本実施例と同様に、
リンク部材２１，２２の変位によって、チエン３５のス
プロケットホイール２５の外周部への巻き付き長さが多
くなることから、バネ押えロッド３３を強く引っ張った
状態となってコイルバネ３を圧縮するのであり、コイル
バネ３の復元力で連結ピン２０を昇動側へ移動する付勢
力が付与されるのである。
【００２４】さらに、図９のように、バネ函３１内にバ
ネ押えロッド３３を挿通したコイルバネ３を収容してそ
のロッド端３４をバネ函３１から突出して成る本実施例
の付勢手段を基台部側に備え、連結ピン２０に固着のス
プロケットホイール２５に係着したチエン３５の一端部
をリンク部材２２に沿わせ、リンク部材２２の端部に備
えたスプロケットホイール４７に係着し反転してロッド
端３４に連結すると共に、チエン３５の他端部をリンク
部材２１に沿わせ、リンク部材２１の端部に備えたスプ
ロケットホイール１７に係着し反転して舞台部側に係止
して張設してもよい。この場合も、本実施例と同様に、
リンク部材２１，２２の変位によって、チエン３５のス
プロケットホイール２５，１７，４７の外周部への巻き
付き長さが多くなることから、コイルバネ３の復元力で
連結ピン２０を昇動側へ移動する付勢力が付与されるの
である。
ネ押えロッド３３を挿通したコイルバネ３を収容してそ
のロッド端３４をバネ函３１から突出して成る本実施例
の付勢手段を基台部側に備え、連結ピン２０に固着のス
プロケットホイール２５に係着したチエン３５の一端部
をリンク部材２２に沿わせ、リンク部材２２の端部に備
えたスプロケットホイール４７に係着し反転してロッド
端３４に連結すると共に、チエン３５の他端部をリンク
部材２１に沿わせ、リンク部材２１の端部に備えたスプ
ロケットホイール１７に係着し反転して舞台部側に係止
して張設してもよい。この場合も、本実施例と同様に、
リンク部材２１，２２の変位によって、チエン３５のス
プロケットホイール２５，１７，４７の外周部への巻き
付き長さが多くなることから、コイルバネ３の復元力で
連結ピン２０を昇動側へ移動する付勢力が付与されるの
である。
【００２５】なお、リンク部材を不動にするストッパ機
構の構成は任意であり、モータによる電動操作でもよ
い。
構の構成は任意であり、モータによる電動操作でもよ
い。
【００２６】
【発明の効果】本発明の請求項１によると、コイルバネ
の復元力でリンク部材の連結ピンを昇動側へ移動付勢す
ることで舞台板が上に付勢されるため無負荷状態に近い
バランスが得られることから、舞台板の昇降を軽い力で
操作できる効果が大きく、舞台板の昇降をゆっくりでき
て安全となる。請求項２では、付勢用バネの取り付けが
簡単で確実なバネの作用が図れる。
の復元力でリンク部材の連結ピンを昇動側へ移動付勢す
ることで舞台板が上に付勢されるため無負荷状態に近い
バランスが得られることから、舞台板の昇降を軽い力で
操作できる効果が大きく、舞台板の昇降をゆっくりでき
て安全となる。請求項２では、付勢用バネの取り付けが
簡単で確実なバネの作用が図れる。
【００２７】請求項３では、構成が簡単にできるのであ
る。請求項４では、さらに簡単に構成でき、小型の昇降
舞台に好適である。請求項５では、３個のスプロケット
ホイールを介しているためチヤンの外周部への巻き付き
長さも多くなることから、舞台昇動の一層強い付勢力と
なるのである。請求項６では、簡単な構成で舞台昇動の
一層強い付勢力となるのである。
る。請求項４では、さらに簡単に構成でき、小型の昇降
舞台に好適である。請求項５では、３個のスプロケット
ホイールを介しているためチヤンの外周部への巻き付き
長さも多くなることから、舞台昇動の一層強い付勢力と
なるのである。請求項６では、簡単な構成で舞台昇動の
一層強い付勢力となるのである。
【図１】本発明の一実施例を示す要部の斜視図である。
【図２】その舞台板を上昇させた概略的な縦断側面図で
ある。
ある。
【図３】その要部の一部縦断した拡大側面図である。
【図４】そのストッパ機構を示す拡大縦断正面図であ
る。
る。
【図５】低い位置で舞台板を停止した状態の側面図であ
る。
る。
【図６】スプロケットホイールへのチエンの係着状態を
示す拡大側面図である。
示す拡大側面図である。
【図７】別例の要部縦断側面図である。
【図８】さらに別例の要部側面図である。
【図９】さらにまた別例の要部側面図である。
１ 舞台板 １１ 支持部材 １４，４４ レール １５ 係止孔 ２１，２２ リンク部材 ２０ 連結ピン ２３，２４ コロ ２５，１７，４７ スプロケットホイール ３ バネ ３１ バネ函 ３３ バネ押えロッド ３４ ロッド端 ３５ チエン ３６ 調整ナット ４ 基台部 ５１ バネ ５２ ストッパピン ５３ ワイヤー
Claims (6)
- 【請求項１】 舞台を支持するリンク部材の夫々一対を
その中央交差部で回動可能にピン連結し、一方のリンク
部材の上端部を舞台側に回動可能に連結すると共に、他
方のリンク部材の下端部を基台側に回動可能に連結し
て、ピン連結部の縦横移動変位でパンタグラフ式の昇降
機構としたものにおいて、リンク部材の中央交差部の該
連結ピンにスプロケットホイールを固着し、舞台の降下
につれて該ホイールへのチエンの巻き付けの長さを長く
できるよう、上端部を舞台側に連結した一方のリンク部
材における連結ピンより上部と、他方のリンク部材にお
ける連結ピンより下部に夫々沿ってチエンを該ホイール
に係着すると共に、該連結ピンを昇動移動側の横方向へ
付勢できるようチエンに付勢用バネを連繋させたことを
特徴とする昇降舞台の昇動付勢機構。 - 【請求項２】 チエンの一端又は両端を、付勢用コイル
バネを圧縮する可動部材に連結した請求項１の昇動付勢
機構。 - 【請求項３】 上端部を舞台側に連結した一方のリンク
部材における連結ピンより上部と、他方のリンク部材に
おける連結ピンより下部とに夫々付勢用バネを備え、該
ホイールに係着反転したチエンの端部を夫々付勢用バネ
に連繋した請求項１又は請求項２の昇動付勢機構。 - 【請求項４】 上端部を舞台側に連結した一方のリンク
部材における連結ピンより上部、或いは他方のリンク部
材における連結ピンより下部のいずれか一方に付勢用バ
ネを備え、該ホイールに係着したチエンの一端を該付勢
用バネに連繋すると共に、上端部を舞台側に連結した一
方のリンク部材における連結ピンより上部、或いは他方
のリンク部材における連結ピンより下部で付勢用バネを
設けていない方のリンク部材にチエンの他端を係止した
請求項１又は請求項２の昇動付勢機構。 - 【請求項５】 舞台側と基台側に夫々付勢用バネを備
え、該ホイールに係着したチエンの端部を、リンク部材
の舞台側と基台側の連結部に固着したスプロケットホイ
ールに係着反転させて夫々付勢用バネに連繋させた請求
項１又は請求項２の昇動付勢機構。 - 【請求項６】 舞台側或いは基台側のいずれか一方に付
勢用バネを備え、該ホイールに係着したチエンの一端
を、リンク部材の舞台側或いは基台側の連結部に固着し
たスプロケットホイールに係着反転させて付勢用バネに
連繋させ、チエンの他端を他方のリンク部材又は付勢用
バネを備えていない舞台側或いは基台側に係止した請求
項１又は請求項２の昇動付勢機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6460894A JP2578071B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 昇降舞台の昇動付勢機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6460894A JP2578071B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 昇降舞台の昇動付勢機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07243268A JPH07243268A (ja) | 1995-09-19 |
| JP2578071B2 true JP2578071B2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=13263154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6460894A Expired - Lifetime JP2578071B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 昇降舞台の昇動付勢機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2578071B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006229469A (ja) * | 2005-02-16 | 2006-08-31 | Ricoh Co Ltd | 自動原稿給送装置、画像読み取り装置及び画像形成装置 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102852352A (zh) * | 2012-09-22 | 2013-01-02 | 济南华北升降平台制造有限公司 | 大吨位升降舞台机械同步装置 |
| CN109296227B (zh) * | 2018-10-16 | 2020-10-30 | 浙江工业大学 | 一种组合式便携舞台及其组合方法 |
-
1994
- 1994-03-07 JP JP6460894A patent/JP2578071B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006229469A (ja) * | 2005-02-16 | 2006-08-31 | Ricoh Co Ltd | 自動原稿給送装置、画像読み取り装置及び画像形成装置 |
| JP4498166B2 (ja) * | 2005-02-16 | 2010-07-07 | 株式会社リコー | 自動原稿給送装置、画像読み取り装置及び画像形成装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07243268A (ja) | 1995-09-19 |
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