JP2577390B2 - シュリンクフィルム包装体のフィルム除去の方法及びその装置 - Google Patents

シュリンクフィルム包装体のフィルム除去の方法及びその装置

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B69/00Unpacking of articles or materials, not otherwise provided for
    • B65B69/0033Unpacking of articles or materials, not otherwise provided for by cutting

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、パレット上に積層した物品の全体をシュリ
ンクフィルムによって包装した直方体状の包装体から該
フィルムを除去する方法及びその装置に関する。
(従来技術) 従来、例えば、缶詰用の空缶のような物品を搬送する
ときには、第1図示の包装体Aのように、方形状のパレ
ットa上に多数の物品bを配列し更に方形状の仕切板c
を介して物品bを多段に積層し、更に最上部に方形状の
天板dを載置して、縦長直方体状に形成したものを結束
バンドeで一体に結束すると共に、物品bに塵埃が付着
したり傷が付くのを防止するために、全体をシュリンク
フィルムfでシュリンク包装することが行われている。
これは、簡易包装として便利であり、近時、これが多用
されているが、搬送した後に、このシュリンクフィルム
fを切断して取り除く作業が必要であり、全体が大きな
容積をもつために、この除去作業に手数が掛かり作業効
率が悪い不都合があった。
(解決すべき問題点) 本発明は、かかる従来の不都合を解消し、シュリンク
フィルムでシュリンク包装した包装体から該フィルムを
容易に除去できる方法とその装置を提供することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) かかる目的を達成する為に本発明の第1発明である前
記包装体のシュリンクフィルムの除去方法は、パレット
上に積層した物品全体をシュリンクフィルムによって包
装した直方体状の包装体から該フィルムを除去する方法
において、該包装体の全側面の前記パレットの各側辺に
沿って切断手段によって前記シュリンクフィルムを水平
に切断する第1切断工程と、 該包装体の前側面の下辺の中心近傍と該包装体の前側
面の上辺の中心近傍とを結ぶ線に沿って切断手段によっ
てシュリンクフィルムを切断する第2切断工程と、 引剥装置の把持手段によって前記包装体の後側面に位
置するシュリンクフィルムを把持する把持工程と、 該包装体の前側面の上辺の中心近傍と天面の後辺の中
心近傍とを結ぶ線に沿って切断手段によってシュリンク
フィルムを切断する第3切断工程と、 前記引剥装置の把持手段を包装体の後側面と平行に回
転させて該引剥装置の把持手段に把持されたフィルムを
該把持手段に巻付け、さらに引剥装置を後退させて把持
したフィルムを該包装体から引き剥がす引剥工程とから
なることを特徴とする。
また本発明の第2発明である前記包装体のフィルム除
去方法は、前記第1発明における把持工程が前記第1切
断工程終了後から第3切断工程に至る前迄に引剥装置の
吸着手段によって前記包装体の後側面に位置するシュリ
ンクフィルムを真空吸着する工程であり、 また前記第1発明の引剥工程が前記吸着手段を第3切
断工程後該フィルムを吸着したまま後退させて包装体か
ら引き剥がす引剥工程であること特徴とする。
更に、本発明の第3発明である前記包装体のシュリン
クフィルムの除去装置は、該包装体の全側面の前記パレ
ットの各側辺に沿って前記シュリンクフィルムを水平に
切断する第1切断装置と、 該包装体の前側面の下辺の中心近傍と該包装体の前側
面の上辺の中心近傍とを結ぶ線に沿ってシュリンクフィ
ルムを切断し、該包装体の前側面の上辺の中心近傍と天
面の後辺の中心近傍とを結ぶ線に沿ってシュリンクフィ
ルムを切断する第2切断装置と、 前記包装体の後側面に位置するシュリンクフィルムを
把持手段で把持し、該包装体の後側面と平行に回転して
該フィルムを把持手段に巻付け、さらに後退して把持し
たフィルムを該包装体から引き剥がす引剥装置とから成
ることを特徴とする。
また本発明の第4発明である前記包装体のフィルム除
去装置は前記第3発明の引剥装置の吸着手段が、前記包
装体の後側面に位置するシュリンクフィルムを吸着手段
で真空吸着し、さらに後退して吸着したフィルムを該包
装体から引き剥がす引剥装置であることを特徴とする。
(作用) 本発明の第1発明における第1切断工程は包装体の全
側面にわたって切断手段によってパレットの各側辺のシ
ュリンクフィルムを連続に切断して、パレットの側面や
底面を被覆するフィルムとパレットより上方を被覆する
フィルムとを分離する。
また第2切断工程は該包装体の前側面の下辺中心近傍
と該前側面の上辺中心近傍まで切断手段によってフィル
ムを切断して該フィルムの包装体側面における張設状態
を無張設状態にする。
さらに把持工程は第1切断工程及び第2切断工程で切
断され包装体の天面で支持されるフィルムを該包装体の
後側面後方から把持する。
また第3切断工程は該包装体の前側面の上辺中心近傍
と、天面の後辺中心近傍とを結ぶ線に沿って切断手段に
よってシュリンクフィルムを切断することにより該フィ
ルムが包装体の後方から引張って離脱するようにする。
さらに引剥工程は該フィルムを把持しながら回転し、
把持手段にフィルムを巻付けさらに後退することにより
該フィルムを包装体から引き剥がす。
また本発明の第2発明の第1切断工程、第2切断工程
及び第3切断工程の作用は前記第1発明と同一であり、
さらに該第2発明の吸着工程は該第1切断工程終了後か
ら第3切断工程に至る前迄の間において、切断されて包
装体表面から離間したシュリンクフィルムを吸着する。
さらに前記第2発明の引剥工程は該フィルムを吸着し
ながら後退することにより該フィルムを包装体から引き
剥がす。
さらに本発明の第3発明における第1切断装置は前記
包装体の下部近傍に位置して該包装体の全側面の前記パ
レットの各側辺に沿って前記シュリンクフィルムの切断
を行う。
また前記第2切断装置は該包装体の前方に位置して包
装体前側面の下辺の中心近傍と該前側面の上辺の中心近
傍とを結ぶ線に沿ってシュリンクフィルムを切断するこ
とと、該包装体前側面の上辺の中心近傍と包装体天面の
後辺の中心近傍とを結ぶ直線に沿って該フィルムの切断
を行う。
さらに引剥装置はその把持手段が包装体後側面の後方
に位置して、包装体後側面のシュリンクフィルムを該後
側面後方から把持することと、該フィルムを把持しなが
ら該包装体後側面と平行に回転して該フィルムを該引剥
装置の把持手段に巻付けることと、該把持手段にフィル
ムを巻付けた状態で後退して該シュリンクフィルムの包
装体からの引き剥がしを行う。また本発明の第4発明に
おける第1切断装置、第2切断装置及び第3切断装置の
作用は前記第3発明と同一であり、該第4発明の引剥装
置はその吸着手段が包装体後側面の後方に位置して、該
包装体後側面のシュリンクフィルムに吸着することと、
該フィルムを吸着しながら後退して該シュリンクフィル
ムの包装体から引き剥がしを行う。
(実施例) 本発明の一実施例を以下図面に従って詳説する。
本実施例でシュリンクフィルムfを切断除去する包装
体Aは、前記した第1図示のものである。
第2図及び第3図は本発明の第1発明の方法を実施す
る第3発明の装置の一実施例であり、第2図において1
は第1切断装置である第1のカッタ、2は第2切断装置
である第2のカッタ、また3は引剥装置を示す。
第1のカッタ1は包装体Aのシュリンクフィルムfの
下部を切断するカッタで回転及び上下移動が可能なテー
ブル4に載置された包装体A下部の一側辺に沿う位置に
設けられ、該カッタ1のフレーム5はシリンダ6により
前後方向に移動可能であり、該シリンダ6に連結したシ
リンダ7により左右方向に移動可能である。該フレーム
5は、その両端部に2個のスプロケット8と該スプロケ
ット8に渡されたチェーン9と、該チェーン9に取り付
けたシュリンクフィルムfを切断する切断刃10が設けら
れている。なお、該切断刃10はモータ11により、スプロ
ケット8及びチェーン9を介して該スプロケット8の間
を前後に移動する。また第2のカッタ2は包装体Aのシ
ュリンクフィルムfの前側面及び天面を切断するカッタ
で包装体Aの前方となる位置に設けられ、該カッタ2の
フレーム12はシリンダ13により前後方向に移動可能であ
り、該フレーム12の内部には第3図示の如く、包装体A
の天面から前側面に張設されたシュリンクフィルムfの
所定の切断部分Bに所定の間隔を有して対抗するL字状
の案内溝14と、該案内溝14に案内され、4個のスプロケ
ット15に渡されたチェーン16と、該チェーン16に取り付
けたシュリンクフィルムfを切断する切断刃17が設けら
れている。なお、切断刃17はモータ18によりスプロケッ
ト15及びチェーン16を介して該スプロケット15の間を移
動する。
さらに第4図を用いてL字状の案内溝14の部分を詳説
すると一対のスプロケット15によって一対のチェーン16
が案内溝14を形成する一対の案内部材14aとそれぞれプ
ラスチック等の材質のすべり部材14bを介して案内さ
れ、さらに切断刃17は該チェーン16の間に介在させて設
けられた取付部材14cに取付られている。
また引剥装置3は前記の下部並びに前側面及び天面を
切断したシュリンクフィルムfを包装体Aから引き剥が
す装置で該包装体Aの後側面の後方となる位置に設けら
れ該引剥装置3の先端には包装体Aのシュリンクフィル
ムfを把持する一対の把持手段19が設けられている。ま
た該引剥装置3は一対のシリンダ20により前後方向に移
動可能であり、モータ21により該包装体Aの後側面と平
行に正逆の両方向に回転可能である。
なお、第5図を用いて該把持手段19の構成を詳説する
と、該把持手段19の先端にはスプリング19aを介してカ
ム19bの前後動によって開閉する一対のピン19cに支持さ
れた一対の爪19dが設けられている。
該把持手段19がフィルムfを把持する場合はカム19b
が後退して爪19dの前部がスプリング19aの付勢力により
ピン19cの回りに回動して該爪19dの先端部が開き、Yで
示した状態でフィルムfに当接したまま該フィルムfに
貫通する。その後カム19bが前進して爪19dの後部を開き
それに伴ってそれぞれの爪19dがピン19cの回りを回動し
て該爪19dの先端部が閉じ、Xで示した状態になってフ
ィルムfを把持する。
さらに第2図及び第3図示の如く該引剥装置3と包装
体Aの間には、包装体Aから引剥装置3に向ってシュー
ト22と一対の案内溝23に案内されて接離可能に移動する
一対のローラ24と、フィルム投入口25とが配設されてい
る。該投入口25は前記引剥装置3の把持手段19によって
引張られてシュート22を通りローラ24によって案内され
た包装体Aのシュリンクフィルムfを巻取って廃棄する
廃棄装置26から上方に延出している。
またシュート22の開口部の中心近傍部と、ローラ24の
摺接位置と、投入口25と、該投入口25の後面に設けられ
た開口部27及び引剥装置3の把持手段19とは同一直線上
に配設されている。また包装体Aを載置する回転テーブ
ル4は第3図示の如く、回転テーブル4の下部に回転ギ
ヤ28が連結桿29を介して連結され、該ギヤ28は回転駆動
ギヤ30と互いにスプラインギヤを介して歯合している。
また該テーブル4の下部には前記連結桿29の外周に離間
して設けられた支持枠31を介してシリンダ32が連結され
ている。従って該テーブル4は回転駆動ギヤ30による回
転とシリンダ32による昇降移動が独立して行われる構成
になっている。
次に前記装置の作動について説明する。
第2図において、回転テーブル4上に載置された包装
体Aは該包装体Aのシュリンクフィルムfの所定の切断
部分B及びCがそれぞれ第1カッタ1及び第2カッタ2
に対抗する位置まで搬送される。
その後第1カッタ1がシリンダ6によって前方に移動
され、さらにシリンダ7によって左方向に移動して第1
カッタ1の切断刃10が包装体Aの一側面のシュリンクフ
ィルムfに当接する。次にモータ11が作動してチェーン
9を介して切断刃10が移動してフィルムfの所定の切断
部分Bを切断する。
包装体Aの一側面のシュリンクフィルムfの切断刃10
による切断が完了すると、モータ11が停止し、シリンダ
7が作動して第1カッタ1が右方向に移動され、さらに
シリンダ6により後退される。その後回転テーブル4が
回転し、前記第1カッタ1によってフィルムfが切断さ
れた側面に隣接する側面が第1カッタ1と平行に対向し
て停止する。
その後該第1カッタ1と平行に対向した包装体Aの側
面のフィルムfが前述と同様の方法で第1カッタ1によ
り切断され、同様の作動がくり返えされて、包装体Aの
全側面のフィルムfの切断部分Bが第1カッタ1により
連続に切断される。
包装体Aが回転テーブル4により回転されて初期状態
に戻ると、続いてシリンダ13が作動して第2カッタ2が
前方に移動し、該第2カッタ2の切断刃17が包装体Aの
前側面のシュリンクフィルムfに当接する。次にモータ
18が作動して切断刃17がチェーン16を介して包装体Aの
前側面に対向する部分を上向きに案内溝14に案内されな
がら該前側面のシュリンクフィルムfの所定の切断部分
C1を切断する。
このようにして包装内Aの前側面のシュリンクフィル
ムfの切断刃17による切断が完了すると、モータ18が停
止し、引剥装置3のシリンダ20が作動して該引剥装置3
の把持手段19が該包装体Aの後側面後方から延出し第5
図示の爪19dが開いたYで示した状態で所定の長さフィ
ルムfに貫通し、その後19dが閉じたXで示した状態で
該フィルムfを把持する。
その後第3図示のシリンダ32を作動させて回転テーブ
ル4を上昇させ、該包装体Aの天面のシュリンクフィル
ムfが切断刃17に当接して停止させる。次にモータ18が
作動して切断刃17がチェーン16を介して案内溝14に案内
されながら包装体Aの天面後方に向って該天面のシュリ
ンクフィルムfの所定の切断部分C2を切断する。
しかるのちに引剥装置3のモータ21が作動して該引剥
装置3の把持手段19がフィルムfを把持したまま包装体
Aの後側面に対して垂直に所定の角度正回転して、該把
持手段19に巻付ける。その後シリンダ20が作動して該引
剥装置3の把持手段19がフィルムfを巻付けた状態で後
退して、該フィルムfを第6図示の如く包装体Aから離
脱させる。
その後包装体Aから離脱したフィルムfが引剥装置3
の把持手段19に引張られてシュート22の開口部を抜けて
一対のローラ24の案内溝23の中間に到達すると、ローラ
24が該案内溝23に案内されてそれぞれ対向しながら接近
し、フィルムfを挟持する。
フィルムfが該ローラ24に挟持されて固定されると、
モータ21により引剥装置3の把持手段19が逆回転し、把
持手段19に巻付けられたフィルムfが取外され、さらに
把持手段19の爪19dが開き、シリンダ20が作動して把持
手段19が後退することにより該フィルムfが離脱する。
その後ローラ24が回転し、該ローラ24に案内されてフ
ィルムfが廃棄装置26の投入口25に送出され、さらに該
フィルムfが該廃棄装置26の内部で巻取られて該装置の
外部に廃棄される。
従って上述した本発明の一実施例によれば、シュリン
ク包装された包装体Aのシュリンクフィルムfを切断か
ら除去まで一貫して自動的に行え、かつ取付けの簡単な
フィルム除去装置が提供できる。
また、本発明における第2発明の方法を実施する第4
発明の装置の一実施例として、第2図及び第3図示の把
持手段19を真空チャックのような吸着手段にすれば、前
記把持手段19の把持工程に相当する該吸着手段の包装体
後側面のフィルムfへの吸着工程は前記第1切断工程終
了後から第3切断工程に至る前迄のいずれかの工程であ
ってもよい。
前記実施例では把持手段19を用いたので該把持手段19
が十分にフィルムfをつかむ為にフィルムfの張設状態
を無張設状態にしてフィルムfのつかみしろを作る必要
があるが、真空チャックを用いるときは、かかる必要が
ないので、把持工程としての吸着工程を第1切断工程及
び第2切断工程後に限定する必要がない。
また、真空チャックは、把持手段19のように該フィル
ムfに当接する際にフィルムfを把持する必要がないか
らフィルムfの当接部分を破損することもなく簡単な工
程で確実に包装体のフィルムの除去を行うことができ
る。
なお、本発明の実施例において使用した切断手段とし
てはカッタだけに限らず熱風を吹付けてフィルムfを溶
断する熱風溶断装置等を用いることができる。
(効果) 従って本発明の第1発明によれば、前記第1切断工程
では包装体の全側面にわたってパレットの各側辺のシュ
リンクフィルムが連続に切断され、パレットの側面や底
面を被覆するフィルムとパレットより上方を被覆するフ
ィルムとが分離され、 また第2切断工程では該包装体の前側面の下辺中心近
傍と該前側面の上辺中心近傍までのフィルムが切断され
ると、フィルムの包装体側面における張設状態が無張設
状態になってつかみしろができるので、把持工程におい
て把持手段が包装体の天面で支持される切断されたフィ
ルムを該包装体の後側面後方から把持することができ
る。
さらに第3切断工程では該包装体の前側面の上辺中心
近傍と、天面の後辺中心近傍とを結ぶ線に沿ってシュリ
ンクフィルムを切断するので該フィルムを包装体から完
全に分離して離脱できる状態にすることができる。
また引剥工程では把持手段にフィルムが巻付けられて
該フィルムの把持手段における引き剥がしの強度が高め
られてから、該把持手段の後退により包装体から引き剥
がされるので、フィルムの引き剥がしの際にフィルムの
把持部分を破り裂くことなく除去することができる。
また前記第2発明の把持工程である吸着工程では、吸
着により切断されて包装体から離間したフィルムを吸着
把持するので、前記第1発明の把持工程のように該把持
工程前に第1切断工程及び第2切断工程によって予め把
持手段でフィルムをつかむ為のつかみしろを作る必要が
なく、従って該吸着工程は前記第1切断工程終了後から
第3切断工程に至る前迄のいずれかの工程においても設
定することができる。
さらに前記第2発明の引剥工程では、該フィルムを真
空吸着しながらがいフィルムを包装体から離脱させるの
でフィルム除去の際に包装体中の物品に影響を及ぼすお
それがない。
さらに本発明の第3発明における第1切断装置が前記
包装体の下部近傍に位置して該包装体の各側面の前記パ
レットの各側辺に沿って前記シュリンクフィルムを切断
し、また前記第2切断装置が該包装体の前方に位置して
包装体前側面の下辺の中心近傍と該前側面の上辺の中心
近傍とを結ぶ線に沿ってシュリンクフィルムを切断し、
さらに該包装体前側面の上辺の中心近傍と包装体天面の
後辺の中心近傍とを結ぶ線に沿って該フィルムを切断す
るので把持手段が把持するフィルムのつかみしろを作る
ことができる。
さらに引剥装置の把持手段が包装体後側面の後方に位
置して、包装体後側面のシュリンクフィルムを該後側面
後方から把持し、該フィルムを把持しながら該包装体後
側面と平行に回転して該フィルムを該引剥装置の把持手
段に巻付けて、該把持手段にフィルムを巻付けた状態で
後退するので該シュリンクフィルムを包装体から確実に
除去することができる。
また本発明の第4発明における引剥装置の吸着手段は
包装体後側面のシュリンクフィルムを真空吸着して、該
フィルムを吸着したまま包装体から引き剥がし除去する
ので、切断したフィルムの該包装体からの除去を効率よ
く行うことができる。
従って本発明によれば自動的かつ迅速なシュリンクフ
ィルム包装体のフィルム除去方法及びその装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はシュリンク包装された包装体の斜視図、第2図
は本発明の一実施例を示す斜視図、第3図は第2図の一
部を截除した側面図、第4図は第2図及び第3図示の第
2カッタの案内溝部分の断面図、第5図は第2図及び第
3図示の把持部を詳説するための断面図、また、第6図
は本発明の一実施例によるシュリンクフィルムの包装体
からの除去の状態を説明するための斜視図である。 A……包装体、a……パレット、 f……シュリンクフィルム、1……第1切断装置(第1
のカッタ)、 2……第2切断装置(第2のカッタ)、3……引剥装
置、 19……把持手段。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パレット上に積層した物品全体をシュリン
    クフィルムによって包装した直方体状の包装体から該フ
    ィルムを除去する方法において、該包装体の全側面の前
    記パレットの各側辺に沿って切断手段によって前記シュ
    リンクフィルムを水平に切断する第1切断工程と、 該包装体の前側面の下辺の中心近傍と該包装体の前側面
    の上辺の中心近傍とを結ぶ線に沿って切断手段によって
    シュリンクフィルムを切断する第2切断工程と、 引剥装置の把持手段によって前記包装体の後側面に位置
    するシュリンクフィルムを把持する把持工程と、 該包装体の前側面の上辺の中心近傍と天面の後辺の中心
    近傍とを結ぶ線に沿って切断手段によってシュリンクフ
    ィルムを切断する第3切断工程と、 前記引剥装置の把持手段を包装体の後側面と平行に回転
    させて該引剥装置の把持手段に把持されたフィルムを該
    把持手段に巻付け、さらに引剥装置を後退させて把持し
    たフィルムを該包装体から引き剥がす引剥工程とからな
    ることを特徴とするシュリンクフィルム包装体のフィル
    ム除去方法。
  2. 【請求項2】パレット上に積層した物品全体をシュリン
    クフィルムによって包装した直方体状の包装体から該フ
    ィルムを除去する方法において、該包装体の全側面の前
    記パレットの各側辺に沿って切断手段によって前記シュ
    リンクフィルムを水平に切断する第1切断工程と、 該包装体の前側面の下辺の中心近傍と該包装体の前側面
    の上辺の中心近傍とを結ぶ線に沿って切断手段によって
    シュリンクフィルムを切断する第2切断工程と、 該包装体の前側面の上辺の中心近傍と天面の後辺の中心
    近傍とを結ぶ線に沿って切断手段によってシュリンクフ
    ィルムを切断する第3切断工程と、 前記第1切断工程終了後から第3切断工程に至る前迄に
    おいて引剥装置の吸着手段によって前記包装体の後側面
    に位置するシュリンクフィルムを真空吸着する吸着工程
    と、 前記引剥装置の吸着手段を第3切断工程後、後退させて
    吸着したフィルムを該包装体から引き剥がす引剥工程と
    から成ることを特徴とするシュリンクフィルム包装体の
    フィルム除去方法。
  3. 【請求項3】パレット上に積層した物品全体をシュリン
    クフィルムによって包装した直方体状の包装体から該フ
    ィルムを除去する装置において、該包装体の全側面の前
    記パレットの各側辺に沿って前記シュリンクフィルムを
    水平に切断する第1切断装置と、 該包装体の前側面の下辺の中心近傍と該包装体の前側面
    の上辺の中心近傍とを結ぶ線に沿ってシュリンクフィル
    ムを切断し、該包装体の前側面の上辺の中心近傍と天面
    の後辺の中心近傍とを結ぶ線に沿ってシュリンクフィル
    ムを切断する第2切断装置と、 前記包装体の後側面に位置するシュリンクフィルムを把
    持手段で把持し、該包装体の後側面と平行に回転して該
    フィルムを把持手段に巻付け、さらに後退して把持した
    フィルムを該包装体から引き剥がす引剥装置とから成る
    ことを特徴とするシュリンクフィルム包装体のフィルム
    除去装置。
  4. 【請求項4】パレット上に積層した物品全体をシュリン
    クフィルムによって包装した直方体状の包装体から該フ
    ィルムを除去する装置において、該包装体の全側面の前
    記パレットの各側辺に沿って前記シュリンクフィルムを
    水平に切断する第1切断装置と、 該包装体の前側面の下辺の中心近傍と該包装体の前側面
    の上辺の中心近傍とを結ぶ線に沿ってシュリンクフィル
    ムを切断し、該包装体の前側面の上辺の中心近傍と天面
    の後辺の中心近傍とを結ぶ線に沿ってシュリンクフィル
    ムを切断する第2切断装置と、 前記包装体の後側面に位置するシュリンクフィルムを真
    空吸着した急着手段を、さらに後退して吸着把持したフ
    ィルムを該包装体から引き剥がす引剥装置とから成るこ
    とを特徴とするシュリンクフィルム包装体のフィルム除
    去装置。
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