JP2020115491A - 間接照明具用支持台、間接照明具、及び間接照明具の取付け構造 - Google Patents

間接照明具用支持台、間接照明具、及び間接照明具の取付け構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 小型且つ軽量で、圧迫感を感じにくく、設置位置の自由度が高く、設置も容易な間接照明具と、当該間接照明具の施工方法及び取付け構造を提供する。【解決手段】 本発明の間接照明具は、梁に設置する支持台と薄型の光源部を備えた照明装置を備えたものである。支持台は固定部と載置部を備えている。目隠し部を備えたものとしてもよい。支持台をボード下地に取り付けたときの支持台の突出寸法は、梁の上端から載置部までの距離と、載置部から梁の下端までの距離の双方又はいずれか一方よりも短くなるようにしてある。本発明の間接照明具の施工方法は、ボード下地又は取り付け座に固定部を固定し、固定部の外側に室内壁を設置する方法である。本発明の間接照明具の取付け構造は、ボード下地又は取り付け座に固定部が固定され、固定部の外側に室内壁が設置された構造である。【選択図】図1

Description

本発明は、天井の中央部分が一段高くなっている、いわゆる折上げ天井用の間接照明具と、当該間接照明具の施工方法と、当該間接照明具の取付け構造に関するものである。
住居をはじめとする建築物では、天井や壁面に光を反射させ、その反射光で周囲を照らす間接照明が用いられることがある(例えば、特許文献1及び2)。間接照明を用いることで、天井や壁面に奥行きが出て、室内を広く見せることができる。
折上げ天井の天井面の下方に突出する梁に間接照明具を設ける場合、図6に示すように、梁Xの下端側から水平方向に木製の支持台Yを突設し、その支持台Yに間接照明用の蛍光灯Zを配置していた。このときの支持台の突出寸法は200〜300mm程度である。
特開2012−048975号公報 特開2014−145164号公報
図6に示す支持台Yの水平方向の突出寸法は200mm〜300mm程度であるため、対向する双方の梁から支持台Yを突設させると、合計で400mm〜600mm程度突出するため、圧迫感を感じることがある。四方に張出した梁のすべてにこの支持台Yを設けると、圧迫感がさらに強くなる。圧迫感を抑えるため、支持台Yの先端部分を低くするなどの対策はしているが、依然として改善の余地が残されている。また、従来の支持台は非常に重く、一人で取り付けるのが困難であった。
本発明の解決課題は、梁からの突出寸法が小さくて圧迫感を与えにくく、従来の支持台よりも小型且つ軽量で、設置位置の自由度が高く、設置も容易な、折上げ天井用の間接照明具と、当該間接照明具の施工方法と、当該間接照明具の取付け構造を提供することにある。
[間接照明具]
本発明の間接照明具は、梁に設置して使用する折上げ天井用の間接照明具であって、梁に設置する支持台と、天井面又は/及び梁を照明する薄型の光源部を備えた照明装置を備え、支持台は、躯体の外側(室内側。本願において同じ)に配置されたボード下地(下地材)に固定される固定部と、前記照明装置の少なくとも光源部を載置可能な載置部を備え、当該光源部が前記天井面又は/及び梁を照明できるように前記載置部に載置されたものである。前記固定部は、ボード下地の代わりに別途用意した取付け座に固定することもできる。この場合、取付け座はボード下地同様、躯体の外側に設置される。支持台の前記載置部の外側には、当該載置部に載置された光源部の少なくとも外側の端部を被覆可能な目隠し部を設けることもできる。
前記間接照明具において、前記支持台をボード下地又は取り付け座に取り付けたときの当該支持台の水平方向の突出寸法は、前記梁の上端から支持台の載置部までの距離と、載置部から当該梁の下端までの距離の双方又はいずれか一方よりも短くすることができる。
前記間接照明具は、躯体の外側に配置可能な取り付け座を備え、支持台はその取り付け座に固定可能なものとすることもできる。光源部には、二以上のLEDチップを備えたテープLEDを用いることができる。
前記間接照明具は、載置部に、光源部に接続された電源供給手段を収容可能な収容部を備えたものとすることもできる。載置部には、薄型の光源部を載置する凸状の載置台又は凹陥状の載置溝を設けることもできる。載置台や載置溝は二本以上設けることもできる。載置台を設ける場合、光源部に接続された電源供給手段を収容可能な収容部を載置台の下側に設けることもできる。
[間接照明具の施工方法]
本発明の間接照明具の施工方法は、前記いずれかの間接照明具の施工方法であって、梁の躯体の外側に設けられたボード下地に前記間接照明具の固定部を固定し、又は、梁の躯体の外側の任意位置に取り付け座を設置して、当該取り付け座に前記間接照明具の固定部を固定し、当該固定部の外側に室内壁を設置する施工方法である。
[間接照明具の取付け構造]
本発明の間接照明具の取付け構造は、前記いずれかの間接照明具の梁への取付け構造であって、梁の躯体の外側に設けられたボード下地、又は、梁の躯体の外側の任意位置に設置された取り付け座に前記間接照明具の固定部が固定され、当該固定部の外側に室内壁が設置された構造である。
前記間接照明具の取付け構造において、梁に二以上の間接照明具が設置され、当該二以上の間接照明具の支持具同士が対向する部分に、両者の隙間を塞ぐ裏板(補助板)が設けられた構造とすることもできる。
[間接照明具]
本発明の間接照明具は、その構成に応じて次の効果を奏する。
(1)テープLED等の薄型の光源部を用いているため、照明具全体が従来よりも薄型となり、部屋に設置したときに圧迫感を与えにくい。特に、支持台をボード下地又は取り付け座に取り付けたときの支持台の水平方向の突出寸法を、梁の上端から支持台の載置部までの距離と、載置部から当該梁の下端までの距離の双方又はいずれか一方よりも短くした場合には、この効果が大きい。
(2)躯体の外側に配置可能な取り付け座を備えたものとした場合、当該取り付け座を任意位置に取り付けることができ、間接照明具の設置位置の自由度が高い。
(3)載置部に光源部に接続された電源供給手段を収容可能な収容部を設けた場合、電源供給手段(例えば、電源コード)が光源部に被さって影が出るというような問題が生じない。
(4)載置部に、薄型の光源部を載置する凸状の載置台又は凹陥状の載置溝を設けた場合、光源部の設置位置が予め決まっているため、設置する職人の熟練度に関わらず、簡単に設置をすることができる。
(5)従来の支持台に比べて薄型且つ小型であるため、支持台が軽量であり、容易に取り付けることができる。
[間接照明具の施工方法]
本発明の間接照明具の施工方法は、その構成に応じて次の効果を奏する。
(1)予め構造体に備わっているボード下地を利用する場合、支持台を固定するための取り付け座を別途用意する必要がないため手間がかからない。
(2)躯体の外側に取り付け座を設置し、その取り付け座に間接照明具の固定部を固定する場合、支持台の設置位置(すなわち間接照明具の設置位置)を自由に決定することができる。
[間接照明具の取付け構造]
本発明の間接照明具の施工方法は、その構成に応じて次の効果を奏する。
(1)間接照明具の固定部が躯体と室内壁の間に挟み込まれる構造であるため、地震などによって間接照明具に外力がかかっても不用意に外れにくい。
(2)室内壁の外側に取り付ける構造の場合、室内壁に数mmの傾きが生じていると、間接照明具と室内壁の間に隙間が生じて意図しない部分(当該隙間)から光が漏れてしまうことがあるが、支持台の固定部がボード下地や取り付け座に固定する構造であるため、室内壁に数mmの傾きが生じていてもそのような問題は生じない。
(3)二以上の間接照明具の支持具同士が対向する部分に、両者の隙間を塞ぐ補助板が設けられた構造とすれば、両支持具間に隙間があっても室内から見上げたときに目立ちにくい。また、当該隙間から光が漏れるような問題も生じない。
本発明の間接照明具を設置した室内の様子を示す説明図。 本発明の間接照明具及びその取付け構造の一例を示す断面図。 (a)は本発明の間接照明具の設置位置の一例を示す概念図、(b)は(a)のP部の拡大図。 (a)は本発明の間接照明具の他例を示すものであって、支持台の載置部に設置台座を設けた場合の断面図、(b)は本発明の間接照明具の他例を示すものであって、支持台の載置部に設置凹部を設けた場合の断面図。 (a)は二つの間接照明具がコーナーに配置された場合の平面説明図、(b)は二つの間接照明具が直線状に配置された場合の平面説明図、(c)はコーナー部に配置された二つの支持台の隙間を塞ぐ補助板の一例を示す斜視図、(d)は直線状に配置された二つの支持台の隙間を塞ぐ補助板の一例を示す斜視図。 従来の折上げ天井用の間接照明具の一例を示す断面図。
(間接照明具の実施形態)
本発明の間接照明具1の実施形態の一例を、図面を参照して説明する。本発明の間接照明具1は、図1に示すように、梁の垂直又は略垂直な面(本願において「梁垂直面」という)a1に設置して使用する折上げ天井用の照明具である。図1は、本発明の間接照明具1を設置した室内の一例を示すものである。図1の室内には、正面の梁A1及び左右の梁A2、A3の三面に間接照明具1が取り付けられている。この実施形態の梁A及び天井Bは、図2に示すように、躯体(コンクリート躯体)Cの外側にボード下地(この実施形態では、鋼製の下地材)Dが設けられ、その外側に室内壁(この実施形態では、石膏ボード)Eを備えた二層構造のものである。なお、以下では、間接照明具1を梁垂直面a1に設置する場合を一例として説明するが、間接照明具1は梁の水平若しくは略水平な面(本願において「梁水平面」という)a2に設けることもできる。
一例として図1及び図2に示す間接照明具1は、梁垂直面a1に設置する支持台3と照明装置2を備えている。この実施形態の支持台3は側面視上向きコ字状の樋状部材であり、梁Aの躯体Cの外側に配置されたボード下地D又は躯体Cの外側に設置可能な取り付け座4に固定される固定部3aと、照明装置2の少なくとも光源部2aを載置可能な載置部3bと、当該載置部3bに載置された光源部2aの端部を被覆する目隠し部を3c備えている。目隠し部3cの高さは、図3(a)のように室内から間接照明具1を見上げた際に、当該間接照明具1の光源部2aが見えない高さ、具体的には、載置部3bに載置された光源部2aの上面と同じ又はそれよりも若干高くなるようにしてある。目隠し部3cは省略することもできる。前述の支持台3の形状は一例であり、これ以外の形状とすることもできる。例えば、水平な載置部3bに対して固定部3aを下向きにし、目隠し部3cを上向きにした形状等とすることもできる。
一例として図2に示す支持台3は、アルミ材を押出成形することによって製造したものであり、その寸法は、厚さ2.5mm、固定部3aの高さ50mm、載置部3bの長さ97.5mm、目隠し部3cの高さ15mm程度としてある。支持台3の長さは、500mm、1000mm、2000mmなど、設置場所に応じた適宜の長さとすればよい。この値は一例であり、これ以外の寸法とすることもできる。
支持台3の突出寸法L(図3(b))、具体的には、支持台3をボード下地D又は後述する取り付け座4に取り付けたときの当該支持台3の水平方向の突出寸法Lは、梁垂直面a1の上端から支持台3の載置部3bの底面までの距離H1及び載置部3bの底面から当該梁垂直面a1の下端までの距離H2の双方又はいずれか一方よりも短くするのが好ましい。
図3(b)に示すように、この実施形態では、支持台3の水平方向の突出寸法Lを、梁垂直面a1の上端から支持台3の載置部3bの底面までの距離H1よりも短く(L<H1)、載置部3bの底面から当該梁垂直面a1の下端までの距離H2よりも長く(L>H2)してあるが、これとは逆に、梁垂直面a1の上端から支持台3の載置部3bの底面までの距離H1よりも長く(L>H1)、載置部3bの底面から当該梁垂直面a1の下端までの距離H2よりも短く(L<H2)することもできる。場合によっては、双方の距離H1、H2よりも短く(L<H1かつL<H2)することもできる。
前記照明装置2は、光源部2aと当該光源部2aに電源を供給する電源供給手段2b(図4(a)参照)を備えている。この実施形態では、光源部2aとしてフレキシブル基板に複数のLEDチップが実装されたテープLEDを、電源供給手段2bとしてAC/DCアダプタ(図示しない)を備えた電源コードを用いている。テープLEDの基板には前記電源コードが電気的に接続されており、AC/DCアダプタを介して商用電源(交流電源)から変換された直流電源が光源部2aに供給されるようにしてある。なお、光源部2aは薄型であれば、テープLED以外であってもよい。ここでいう薄型とは、目安として、10mm以下、好ましくは5mm以下、さらに好ましくは3mm以下程度のことをいう。ただし、ここで挙げた数値は一例であり、これ以外のものを排除するものではない。図3に示す例では、光源部2aをアルミ製の放熱ケース(例えば、アルミケース)11に収容してあるが、放熱ケース11はアルミ製以外であってもよい。光源部2aは、放熱ケース11に収容することなく、直接載置部3bに載置することもできる。
この実施形態では、光源部2aを載置部3bの目隠し部3c側に寄せて配置することで固定部3a寄りの部分に空間を残しておき、その空間を光源部2aに接続された電源供給手段2bを収容する収容部5として利用できるようにしてある。このように、光源部2aを目隠し部3c側に寄せて設置することによって(すなわち、光源部2aを梁垂直面a1から離して設置することによって)、天井面bのみならず梁垂直面a1にも光を照射することができる。光源部2aは角度をつけて設けることもでき、例えば、光源部2aを梁垂直面a1側に若干傾けて設置すると、梁垂直面a1に反射した光と天井面bに反射した光によって奥行き感が生まれるという効果がある。なお、電源供給手段2bは、収容部5に収容するほか、躯体Cと室内壁Eの間の空間に収容することもできる。
図2に示す間接照明具1は一例であり、これ以外の構造とすることもできる。例えば、図4(a)に示すように、載置部3bに光源部2aの設置位置を特定する設置台座6を設けておくこともできる。図4(a)の設置台座6は、載置部3bの上面に立設する脚6aと、当該脚6aの上に設けられた受け皿状の載せ部6bを備えている。脚6aの外側であって載せ部6bの下方、及び脚6aの内側であって光源部2aの下方には空間を設けてあり、その空間を光源部2aに接続された電源供給手段2bを収容するための収容部5として利用できるようにしてある。図4(a)の例では、載置部3bの固定部3a側にも空間が残してあるため、こちらも収容部5として利用することができる。載置台座6は、放熱ケース11としての機能を果たすようにすることもできる。なお、図4(a)では、設置台座6を三条設けているが、設置台座6は二条以下でも四条以上でもよい。
光源部2aの設置位置を予め特定しておきたい場合には、図4(a)のような設置台座6を設ける代わりに、凹陥状の設置凹部7を設けることもできる。具体的には、図4(b)に示すように、載置部3bの上面に凹陥状の溝8aを備えたプレート8を設置し、当該プレート8の溝8aを、光源部2aを設置するための設置凹部7とすることができる。プレート7は、放熱ケース11としての機能を果たすようにすることもできる。プレート8を設置する代わりに、載置部3b自体を分厚くし、その載置部3bに凹陥状の設置凹部7を設けることもできる。いずれの場合も、図4(a)のように、載置部3bの固定部3a側に空間を残しておき、当該空間を収容部5として利用できるようにしてもよい。なお、図4(b)では、設置凹部7を三条設けているが、設置凹部7は二条以下でも四条以上でもよい。
この実施形態では、間接照明具1の支持台3を梁Aの躯体Cの外側のボード下地Dに固定する場合を一例としているが、間接照明具1を躯体Cの外側に配置可能な取り付け座4を備えたものとし、この取り付け座4を躯体Cの外側に取り付け、その取り付け座4に支持台3を固定するようにしてもよい。取り付け座4には、例えば、既存のチャンネル鋼等を用いることができる。
本発明の間接照明具1は、図5(a)(b)のように、梁垂直面a1に沿って二以上設けることもできる。また、二つの梁Aが交わるコーナー部分に取り付ける支持台3は、図5(a)のように長手方向の端部を斜めに(図5(a)の例では45°)にカットしておき、一方の梁Aに設置した支持台3と他方の梁Aに設置した支持台3のカット部分が対向するようにしておくこともできる。
間接照明具1の支持台3や取り付け座4、後述する補助板9、10等は、アルミなどの材料を曲げ加工や押出し加工することによって製造することもできる。押出し加工によって製造することで、成形品にダレが発生しないというメリットがある。これらの部材は、曲げ加工や押し出し加工以外の方法で製造することもできる。また、これらの部材は、樹脂や鉄、ステンレスといったアルミ以外の材料で製造することもできる。なお、この実施形態では、支持台3、取り付け座4、及び補助板9、10の外周に、アクリル樹脂を焼付塗装して仕上げている。
(間接照明具の施工方法の実施形態)
本発明の間接照明具の施工方法の実施形態の一例を、図面を参照して説明する。本発明の間接照明具の施工方法は、前記間接照明具1を梁垂直面a1に設置する方法であって、躯体Cの外側に設けられたボード下地Dに前記間接照明具1の固定部3aを固定し、当該固定部3aの外側に室内壁Eを設置する施工方法である。
この実施形態では、ボード下地Dに支持台3の固定部3aを宛がい、当該固定部3aの外側からネジをねじ込んで固定部3aをボード下地Dに固定する。支持台3を固定した後、当該固定部3aの外側に室内壁Eを設置する。このとき、支持台3が固定された部分は、固定部3aの外側に室内壁Eを設置し、当該固定部3aが外部に露出しないようにする。室内壁Eは、天井面bのボード下地Dの外側(図2の下側)や、梁Aのボード下地Dの外側(図2の下側)にも設置する。なお、室内壁Eは、その外側からネジをねじ込んでボード下地D等に固定することによって設置することができる。設置した室内壁Eにはクロス(壁紙)を貼って仕上げを行う。
光源部2aは、支持台3を梁Aに設置した後に載置することも、設置する前に載置することもできる。いずれの場合も、光源部2aに接続された電源供給手段2bは、収容部5や躯体Cと室内壁Eの間に収容することができる。
この実施形態では躯体Cの外側にボード下地Dが設けられている場合を一例としているが、ボード下地Dがない場合には、躯体Cに支持台3を直接固定したり、ボード下地Dに相当する取付け座4を躯体Cの外側に設置し、当該取付け座4に支持台3を固定したりすることもできる。固定には、既存のコンクリートビス等を用いることができる。また、ボード下地Dはあるが、それとは異なる任意位置に設置したい場合には、躯体Cの外側の任意位置に取り付け座4を設置し、その取り付け座4に支持台3を固定することができる。
(間接照明具の取付け構造の実施形態)
本発明の間接照明具の取付け構造の実施形態の一例を、図面を参照して説明する。本発明の間接照明具の取付け構造は、前記間接照明具1の梁垂直面a1への取付け構造であって、躯体Cの外側に設けられたボード下地Dに前記間接照明具1の支持台3の固定部3aが固定され、当該固定部3aの外側を含むボード下地Dの外側に室内壁Eが設置された構造である。室内壁Eの外面にはクロス(壁紙)が貼付されている。
前記実施形態は、支持台3がボード下地Dに固定された場合を一例としているが、本発明の間接照明具の取付け構造は、躯体Cの外側の任意位置に取り付け座4が設置され、当該取り付け座4に前記間接照明具1の固定部3aが固定され、当該固定部3aの外側に室内壁Eが設置された構造とすることもできる。
前記間接照明具の取付け構造において、梁垂直面a1に二以上の間接照明具1が長手方向に連続して設置されている場合には、当該二以上の間接照明具1の支持台3同士が対向する部分(端面)の上側に、両者の隙間を塞ぐ補助板9、10が設けられた構造とすることもできる。例えば、図5(a)のようなコーナーに用いる補助板9としては、図5(c)に示すようなもの、図5(b)のような直線部に用いる補助板10としては、図5(d)に示すようなものを用いることができる。
コーナーに用いる補助板9は、図5(c)に示すように、支持台3の載置部3bに宛がわれる平面部9aと、支持台3の目隠し部3cに宛がわれる立設部9bを備えている。この補助板9の平面部9aは、梁Aと梁Aが交わる部分に収まる直角凸部9xと、隣接する支持台3の目隠し部3c同士が交わる部分に宛がわれる直角凹部9yを備えており、この補助板9の立設部9bにも直角凹部9yと同じ角度の直角凹部9zが設けられている。
直線部に使用する補助板10は、図5(d)に示すように、支持台3の載置部3bに宛がわれる平面部10aと、支持台3の目隠し部3cに宛がわれる立設部10bを備えている。この補助板10の平面部10aと立設部10bはともに方形状の平板であり、コーナーに用いる補助板9のような直角凸部9xや直角凹部9y、直角凹部9zは設けられていない。ここでは、支持台3同士の間の隙間を補助板9、10で覆う(見えなくする)場合を一例としているが、隙間を覆うことができれば、補助板10以外のもの(例えば、コーキング材)等を用いることもできる。
本発明の間接照明具1、間接照明具の施工方法、及び間接照明具の取付け構造は、折上げ天井用の間接照明具、間接照明具の施工方法、及び間接照明具の取付け構造として、特に好適に用いることができる。
1 間接照明具
2 照明装置
2a 光源部
2b 電源供給手段
3 支持台
3a 固定部
3b 載置部
3c 目隠し部
4 取り付け座
5 収容部
6 設置台座
6a 脚
6b 載せ部
7 設置凹部
8 プレート
8a 溝
9 (コーナー部分に用いる)補助板
9a 平面部
9b 立設部
9x (平面部の)直角凸部
9y (平面部の)直角凹部
9z (立設部の)直角凹部
10 (直線部分に用いる)補助板
10a 平面部
10b 立設部
11 放熱ケース
A 梁
a1 梁垂直面
a2 梁水平面
A1 正面の梁
A2 左側の梁
A3 右側の梁
B 天井
b 天井面
C 躯体
D ボード下地
E 室内壁
X 梁
Y 支持台
Z 蛍光灯
本発明は、天井の中央部分が一段高くなっている、いわゆる折上げ天井用の間接照明具 用支持台と、間接照明具と、当該間接照明具の取付け構造に関する。
住居をはじめとする建築物では、天井や壁面に光を反射させ、その反射光で周囲を照らす間接照明が用いられることがある(例えば、特許文献1及び2)。間接照明を用いることで、天井や壁面に奥行きが出て、室内を広く見せることができる。
折上げ天井の天井面の下方に突出する梁に間接照明具を設ける場合、図6に示すように、梁Xの下端側から水平方向に木製の支持台Yを突設し、その支持台Yに間接照明用の蛍光灯Zを配置していた。このときの支持台の突出寸法は200〜300mm程度である。
特開2012−048975号公報 特開2014−145164号公報
図6に示す支持台Yの水平方向の突出寸法は200mm〜300mm程度であるため、対向する双方の梁から支持台Yを突設させると、合計で400mm〜600mm程度突出するため、圧迫感を感じることがある。四方に張出した梁のすべてにこの支持台Yを設けると、圧迫感がさらに強くなる。圧迫感を抑えるため、支持台Yの先端部分を低くするなどの対策はしているが、依然として改善の余地が残されている。また、従来の支持台は非常に重く、一人で取り付けるのが困難であった。
本発明の解決課題は、従来の支持台よりも小型且つ軽量で、居住者に圧迫感を与えにく く、設置時の作業者の負担も少ない間接照明具用支持台と、当該間接照明具用支持台を用 いた間接照明具と、当該間接照明具の取付け構造を提供することにある。
[間接照明具用支持台]
本発明の間接照明具用支持台は、天井面又は/及び梁垂直面を照明する光源部を設置す ることのできる支持台である。この間接照明具用支持台は、金属材料を曲げ加工又は押出 加工することによって成形された薄板状の金属部材であり、前記間接照明具用支持台は室 内壁の裏側のボード下地(下地材)又は取り付け座に固定される固定部と、当該固定部を ボード下地又は取り付け座に固定したときに室内側(躯体の外側)に突出して梁垂直面又 は室内壁に沿って配置される載置部を備えている。固定部は前記梁垂直面又は室内壁に沿 って延材する縦向きの薄板であり、載置部は前記固定部の下部に連続して当該下部から横 向きに突出し且つ当該固定部の長手方向に沿って延材する横向きの薄板である。固定部と 載置部は断面視横向きL字状となるように連続している。載置部は少なくとも前記光源部 を上向きに設置できる広さを備え、当該光源部からの照明光が天井面又は/及び梁に照射 されるように上方側が開口している。
前記間接照明具用支持台は、載置部に設置された光源部の側面を室内から見えないよう に隠す目隠し部を備えたものとすることもできる。目隠し部は載置部の先端側に連続して 当該先端側から縦向きに突出し且つ当該載置部の長手方向に沿って延材する縦向きの薄板 であり、固定部と載置部と目隠し部は断面視上向きコ字状となるように連続するものとす ることができる。
前記間接照明具用支持台は、曲げ加工又は押出加工することによって成形された薄板状 のアルミ製部材であって、当該間接照明具用支持台の表面にアクリル樹脂が焼付塗装され たものとすることもできる。
前記間接照明具用支持台は、固定部をボード下地又は取り付け座に固定したときの載置 部の水平方向の突出寸法が、梁垂直面の上端から載置部の底面までの距離及び載置部の底 面から当該梁垂直面の下端までの距離の双方又はいずれか一方よりも短くなるようにする こともできる。前記間接照明具用支持台は金属材料を曲げ加工又は押出加工することによ って成形された厚さ2.5mmの金属部材で構成することもできる。
[間接照明具]
本発明の間接照明具は、天井面又は/及び梁垂直面を照明するものであって、前記いず れかの間接照明具用支持台の載置部に、当該載置部の長手方向に沿ってテープLEDが設 置されたものである。テープLEDは照明光を天井面又は/及び梁に向けて照射できるよ うに上向きに設置されている。
[間接照明具の取付け構造]
本発明の間接照明具の取付け構造は、前記間接照明具の取付け構造であって、間接照明 具用支持台の載置部が水平又は略水平になるように、当該間接照明具用支持台の固定部が ボード下地又は取り付け座に固定され、その固定部の室内側に室内壁が当該固定部を被覆 して設置固定され、間接照明具用支持台の載置部、又は載置部と目隠し部が梁垂直面又は 室内壁に沿って配置された構造である。
前記間接照明具の取付け構造は、二以上の間接照明具用支持台の固定部がボード下地又 は取り付け座に固定され、それら二以上の間接照明具用支持台が、隣接する間接照明具用 支持台の載置部の端面同士、又は載置部と目隠し部の双方の端面同士が突き合うように、 梁垂直面又は室内壁に沿って連続して同じ高さで配置され、それら二以上の間接照明具用 支持台のうち、隣接する間接照明具用支持台の載置部が連続する箇所、又は載置部と目隠 し部が連続する箇所に、両者間の隙間からの照明光の漏れを防止する補助板が当該隙間を 塞いで設けられた構造とすることもできる。
[間接照明具用支持台]
本発明の間接照明具用支持台は、金属材料を曲げ加工又は押出加工することによって成 形された薄板状の金属部材で構成されているため、石膏ボードや木の間接照明具用支持台 に比べて軽量且つコンパクトであり、居住者に圧迫感を与えにくく、設置時の作業者の負 担も少ない。
[間接照明具]
本発明の間接照明具は、本発明の間接照明具用支持台を用いているため、間接照明具用 支持台と同様の効果を奏する。
[間接照明具の取付け構造]
本発明の間接照明具の取付け構造は、本発明の間接照明具を用いているため、間接照明 具と同様の効果を奏する。
本発明の間接照明具を設置した室内の様子を示す説明図。 本発明の間接照明具及びその取付け構造の一例を示す断面図。 (a)は本発明の間接照明具の設置位置の一例を示す概念図、(b)は(a)のP部の拡大図。 (a)は本発明の間接照明具の他例を示すものであって、支持台の載置部に設置台座を設けた場合の断面図、(b)は本発明の間接照明具の他例を示すものであって、支持台の載置部に設置凹部を設けた場合の断面図。 (a)は二つの間接照明具がコーナーに配置された場合の平面説明図、(b)は二つの間接照明具が直線状に配置された場合の平面説明図、(c)はコーナー部に配置された二つの支持台の隙間を塞ぐ補助板の一例を示す斜視図、(d)は直線状に配置された二つの支持台の隙間を塞ぐ補助板の一例を示す斜視図。 従来の折上げ天井用の間接照明具の一例を示す断面図。
間接照明具用支持台と間接照明具の実施形態)
本発明の間接照明具用支持台(以下、単に「支持台」という)3と間接照明具1の実施形態の一例を、図面を参照して説明する。本発明の間接照明具1は、図1に示すように、梁の垂直又は略垂直な面(本願において「梁垂直面」という)a1に設置して使用する折上げ天井用の照明具である。図1は、本発明の間接照明具1を設置した室内の一例を示すものである。図1の室内には、正面の梁A1及び左右の梁A2、A3の三面に間接照明具1が取り付けられている。この実施形態の梁A及び天井Bは、図2に示すように、躯体(コンクリート躯体)Cの外側にボード下地(この実施形態では、鋼製の下地材)Dが設けられ、その外側に室内壁(この実施形態では、石膏ボード)Eを備えた二層構造のものである。なお、以下では、間接照明具1を梁垂直面a1に設置する場合を一例として説明するが、間接照明具1は梁の水平若しくは略水平な面(本願において「梁水平面」という)a2に設けることもできる。
一例として図1及び図2に示す間接照明具1は、梁垂直面a1に設置する支持台3と照明装置2を備えている。この実施形態の支持台3は側面視上向きコ字状の樋状部材であり、梁Aの躯体Cの外側に配置されたボード下地D又は躯体Cの外側に設置可能な取り付け座4に固定される固定部3aと、照明装置2の少なくとも光源部2aを載置可能な載置部3bと、当該載置部3bに載置された光源部2aの端部を被覆する目隠し部を3c備えている。目隠し部3cの高さは、図3(a)のように室内から間接照明具1を見上げた際に、当該間接照明具1の光源部2aが見えない高さ、具体的には、載置部3bに載置された光源部2aの上面と同じ又はそれよりも若干高くなるようにしてある。目隠し部3cは省略することもできる。前述の支持台3の形状は一例であり、これ以外の形状とすることもできる。例えば、水平な載置部3bに対して固定部3aを下向きにし、目隠し部3cを上向きにした形状等とすることもできる。
一例として図2に示す支持台3は、アルミ材を押出成形することによって製造したものであり、その寸法は、厚さ2.5mm、固定部3aの高さ50mm、載置部3bの長さ97.5mm、目隠し部3cの高さ15mm程度としてある。支持台3の長さは、500mm、1000mm、2000mmなど、設置場所に応じた適宜の長さとすればよい。この値は一例であり、これ以外の寸法とすることもできる。
支持台3の突出寸法L(図3(b))、具体的には、支持台3をボード下地D又は後述する取り付け座4に取り付けたときの当該支持台3の水平方向の突出寸法Lは、梁垂直面a1の上端から支持台3の載置部3bの底面までの距離H1及び載置部3bの底面から当該梁垂直面a1の下端までの距離H2の双方又はいずれか一方よりも短くするのが好ましい。
図3(b)に示すように、この実施形態では、支持台3の水平方向の突出寸法Lを、梁垂直面a1の上端から支持台3の載置部3bの底面までの距離H1よりも短く(L<H1)、載置部3bの底面から当該梁垂直面a1の下端までの距離H2よりも長く(L>H2)してあるが、これとは逆に、梁垂直面a1の上端から支持台3の載置部3bの底面までの距離H1よりも長く(L>H1)、載置部3bの底面から当該梁垂直面a1の下端までの距離H2よりも短く(L<H2)することもできる。場合によっては、双方の距離H1、H2よりも短く(L<H1かつL<H2)することもできる。
前記照明装置2は、光源部2aと当該光源部2aに電源を供給する電源供給手段2b(図4(a)参照)を備えている。この実施形態では、光源部2aとしてフレキシブル基板に複数のLEDチップが実装されたテープLEDを、電源供給手段2bとしてAC/DCアダプタ(図示しない)を備えた電源コードを用いている。テープLEDの基板には前記電源コードが電気的に接続されており、AC/DCアダプタを介して商用電源(交流電源)から変換された直流電源が光源部2aに供給されるようにしてある。なお、光源部2aは薄型であれば、テープLED以外であってもよい。ここでいう薄型とは、目安として、10mm以下、好ましくは5mm以下、さらに好ましくは3mm以下程度のことをいう。ただし、ここで挙げた数値は一例であり、これ以外のものを排除するものではない。図3に示す例では、光源部2aをアルミ製の放熱ケース(例えば、アルミケース)11に収容してあるが、放熱ケース11はアルミ製以外であってもよい。光源部2aは、放熱ケース11に収容することなく、直接載置部3bに載置することもできる。
この実施形態では、光源部2aを載置部3bの目隠し部3c側に寄せて配置することで固定部3a寄りの部分に空間を残しておき、その空間を光源部2aに接続された電源供給手段2bを収容する収容部5として利用できるようにしてある。このように、光源部2aを目隠し部3c側に寄せて設置することによって(すなわち、光源部2aを梁垂直面a1から離して設置することによって)、天井面bのみならず梁垂直面a1にも光を照射することができる。光源部2aは角度をつけて設けることもでき、例えば、光源部2aを梁垂直面a1側に若干傾けて設置すると、梁垂直面a1に反射した光と天井面bに反射した光によって奥行き感が生まれるという効果がある。なお、電源供給手段2bは、収容部5に収容するほか、躯体Cと室内壁Eの間の空間に収容することもできる。
図2に示す間接照明具1は一例であり、これ以外の構造とすることもできる。例えば、図4(a)に示すように、載置部3bに光源部2aの設置位置を特定する設置台座6を設けておくこともできる。図4(a)の設置台座6は、載置部3bの上面に立設する脚6aと、当該脚6aの上に設けられた受け皿状の載せ部6bを備えている。脚6aの外側であって載せ部6bの下方、及び脚6aの内側であって光源部2aの下方には空間を設けてあり、その空間を光源部2aに接続された電源供給手段2bを収容するための収容部5として利用できるようにしてある。図4(a)の例では、載置部3bの固定部3a側にも空間が残してあるため、こちらも収容部5として利用することができる。載置台座6は、放熱ケース11としての機能を果たすようにすることもできる。なお、図4(a)では、設置台座6を三条設けているが、設置台座6は二条以下でも四条以上でもよい。
光源部2aの設置位置を予め特定しておきたい場合には、図4(a)のような設置台座6を設ける代わりに、凹陥状の設置凹部7を設けることもできる。具体的には、図4(b)に示すように、載置部3bの上面に凹陥状の溝8aを備えたプレート8を設置し、当該プレート8の溝8aを、光源部2aを設置するための設置凹部7とすることができる。プレート7は、放熱ケース11としての機能を果たすようにすることもできる。プレート8を設置する代わりに、載置部3b自体を分厚くし、その載置部3bに凹陥状の設置凹部7を設けることもできる。いずれの場合も、図4(a)のように、載置部3bの固定部3a側に空間を残しておき、当該空間を収容部5として利用できるようにしてもよい。なお、図4(b)では、設置凹部7を三条設けているが、設置凹部7は二条以下でも四条以上でもよい。
この実施形態では、間接照明具1の支持台3を梁Aの躯体Cの外側のボード下地Dに固定する場合を一例としているが、間接照明具1を躯体Cの外側に配置可能な取り付け座4を備えたものとし、この取り付け座4を躯体Cの外側に取り付け、その取り付け座4に支持台3を固定するようにしてもよい。取り付け座4には、例えば、既存のチャンネル鋼等を用いることができる。
本発明の間接照明具1は、図5(a)(b)のように、梁垂直面a1に沿って二以上設けることもできる。また、二つの梁Aが交わるコーナー部分に取り付ける支持台3は、図5(a)のように長手方向の端部を斜めに(図5(a)の例では45°)にカットしておき、一方の梁Aに設置した支持台3と他方の梁Aに設置した支持台3のカット部分が対向するようにしておくこともできる。
間接照明具1の支持台3や取り付け座4、後述する補助板9、10等は、アルミなどの材料を曲げ加工や押出し加工することによって製造することもできる。押出し加工によって製造することで、成形品にダレが発生しないというメリットがある。これらの部材は、曲げ加工や押し出し加工以外の方法で製造することもできる。また、これらの部材は、樹脂や鉄、ステンレスといったアルミ以外の材料で製造することもできる。なお、この実施形態では、支持台3、取り付け座4、及び補助板9、10の外周に、アクリル樹脂を焼付塗装して仕上げている。
(間接照明具の施工方法の参考例
願における間接照明具の施工方法の参考例を、図面を参照して説明する。本願におけ 間接照明具の施工方法は、前記間接照明具1を梁垂直面a1に設置する方法であって、躯体Cの外側に設けられたボード下地Dに前記間接照明具1の固定部3aを固定し、当該固定部3aの外側に室内壁Eを設置する施工方法である。
この参考例では、ボード下地Dに支持台3の固定部3aを宛がい、当該固定部3aの外側からネジをねじ込んで固定部3aをボード下地Dに固定する。支持台3を固定した後、当該固定部3aの外側に室内壁Eを設置する。このとき、支持台3が固定された部分は、固定部3aの外側に室内壁Eを設置し、当該固定部3aが外部に露出しないようにする。室内壁Eは、天井面bのボード下地Dの外側(図2の下側)や、梁Aのボード下地Dの外側(図2の下側)にも設置する。なお、室内壁Eは、その外側からネジをねじ込んでボード下地D等に固定することによって設置することができる。設置した室内壁Eにはクロス(壁紙)を貼って仕上げを行う。
光源部2aは、支持台3を梁Aに設置した後に載置することも、設置する前に載置することもできる。いずれの場合も、光源部2aに接続された電源供給手段2bは、収容部5や躯体Cと室内壁Eの間に収容することができる。
この参考例では躯体Cの外側にボード下地Dが設けられている場合を一例としているが、ボード下地Dがない場合には、躯体Cに支持台3を直接固定したり、ボード下地Dに相当する取付け座4を躯体Cの外側に設置し、当該取付け座4に支持台3を固定したりすることもできる。固定には、既存のコンクリートビス等を用いることができる。また、ボード下地Dはあるが、それとは異なる任意位置に設置したい場合には、躯体Cの外側の任意位置に取り付け座4を設置し、その取り付け座4に支持台3を固定することができる。
(間接照明具の取付け構造の実施形態)
本発明の間接照明具の取付け構造の実施形態の一例を、図面を参照して説明する。本発明の間接照明具の取付け構造は、前記間接照明具1の梁垂直面a1への取付け構造であって、躯体Cの外側に設けられたボード下地Dに前記間接照明具1の支持台3の固定部3aが固定され、当該固定部3aの外側を含むボード下地Dの外側に室内壁Eが設置された構造である。室内壁Eの外面にはクロス(壁紙)が貼付されている。
前記実施形態は、支持台3がボード下地Dに固定された場合を一例としているが、本発明の間接照明具の取付け構造は、躯体Cの外側の任意位置に取り付け座4が設置され、当該取り付け座4に前記間接照明具1の固定部3aが固定され、当該固定部3aの外側に室内壁Eが設置された構造とすることもできる。
前記間接照明具の取付け構造において、梁垂直面a1に二以上の間接照明具1が長手方向に連続して設置されている場合には、当該二以上の間接照明具1の支持台3同士が対向する部分(端面)の上側に、両者の隙間を塞ぐ補助板9、10が設けられた構造とすることもできる。例えば、図5(a)のようなコーナーに用いる補助板9としては、図5(c)に示すようなもの、図5(b)のような直線部に用いる補助板10としては、図5(d)に示すようなものを用いることができる。
コーナーに用いる補助板9は、図5(c)に示すように、支持台3の載置部3bに宛がわれる平面部9aと、支持台3の目隠し部3cに宛がわれる立設部9bを備えている。この補助板9の平面部9aは、梁Aと梁Aが交わる部分に収まる直角凸部9xと、隣接する支持台3の目隠し部3c同士が交わる部分に宛がわれる直角凹部9yを備えており、この補助板9の立設部9bにも直角凹部9yと同じ角度の直角凹部9zが設けられている。
直線部に使用する補助板10は、図5(d)に示すように、支持台3の載置部3bに宛がわれる平面部10aと、支持台3の目隠し部3cに宛がわれる立設部10bを備えている。この補助板10の平面部10aと立設部10bはともに方形状の平板であり、コーナーに用いる補助板9のような直角凸部9xや直角凹部9y、直角凹部9zは設けられていない。ここでは、支持台3同士の間の隙間を補助板9、10で覆う(見えなくする)場合を一例としているが、隙間を覆うことができれば、補助板10以外のもの(例えば、コーキング材)等を用いることもできる。
本発明の間接照明具1、支持台3及び間接照明具の取付け構造は、折上げ天井用の間接照明具、その支持台及び間接照明具の取付け構造として、特に好適に用いることができる。
1 間接照明具
2 照明装置
2a 光源部
2b 電源供給手段
間接照明具用支持台(支持台
3a 固定部
3b 載置部
3c 目隠し部
4 取り付け座
5 収容部
6 設置台座
6a 脚
6b 載せ部
7 設置凹部
8 プレート
8a 溝
9 (コーナー部分に用いる)補助板
9a 平面部
9b 立設部
9x (平面部の)直角凸部
9y (平面部の)直角凹部
9z (立設部の)直角凹部
10 (直線部分に用いる)補助板
10a 平面部
10b 立設部
11 放熱ケース
A 梁
a1 梁垂直面
a2 梁水平面
A1 正面の梁
A2 左側の梁
A3 右側の梁
B 天井
b 天井面
C 躯体
D ボード下地
E 室内壁
X 梁
Y 支持台
Z 蛍光灯

Claims (9)

  1. 梁に設置して使用する折上げ天井用の間接照明具であって、
    梁に設置する支持台と、天井面又は/及び梁を照明する薄型の光源部を備えた照明装置を備え、
    前記支持台は、躯体の外側に配置されたボード下地に固定される固定部と、前記照明装置の少なくとも光源部を載置可能な載置部を備え、
    前記光源部は、前記天井面又は/及び梁を照明できるように前記載置部に載置された、
    ことを特徴とする間接照明具。
  2. 請求項1記載の間接照明具において、
    支持台は、載置部の外側に当該載置部に載置された光源部の少なくとも外側の端部を被覆可能な目隠し部を備えた、
    ことを特徴とする間接照明具。
  3. 請求項1又は請求項2記載の間接照明具において、
    支持台をボード下地に取り付けたときの当該支持台の水平方向の突出寸法が、前記梁の上端から支持台の載置部までの距離と、載置部から当該梁の下端までの距離の双方又はいずれか一方よりも短い、
    ことを特徴とする間接照明具。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の間接照明具において、
    光源部が二以上のLEDチップを備えたテープLEDである、
    ことを特徴とする間接照明具。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の間接照明具において、
    載置部に光源部に接続された電源供給手段を収容可能な収容部が設けられた、
    ことを特徴とする間接照明具。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の間接照明具において、
    載置部に、薄型の光源部を載置する凸状の載置台又は凹陥状の載置溝が設けられた、
    ことを特徴とする間接照明具。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の間接照明具の施工方法であって、
    梁の躯体の外側に設けられたボード下地に前記間接照明具の固定部を固定し、又は、梁の躯体の外側の任意位置に取り付け座を設置して、当該取り付け座に前記間接照明具の固定部を固定し、
    前記固定部の外側に室内壁を設置する、
    ことを特徴とする間接照明具の施工方法。
  8. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の間接照明具の取付け構造であって、
    梁の躯体の外側に設けられたボード下地、又は、梁の躯体の外側の任意位置に設置された取り付け座に前記間接照明具の固定部が固定され、
    前記固定部の外側に室内壁が設置された、
    ことを特徴とする間接照明具の取付け構造。
  9. 請求項8記載の間接照明具の取付け構造において、
    梁に二以上の間接照明具が設置され、
    前記二以上の間接照明具の支持具同士が対向する部分に、両者の隙間を塞ぐ補助板が設けられた、
    ことを特徴とする間接照明具の取付け構造。
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