JP2576948B2 - ヘアブラシ - Google Patents

ヘアブラシ

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JP2576948B2
JP2576948B2 JP12585594A JP12585594A JP2576948B2 JP 2576948 B2 JP2576948 B2 JP 2576948B2 JP 12585594 A JP12585594 A JP 12585594A JP 12585594 A JP12585594 A JP 12585594A JP 2576948 B2 JP2576948 B2 JP 2576948B2
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brush
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達也 斉藤
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KAIJIRUSHI HAMONO KAIHATSU SENTAA KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭で用いられる
ヘアブラシであって、2つの把持部が回動可能にそれら
の基部で連結され、把持部の先方にそれぞれ内向きのブ
ラシ毛を有する2つのブラシ部が設けられているものに
関する。
【0002】
【従来の技術】2つの把持部が回動可能にそれらの基部
で連結され、把持部の先方にそれぞれ内向きのブラシ毛
を有する2つのブラシ部が設けられていて、2つのブラ
シ毛で髪を挾みながらドライヤ−を使用するものは従来
から存在し、更に近年は持ち運びや収納に便利なよう
に、別体のブラシ部を摺動可能に把持部に取付けて、使
用後にそのブラシ部を把持部の基部まで摺動させて全体
をコンパクトにできるものが存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のヘアブラシは上
述のような構成であったから、不使用時に全体をややコ
ンパクトにすることはできるが、2つの把持部が開いた
ままの状態では収納するときに十分に小さくすることは
できない。また、輪ゴム等を用いて把持部を閉じた状態
に保持することによって全体を小さくすることはできて
も、そのような係止手段では使用者に煩雑感を与えるこ
とになる。本発明は、ブラシ部の摺動と同時に把持部の
回動を係止し又は解除することによって、ブラシを即座
に使用状態にすることができるとともに、使用後は即座
に収納状態にすることができるヘアブラシを提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、ブラシ
本体は2つの把持部1,2がそれらの基部を中心に回動
して開閉可能なように基部で連結され、且つ把持部1,
2が常時開くように弾性力が該把持部1,2に働いてお
り、ブラシ毛3を有するブラシ部4,5が前記把持部
1,2の長手方向に沿って前後方向に摺動可能に該把持
部1,2に装着されているヘアブラシにおいて、把持部
1,2を閉じてブラシ部を最も後方の位置(把持部1,
2の基部に近い位置)に摺動させたときに、前記ブラシ
本体とブラシ部との間に介在する係止手段が係止状態と
なって把持部1,2が開くことを規制するように、係止
手段がブラシ本体と少なくとも一方のブラシ部との間に
介在していることを特徴とする。
【0005】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に従って説明す
る。把持部1,2は板状に細長く形成され、その一方の
基部6の両側を他方の基部7が挾み、回動軸8によって
両把持部1,2は回動可能に連結されている。一方の基
部6内の回動軸8よりも先方に穴部9が設けられ、その
中にコイルスプリング10が装着されている。このコイ
ルスプリング10は圧接状態で装着されているので、両
把持部1,2を常時開く方向に弾性力をはたらかせてい
る。
【0006】把持部の一方の基部6の前面には穴部11
が設けられ、他方の基部7の前壁12には挿通孔13が
設けられている。これらの穴部11と挿通孔13は、両
把持部1,2が閉じられたときに重なり合って連通する
位置に設けられている。更に、把持部1,2の両側縁に
は前部から基部付近に亘って突条14,15が設けられ
ている。
【0007】ブラシ部4,5はそれらの内面にブラシ毛
3を有しており、背面には把持部と同形の凹部16が設
けられ、その周囲には条溝17が設けられている。ブラ
シ部の条溝17内に把持部の突条14,15を挿入する
ようにして両者を結合すれば、ブラシ部4,5は把持部
1,2に沿って摺動させることができる。なお、符号1
8は把持部1,2に設けられたスリットであり、その外
縁に設けられた突起19が条溝17の内面に設けられた
係止凹部20,21に弾力的に係止することによって、
ブラシ部4,5はその使用時と不使用時のいずれの場合
もその位置で固定される。また、先方の係止凹部20は
やや斜め後方を向くように設けられているので、突起1
9との係止は少しの力で外れるが、後方の係止凹部21
は長手方向に垂直であるから突起19との係止状態は強
固であり、ブラシ部4,5が把持部1,2から抜け出す
虞はない。
【0008】一方のブラシ部4の後端には係止突起22
が一体に突設されている。この突起22は穴部11及び
挿通孔13内に挿入し得る大きさである。したがって、
把持部1,2を閉じた後にブラシ部を後方に摺動する
と、挿通孔13を挿通して穴部11内に挿入する。この
結果、係止突部22の作用によって把持部1,2が弾性
力によって開くことを規制するので、把持部1,2は閉
じられたままの状態になる。なお、係止突部22はブラ
シ部4のほか他方のブラシ部5にも設けてもよく、この
場合には穴部11及び挿通孔13が更に一組設けられ
る。
【0009】前述したようにブラシ部が後方の位置にあ
って把持部1,2が閉じられた状態において、ブラシ部
を前方に摺動させると、係止突起22は穴部11及び挿
通孔13から抜け出すので、それらの係止状態は解除さ
れて弾性力によって把持部1,2は開くことになる。こ
れによって、ブラシ部4,5で髪を挾んで使用すること
ができる。
【0010】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であって、把
持部1,2を閉じてブラシ部を最も後方の位置に摺動さ
せたときに、前記ブラシ本体とブラシ部との間に介在す
る係止手段が係止状態となって把持部1,2が開くこと
を規制するように、係止手段がブラシ本体と少なくとも
一方のブラシ部との間に介在している。したがって、ヘ
アブラシを使用した後で把持部1,2を閉じてブラシ部
を後方に摺動すると、ブラシ本体とブラシ部との間に介
在する係止手段が係止状態になって把持部1,2が開く
ことを規制するので、ヘアブラシを縮めながら同時に把
持部を閉じたままにしておくことができるので取扱いが
簡便である。また、ヘアブラシを使用するときは、ブラ
シ部を先方に摺動させると同時にブラシ本体とブラシ部
との係止状態が外れるので、把持部1,2は弾性力によ
って自然に開き、ヘアブラシを伸ばしながら同時に把持
部が開くので、使用する際にも取扱いが簡便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の使用状態を示す平面図
【図2】 本発明の使用状態を示す正面図
【図3】 本発明をコンパクトに縮めた状態の平面図
【図4】 本発明をコンパクトに縮めた状態の正面図
【図5】 図4の左側面図
【図6】 把持部の基部の断面図
【図7】 ブラシ本体とブラシ部との係止状態を示す断
面図
【図8】 把持部に対するブラシ部の取付け状態を示す
断面図
【図9】 ヘアブラシが伸ばされた状態でのブラシ部の
係止状態を示す断面図
【図10】 ヘアブラシが縮んだ状態でのブラシ部の係
止状態を示す断面図
【符号の説明】
1 把持部 2 把持部
3 ブラシ毛 4 ブラシ部 5 ブラシ部
6 一方の基部 7 他方の基部 8 回動軸
9 穴部 10 コイルスプリング 11 穴部
12 前壁 13 挿通孔 14 突条
15 突条 16 凹部 17 条溝
18 スリット 19 突起 20 係止凹部
21 係止凹部 22 係止突部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシ本体は2つの把持部1,2がそれ
    らの基部を中心に回動して開閉可能なように基部で連結
    され、且つ把持部1,2が常時開くように弾性力が該把
    持部1,2に働いており、ブラシ毛3を有するブラシ部
    4,5が前記把持部1,2の長手方向に沿って前後方向
    に摺動可能に該把持部1,2に装着されているヘアブラ
    シにおいて、把持部1,2を閉じてブラシ部を最も後方
    の位置(把持部1,2の基部に近い位置)に摺動させた
    ときに、前記ブラシ本体とブラシ部との間に介在する係
    止手段が係止状態となって把持部1,2が開くことを規
    制するように、係止手段がブラシ本体と少なくとも一方
    のブラシ部との間に介在していることを特徴とするヘア
    ブラシ
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