JP2576370Y2 - イカの刺身製造装置 - Google Patents

イカの刺身製造装置

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JP2576370Y2
JP2576370Y2 JP1993006759U JP675993U JP2576370Y2 JP 2576370 Y2 JP2576370 Y2 JP 2576370Y2 JP 1993006759 U JP1993006759 U JP 1993006759U JP 675993 U JP675993 U JP 675993U JP 2576370 Y2 JP2576370 Y2 JP 2576370Y2
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squid
kitchen knife
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武雄 小平
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  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はイカの刺身を作る装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】日本料理のメニューとして刺身は欠くこ
との出来ない一料理であり、季節に応じた魚が使用され
る。こうした刺身は魚の切り身を包丁でもって一定厚さ
に切り離して作られ、刺身の種類によってはフグ刺し等
のように薄切りされる場合もあるが、これら刺身は包丁
で魚の切り身を所定厚さに切って作られるだけのもので
はなく、包丁の使い方には高度な技能を要す。
【0003】ところで、刺身は新鮮であることがその味
を大きく左右することから、前以て大量に作り置きする
ことは出来ず、必要な量だけその都度作って出すことが
原則であって、このようなことから刺身の製造装置(す
なわち自動包丁)なるものは存在していない。
【0004】
【本考案が解決しようとする課題】日本料理の代表であ
る刺身を機械で作ることがベストであるとは思えない
が、イカの刺身であれば包丁を自動化することが十分可
能である。勿論、刺身料理には調理する人の心が加味さ
れることで、その料理の良否が左右される要素は大きい
が、特別な懐石料理等を除くならば、自動化することの
利点も大きい。例えば、大きな宴会用の刺身を作る場合
や、持ち帰り用でスーパーマーケット等で売る場合に
は、短時間で一定品質のものを多量に作ることが要求さ
れることから、このような場合には自動機械で作ること
が便利である。本考案が解決しようとする課題は、素人
であってもイカの刺身を一定品質で安く作ることの出来
る自動装置の提供である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係るイカの刺身
製造装置は次の特徴をもって構成されている。すなわ
ち、内臓を取出して切り開いたイカを載せる台(マナ
板)を有し、該マナ板は間歇的に一定距離づつ移動する
ことが出来るように間歇移動装置を備えている。そして
マナ板の上方には包丁ホルダーを配置し、該包丁ホルダ
ーには包丁が取着される。包丁ホルダーは間歇的に上・
下動出来るように間歇上下動装置を備え、また上記包丁
をスライドさせるためのガイドを形成している。包丁は
ガイドに沿ってスライド出来るように往復スライド装置
と連結している。また、上記マナ板には切り開いたイカ
が位置ズレしないように押え装置が設けられている。
【0006】
【作用】マナ板に載せられたイカは押え装置にて押圧さ
れて、マナ板上にて位置ズレしないように固定される。
そして包丁を包丁ホルダーに沿ってスライドさせながら
マナ板を間歇的に移動すれば一定幅のイカ刺しが作られ
る。ここで包丁の往復動に同調して包丁ホルダーは上下
動する訳であるが、包丁の戻し工程時には上昇し、イカ
を切る場合には降下するように上下動する。また、マナ
板は包丁ホルダーが上昇して包丁が元の位置に戻る間に
一定距離だけ移動する。以下、本考案に係る実施例を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0007】
【実施例】図1、図2は本考案に係るイカ刺しの製造装
置を示す実施例である。同図において1はマナ板、2は
押えローラ、3は包丁ホルダー、4は包丁を示す。マナ
板1は木質から成る平坦な長方形板であり、下面に設け
たガイド5a、5bに沿って移動することができ、この
マナ板1の移動は連続移動ではなく、間歇的に動かねば
ならないため間歇移動装置を備えている。
【0008】同図に示す間歇移動装置は単なる一具体例
に過ぎないが、スクリュー機構を採用している。すなわ
ち、ギヤ6を間歇的に回転させることで、該ギヤ6の軸
として噛み合っているスクリューシャフト7を軸方向へ
移動させ、スクリューシャフト7と連結しているマナ板
1を間歇的に移動する。ここで上記ギヤ6が間歇的に回
転するため、ギヤ6は所定枚数の歯を削除しているギヤ
8と噛み合っている。勿論、ギヤ8はモーター9からの
動力を得て連続回転する。
【0009】モーター9の主軸にはギヤ10が取着さ
れ、該ギヤ10はギヤ11と噛み合い、ギヤ11と同軸
上に設けた他のギヤ12は前記ギヤ8と噛み合ってギヤ
8を連続回転する。また、ギヤ12は別のギヤ13と噛
み合って回転し、ギヤ13と噛み合っているギヤ14を
回転し、更にギヤ15が噛み合うことで互いに回転す
る。そして、ギヤ15と同軸上にはカム16が取着さ
れ、カム16は軸17を中心として揺動するレバー18
と係合して、該レバー18先端を間歇的に持ち上げて揺
動させる。
【0010】レバー18の先端部には前記包丁ホルダー
3の一端が軸支され、他端は軸19を中心に揺動するレ
バー20の先端に軸支されている。よって両レバー1
8、20が軸17、19を中心として揺動するならば、
上記包丁ホルダー3は水平状態を保ったままで上・下動
する。上記レバー18、20の揺動はギヤ15と同芯を
成す軸に取着されているカム16がレバー18と係合
し、該カム16が回転するならば、該レバー18の先端
部が持ち上げられて揺動する。ここでカム16は定速回
転するが、上記包丁ホルダー3は間歇的に上・下動する
ようにカム16の形状が定められている。そしてこの包
丁ホルダー3に包丁4が取着されている訳であり、しか
も該包丁4は所定位置に固定されているのではなく、ガ
イド溝21に沿ってスライド可能な状態にある。
【0011】包丁4はガイド溝21に遊嵌してスライド
可能なスライダー22、22を両面に有し、スライダー
22、22の外側には長方形を成す側板23、23を重
合してボルト締めされている。包丁4と両スライダー2
2、22を重合した厚さは包丁ホルダー3より僅かに大
きく、したがって包丁4は上記スライダー22、22と
両側板23、23がガイドとなってガイド溝21に沿っ
てスライドする。そして一方の側板23から側方へ突出
した軸24には連結棒25が連結していて、該連結棒2
5の他端は上記ギヤ11、12を取着している軸に設け
たクランク軸26と連結し、該クランク軸26のクラン
ク運動によって、上記連結棒25を介して包丁4をスラ
イドさせる。
【0012】ところで、包丁ホルダー3の上・下動と包
丁4のスライドは互いに同調しており、該包丁ホルダー
3が上昇して包丁4の切刃がマナ板1から離れた場合に
右側へスライドする。そして、前記カム16が回転して
包丁ホルダー3が降下し、該包丁4の切刃がマナ板1と
接触したところで、包丁ホルダー3の降下は停止してそ
の高さに所定時間だけ保たれる。包丁4はこの間に左側
へスライドし、マナ板1に載っているイカを切り裂く。
上記包丁4は包丁ホルダー3が降下したところで、その
切刃がマナ板1に接触するように高さの調整が可能とな
っている。また包丁ホルダー3が降下する高さを適度に
調整するために、その両サイドには受け27、27を設
けている。
【0013】包丁4が左側へスライドしてイカを切り、
包丁ホルダー3が上昇して該包丁4がマナ板1から離れ
たならば、包丁4は右側へスライドして元の位置に復帰
する。それと同時にマナ板1はガイド5a、5bに沿っ
て移動する。そしてマナ板1上に配置した押えローラ2
はマナ板1の移動とともに回転し、イカを所定の長さ分
だけ送り出す。押えローラ2は包丁ホルダー3と近接し
た位置に配置されていて、マナ板1に載せられたイカを
押圧し、包丁4で切られる際に位置ズレしないようにし
ている。
【0014】前記図1、図2に示す実施例は主としてメ
カを用いて構成しているが、本考案はこの実施例に限定
することはない。例えば、マナ板1に備えた移動装置と
してはラック−ピニオン機構を採用でき、ピニオンをパ
ルスモータにて駆動するならば、ラックは一定距離づつ
間歇的に移動可能となる。したがって、上記マナ板1に
ラックを取着しておけばマナ板1は間歇移動し、また元
の位置への戻りも素早く行い得る。それに包丁ホルダー
3にスライド可能に取着している包丁4のスライド運動
もクランク機構を用いることなく、該包丁ホルダー3に
エヤシリンダーを備え、該エヤシリンダーによって包丁
4を往復スライドさせることも出来る。勿論、包丁ホル
ダー3の上・下動も上記実施例に限定せず、前記レバー
18又は20の揺動軸17又は19に回転アクチュエー
ターを設け、該アクチュエーターにてレバー18、20
を揺動運動させ得る。以上述べたように、本考案はイカ
の刺身を自動的に作る装置であって、次のような効果を
得ることが出来る。
【0015】
【考案の効果】本考案のイカの刺身製造装置を用いるこ
とで、短時間で多量のイカの刺身を作ることができる。
そしてこの装置はマナ板上に切り開いたイカを載せるだ
けでよく、全くの素人であってもイカの刺身を作り得る
とともに、該装置を用いることで大きな宴会等に新鮮な
イカの刺身を提供でき、しかも人件費が削減されること
で、コスト的なメリットも大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るイカの刺身製造装置の実施例で、
正面図を示す。
【図2】本考案に係るイカの刺身製造装置の実施例で、
平面図を示す。
【符号の説明】
1 マナ板 2 押えローラ 3 包丁ホルダー 4 包丁 5 ガイド 6 ギヤ 7 スクリューシャフト 8 ギヤ 9 モーター 10 ギヤ 11 ギヤ 12 ギヤ 13 ギヤ 14 ギヤ 15 ギヤ 16 カム 17 軸 18 レバー 19 軸 20 レバー 21 ガイド溝 22 スライダー 23 側板 24 軸 25 連結棒 26 クランク軸 27 受け

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切り開いたイカを載せるマナ板を移動可
    能な状態として該マナ板には間歇移動装置を備え、そし
    てマナ板の上には包丁ホルダーを配置し、該包丁ホルダ
    ーが上・下動するように間歇上・下動装置を設け、また
    包丁ホルダーには刃先を滑らかな凸状に湾曲した包丁が
    往復スライド出来るようにスライド装置をもって取着
    し、更に上記マナ板上にはイカの位置ズレを防止するた
    めの押え装置を設け、上記マナ板の移動を停止したとこ
    ろで、包丁ホルダーを降下し、包丁の刃先がマナ板に接
    したところでスライドしてイカを切断するように構成し
    たことを特徴とするイカの刺身製造装置。
JP1993006759U 1993-01-29 1993-01-29 イカの刺身製造装置 Expired - Fee Related JP2576370Y2 (ja)

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JPH0660393U JPH0660393U (ja) 1994-08-23
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JPS63216695A (ja) * 1987-03-04 1988-09-08 株式会社 ハイト スライサ−
JPH0423296U (ja) * 1990-06-14 1992-02-26

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JPH0660393U (ja) 1994-08-23

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