JP2620231B2 - フィルム包装装置のフィルム端末処理装置 - Google Patents

フィルム包装装置のフィルム端末処理装置

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JP2620231B2
JP2620231B2 JP62046789A JP4678987A JP2620231B2 JP 2620231 B2 JP2620231 B2 JP 2620231B2 JP 62046789 A JP62046789 A JP 62046789A JP 4678987 A JP4678987 A JP 4678987A JP 2620231 B2 JP2620231 B2 JP 2620231B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、被梱包物の外周をフィルム包装するための
フィルム包装装置に係り、特に被梱包物の外周をフィル
ムで張力をかけながら巻き付けるにおいて、被梱包物の
角部でフィルムが破断されることを防止できるフィルム
包装装置のフィルム端末処理装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、フィルム包装においては、被梱包物の外周に薄
い透明なフィルムを引張りながらぐるぐる巻きにして包
装するいわゆるストレッチ包装が行われている。このフ
ィルム包装は、従来の紐かけ方式やカートンケース方式
に比べ、被梱包物を簡単に短時間に梱包できる利点があ
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このフィルム包装においては、被梱包
物が、板ガラスの積層物や木箱の集合物など角部が鋭利
な場合が多く、フィルムに張力をかけて巻き始めると、
その角部でフィルムが切断されるといった問題を生じ
る。
このため、本出願人は先にストレッチ梱包方法(特願
昭60−271975号)を提案した。
この方法を第18図〜第21図により説明すると、第21図
に示すように被梱包物aの角部bに杆状体cを配置し、
その状態でフィルムロールdからフィルムeを巻き出
し、被梱包物aを杆状体cと共に図示の矢印の方向に回
転させてフィルムeに張力をかけながらそのフィルムe
を巻き付ける。第18図は巻き終った状態を示し、フィル
ムeは張力を保ったまま杆状体cで保持されている。次
にこの第18図の状態から第19図に示すように杆状体cを
角部bから辺の中央部へ移動させ、第21図で二点鎖線で
示すように杆状体cを引き上げてフィルムeと被梱包物
a間から抜き取ることで、巻き付けられたフィルムe
は、その張力で第20図に示すように被梱包物aの外周に
密着し、被梱包物aをフィルム包装することとなる。こ
の場合、フィルムeは幾重にも積層した状態となり、強
度があるため角部bに当ってもフィルムeが破断するこ
とはない。
上述のように先願の発明はフィルム包装における問題
を有効に解決できるものである。
本発明は、上述した先願の発明を利用し、かつ被梱包
物のフィルム包装を自動化できるフィルム包装装置のフ
ィルム端末処理装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記の目的を達成するために、被梱包物を
ターンテーブル上に載せ、その被梱包物の角部に垂直な
棒状の保護枠を配置し、上記ターンテーブルを回転させ
て被梱包物を回転すると共に保護枠を同期させて回転し
て、その被梱包物の外周に、保護枠ごとフィルムに張力
をかけながら数回転そのフィルムを巻き付けたのち、保
護枠を、角部以外へ移動すると共にフィルムと被梱包物
間から上方へ抜き取って被梱包物をフィルム包装するフ
ィルム包装装置において、上記保護枠のいずれかに、フ
ィルム巻き付け後、被梱包物からフィルム供給手段に延
びるフィルムを把持するチャック装置を設けると共にフ
ィルムを切断するカッタを設け、更に、ターンテーブル
の下流の被梱包物の搬出路に、カットされたフィルム巻
き終り端を、フィルム面へ押し付けるブラシ装置を設け
たものである。
[作用] 上記構成によれば、巻き終えたのちのフィルムを保護
枠に設けたチャック装置で把持すると共にその把持力を
利用してカッタで、フィルムをカットし、そのカットさ
れた被梱包物側のフィルム端を柔軟なブラシでフィルム
面に押し付けることで密着させ、そのフィルム端末の剥
がれなどにより包装後の被梱包物の搬送中、剥がれたフ
ィルムが搬送ラインやセンサ類に引掛けるなどのトラブ
ルを防止できるようにしたものであり、またチャック装
置は、カッタでフィルムをカットしたときにフィルム巻
始めを把持することとなり、次の被梱包物のフィルム包
装を能率よく行える。
[実施例] 以下本発明に係るフィルム包装装置のフィルム端末処
理装置の好適実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図は数個の箱を寄せ集めた被梱包物をフィルム包
装する例を示す。
第1図において、1は被梱包物2を載せて回転するタ
ーンテーブルで、その前後に被梱包物2の搬入用コンベ
ア3と搬出用コンベア4とが配置される。
ターンテーブル1上には搬入用コンベア3からの被梱
包物2を受け、包装後、搬出用コンベア4へ受け渡すロ
ーラからなる被梱包物移送手段5が設けられる。
ターンテーブル1の上方には被梱包物2の角部6の数
に対応した保護枠7を有する保護枠ユニット8が設けら
れる。この保護枠ユニット8は、支柱9に上下昇降自在
に設けられた支持アーム10と、支持アーム10に回転自在
に設けられ、かつその回転軸がターンテーブル1の回転
軸と合致した基部枠体11と、その基部枠体11の下部に設
けられ、基部枠体11の停止時の左右方向に移動自在な支
持フレーム12と、その支持フレーム12に沿って前後方向
移動自在に設けられ、保護枠7を垂下支持する移動体13
とからなる。
支持アーム10は図示していないが昇降装置で上下さ
れ、基部枠体11は回転駆動装置14でその下方のターンテ
ーブル1と同期するよう回転される。
支持フレーム12は基部枠体11に設けたボールネジなど
の左右方向移動装置15で移動され、また保護枠7を支持
する移動体13は、支持フレーム12に設けたボールネジな
どの前後方向移動装置16で移動される。
支柱9には、被梱包物2の外周にフィルム18を巻き付
けるためのフィルム供給手段19が設けられる。このフィ
ルム供給手段19は、支柱9に上下動自在に設けられ、被
梱包物2の高さに対してフィルム18の幅が小さくても順
次フィルム供給手段19を上下し、被梱包物2の高さに応
じてフィルム18を供給できるようになっている。
保護枠7は、夫々ガイドローラ17を有し、支持フレー
ム12の左右動と、移動体13の前後動により回転中心に対
して夫々対称に移動できるようになっている。
この保護枠7のうちフィルム供給手段19側で、かつ搬
出用コンベア4側の保護枠7aには、フィルム供給手段19
からのフィルム18の巻き始め端を把持するチャック装置
60が設けられる。
このチャック装置60は、第2〜4図に示すように保護
枠7aの下部にフィルム18の幅に見合った高さのフィルム
押え台61が設けられ、そのフィルム押え台61の上端にフ
ィルム押えバー62がピン63により開閉自在に連結され、
その押えバー62に保護枠7aに、ヒンジ結合したチャック
用シリンダ64のロッド部65が連結されて構成される。
またフィルム押え台61の被梱包物2側は、第4図に示
すように隆起され、その隆起部61aにフィルム18を切断
するためのカッタ66が設けられる。このカッタ66は、第
3図,第4図に示すように複数の針67からなり、その針
67が隆起61aに沿って上下間隔を置いて水平に突出する
よう取り付けられて構成される。
カッタ66の後方の搬出側には、そのカッタ66で切断さ
れた被梱包物2のフィルム18の巻き終り端をその巻き付
けたフィルム18に押し付けて密着させるためのブラシ装
置70が設けられる。このブラシ装置70は被梱包物2の高
さと略同じ幅のブラシ本体71とそのブラシ本体71を被梱
包物2側へ押し付けるためのアクチュエータ72とからな
る。アクチュエータ72は、ブラシ本体71のブラシ部71a
を適正に押し付けることができるよう、ブラシ本体71の
引き込み位置から被梱包物2までの距離に応じてブラシ
本体71を被梱包物2側に所定距離移動するようになって
おり、例えば、保護枠7に被梱包物2の左右幅を検出す
るセンサが設けられ、そのセンサにより、或は、被梱包
物2とブラシ本体71間の距離を直接測るセンサにより、
アクチュエータ72が駆動されるようになっている。
次に本実施例の作用を説明する。
先ず基本的なフィルム包装の概略を第1図で説明す
る。
搬入用コンベア3からターンテーブル1上の被梱包物
移送手段5に被梱包物2が移送される。移送後、保護枠
ユニット8の支持フレーム12を被梱包物2の左右幅に合
せて移動し、また同時に被梱包物2の前後幅に合せて移
動体13を移動し、保護枠7のガイドローラ17が図示のよ
うに被梱包物2の角部6に位置するようにする。
次にフィルム供給手段19よりフィルム18を送り出し、
その先端を被梱包物2又は保護枠7で支持し、その状態
でターンテーブル1と保護枠ユニット8とを同期させて
図示の矢印方向に回転すると、被梱包物2の外周に保護
枠7ごとフィルム18が巻き付けられる。この場合フィル
ム供給手段19は、フィルム18に一定張力がかかるようフ
ィルム18を供給する。
フィルム18を所定回数巻き付けたのち、ターンテーブ
ル1と保護枠ユニット8の回転を止め、フィルム18の末
端をカッタ(図示せず)で切断する。
次に保護枠ユニット8の移動体13を互いにその前後が
近づくよう移動して保護枠7を、被梱包物2の角部6か
ら中央側に移動し、さらに保護枠ユニット8を上昇させ
て保護枠7を、フィルム18と被梱包物2間から抜き取る
と、フィルム18は、その張力で被梱包物2の外周に密着
し、その被梱包物2をフィルム包装する。
フィルム包装完了後の被梱包物2は、移送手段5で搬
出用コンベア4へ移送し、再度新たな被梱包物2を上述
のようにしてフィルム包装する。
以上がフィルム包装の概略であるが、次に第5〜10図
により保護枠7aに設けたフィルム18のチャック装置60及
びカッタ66とブラシ装置70の作用を説明する。
第5図に示すようにフィルム18の巻き始めの際はフィ
ルム18の始端18aは保護枠7aに設けたチャック装置60に
て把持され、被梱包物2が図示の矢印の方向に回転され
ることにより、その被梱包物2の外周に第6図に示すよ
うにフィルム18が所定回数巻き付けられる。
このフィルム18を所定回数巻き付けたのち、第3図に
示すようにチャック装置60のチャック用シリンダ64を縮
めて押え台61から押えバー62を開くと、フィルム18の始
端18aはその張力によりチャック装置60から外れ、その
外層のフィルム18に付着する。次に保護枠7aを第7図に
示すように被梱包物2の辺の中央側に移動したのち、そ
の保護枠7aを上述したようにフィルム18から上方に抜き
取り、第8図に示すように保護枠7aをフィルム18の巻き
終り端18bまで移動し、チャック装置60にてその巻き終
り端18bを把持する。この際カッタ66は、その針67がフ
ィルム18の巻き終り端18bに突き刺った状態となる。こ
の状態で被梱包物2を搬出側コンベア4側に移送すると
巻き終り端18bは、カッタ66にて第9図に示すように切
断され、同時にフィルム18の始端18aはチャック装置60
で保持された状態となり、再度新たな被梱包物2をフィ
ルム包装する状態となる。
次に被梱包物2をさらに搬送していくと第10図に示す
ようにブラシ装置70のブラシ本体71が、アクチュエータ
72により、被梱包物2に巻き付けられたフィルム18の巻
き終り端18bを撫で、その巻き終り端18bを被梱包物2の
フィルム18の面に密着させる。この場合アクチュエータ
2は、ブラシ本体71のブラシ部71aが巻き終り端18bをそ
のブラシ部71aの弾性力で適度にフィルム18側に押し付
けることができるよう、ブラシ装置70と被梱包物2の距
離に応じてブラシ本体71を移動し、また、被梱包物2の
通過後は再度元の位置に戻すようになっている。
第11図〜17図は本発明の他の実施例を示し、積層した
板ガラスからなる被梱包物をフィルム包装する例を示
す。
先ずこの被梱包物2は、第17図に示すように多数の板
ガラス20が積層されたものからなり、その被梱包物2を
搬送すべくパレット21上に載せられている。
パレット21は、碁盤目状の枠体22からなり、後述する
ように被梱包物2をパレット21から分離して持ち上げる
ためのハンドリング用の穴23を有し、かつ被梱包物2の
位置ずれ防止及び衝撃吸収のためのゴムパット24が、枠
体22の適宜個所に設けられている。
さて第11〜13図は、この板ガラス20からなる被梱包物
2のフィルム包装装置の全体を示し、第11図は全体斜視
図、第12図は平面図、第13図は正面図である。
本例は基本的には第1図の実施例と同じであるが、タ
ーンテーブル1と保護枠ユニット8の回転方向が第1図
と逆方向であり、搬出入コンベア3,4が逆となり、チャ
ック装置60とブラシ装置70も逆となること,ターンテー
ブル1上にパレット21と被梱包物2とを分離するパレッ
ト分離装置25が設けられていること,移送手段5がチェ
ーンコンベア26からなりテーブルリフタ27で昇降される
こと、及びフィルム供給手段19の構成において相違す
る。
先ずターンテーブル1は、支持台28上に回転自在に設
けられ、回転駆動装置29によって回転され、またこの回
転駆動装置29によりターンテーブル1と同期して保護枠
ユニット8が回転される。すなわち、ターンテーブル1
の回転は、第13図に示すようにタイミングギヤ30に伝達
され、そのタイミングギヤ30の回転がタイミングベルト
31より支柱9内に設けたボールスプライン軸32にギヤ33
を介して伝達される。このボールスプライン軸32には、
保護枠ユニット8の支持アーム10に設けた従動ギヤ34が
スプライン係合し、その従動ギヤ34よりタイミングベル
ト35を介して基部枠体11がターンテーブル1と同期して
回転するようになっている。また支柱9内には保護枠ユ
ニット8を昇降させる油圧シリンダなどの昇降装置36が
設けられている。
保護枠ユニット8は第1図で説明したとおり、支柱9
に昇降自在な支持アーム10と、その支持アーム10に回転
自在に設けられた基部枠体11と、基部枠体11に設けられ
移動装置15で左右方向移動自在な支持フレーム12と、保
護枠7を支持し移動装置16で前後方向移動自在な移動体
13とからなっている。
保護枠7のうちフィルム供給手段19側でかつ搬出用コ
ンベア4側の保護枠7bには第2〜4図で説明したように
フィルム18の始端を把持するチャック装置60とカッタ66
が設けられる。
またカッタ66の後方にはフィルム18の巻き終り端をそ
のフィルム18に密着させるためのブラシ装置70が設けら
れている。
一方ターンテーブル1上には第14図に示すようにテー
ブルリフタ27が設けられる。このテーブルリフタ27は、
移送手段5であるチェーンコンベア26を支持するテーブ
ル部37と、そのテーブル部37とターンテーブル1間に設
けられたリンク機構38と、テーブル部37を昇降するため
の昇降シリンダ39とからなっている。
移送手段5は、第14図,第16図に示すようにテーブル
部37上の前後方向に沿って平行に設けられた支持板40の
前後にスプロケット41が設けられ、そのスプロケット41
間に、パレット21を支持するアタッチメント(図示せ
ず)を有するチェーン42を無端状にかけ渡したチェーン
コンベア26からなり、一方のスプロケット41が軸43で連
結され、その軸43を電動機44及び伝導歯車45で回転駆動
するようになっている。また前後のスプロケット41間の
支持板40にはチェーン42を支持すべくガイドレール46が
設けられている。
このチェーンコンベア26間には、パレット21の穴23を
通して被梱包物2を保持して被梱包物2とパレット21と
を分離するためのパレット分離装置25が設けられる。
このパレット分離装置25は、第14図,第15図に示すよ
うにターンテーブル1の中央に取り付けられるベース板
48上に設けられた固定ヘッド49と、その固定ヘッド49の
両側に設けられ、固定ヘッド49に対して昇降自在なサイ
ドヘッド50とからなり、そのサイドヘッド50がベース板
48に設けた油圧シリンダ51で昇降されるようになってい
る。またテーブルリフタ27のテーブル部37には第15図に
示すように分離装置25を挿通するための開口52が形成さ
れている。
固定ヘッド49は、その前後方向に三個の固定ヘッド部
49A,49B,49Cを有し、またサイドヘッド50も夫々三個の
昇降ヘッド部50A,50B,50Cを有する。これらヘッド部49A
〜C,50A〜Cは、その表面にゴムパッド53が取り付けら
れている。
固定ヘッド49の各ヘッド部49A,49B,49Cとサイドヘッ
ド50の各ヘッド部50A,50B,50Cは、第16図に示すように
パレット21の各穴23に対応するよう配設されており、そ
の各穴23を通してパレット21上にヘッド部49A,49B,49C
及び50A,50B,50Cが出没できるようになっている。
この場合固定ヘッド49の各ヘッド部49A,49B,49Cは固
定であり、テーブルリフタ27にてパレット21の高さを降
下させることによりパレット21上に、そのヘッド部49A,
49B,49Cが突出でき、またサイドヘッド50の各ヘッド部5
0A,50B,50Cは最大高さが固定ヘッド49の各ヘッド部49A,
49B,49Cと同一レベルになるようになっている。さらに
チェーンコンベア26は、そのテーブルリフタ27により各
ヘッド部49A〜C,50A〜Cの高さより高い位置から、ヘッ
ド部49A〜C,50A〜Cより低い位置になる範囲で昇降でき
るようになっている。
フィルム供給手段19は、第11図,第12図に示すように
二本のフィルム供給ロール54A,54Bと、フィルム18を案
内するガイドローラ55と、フィルム18に張力を与えるた
めのピンチローラ56と、被梱包物2に張力を与えながら
案内するためのテンションローラ57とからなり、さらに
巻き取り時のフィルム18を切断するためのカッタ58を有
する。
二本のフィルム供給ロール54A,54Bは、その一方54Aで
フィルム供給している場合、他方54Bは予備ロールとな
り、その一方54Aのフィルム18が無くなった場合、その
フィルム18の終端に他方の54Bの予備ロールのフィルム
を重ね合せることで、フィルム18を連続的に供給できる
ようになっている。
次にこの第11〜17図のフィルム包装装置によるフィル
ム包装を説明する。
先ず移送手段5であるチェーンコンベア26は、その前
後の搬出入用コンベア3,4と同一レベルとなるようテー
ブルリフタ27でその高さが調節される。この場合、パレ
ット分離装置25のヘッド部49A〜C,50A〜Cはそのチェー
ンコンベア26のレベルより低い位置にある。この状態で
パレット21に載せた板ガラス20からなる被梱包物2をパ
レット21と共に搬入用コンベア3からチェーンコンベア
26に受け渡し、被梱包物2の中心とターンテーブル1の
中心が一致した位置でチェーンコンベア26を停止する。
次に固定ヘッド49の固定ヘッド部49A,49B,49Cと同一
レベルとなるようサイドヘッド50の各ヘッド部50A,50B,
50Cを上昇させ、その状態で、テーブルリフタ27の昇降
シリンダ39(第14図)を駆動してそのテーブル部37を下
げ、チェーンコンベア26を下げて行くとパレット21は、
チェーンコンベア26と共に降下するが、被梱包物2はパ
レット分離装置25の各ヘッド部49A〜C,50A〜Cに支持さ
れ、パレット21と被梱包物2とが分離されることとな
る。
次に保護枠ユニット8の各保護枠7のガイドローラ17
が被梱包物2の角部6に位置するよう支持フレーム12及
び移動体13を移動する。
保護枠7のセットが終えたならば、フィルム供給手段
19よりフィルム18を、保護枠17に設けたチャック装置で
つかんだ状態で駆動装置29によりターンテーブル1を回
転すると、被梱包物2はパレット分離装置25を介して回
転され、同時に保護枠ユニット8がそのターンテーブル
1と同期して回転され、第1図で説明したようにフィル
ム包装されることとなる。
この場合、フィルム18は、フィルム供給手段19のピン
チロール56でその供給量が制御され適正な張力に保持さ
れる。
フィルム18が、所定回数巻き付けられ、ターンテーブ
ル1の回転が停止されたならば、チャック装置60による
フィルム18の把持を外き、各保護枠7を被梱包物2の角
部6から中央側へ移動すると共に保護枠ユニット8を上
昇させて保護枠7を抜き取り、チャック装置60にてフィ
ルム18の巻き終り端を再度把持する。
この状態で、テーブルリフタ27を上昇させて、パレッ
ト21を載せたままのチェーンコンベア26を上昇させ、パ
レット分離装置25から、そのパレット21上に被梱包物2
を移し変え、その後、チェーンコンベア26を駆動してパ
レット21と共にフィルム包装した被梱包物2を搬出用コ
ンベア4へ移送すると、保護枠7bに設けたカッタ66でフ
ィルム18の巻き終り端を切断すると共にチャック装置60
でフィルム18の始端を把持する。さらに被梱包物2が移
送されるとブラシ装置70にてフィルム18の巻き終り端が
フィルム18の面に押し付けられ密着される。このように
して再度新たな被梱包物2を上述のようにフィルム包装
する。
この第11〜17図に示したフィルム包装においてはパレ
ット21から板ガラス20からなる被梱包物2を持ち上げた
状態でその外周をフィルム包装するための、フィルム18
の下部を被梱包物2の下部より低くして巻き付けること
ができ、フィルム包装後被梱包物2の底部周縁及び上面
周縁にフィルムの縁が密着し、巻き付けてフィルム18で
被梱包物2の外周のみならず、その上下の周縁を保護で
き板ガラス20などの積層体が荷くずれすることなく略完
全に包装することができる。
また、ブラシ装置70により、フィルムの巻き終り端が
フィルム面に密着されるため、包装後の被梱包物2の移
送に支障をきたすことがない。
[発明の効果] 以上詳述してきたことから明らかなように本発明によ
れば次のごとき優れた効果を発揮する。
(1) 被梱包物の外周をフィルム包装するにおいて、
その被梱包物の角部に保護枠を当てた状態でフィルムを
巻き付けるので、巻き始めに角部でフィルムが破断され
ることはない。
(2) フィルムを巻き付けたのち、保護枠を角部から
移動して抜き取ることで、巻き付けたフィルム全体の張
力で被梱包物の外周を締め付けてフィルム包装するた
め、角部でフィルムが損傷することなく全体に均一にフ
ィルム包装できる。
(3) 被梱包物に巻き付けたフィルムの巻き終り端
を、その巻き付けたフィルム面に押し付けて密着させる
ブラシ装置を設けたので、その巻き終り端が剥れること
がなく、移送に支障をきたすことがなくなり、フィルム
包装の自動化を達成できる。
(4) 被梱包物に巻き終えたフィルムをカットする際
に、フィルム供給側のフィルムを保護枠に設けたチャッ
ク手段で把持することで、次の被梱包物へのフィルム巻
付けが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体斜視図、第2図は
第1図におけるフィルムのチャック装置を示し、フィル
ムを把持した状態の正面図、第3図は第2図においてフ
ィルムを離した状態の正面図、第4図は第2図のIV−IV
線断面図、第5図,第6図,第7図,第8図,第9図及
び第10図は本発明においてフィルム包装する場合のフィ
ルムのチャック装置の作動を示す工程図、第11図は本発
明の他の実施例を示す全体斜視図、第12図は第11図の平
面図、第13図は第11図の正面図、第14図は第13図のA−
A線矢視図、第15図は第11図におけるパレット分離装置
の詳細斜視図、第16図は第13図のB−B線矢視図、第17
図は第11図における被梱包物とパレットの詳細斜視図、
第18図〜21図は先願の発明を説明する図で、第18図,第
19図は被梱包物をフィルム包装する工程を示す平面図、
第20図はフィルム包装後の被梱包物の平面図、第21図は
フィルム包装の状態を示す概略斜視図である。 図中、1はターンテーブル、2は被梱包物、5は被梱包
物移送手段、6は角部、7は保護枠、8は保護枠ユニッ
ト、18はフィルム、19はフィルム供給手段、70はブラシ
装置である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江崎 雅夫 東京都江東区毛利1丁目19番10号 石川 島播磨重工業株式会社江東事務所内 (72)発明者 榎本 健 東京都江東区毛利1丁目19番10号 石川 島播磨重工業株式会社江東事務所内 (72)発明者 鈴江 修一 大阪市東区道修町4丁目8番地 日本板 硝子株式会社内 (72)発明者 大塚 誠一 大阪市東区道修町4丁目8番地 日本板 硝子株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−107606(JP,A) 実開 昭60−24703(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被梱包物をターンテーブル上に載せ、その
    被梱包物の角部に垂直な棒状の保護枠を配置し、上記タ
    ーンテーブルを回転させて被梱包物を回転すると共に保
    護枠を同期させて回転して、その被梱包物の外周に、保
    護枠ごとフィルムに張力をかけながら数回転そのフィル
    ムを巻き付けたのち、保護枠を、角部以外へ移動すると
    共にフィルムと被梱包物間から上方へ抜き取って被梱包
    物をフィルム包装するフィルム包装装置において、上記
    保護枠のいずれかに、フィルム巻き始め端を把持すると
    共にフィルム巻き付け後、被梱包物からフィルム供給手
    段に延びるフィルムを把持するチャック装置を設け、か
    つそのチャック装置に隣接して、チャック装置が、フィ
    ルム巻終り端を把持した際に、その把持力でフィルムを
    切断するカッタを設け、更に、ターンテーブルの下流の
    被梱包物の搬出路に、カットされたフィルム巻き終り端
    を、フィルム面へ押し付けるブラシ装置を設けたことを
    特徴とするフィルム包装装置のフィルム端末処理装置。
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