JPH068573Y2 - 光学素子の保持機構 - Google Patents

光学素子の保持機構

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JPH068573Y2
JPH068573Y2 JP1987147401U JP14740187U JPH068573Y2 JP H068573 Y2 JPH068573 Y2 JP H068573Y2 JP 1987147401 U JP1987147401 U JP 1987147401U JP 14740187 U JP14740187 U JP 14740187U JP H068573 Y2 JPH068573 Y2 JP H068573Y2
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optical
optical element
groove
lens
elastic member
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JP1987147401U
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JPS6451905U (ja
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勝之 柳沢
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、光プリンタ等の走査光学装置に用いられる光
学素子の保持機構に関する。
〔従来の技術〕
第3図は光プリンタ等の走査光学位置に用いられ光学素
子の保持機構の従来例を示す図である。
従来の光学素子の保持機構は、第3図に示すように1つ
のレンズ1を固定するのに、上から下方にレンズ1を押
しつけて上下方向を固定する弾性部材3、さらに前方か
らレンズ1にあてがって前後方向(光軸方向)を固定す
る弾性部材3など、複数の弾性部材3を必要としてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の如く従来の光学素子の保持機構では、レンズはそ
の他の光学部品を固定するのに複数の弾性部材3を必要
とするため、光学部品が増えれば弾性部材3の数は更に
多くを必要としていた。更に、上記従来の構造による
と、レンズ1の調整が出来ないので、レンズ1の光軸方
向の精度が必要となる。そこで、レンズ1の調整をでき
るようにしようとすると、調整機構を設けることが必要
となり、そのためコスト面で不利になる。また、複雑な
調整機構となるため、調整後レンズ1が動いてしまう
と、その修正が面倒になり光学特性が狂ってしまうとい
う2次障害が発生する。
本考案の目的は、前記不具合を解除し、少ない部品点数
で光学部品を調整可能に固定できる光学部品の保持機構
を得ようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために本考案は、複数の光学素子を同時に位置決め
固定する光学部品の保持機構であって、光学素子を挿入
する溝を有する保持体と、該保持体の溝に光学素子と共
に挿入される弾性部材からなり、弾性部材は、光学素子
と共に保持体の溝に挿入されたとき光軸方向の壁に当接
して押しつけられ弾性力により反力が作用する押さえ部
と、光学素子と共に保持体の溝に挿入されたとき各光学
素子の上部に当接して弾性力により光学素子を個別に光
軸方向と直角の方向に押しつける押さえ部とを有するこ
とを特徴とするものである。従って、上から光学素子を
押しつける押さえ部をそれぞれの光学素子の大きさに合
わせて複数備えたものを用いることにより溝と1つの弾
性体により2つあるいはそれ以上の光学部品を同時に位
置決めし固定することができる。
〔作用〕
本考案の光学部品の保持機構では、光学部品と弾性部材
とを保持体の溝に挿入すると、保持体の溝内において、
弾性部材の押さえ部により光学部品を上から下の方向
へ、さらには光軸の方向へ弾性力により保持体に押さえ
つけ、光学部品を位置決め固定するので、ワンタッチで
レンズやスリットなどの光学部品を同時位置決めし固定
することができる。従って、保持体に複数の溝を設けた
り、厚さの異なるスリットを用意することによってレン
ズのサイズにも柔軟に対応できる保持機構を提供するこ
とができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
第1図(a),(b)は本考案の光学部品の保持機構の1実施
例を示す図である。
第1図において、保持体4は、スリット2やレンズ1等
の光学部品を挿入する溝5を有し、弾性部材3は、スリ
ット2やレンズ1の光学部品を同時に位置決めする押さ
え部A,B,Cを有する。このような溝5と弾性部材3
を利用し、例えば同図(a)に示すように溝5にそれぞれ
スリット2とレンズ1を挿入し、この2つの光学部品を
保持体4の溝5に挿入し、1つの弾性部材3を使って同
時に位置決めし固定する。
弾性部材3の具体的な形状の例を斜視図により示したの
が同図(b)である。この例に示すように弾性部材1に
は、スリット2やレンズ1などの光学部品を保持体4の
溝5に押さえつけ固定するため、複数の押さえ部A,
B,Cが形成されている。押さえ部Aは、スリット2の
上端に当接しスリット2を上から弾性力により押しつけ
て固定するものであり、押さえ部Bも、押さえ部Aと同
様にレンズ1の上端に当接し上から弾性力により押しつ
けて固定するものである。そして、押さえ部Cは、保持
体4の溝5に当接し弾性力により押しつけて弾性体3の
本体でレンズ1とスリット2を光軸方向に押しつけ、位
置決め固定する。すなわち、爪板状でレンズ1やスリッ
ト2等の光学部品に合わせて上から下の方向へ押しつけ
る複数の押さえ部A,Bを有すると共に、これら全体を
光軸方向へ押しつける押さえ部Cを有する。なお、押さ
え部Bの幅は押さえ部Aより狭くしておくことによって
確実にレンズ1とスリット2を同時に固定できる。
第2図は本考案に係る光学部品の保持機構の応用例を示
す図である。
第2図(a)に示す例は、保持体4に複数の溝5を設け、
曲率や厚さの違うレンズを使用し、1つの保持体4で何
種類もの光ビーム径に対応できるようにしたものであ
り、同図(b)に示すようにこれらの溝5に選択的にレン
ズ1とスリット2を弾性部材3と共に挿入し固定する。
この場合、スリット2が一方の溝に挿入され、弾性部材
3が他方の溝に挿入される。
なお、本考案は、上記の実施例に限定されるものではな
く、種々の変形が可能である。例えばスリット2の厚さ
を何種類か設けておき、これを変えてレンズ1の厚さの
バラツキを調整するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、保持
体に形成した溝と複数の押さえ部を有する弾性部材を使
ってレンズやスリットなどの光学部品を同時位置決め固
定するので、少ない部品点数で低コストの保持機構が得
られる。また、溝やスリットの厚さなどを変えることに
より、複雑な調整機構を持たずに、レンズの厚さのバラ
ウキを簡単に調整できる。さらには、複数の溝を設ける
ことにより1つの保持体で多数の光学系(ビーム径)に
対応できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本考案の光学部品の保持機構の1実施
例を示す図、第2図は本考案に係る光学部品の保持機構
の応用例を示す図、第3図は光プリンタ等の走査光学位
置に用いられる光学素子の保持機構の従来例を示す図で
ある。 1……レンズ、2……スリット、3……弾性部材、4…
…保持体、5……溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の光学素子を同時に位置決め固定する
    光学部品の保持機構であって、光学素子を挿入する溝を
    有する保持体と、該保持体の溝に光学素子と共に挿入さ
    れる弾性部材からなり、弾性部材は、光学素子と共に保
    持体の溝に挿入されたとき光軸方向の壁に当接して押し
    つけられ弾性力により反力が作用する押さえ部と、光学
    素子と共に保持体の溝に挿入されたとき各光学素子の上
    部に当接して弾性力により光学素子を個別に光軸方向と
    直角の方向に押しつける押さえ部とを有することを特徴
    とする光学素子の保持機構。
JP1987147401U 1987-09-25 1987-09-25 光学素子の保持機構 Expired - Lifetime JPH068573Y2 (ja)

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JPS6451905U JPS6451905U (ja) 1989-03-30
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS603807B2 (ja) * 1979-03-31 1985-01-30 雪印食品株式会社 粉末状または顆粒状乳酸飲料の製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS603807U (ja) * 1983-06-20 1985-01-12 株式会社トプコン 光学部品の取付構造
JPS6387631U (ja) * 1986-11-28 1988-06-08

Patent Citations (1)

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JPS603807B2 (ja) * 1979-03-31 1985-01-30 雪印食品株式会社 粉末状または顆粒状乳酸飲料の製造法

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JPS6451905U (ja) 1989-03-30

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