JP2577750B2 - 自動二輪車のエアクリーナ装置 - Google Patents

自動二輪車のエアクリーナ装置

Info

Publication number
JP2577750B2
JP2577750B2 JP62229756A JP22975687A JP2577750B2 JP 2577750 B2 JP2577750 B2 JP 2577750B2 JP 62229756 A JP62229756 A JP 62229756A JP 22975687 A JP22975687 A JP 22975687A JP 2577750 B2 JP2577750 B2 JP 2577750B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
air cleaner
motorcycle
reinforcing member
cleaner device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62229756A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6473160A (en
Inventor
亨 堀内
雅美 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP62229756A priority Critical patent/JP2577750B2/ja
Publication of JPS6473160A publication Critical patent/JPS6473160A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2577750B2 publication Critical patent/JP2577750B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エアクリーナに接続されるプリチャンバに
大きな容量を確保することができるようにした自動二輪
車のエアクリーナ装置に関する。
(従来の技術) 自動二輪車のエアクリーナ装置としては、エアクリー
ナをヘッドパイプから車体後方へ延出する左右一対のタ
ンクレールの間に配し、その下方にプリチャンバを接続
したもの(実開昭58−44468号公報参照)、大容量のエ
アクリーナをタンクレールの間に配してプリチャンバを
省略したもの(特開昭57−354号公報参照)等が知られ
ている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来のエアクリーナ装置にあって
は、左右のタンクレール間に架設された補強メンバが障
害となってプリチャンバに大きな容量を確保することが
できないため、吸気音の低減や自動二輪車の発進加速性
の向上が阻害されるという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的
とする処は、プリチャンバに可及的に大きな容量を確保
することができるとともに、該プリチャンバを補強メン
バとして活用することができるようにした自動二輪車の
エアクリーナ装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は、エアクリーナと
該エアクリーナの下流側に接続されるプリチャンバを含
んで構成される自動二輪車のエアクリーナ装置におい
て、前記プリチャンバを2分割された金属製の上半部と
下半部を接合して略矩形箱状に構成するとともに、下半
部の下端面に入口と出口を開口せしめてこれらの周囲に
該プリチャンバ内に突出する凹部を形成し、ヘッドパイ
プから車体後方へ延出する左右一対のタンクレールと該
タンクレール間に架設された前後2本の補強メンバとで
囲まれる空間にプリチャンバを配し、該プリチャンバの
上半部の前後及び左右に固着されたステーを前記補強メ
ンバと前記タンクレールにそれぞれ固定することによっ
てプリチャンバを補強メンバとタンクレールに支持せし
めるとともに、プリチャンバの下半部を前記タンクレー
ルより下方に突出させたことを特徴とする。
(作用) 本発明によれば、剛性の高い金属製のプリチャンバが
左右のタンクレールのクロスメンバとしても機能するた
め、該プリチャンバによって車体フレームが強化され、
この結果、補強メンバの一部が不要となる。従って、左
右のタンクレールの間にプリチャンバの設置の障害とな
るものはなくなり、該プリチャンバに大きな容量を確保
することができるため、吸気音の低減及び自動二輪車の
発進加速性の向上を図ることができる。
又、本発明によれば、プリチャンバの下端面に開口す
る入口と出口の周囲に該プリチャンバ内に突出する凹部
を形成したため、プリチャンバの剛性が高められるとと
もに、プリチャンバの底部に溜ったゴミ等がキャブレー
タに吸引されのが防がれる。
更に、本発明によれば、プリチャンバを上半部と下半
部に2分割し、該プリチャンバを支持するためのステー
を上半部に固着したため、プリチャンバの上方への突出
量を小さく抑えることができる。
その他、本発明によれば、プリチャンバの下半部を前
記タンクレールより下方に突出させたため、キャブレー
タからエンジンに連なる吸気通路の長さが短縮され、エ
ンジン性能の向上が図られる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
先ず、本発明に係るエアクリーナ装置を備える自動二
輪車の概略構成を第3図に基づいて説明する。
即ち、第3図は自動二輪車の全体側両図であり、同図
中、1はヘッドパイプであって、該ヘッドパイプ1から
車体後方へは左右一対のタンクレール2,2が延出されて
いる。そして、これらのヘッドパイプ1及びタンクレー
ル2,2は自動二輪車の車体フレームの一部を構成してい
る。
又、上記ヘッドパイプ1内にはステムシャフト3が回
転自在に挿通しており、このステムシャフト3の上端部
にはハンドル4が固設され、下端部にはフロントフォー
ク5の上端部が固着されている。更に、タンクレール2,
2の上方には燃料タンク6が載置固定されている。尚、
第3図中、7はタダウンチューブ、7'はフレームの補強
メンバである。
一方、車体の略中央位置には駆動源であるエンジン8
が搭載されており、該エンジンの吸気系には本発明に係
るエアクリーナ装置9及びキャブレータ10が接続されて
おり、排気系には排気管11が接続されている。
ここで、本発明に係るエアクリーナ装置9の詳細を第
1図及び第2図に基づいて説明する。尚、第1図は本発
明に係るエアクリーナ装置の一部破断側面図、第2図は
第1図のII−II線断面図である。
エアクリーナ装置9は、外気を浄化するエアクリーナ
12と該エアクリーナ12の下流側(外気の導入方向に対し
て下流側)に接続されたプリチャンバ13を含んで構成さ
れている。
而して、上記エアクリーナ12はその内部にエアフィル
タ(図示省略)を内蔵しており、これはその入口12aか
ら取り入れた外気を該エアフィルタによって浄化してこ
れを出口12bから送出するものである。
又、前記プリチャンバ13は2分割された金属製の上半
部と下半部を接合して略矩形箱状に構成されており、そ
の下端面には内部と外部とを連通する入口13aと出口13b
が開口しており、これらの入口13aと出口13bの周囲には
該プリチャンバ13内に突出するリング状の凹部が形成さ
れている。そして、プリチャンバ13の前面と両側面及び
後面の各面の略中央部には、該プリチャンバ13をフレー
ムに取り付けるためのステー13c,13d,13d及び13eがそれ
ぞれ固着されている。
ところで、前記プリチャンバ13は、左右一対のタンク
レール2,2と該タンクレール2,2間に架設された前後2本
のパイプ状の補強メンバ2a,2bによって囲まれる閉空間
に配設され(第2図参照)、これはタンクレール2,2と
補強メンバ2a,2bに次のようにして支持される。
即ち、プリチャンバ13のステー13c,13d,13d及び13e
が、前方において前記補強メンバ2aの中央部に固着され
た保持部a、両側方において両タンクレール2,2の略中
央部に固着された保持部b,d及び後方において前記補強
メンバ2bの略中央部に固着された保持部cにそれぞれボ
ルト14…にて締着されている。
斯くして、プリチャンバ13は左右のタンクレール2,2
及び前後の補強メンバ2a,2bにその前後及び左右が支持
されるとともに、該プリチャンバ13自体が強固な金属部
材にて剛性の高い補強メンバを構成するため、フレーム
が当該プリチャンバ13によって補強される。従って、左
右のタンクレール2,2の中央部(ステー13d,13dが締着さ
れている部分)に架設すべき補強メンバを省略すること
ができ、これを省略した分、プリチャンバの容積を拡大
することができる。この結果、吸気音の低減及び自動二
輪車の発信加速性の向上を図ることができる。
尚、プリチャンバ13が上述のように取り付けられてい
る状態において、その出口13bはキャブレータ10の吸気
口10aに嵌合されており、該嵌合部は締付具15にて締結
されている。一方、プリチャンバ13の入口13aにはエア
クリーナ12の出口12bが嵌合されており、該嵌合部は締
付具15にて締結され、斯くして、エアクリーナ12とプリ
チャンバ13とが結合されている。
以上において、外気はエンジン8内で発生する吸気負
圧に引かれてエアクリーナ12の入口12aから該エアクリ
ーナ12内に導入され、内部で浄化されて、その出口12b
を経てキャブレータ10の入口10aから該キャブレータ10
に到達し、ここで霧化された燃料と混合されて混合気が
形成される。そして、上記構成では前述のようにプリチ
ャンバ13に大きな容積を確保することができるため、吸
気音の低減及び自動二輪車の発進加速性の向上を図るこ
とができる。
又、本実施例によれば、プリチャンバ13の下端面に開
口する入口13aと出口13bの周囲に該プリチャンバ13内に
突出する凹部を形成したため、プリチャンバ13の剛性が
高められるとともに、プリチャンバ13の底部に溜ったゴ
ミ等がキャブレータ10に吸引されるのが防がれる。
更に、本発明によれば、プリチャンバ13を上半部と下
半部に2分割し、該プリチャンバ13を支持するためのス
テー13c,13d,13d,13eを上半部に固着したため、プリチ
ャンバ13の上方への突出量を小さく抑えることができ
る。
その他、本発明によれば、プリチャンバ13の下半部を
前記タンクレール2,2より下方に突出させたため、キャ
ブレータ10からエンジン8に連なる吸気通路の長さが短
縮され、エンジン8の性能が高められる。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、エア
クリーナと該エアクリーナの下流側に接続されるプリチ
ャンバを含んで構成される自動二輪車のエアクリーナ装
置において、前記プリチャンバを2分割された金属製の
上半部と下半部を接合して略矩形箱状に構成するととも
に、下半部の下端面に入口と出口を開口せしめてこれら
の周囲に該プリチャンバ内に突出する凹部を形成し、ヘ
ッドパイプから車体後方へ延出する左右一対のタンクレ
ールと該タンクレール間に架設された前後2本の補強メ
ンバとで囲まれる空間にプリチャンバを配し、該プリチ
ャンバの上半部の前後及び左右に固着されたステーを前
記補強メンバと前記タンクレールにそれぞれ固定するこ
とによってプリチャンバを補強メンバとタンクレールに
支持せしめるとともに、プリチャンバの下半部を前記タ
ンクレールより下方に突出させたため、プリチャンバに
可及的に大きな容量を確保することができるとともに、
該プリチャンバを補強メンバとして活用することができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動二輪車のエアクリーナ装置の
一部破断側面図、第2図は第1図のII−II線断面図、第
3図は自動二輪車の全体側面図である。 1……ヘッドパイプ、2……タンクレール、2a,2b……
補強メンバ、9……エアクリーナ装置、12……エアクリ
ーナ、13……プリチャンバ、13a……プリチャンバの入
口、13b……プリチャンバの出口、13c,13d,13e……ステ
ー、14……ボルト。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアクリーナと該エアクリーナの下流側に
    接続されるプリチャンバを含んで構成される自動二輪車
    のエアクリーナ装置において、 前記プリチャンバを2分割された金属製の上半部と下半
    部を接合して略矩形箱状に構成するとともに、下半部の
    下端面に入口と出口を開口せしめてこれらの周囲に該プ
    リチャンバ内に突出する凹部を形成し、ヘッドパイプか
    ら車体後方へ延出する左右一対のタンクレールと該タン
    クレール間に架設された前後2本の補強メンバとで囲ま
    れる空間にプリチャンバを配し、該プリチャンバの上半
    部の前後及び左右に固着されたステーを前記補強メンバ
    と前記タンクレールにそれぞれ固定することによってプ
    リチャンバを補強メンバとタンクレールに支持せしめる
    とともに、プリチャンバの下半部を前記タンクレールよ
    り下方に突出させたことを特徴とする自動二輪車のエア
    クリーナ装置。
JP62229756A 1987-09-16 1987-09-16 自動二輪車のエアクリーナ装置 Expired - Fee Related JP2577750B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62229756A JP2577750B2 (ja) 1987-09-16 1987-09-16 自動二輪車のエアクリーナ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62229756A JP2577750B2 (ja) 1987-09-16 1987-09-16 自動二輪車のエアクリーナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6473160A JPS6473160A (en) 1989-03-17
JP2577750B2 true JP2577750B2 (ja) 1997-02-05

Family

ID=16897188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62229756A Expired - Fee Related JP2577750B2 (ja) 1987-09-16 1987-09-16 自動二輪車のエアクリーナ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2577750B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6027820Y2 (ja) * 1981-09-19 1985-08-22 本田技研工業株式会社 自動二輪車における連結チユ−ブ
JPS60119644U (ja) * 1984-01-24 1985-08-13 スズキ株式会社 オ−トバイのクリ−ナ−ボツクス取着装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6473160A (en) 1989-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3829975B2 (ja) 自動二輪車の吸気構造
JP2000087817A (ja) 自動2輪車のエアクリーナ構造
JP2639608B2 (ja) 自動二輪車の吸気装置
JP4592017B2 (ja) 自動2輪車用エアクリーナ装置
JP4145379B2 (ja) スクータ型車両の吸気装置
JP2577750B2 (ja) 自動二輪車のエアクリーナ装置
JP3821900B2 (ja) スクータ型自動二輪車
JP2004352144A (ja) 自動二輪車の吸気系構造
JP2711881B2 (ja) 自動二輪車のエアクリーナ外気導入装置
JPS59104824U (ja) 自動二輪車のサイレンサ−支持構造
JPS647118Y2 (ja)
JPS6312074Y2 (ja)
JPH0741854B2 (ja) 自動二輪車
JP3330057B2 (ja) 自動二,三輪車におけるエンジンの吸気装置
JP2694437B2 (ja) 自動二輪車用エアクリーナのマウント構造
JP3089275B2 (ja) 自動二輪車用エアクリーナ装置
JP6691567B2 (ja) 鞍乗型車両のエアクリーナ装置
JPH0471394U (ja)
JPH0120115B2 (ja)
JPH01275288A (ja) 自動2輪車
JPH01237275A (ja) 自動二輪車の吸気装置
JP3467977B2 (ja) スクータ型車両の排気ガス浄化装置
JPS6212856Y2 (ja)
JPS647117Y2 (ja)
JP2512877Y2 (ja) 自動2輪車のフレ―ム

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees