JP2577457Y2 - 曲げ加工機の金型クランプ装置 - Google Patents

曲げ加工機の金型クランプ装置

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JP2577457Y2
JP2577457Y2 JP1992079557U JP7955792U JP2577457Y2 JP 2577457 Y2 JP2577457 Y2 JP 2577457Y2 JP 1992079557 U JP1992079557 U JP 1992079557U JP 7955792 U JP7955792 U JP 7955792U JP 2577457 Y2 JP2577457 Y2 JP 2577457Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、曲げ加工機の金型ク
ランプ装置に係り、更に詳細には例えばプレスブレーキ
等の曲げ加工機の金型をワンタッチでクランプする金型
クランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、曲げ加工機としての例えばプレス
ブレーキにおいて、金型をクランプする手段としては、
図4に示されているような型式が知られている。この型
式ではプレス機本体の上部より垂下したエプロン101
に中間ツールホルダ103が締結部材により固着されて
いる。この中間ツールホルダ103にカム軸105が内
蔵され、前側の締め金107は前側のボルト109によ
りツールホルダ103に揺動自在に保持されている。そ
して前記締め金107は、圧縮ばね111により前方反
クランプ側に押圧付勢されていると共に、板ばね113
によりクランプ部115が開くように付勢されている。
更に締め金107の反クランプ部117は前記カム軸1
05に当接離反自在に設けてある。
【0003】上記構成により、締め金107が反クラン
プ部117に離反している時には、前側の金型107は
容易に金型ホルダ103に挿入できる。そこで、レンチ
によりカム軸105を回転せしめてクランプ部115に
当接かつ押圧せしめると、締め金107は揺動してクラ
ンプ部115により金型119を締め付けてツールホル
ダ103に強固に装着することができる。
【0004】しかし、後側の金型119をツールホルダ
103に着脱するためには、後側の締め金107をボル
ト121によりツールホルダ103に締め付けたり、弛
めたりするような単純な構成で行っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】図4に示したカム軸1
05を回転させて締め金107を開閉する型式のもので
は、金型109の着脱は容易であるが、後側の金型10
9の着脱はボルト121によるから人手を要し金型交換
に多大の時間を要していた。
【0006】この考案の目的は、上記問題点を改善する
ために、駆動源を用いることなく、ワンタッチで金型の
クランプを可能とし、作業性の向上を図った曲げ加工機
の金型クランプ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、金型を取り付ける中間板の両面に相対
して締め金を設け、この締め金を前記中間板に対して揺
動自在に設け、前記締め金の一方を反クランプ側に付勢
する弾性部材を設けると共に、クランプ側に揺動せしめ
るためのカム軸を設け、また前記締め金の他方をクラン
プ側に揺動せしめるための押圧軸を前記中間板に設ける
と共に、この押圧軸の一端を前記カム軸に当接離反自在
に設けてなることを特徴とする。
【0008】
【作用】この考案の曲げ加工機の金型クランプ装置を採
用することにより、前側の金型を中間板に装着するに
は、先ずカム軸を適宜に回転せしめて前側の締め金から
離反せしめると、この前側の締め金は弾性部材により反
クランプ側に付勢されているから前側の金型は容易に中
間板に当接せしめることができる。
【0009】而して、カム軸を適宜に操作して前側の締
め金に当接押圧せしめると、この締め金はクランプ側に
揺動するから前側の金型を強固に中間板に締め付けて装
着が完了する。
【0010】更に前側の金型を取り外すときは、上記と
逆の操作をすれば弾性部材の付勢力により前側の締め金
は反クランプ側に押し戻されるから、前側の金型を容易
に取り外すことができる。
【0011】次に、後側の金型の着脱は上記の説明と同
様にカム軸を適宜に回転操作することによって行える
が、後側の締め金は押圧軸を介してカム軸に当接離反自
在に設けられているので、後側の締め金が反クランプ側
に揺動しているときには、前側の締め金はクランプ側に
揺動されており、後側の締め金がクランプ側に揺動して
いるときには、前側の締め金は反クランプ側に揺動され
ている。
【0012】従って、後側の金型を着脱するときには、
前側の金型を着脱するときに対してカム軸の回転位置が
反対になる。
【0013】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、曲げ加工機は既に公知の構成のも
のであるため、図示と説明を省略するが、例えば、曲げ
加工機としてのプレスブレーキは、上下動するラムに複
数の分割金型を着脱可能に支持する金型ホルダを装着
し、上,下の金型を協働せしめてワークに曲げ加工が行
なわれる。
【0014】図1および図2を参照するに、プレスブレ
ーキを構成する一部材である上部テーブル1に、締付ボ
ルト3により締付け解放自在な締め金5を介して中間ツ
ールホルダ7が装着されている。この中間ツールホルダ
7は連結板9と中間板11とが締付ボルト13にて縦長
穴を介して一体的に締付されて構成されている。中間板
11と前記上部テーブル1との間にはテーパ状の調整ゴ
マ15が装着され、締付ボルト17にて左右位置調節後
固定される。なお、この調整ゴマ15の作用は、上部テ
ーブル1の撓みを調整し等分布荷重を与えるものであ
る。
【0015】なお、調整ゴマ15を左右に微調整させる
ために、連結板9の中央部に矩形状の縦長穴19が設け
てあり、この縦長穴19に上下動自在にダイアルホルダ
21が設けてあって、ダイアル23が回転自在に支持さ
れている。このダイアル23の前面中央には六角穴25
が設けてあって、更に後面外周附近にクランクピン27
が設けてある。このクランクピン27は、上記微調整ゴ
マ15の中央穴29に係合している。また調整ゴマ15
の右端附近には目盛31が設けられている。更に上記調
整ゴマ15に設けられた締付ボルト17が左右に動ける
ように連結板9には横長穴33が設けられている。
【0016】上記構成により、締付ボルト13,17を
弛めた後六角穴25にレンチを入れてダイアル23を回
転せしめると、クランクピン27が左右に動く。この左
右動を目盛31を見ながら行うと、上部テーブル1と中
間板11との上下距離が微妙に、かつ繰り返し性をもっ
て調整することができる。このことは前述のように上部
テーブル1の撓みを調整し、正確な等分布荷重を与える
ものである。勿論調整後は、締付ボルト13,17を締
めると調整ゴマ15は連結板19に固定される。
【0017】前記中間板11の下部両面、即ち前面35
と後面37に相対して締め金39,41が締付ボルト4
3,45を介して所定量揺動自在に装着されている。そ
して、締め金39,41と中間板11の前面35と後面
37との間には圧縮コイルばね(弾性部材)47,49
が締付ボルト43,45に巻装され、常時締め金39,
41を外方へ付勢している。
【0018】なお、中間板11の中部前面と後面にもそ
れぞれ板ばね(弾性部材)51,53がボルト締めされ
ていて、上記締め金39,41の上端を内方へ付勢する
ことにより、締め金39,41の下端を外方へ揺動せし
めて下方から前側の金型55または後側の金型57が挿
入容易に設けられている。
【0019】上記中間板11の前側に左右方向に延伸し
たカム軸59が回転自在に支持してあって、例えば右端
をレンチにより回転可能に設けてある。このカム軸59
のカム面には凹凸があり、回転にともなって締め金39
の反クランプ部61に当接押圧したり離反したりするよ
うになっている。それによって締め金39のクランプ部
63が前側の金型55に接近してクランプしたり、離反
してアンクランプの状態になったりするようになってい
る。
【0020】一方、カム軸59の後方にはカム面に接し
て押圧軸65が、中間板11内を前後に貫通して前後動
自在に設けてある。上記押圧軸65の前端面は、上記カ
ム軸59のカム面に当接押圧したり離反したりするよう
になっていると共に、押圧軸65の後端面は前記締め金
41の反クランプ部67に当接押圧したり離反したりす
るようになっている。それによって、締め金41のクラ
ンプ部69が後側の金型57に接近してクランプしたり
離反して、アンクランプの状態になったりするようにな
っている。
【0021】上記構成により、始めに前側の金型55を
中間板11に装着する場合について説明する。先ず上部
テーブル1を上昇せしめた後、カム軸59を工具にて回
転せしめ、図1に示すようにカム面が締め金39の反ク
ランプ部61から離反するように操作すると、圧縮コイ
ルばね47と板ばね51の付勢力により締め金39は中
間板11から離れると共に、締め金39の下部が外方
(前方)へ揺動して傾くから、クランプ部63が開いて
金型55は下方から挿入容易となる。
【0022】金型55を中間板11と締め金39間に挿
入せしめた後、カム軸59を回転せしめ図3に示すよう
にカム面が反クランプ部61に当接押圧するように位置
せしめると、締め金39の下部が内方へ揺動して傾くか
ら、クランプ部63と中間板11とが協働して金型55
を強固にクランプする。もし金型55を中間板11から
取り外すときは、カム軸59を図1に示す状態にして上
部テーブル1を上昇すれば、金型55は容易に中間板1
1から外すことができる。
【0023】次に、後側の金型57を中間板11に装着
する場合について説明する。先ず、カム軸59を回転し
てカム面を図3に示すように押圧軸65の前面から離反
した状態にせしめると、圧縮コイルばね49と板ばね5
3の付勢力により締め金41は、中間板11から離れる
と共に締め金41の下部が外方(後方)へ揺動して傾く
から、クランプ部69が開いて金型57は下方から挿入
し易くなる。
【0024】金型57を中間板11と締め金41間に挿
入せしめた後、カム軸59を回転せしめて図1に示すよ
うにカム面が押圧軸65の前端に当接押圧するようにせ
しめると、押圧軸65の後面が締め金41の反クランプ
部67を押圧するから締め金41の下部が内方(前方)
へ揺動して傾くから、クランプ部69と中間板11とが
協働して金型57を強固にクランプする。もし金型57
を中間板11から取り外すときは、カム軸59を図3に
示す状態に回転せしめた後、上部テーブル1を上昇する
ことにより取り外すことができる。
【0025】以上のごとくこの実施例によれば、カム軸
59を適宜に回転操作するだけで、前側の金型55また
は後側の金型57を中間板11に容易にクランプしたり
アンクランプしたりすることができ、複雑な機構や駆動
源を用いることなく、ワンタッチ作動で金型55,57
の着脱を可能としたので作業性の向上を図ることができ
る。
【0026】例えば、ワークの板厚が大きく変るような
場合には金型先端のRも変更しなければならないが、も
しこの金型クランプ装置のピッチに合わせて相手の下部
金型に2つのダイを設けておけば、金型55,57を相
互に交換するだけで容易に対応できるので、特に作業能
率の向上に効果がある。
【0027】上記の効果を数字をあげて説明すると、例
えば、ボルト式の中間板の金型交換に要する工数は、2
0秒(ボルト1回アンクランプ・クランプ)×12枚
(中間板)×10回/日(交換回数)=2,400秒。
【0028】また、カム軸59を使用したワンタッチ式
の中間板の金型交換に要する工数は、6秒(レンチ1回
アンクランプ・クランプ)×12秒(中間板)×10回
/日(交換回数)=720秒。
【0029】従って、中間板の両面に金型を装着した場
合、従来のダイアル式中間板による工数は、表面(72
0秒)+裏面(2,400秒)=両面(3,120
秒)。
【0030】本実施例の中間板による工数は、表面(7
20秒)+裏面(720秒)=両面(1,440秒)。
【0031】よって、従来よりも、(3,120秒)−
(1,440秒)=(1,680秒)の工数が1日当り
削減されることになる。
【0032】なお、この考案は、前述の実施例に限定さ
れるものではなく、適宜な変更を行うことにより、それ
以外の態様でも実施し得るものである。
【0033】
【考案の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この考案によれば、前側または後側の金型を
中間板と締め金の間に挿入し、カム軸を回転させるだけ
で押圧軸の働きと相まって金型を中間板に容易に着脱で
きる。
【0034】よって、複雑な機構や駆動源を用いること
なくワンタッチ作動で金型の着脱ができるから、作業性
の向上に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の主要部である金型クランプ装置を示
し、図2におけるI−I線に沿った断面図である。
【図2】この考案の主要部である金型クランプ装置の正
面図である。
【図3】締め金の作用を示す説明図で、図2におけるII
I −III 線に沿った断面図である。
【図4】従来の金型クランプ装置を示す説明図である。
【符号の説明】
11 中間板 39,41 締め金 47,49 圧縮コイルばね(弾性部材) 51,53 板ばね(弾性部材) 59 カム軸 65 押圧軸

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型を取付ける中間板の両面に相対して
    締め金を設け、この締め金を前記中間板に対して揺動自
    在に設け、前記締め金の一方を反クランプ側に付勢する
    弾性部材を設けると共に、クランプ側に揺動せしめるた
    めのカム軸を設け、また前記締め金の他方をクランプ側
    に揺動せしめるための押圧軸を前記中間板に設けると共
    に、この押圧軸の一端を前記カム軸に当接離反自在に設
    けてなることを特徴とする曲げ加工機の金型クランプ装
    置。
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