JP2577501B2 - 直流電動機 - Google Patents

直流電動機

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、シェーバーに組み込まれる直流電動機
等、薄型が要求される機器全般に使用できる直流電動機
に関するものである。
[従来の技術] 従来、電気カミソリやその他の小型電気製品等に使用
されるモータ(直流電動機)として、例えば第4図に示
すようなものが知られている。
このモータM1は、小判形横断面形状((b)参照)を
有する有底筒状(カップ状)のフレーム1と、フレーム
1の円弧状内面に固着されたマグネット2a,2bと、フレ
ーム1の開口端を閉成する蓋体1aと、フレーム1内に回
転自在に配設されたロータ3とを有している((a)参
照)。ロータ3は、フレーム1の底壁1bと蓋体1aに回転
自在に保持されている。また、モータM1は、ロータ3に
設けられたコミュテータ3aと、蓋体1aに保持され且つコ
ミュテータ3aに弾接するブラシ4とを有している。な
お、フレーム1は、導磁性材料から形成されており、フ
レーム1の偏平側壁1c,1cに、マグネット2a,2b間の磁路
が形成されるようになっている。
このような小形電気製品に使用されるモータは、トル
クが大きく、且つ、できるだけ小さいことが望ましい
が、偏平側壁1c,1cに磁路が形成されると、偏平側壁1c,
1cのロータ3に臨む部分にも磁極が形成され、この磁極
から生じる磁力がロータ3の回転を阻止する方向に作用
することから、マグネット2a,2bの磁力をモータM1のト
ルク発生のためには効果的に利用できないものであっ
た。
このモータM1のトルク向上及び小型化を図るには、フ
レーム1の偏平側壁1c,1cの部分を開放すれば良い。
ところで、上述したカップ状のフレーム1は、軟質鉄
製のプレートを深絞り加工することにより容易に得るこ
とができるが、フレーム1の偏平側壁1c,1cの部分が開
放した形状のものを絞り加工等で製造することは困難で
ある。このため、従来、側方が開放されたモータM2を製
造する場合は、加工容易性の点から第5図に示すような
フレームを用いていた。
このフレーム5は、導磁性材料製の偏平プレートをコ
字状に折曲して形成したコ字状プレート5aと、コ字状プ
レート5aの自由端部を固定している導磁性材料製の端板
5bとから形成されている((b)参照)。
このコ字状プレート5aは、対向壁と、対向壁間の連設
壁5cからコ字状に形成されており、側面が開放されてい
る((a)参照)。対向壁の対向面にマグネット6a,6b
が固着され、マグネット6a,6b間に配設したロータ7が
端板5bと連設壁5cに回転自在に保持され、連設壁5cに保
持させたブラシ8,8がロータ7のコミュテータ7aに弾接
している。ブラシ8,8の端部8a,8aは、連設壁5cを貫通し
てモータM2後端部側に突出しており、端部8a,8aにはそ
れぞれリード線9が取り付けられている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、モータM2のフレーム5の加工は容易で
あるが、コ字状プレート5aが薄肉の鉄板製であるため変
形し易いものであるという問題点があった。また、リー
ド線9を取り付けるブラシ8,8の端部8a,8aが、モータM2
後端部側に突出していることから、モータM2の小型化の
障害となるという問題点があった。
この発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、変形しにくい十分な剛性
を備えたフレームを有すると共に、より一層の小型化が
可能な直流電動機を提供することにある。
[課題を解決する手段] 上記目的を解決するために、この発明に係る直流電動
機は、 金型成形により形成された一対の略コ字状の分割フレ
ームの開口部側を対向させて配置し、前記分割フレーム
が電動機軸を貫通状態に両側から挟み込む状態に前記両
分割フレームを固定して、フレームの両側面を開放させ
た直流電動機において、ブラシを、前記電動機軸に対し
直角に配置して端子部を前記フレームの外表面から突出
させずに位置させると共に、前記フレームの外表面に、
前記端子部に接続したリード線を前記フレームの外殻か
ら突出させずに配置する設置部を形成したことを特徴と
している。
[作用] この発明に係る直流電動機により、ブラシの端子部及
びリード線は、金型成形により形成された一対の略コ字
状のフレームの外殻から突出させることなく、フレーム
の側部外表面に形成された設置部に配置される。
[実施例] 以下、この発明に係る直流電動機の実施例を図面に基
づいて説明する。
第1図は、直流電動機Mを組み立てた状態の断面図、
第2図は、直流電動機Mの分解斜視図である。
直流電動機Mは、側方に開放する略方形のフレーム10
と、フレーム10に取り付けられたマグネット11,11と、
マグネット11,11間に配設されたロータ12と、ロータ12
に一体に設けられたロータ軸13とを有する(第1図
(a)参照)。マグネット11は、横断面形状が円弧状に
形成されている(第1図(b)参照)。
また、直流電動機Mは、ロータ軸13をフレーム10に回
転自在に支持する軸受14,14と、ロータ軸13に一体に設
けられたコミュテータ15と、フレーム10に取り付けられ
且つコミュテータ15に弾接するブラシ16を有する。ブラ
シ16は、ブラシ固定具17によりフレーム10に固定されて
おり、ロータ軸13に対し直角に配置されると共に、端子
部16aがフレーム10の外表面から突出することなく位置
している。
フレーム10は、鉄等の導磁性材料から同一形状且つ同
一大きさに形成された、一対の分割フレーム20,20を有
する。この分割フレーム20は、焼結又は精密鋳造により
形成されたものである。焼結の場合には、鉄粉を金型で
プレス成形した後にプレス成形品を焼成することによ
り、最終的な分割フレーム20としている。また、精密鋳
造の場合には、金型内のキャビティに溶融鉄を注入して
冷却することにより、最終的な分割フレーム20としてい
る。
分割フレーム20は、中間壁20aと、中間壁20aの両端に
同方向に向けて直角に連設された対向壁20b,20bとか
ら、コ字状に形成されている。対向壁20bの外側部上面
には、中間壁20aより一段低い円弧状面20cが形成されて
おり、円弧状面20c,20cの中間壁20a側には、キャップ固
定用溝部20eが形成されている。
中間壁20aのロータ12に臨む部分に形成された円弧状
面21には、マグネット11の外周面が接着固定されてお
り、この接着は、各分割フレーム20,20を分離した状態
で行うことができる。
また、第3図に示すように、中間壁20aの一方の対向
壁20b側外表面には、対向壁20bより一段低く円弧状面21
より一段高い段差部30が形成されている。段差部30に
は、略中央部にブラシ固定用穴31が開けられており、ブ
ラシ固定用穴31の側方には、分割フレーム20の側面から
リード線Lの太さ分離間して凸部32が形成されている。
このブラシ固定用穴31には、絶縁部材により形成された
ブラシ固定具33を介してブラシ16の端子部16aが配置さ
れている。従って、段差部30には、凸部32と対向する中
間壁20a外表面と凸部32との間を通り、凸部32の分割フ
レーム20側面を通るリード線ガイド34が形成される。こ
のリード線ガイド34は、中間壁20a外表面からの深さが
リード線Lの太さと略同じに形成されており、端子部16
aに接続したリード線Lをフレーム10の外殻から突出さ
せずに配置することができる、設置部として機能する。
そして、一方の分割フレーム20の両対向壁20b,20bの
端面20d,20dを、他方の分割フレーム22の両対向壁20b,2
0bの端面20d,20dにそれぞれ合わせることにより、合わ
せられる一方の端面20dの位置決突部22が合わせられる
他方の端面20dの位置決穴23に嵌着されることになる。
これにより、側面形状が略方形で側方に開放するフレー
ム10が形成されると共に、合わせられた対向壁20b,20b
によりフレーム20の端壁24が形成される。
また、分割フレーム20,20を合わせることにより、一
方の分割フレーム20の凹所25と他方の分割フレーム20の
凹所25が軸挿通孔26を形成する。この軸挿通孔26に、軸
受14,14を介してロータ軸13の端部を挿通することによ
り、ロータ軸13は、軸受14,14に回転自在に保持され
る。なお、合わせられた両対向壁20b,20bは、端壁24の
外周面に嵌着すると共にキャップ固定用溝部20eにカシ
メ固定したキャップ28により固定される。このとき、キ
ャップ28の上下両端部は、段差部30と面一となる(第1
図(a)参照)。
この直流電動機Mの組立工程を以下に示す。
先ず、フレーム20にブラシ16及びブラシ固定具33を固
定し、また、マグネット11を分割フレーム20内側の円弧
状面21に接着固定する。
次に、ロータ軸13両端部より軸受14を挿入し、一対の
分割フレーム20,20の内どちらか一方に組み入れる。こ
のとき、軸受14は、軸挿通穴26に組み入れられる。
両分割フレーム20,20を端面20d同士突き当てて、ロー
タ軸13を貫通状態に両側から挟み込み、両端面24,24側
よりキャップ28を圧入し、キャップ固定用溝部20eにカ
シメ固定する。
最後に、端子部16aの穴にリード線Lを半田固定す
る。このとき、分割フレーム20の外表面に形成されたリ
ード線ガイド34に、リード線Lを配置することによりリ
ード線Lが固定される。
このように、リード線ガイド34は、フレーム10の外周
部寸法内に収まるように形成されているため、ブラシ16
の端子部16a及びリード線Lは、フレーム10の外殻から
突出せずにフレーム10の外径寸法内に収まることとな
る。
[発明の効果] この発明に係る直流電動機は、金型成形により形成さ
れた一対の略コ字状の分割フレームの開口部側を対向さ
せて配置し、前記分割フレームが電動機軸を貫通状態に
両側から挟み込む状態に前記両分割フレームを固定し
て、フレームの両側面を開放させた直流電動機におい
て、ブラシを、前記電動機軸に対し直角に配置して端子
部を前記フレームの外表面から突出させずに位置させる
と共に、前記フレームの外表面に、前記端子部に接続し
たリード線を前記フレームの外殻から突出させずに配置
する設置部を形成したことを特徴としている。
このため、変形しにくい十分な剛性を備えたフレーム
を有すると共に、より一層の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る直流電動機を示しており、
(a)は縦断面図、(b)は横断面図である。 第2図は、直流電動機の分解斜視図である。 第3図は、リード線ガイドの説明図である。 第4図は、従来の直流電動機を示しており、(a)は部
分縦断面図、(b)は横断面図である。 第5図は、従来の他の直流電動機を示しており、(a)
は部分縦断面図、(b)は横断面図である。 10……フレーム 13……ロータ軸(電動機軸) 16……ブラシ 16a……端子部 20……分割フレーム 34……リード線ガイド(設置部) L……リード線 M……直流電動機

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型成形により形成された一対の略コ字状
    の分割フレームの開口部側を対向させて配置し、前記分
    割フレームが電動機軸を貫通状態に両側から挟み込む状
    態に前記両分割フレームを固定して、フレームの両側面
    を開放させた直流電動機において、 ブラシを、前記電動機軸に対し直角に配置して端子部を
    前記フレームの外表面から突出させずに位置させると共
    に、前記フレームの外表面に、前記端子部に接続したリ
    ード線を前記フレームの外殻から突出させずに配置する
    設置部を形成したことを特徴とする直流電動機。
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