JP2577336Y2 - 分光光度計 - Google Patents

分光光度計

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JP2577336Y2
JP2577336Y2 JP1992051791U JP5179192U JP2577336Y2 JP 2577336 Y2 JP2577336 Y2 JP 2577336Y2 JP 1992051791 U JP1992051791 U JP 1992051791U JP 5179192 U JP5179192 U JP 5179192U JP 2577336 Y2 JP2577336 Y2 JP 2577336Y2
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健至 森
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  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、赤外分光光度計や紫
外分光光度計等の分光光度計、より詳しくはミラ−の位
置調整時ミラ−自体が前後に移動することなく調整する
ことの出来る分光光度計に関する。
【0002】
【従来の技術】赤外分光光度計(FTIR)等の分光光
度計では、光源からの光をミラ−で反射させ分光した特
定の波長の光を試料に投射して分析する。このような分
光光度計のミラ−ホルダ周辺の構造は、ミラ−の角度や
位置を微調整することが出来るようになっている。例え
ば、図5に示すようにミラ−5を固着したミラ−取付板
21をホルダ本体20にねじ22で取付け、その上側を
背後から調整用ねじ23で調整出来るようにしたもの、
或いは図6に示すようにミラ−5はホルダ本体30上部
に固着し、該ホルダ本体30には二股の突板30aと3
0bを一体に設けると共にこれらをねじ31で連結し該
ねじ31を回転させることによりホルダ本体30上部を
調整出来るようにしたもの、等が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記するように従来の
分光光度計のミラ−ホルダ周辺部はミラ−自体の位置を
調整しようとすれば角度も変わり、角度を調整すれば位
置も前後にかなり移動する、というように一方の調整は
他方にも大きく影響を及ぼす場合が多い。従って、従来
の方式のものは調整も難しく位置や角度を設定するのに
時間がかかる。また、調整箇所が増えると機構も複雑に
なりそれだけ高価となる。
【0004】この考案は、上記する課題に対処するため
になされたものであり、ミラ−の角度を調整するときに
は位置関係にあまり影響を及ぼさず、位置を調整すると
きには角度に影響を及ぼすことがなく且つ調整も簡単で
コストも安価な分光光度計を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この考案は上記す
る課題を解決するために、分光光度計が、上下を略直角
に曲折すると共に下側の曲折板の底面部(2a)の裏側
にベ−ス(1)に穿設した穴(1a)に嵌合するための
突起(2b)を形成したホルダ−本体(2)と、板材を
段状部(3e)が形成されるよう中央部近傍をカギ状に
2箇所(第1の曲折部3a、第2の曲折部3bとする)
曲折すると共に第1の曲折部(3a)の下側は前記ホル
ダ−本体(2)に貼着し、第2の曲折部(3b)の上側
の頂部近傍を前方に傾斜するよう曲折して傾斜部(3
c)を形成し且つカギ状に曲折した第2の曲折部(3
b)の曲げ剛性を小さくしたミラ−ホルダ(3)と、カ
ギ状に曲折した前記ミラ−ホルダ(3)の第2の曲折部
(3b)近傍にその中心(O)が位置するように貼着し
たミラ−(5)と、前記ホルダ−本体(2)の上側の曲
折板に設けられ、ミラ−ホルダ(3)の頂部の斜面部
(3c)を適宜加圧する押し具(6)と、を備えたこと
を特徴としている。
【0006】
【作用】この考案の分光光度計を、上記手段とすれば、
ミラ−(5)の反射光を調整する場合、先ずミラ−ホル
ダ(3)の頂部の斜面板(3c)に接触させた押し具で
あるねじ(6)を押し込む方向に廻すと、該ミラ−ホル
ダ(3)の第2の曲折部(3b)を中心として時計回り
に回転する。逆に、ねじ(6)を弛める方向に廻すとミ
ラ−ホルダ(3)のばね作用により第2の曲折部(3
b)を支点として反時計回りに回転する。この場合、ね
じ(6)をいずれの方向に回転させてもミラ−(5)自
体は前後に移動しないため、極めて精度が良くなり且つ
調整しやすくなる。
【0007】
【実施例】以下、この考案の具体的実施例について図面
を参照して説明する。図1は、この考案の分光光度計の
ミラ−ホルダ周辺の平面図、図2は側面図、図3は正面
図である。2は、ホルダ−本体であって、コの字状の略
直角に曲折された曲折板のうち下側の曲折板の底面部2
a裏側には、突起2bが形成されている。このホルダ−
本体2裏側の突起2bは、比較的精密に加工したもので
あって、例えばエンボス加工された円筒状突起とする。
該突起2bは、ベ−ス1に加工された穴1aに嵌合さ
れ、後述するように、ホルダ−本体2が平面回りに回転
するのを防止する役目を有する。尚、1bは、ホルダ−
本体2固定時のねじ穴であり、ホルダ−本体2に穿設し
た穴2cよりねじを通して該ホルダ−本体2を固定す
る。
【0008】次に、3は、板材で形成したミラ−ホルダ
であって、補強板4を介してミラ−5が貼り付けてある
が、この場合ミラ−ホルダ3は、中央部近傍を二箇所
(3a、3b)を略直角に曲折してカギ状としてある。
尚、3aを第1の曲折部とし、3bを第2の曲折部とす
る。更に、第2の曲折部3bから上側の頂部近傍を前方
に傾斜するよう曲折して斜面部3cを形成する。このミ
ラ−ホルダ3の上半部には、ミラ−5が貼着され、第1
の曲折部3aから下半部は、前記ホルダ−本体2にスポ
ット溶接等で固着される。また、該ミラ−ホルダ3は、
このカギ状に曲折しミラ−5を貼り付けてある側の第2
の曲折部3bに切欠部3dを形成して、該ミラ−ホルダ
3の上半部全体が傾斜しやすいように曲げ剛性を少し小
さくしてある。尚、図4に前記ミラ−ホルダ3の第2の
曲折部3bに形成した切欠3dの詳細斜視図を示すが、
勿論必ずしもこのような切欠とする必要はなく曲げ剛性
を小さく出来るものであれば良い。
【0009】前記ミラ−5は、図2から明らかなよう
に、平面方向から見て曲折されたミラ−ホルダ3の段状
部3e方向近傍にその中心Oが位置するように該ミラ−
ホルダ3に貼り付けられている。更に、該ミラ−3は垂
直にした場合(即ち、ホルダ−本体2の底面部2aとミ
ラ−5とが直角になった場合)、該ミラ−5の平面を通
る直線Lは、エンボス加工された円筒状の突起2b及び
ベ−ス1の穴1aの中心を通るように貼着される。この
場合、円筒状の突起2bは、ミラ−5を取付けたミラ−
ホルダ3取付時の位置決めピンとなると共にホルダ−本
体2固定時の回り止めを兼ねている。
【0010】6は、ねじ(六角穴付)であって、前記ホ
ルダ−本体2の頂部を略直角に曲折した曲折板に雌ねじ
を螺刻して螺合させると共に先端部で前記ミラ−ホルダ
3の斜面部3cを押すように接触させてある。該ねじ6
は、左右に回転させると、前記ミラ−ホルダ3の切欠部
3d、即ち、第2の曲折部3bを中心として回転する。
このようにねじ6は、ミラ−ホルダ3の斜面板3cを押
したり引いたりして中心O回りに回転させるための押し
具であるから同じ機能をもつなら他のものでも良い。
【0011】この考案の分光光度計を以上のように構成
すれば、ミラ−5の微調整が極めて容易となる。即ち、
ミラ−5の反射光を調整する場合、先ずミラ−ホルダ3
の頂部の斜面板3cに接触させた押し具であるねじ6を
押し込む方向に廻すと、該ミラ−ホルダ3の第2の曲折
部3bを中心として時計回りに回転する。逆に、ねじ6
を弛める方向に廻すとミラ−ホルダ3のばね作用により
第2の曲折部3bを支点として反時計回りに回転する。
この場合、ねじ6をいずれの方向に回転させてもミラ−
5自体は前後に移動しないため、極めて精度が良くなり
且つ調整しやすくなる。
【0012】
【考案の効果】この考案の分光光度計は以上詳述したよ
うな構成としたので、ミラ−の上下の傾斜を調整する際
回転中心がミラ−自体の中心と極めて近くミラ−自体を
前後に殆ど移動させることなくミラ−角度を調整するこ
とが出来る。更にホルダ−本体に形成され精密加工され
た突起の中心はミラ−表面と一致するように形成されて
いるので、ミラ−の位置決めが極めて容易となり、また
該円筒状の突起がミラ−全体を左右回転させる際の回転
軸となる等位置決めを行なう上で大変便利となる。ま
た、ホルダ−本体を固定するための回り止め用のねじは
1個で済むため安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の分光光度計のミラ−ホルダ周辺の平
面図である。
【図2】この考案の分光光度計のミラ−ホルダ周辺の側
面図である。
【図3】この考案の分光光度計のミラ−ホルダ周辺の正
面図である。
【図4】ミラ−ホルダの曲折部に形成した切欠の詳細斜
視図である。
【図5】従来の分光光度計のミラ−ホルダ周辺の側面図
である。
【図6】従来の他の分光光度計のミラ−ホルダ周辺の側
面図である。
【符号の説明】
1 ベ−ス 1a ホルダ−本体取付穴 2 ホルダ−本体 2a ホルダ−本体底面部
2b 突起 3 ミラ−ホルダ 3a 第1の曲折部 3
b 第2の曲折部 3c 斜面部 3d 切欠 3
e 段状部 5 ミラ− 6 ねじ(押し具)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下を略直角に曲折すると共に下側の曲
    折板の底面部の裏側にベ−スに穿設した穴に嵌合するた
    めの突起を形成したホルダ−本体と、 板材を段状部が形成されるよう中央部近傍をカギ状に2
    箇所曲折すると共に第1の曲折部の下側は前記ホルダ−
    本体に貼着し、第2の曲折部の上側の頂部近傍を前方に
    傾斜するよう曲折して傾斜部を形成し且つカギ状に曲折
    した第2の曲折部の曲げ剛性を小さくしたミラ−ホルダ
    と、 カギ状に曲折した前記ミラ−ホルダの第2の曲折部近傍
    にその中心が位置するように貼着したミラ−と、 前記ホルダ−本体の上側の曲折板に設けられ、ミラ−ホ
    ルダの頂部の斜面部を適宜加圧する押し具と、 を備えたことを特徴とする分光光度計。』
JP1992051791U 1992-06-29 1992-06-29 分光光度計 Expired - Fee Related JP2577336Y2 (ja)

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JPH064721U JPH064721U (ja) 1994-01-21
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