JP2577473Y2 - 間接照明装置 - Google Patents

間接照明装置

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JP2577473Y2
JP2577473Y2 JP1993048066U JP4806693U JP2577473Y2 JP 2577473 Y2 JP2577473 Y2 JP 2577473Y2 JP 1993048066 U JP1993048066 U JP 1993048066U JP 4806693 U JP4806693 U JP 4806693U JP 2577473 Y2 JP2577473 Y2 JP 2577473Y2
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frame
lighting device
wall surface
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indirect lighting
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JP1993048066U
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Inventor
順一 渡辺
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株式会社エービーシー商会
株式会社アイ・エヌ・エー新建築研究所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、反射光により室内を照
明するようにした間接照明装置にかかり、特に装置のフ
レーム端面が水平な面をなすようにした間接照明装置の
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、間接照明装置は、室内空間に或
る程度の明るさを確保する一方、その室の使用目的や雰
囲気に応じて、装飾性やムード性を高めるために利用さ
れることが多い。このような間接照明装置の一例として
は、従来、例えば図5に示す如く、板材を長尺方向に沿
って断面コ字状に形成してなるフレーム21を壁面22
に取付け固定し、このフレーム21の底部21aに光源
23を載せた構成を有するものがある。この構成によれ
ば、光源23から発せられた光線は天井面24等で反射
され、この反射光Lにより室内が間接照明されるように
なっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】然るに、このような従
来の装置にあっては、フレーム21が一体的に固定され
ているため、壁面22へのフレーム21の取付けに手間
がかかり、施工効率が悪いのみならず、天井面24等の
わずかな間隙から光源23を設置しなければならないた
め作業性が悪く、メンテナンス性も悪かった。さらに、
フレーム21は壁面22に直に取付けられているので、
壁面22の水平方向に凹凸(不陸)があった場合、フレ
ーム21もそれに伴い凹凸した状態に取り付けられ、フ
レーム21の表側端面にも凹凸が表れて見栄えが悪くな
るという問題もあった。
【0004】本考案は、従来の照明装置の有するこのよ
うな問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とす
るところは、施工及びメンテナンスが容易であると共
に、壁面の表面状態に関わらず、フレーム端面が正しく
水平な面をなすようにした間接照明装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本考案の間接照明装置は、壁面への取付け面となる固定
部に、表面にボルト軸部を突出させた接合部を固着して
なる基部と、光源を載置固定する固定部材が設置された
底部の一側部に上記接合部に接合する取付け部を立設
し、他側部に遮蔽部を当該底部に対して着脱或いは回動
し得るように立設してなり長手方向両端部が互いに係合
し得るように形成された複数本のフレームを備え、端部
同士を係合させて直線状に連結させたフレームを基部を
介して壁面に取り付けてなるものである。
【0006】
【0007】
【作用】フレームを、基部を介して壁面に取り付けるこ
とにより、壁面からのフレームの位置を調整することが
でき、フレームの両端部を係合構造とすることで、複数
のフレームを連結したときにフレームの端面を直線状に
取り揃えることができる。フレームの側面部が、着脱或
いは回動自在なので、施工やメンテナンス作業の邪魔と
なる突起部分がなくなり、作業がよりしやすくなる。光
源を押圧部材により位置固定することで、光源の固定或
いは取り外しがより簡便に行える。
【0008】
【実施例】以下、図示した実施例に基づき本考案を説明
する。図1は本考案にかかる間接照明装置の一実施例を
壁面に取付けた状態における断面図、図2は図1の実施
例の装置の端部を分解し一部を断面として示した斜視
図、図3は図1の実施例を天井面から見た状態を示す
図、図4は図1の実施例にかかるフレームの端部部分の
略斜視図である。
【0009】図中、1は天井面、2は壁面、3はフレー
ム4及び光源5からなる本実施例の間接照明装置であ
る。フレーム4は適宜長さを有する長尺材からなってい
て、長手両側辺を若干立ち上げてなる底部6の壁面側部
に、断面外向き略コ字状に形成してなる取付け部7を底
部6に対して垂直に立ち上がるように固着し、室内側部
には、脚部8aと壁部8bからなる遮蔽部8を、底部6
に固着された台部9にネジ10により室内側端部にネジ
止め固定し、全体として底部6上の取付け部7と遮蔽部
8との間に光源設置空間を形成して枠組みされている。
また、取付け部7の略コ字状の両曲折縁は、後述の固定
部13aの略コ字状の両曲折縁よりも小さい立ち上がり
長さに形成されている。
【0010】光源5は蛍光管からなる発光部5aと電装
材が収納されてなるプラグ5bとからなっていて、台部
9に固着された固定部材11上に載置されている。固定
部材11は、水平板状の座部11aとその両端から垂直
に起立する起立面11b,11bからなり、座部11a
上に光源5が載置された状態で、一方の起立面11bか
らネジ12を軸装し、このネジ12の軸端がプラグ5b
を他方の起立面11b側に押圧することで、光源5を位
置固定するようになっている。
【0011】13は断面コ字状に曲折された固定部13
aの両短片間に、対向した断面コ字状に曲折された短尺
の接合部13bを固着した構成を有する基部であり、該
基部13の固定部13aはリベット14により壁面2に
取付け固定される。そして、接合部13bに挿通したボ
ルト15の軸部に、フレーム4の取付け部7の孔7aを
挿通し、ナット16を螺合して締めつけることにより、
フレーム4が基部13に取付け固定されるようになって
いる。ボルト15は接合部13bと一体のスタッドボル
トとしてもよい。
【0012】また、フレーム4の両端部は、図4に示す
ように、夫々互いに係合する凸部4aと凹部4bとして
あり、フレーム4を複数連結したときは、端部同士が相
次ぎ結合或いは、さねはぎ結合等することにより隙間を
生じることなく接合できるようになっている。
【0013】尚、上記各部材間の固着は溶接やネジ止め
等の適宜な方法を用いることができる。また、図におい
て、導線等の電装部材は省略してあるが適宜配線されて
いるものとする。
【0014】上記構成からなる装置の施工手順は、先
ず、予め壁面2に基部13をビス止め固定する。次に、
遮蔽板8を外したフレーム4を基部13にあてがい、接
合部13bのボルト15を取付け部7の孔7aに挿通
し、ボルト15の軸部にナット16を螺合して締めつけ
る。
【0015】この際、壁面2の水平方向に凹凸があり、
基部13もこれに伴って凹凸しているときは、ボルトナ
ット15,16を軽く螺合させておいて、複数本のフレ
ーム4を相次ぎ結合或いは、さねはぎ結合等させること
によって連結させ、且つ水平方向の位置調整を行って、
フレーム4全体が水平方向に真っ直ぐになったところで
ボルトナット15,16の締めつけを行なうようにす
る。こうすることにより、基部13に取り付けられた取
付け部7の両曲折縁が壁面2から浮くこととなり、連結
したフレーム4全体を直線状態に定置して各個別のナッ
ト16を締めつけることができる。
【0016】その後、光源5を固定部材11上に載置
し、ネジ12を起立面11bに軸装して光源5の位置を
固定し、遮蔽部8を台部9にネジ止めして取付けが完了
する。
【0017】斯くして上記構成によれば、光源光の反射
光Lのみの間接照明を得ることができるが、施工時の光
源5の取り付け及びメンテナンス時の光源5の取り外し
に際して、フレーム4の室内側の側面部である遮蔽部8
を取り外した状態で作業を行なうことができるので作業
しやすく、従って、作業を正確、確実且つ迅速に行なう
ことができる。
【0018】また、光源5は押圧部材たるネジ12の締
めつけ及び緩めにより簡単に固定し或いは取り外すこと
ができ、作業をスムーズに行なうことができる。さら
に、フレーム4を基部13を介して壁面2に取り付ける
ことにより、壁面2からのフレーム4の位置を調整する
ことができるので、壁面2の水平方向に凹凸がある場合
でも、これに関わらずフレーム4を直線的に取り付ける
ことができる。また、フレーム4の両端部が凸部4aと
凹部4bとの係合構造となっているので、複数のフレー
ム4を連結したときも両端部は確実に係合し、端部間に
隙間が生じることはなく、壁面2に凹凸がある場合で
も、フレーム4各個別の位置調整を行なうことでフレー
ム4の端面を直線的に取り揃えることができる。
【0019】尚、本考案の間接照明装置は、上述の構成
に限定されるものではなく、フレーム4全体の断面形状
を適宜に変形したり、各部材を適宜な形状に構成しても
構わない。また、遮蔽部8の着脱も、ネジ10の他にピ
ンや止め金具を用いる等の適宜手段を用いたり、或い
は、遮蔽部8を軸着してフレーム4に対して回動可能と
なし、必要に応じて遮蔽部8の移動ができるようにして
もよい。さらに押圧部材としてのネジ12の代わりに、
バネやゴム等の弾性部材を用いてもよい。
【0020】
【考案の効果】以上、本考案の間接照明装置によれば、
フレームの基部を介して壁面に取り付けることにより、
壁面からのフレームの位置調整ができ、壁面の表面状態
に関わらずフレームを直線的に取り付けることができる
と共に、複数のフレームを連結したときも、フレーム間
に隙間を生じさせずに端面を直線的に取り揃えることが
できる。また、フレームの側面部が、着脱或いは回動自
在なので、施工やメンテナンス作業の邪魔となる突起部
分がなくなり、作業を容易に、而も正確、確実且つ迅速
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる間接照明装置の一実施例を壁面
に取付けた状態における断面図である。
【図2】図1の実施例の装置の端部を分解し一部を断面
として示した斜視図である。
【図3】図1の実施例を天井面から見た状態を示す図で
ある。
【図4】図1の実施例にかかるフレームの端部部分の略
斜視図である。
【図5】従来の間接照明装置を壁面に取付けた状態にお
ける断面図である。
【符号の説明】
3 間接照明装置 4 フレーム 5 光源 7 取付け部 8 遮蔽部 10、12 ネジ 13 基部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21S 3/02 F21V 17/00 380 F21V 17/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁面への取付け面となる固定部に、表面に
    ボルト軸部を突出させた接合部を固着してなる基部と、
    光源を載置固定する固定部材が設置された底部の一側部
    に上記接合部に接合する取付け部を立設し、他側部に遮
    蔽部を当該底部に対して着脱或いは回動し得るように立
    設してなり長手方向両端部が互いに係合し得るように形
    成された複数本のフレームを備え、端部同士を係合させ
    て直線状に連結させたフレームを基部を介して壁面に取
    り付けてなる間接照明装置。
JP1993048066U 1993-09-03 1993-09-03 間接照明装置 Expired - Lifetime JP2577473Y2 (ja)

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JPH0718311U JPH0718311U (ja) 1995-03-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6878205B2 (ja) * 2017-08-29 2021-05-26 未来工業株式会社 照明体設置装置
JP2020115491A (ja) * 2020-05-08 2020-07-30 株式会社ミサワアソシエイツ一級建築士事務所 間接照明具用支持台、間接照明具、及び間接照明具の取付け構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6057005U (ja) * 1983-09-26 1985-04-20 ナショナル住宅産業株式会社 壁体の構造
JPS61174939U (ja) * 1985-04-22 1986-10-31

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