JP2576344Y2 - 光導波路と光ファイバの接続構造 - Google Patents

光導波路と光ファイバの接続構造

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JP2576344Y2 JP1992020337U JP2033792U JP2576344Y2 JP 2576344 Y2 JP2576344 Y2 JP 2576344Y2 JP 1992020337 U JP1992020337 U JP 1992020337U JP 2033792 U JP2033792 U JP 2033792U JP 2576344 Y2 JP2576344 Y2 JP 2576344Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光通信の分野で使用さ
れる光導波路と光ファイバの接続構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】光導波路と光ファイバを接続する場合、両
者をいかに効率良く結合させるかが問題であり、両者の
精密な位置合わせが必要になる。そして従来、光導波路
に光ファイバを接続するには、図4(a)に示すよう
に光導波路80と光ファイバ83の端面同士を直接突き
合わせて接続する方法(バッドジョイント法)や、図
4(b)に示すように光ファイバ83の先端を先球状に
加工して光ファイバ83から出射される光を光導波路8
0の端面に集光させる方法や、図4(c)に示すよう
に光ファイバ83と光導波路80の間にレンズ85を配
設して光ファイバ83と光導波路80間を光学的に結合
する方法や、図4(d)に示すように光導波路80の
上面にプリズム86を載置して該プリズム86を介して
光導波路80への光の入出射を行う方法等がある。
【0003】そして一般には、のバッドジョイント法
がよく用いられるが、この方法を用いる場合は、通常、
図5に示すように、V溝91を設けたブロック90を用
いることが多い。即ち同図(a)に示すようにまずブロ
ック90のV溝91内に光ファイバ83の端部を載置し
て保持し、次に同図(b)に示すように光ファイバ83
の端面を光導波路80の端面に接合するのである。
【0004】一方図7に示すように、エッチングによっ
て光導波路基板93上に光導波路94の形成と同時に2
つの凸部95,96を設けてその間にガイド溝97を形
成し、該ガイド溝97内に光ファイバ83を挿入して該
光ファイバ83の保持・位置決めを行う方法も提案され
ている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、アレイ状に
配列した複数の光ファイバと光導波路を前記図5に示す
ようなV溝を使って接続する場合は、図6に示すよう
に、ブロック70上に複数のV溝71を設けなければな
らないが、このとき該複数のV溝71間の間隔は、これ
らに対応する複数の光導波路80間の間隔と非常に高精
度に一致しなければならない。何故なら該精度が保てな
ければ、各V溝71に保持される光ファイバと各光導波
路80間の高精度な接合ができなくなってしまうからで
ある。しかしながら従来この精度を保つことは困難で、
特にV溝71の数(幅方向の数)が増加すればするほど
困難となっていた。
【0006】一方前記図7に示す方法を用いてアレイ状
に配列した複数の光ファイバと光導波路を接続する場合
は、光導波路基板93上に多数の凸部95,96を並列
に設けて多数のガイド溝97を形成しなければならない
が、この場合、ガイド溝97を形成するためのエッチン
グ用のパターニングが複雑となってしまう。またガイド
溝97を形成するためのパターニング自体の精度が悪け
れば、各光ファイバと光導波路の高精度な接合はできな
い。
【0007】更にガイド溝97を形成するための凸部9
5,96は、光ファイバを支えるためにある程度の強度
が必要で太くしなければならないが、該凸部95,96
を太くすると、多数の光ファイバをアレイ状に並べた場
合の隣接する光ファイバ間の間隔が大きくなり、このた
め空間利用効率が悪くなってしまう。
【0008】本考案は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、アレイ状に並べた光ファイバと光導
波路を簡便な方法で高精度に接続することができる光導
波路と光ファイバの接続構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本考案は、光導波路基板10上に拡散型の複数本の光
導波路11を設け、該光導波路基板10の端部をブロッ
ク状に切断し、該切断したブロック20上の光導波路1
1部分を除去することでその表面に複数本の光ファイバ
位置決め用の溝21を設け、該複数本の溝21に複数本
の光ファイバ30をそれぞれ保持して位置決めし、該位
置決めされた各光ファイバ30を前記光導波路基板10
に設けた複数本の光導波路11にそれぞれ接続した。
【0010】
【作用】上記のように構成すれば、ブロック20の各溝
21間の間隔は、各光導波路11間の間隔と全く一致
し、従って該溝21に保持された各光ファイバ30間の
間隔も各光導波路11間の間隔と完全に一致する。従っ
て各光ファイバ30と光導波路11は高精度に接続され
る。
【0011】
〔第1実施例〕
図1は本考案の第1実施例を用いて光導波路と光ファイ
バを接続する工程を示す図である。即ちまず同図(a)
に示すように、その上面に拡散型の光導波路11を複数
本並列に設けた光導波路基板10を用意する。この拡散
型の光導波路11は、例えばニオブ酸リチウムからなる
光導波路基板10にチタンを拡散して作製したり、シリ
コン基板からなる光導波路基板10にゲルマニウムを拡
散して作製したりする。つまり拡散型の光導波路を設け
た通常の光導波路基板を用意するのである。
【0012】次に同図(b)に示すように、該光導波路
基板10の端部を所定長さで切断して、これを光ファイ
バ載置用のブロック20とする。
【0013】次に同図(c)に示すように、該ブロック
20をエッチング液に浸して、その光導波路11の部分
だけ(つまり不純物を拡散した部分だけ)を選択的にエ
ッチングする。例えばシリコン基板にゲルマニウムを拡
散した光導波路11ならば、フッ化水素溶液によってゲ
ルマニウムが拡散されている領域のみがエッチングされ
る。
【0014】これによって同図(d)に示すように、ブ
ロック20上に複数本の溝21が形成される。なおこの
ときブロック20の高さを所定寸法だけ低くするためそ
の底面を研磨しておく。
【0015】次に同図(e)に示すようにこれら各溝2
1にそれぞれ光ファイバ30の端部を保持して位置決め
して固定する。そして同図(f)に示すように該ブロッ
ク20を光導波路基板10(同図(b)でブロック20
を切断した後の光導波路基板10)の端面に当接して、
各光ファイバ30のコア端面を光導波路11の端面に接
続するのである。
【0016】ここでブロック20の各溝21の間隔は、
各光導波路11の間隔と全く一致しているので、該溝2
1に保持された各光ファイバ30の間隔も各光導波路1
1の間隔と完全に一致する。従ってアレイ状の各光ファ
イバ30と光導波路11は高精度に接続できる。
【0017】〔第2実施例〕 図2は本考案の第2実施例を用いて光導波路と光ファイ
バを接続する工程を示す図である。
【0018】この実施例においても前記第1実施例と同
様に、その上面に拡散型の光導波路11を複数本並列に
設けた光導波路基板10の端部を所定長さで切断して、
これを光ファイバ載置用のブロック20′とする(同図
(a)参照)。
【0019】次にこの実施例においては、該ブロック2
0′を熱処理して、光導波路11内の不純物を拡散し
て、同図(b)の拡大図に示すように、該光導波路11
の径を大きくする。
【0020】その後は前記第1実施例と同様に、該ブロ
ック20′をエッチング液に浸して、光導波路11の部
分だけを選択的にエッチングして(同図(c)参照)、
同図(d)に示すようにブロック20′上に複数本の溝
21′を形成する。そして同図(e)に示すようにこれ
ら各溝21′にそれぞれ光ファイバ30の端部を保持し
て位置決めして固定する。そして該ブロック20′を同
図(a)で切断した光導波路基板10の端面に当接し
て、各光ファイバ30のコア端面を光導波路11の端面
に接続するのである。
【0021】この実施例においては、光導波路11の径
を熱処理によって拡大しているので、これをエッチング
して得られる溝21′の径も大きくなる。このため前記
第1実施例の場合に比べて、より深くより確実に光ファ
イバ30を保持できる。なお溝21′の径が大きくなっ
ても、各溝21′の中心間の間隔が各光導波路11の中
心間の間隔と完全同一なのは第1実施例の場合と同様で
ある。
【0022】〔第3実施例〕 図3は本考案の第3実施例を用いて光導波路と光ファイ
バを接続する工程を示す図である。
【0023】この実施例においては、同図(a)に示す
ように、光導波路11の端部の部分のみの幅を予め広く
パターニングしておく。
【0024】次に同図(b)に示すように、光導波路基
板10を光導波路11の幅の変わるところで切断して、
これを光ファイバ載置用のブロック20″とし、次に同
図(c)に示すように該ブロック20″をエッチング液
に浸して光導波路11の部分だけを選択的にエッチング
して、同図(d)に示すようにブロック20″上に複数
本の溝21″を形成する。
【0025】このようにして形成された溝21″の径
も、前記第1実施例の場合に比べて大きくなり、より深
くより確実に光ファイバを保持できる。
【0026】なお上記各実施例においてはブロックに設
けた溝の数を4本としたが、たとえこの本数が増加して
も各光ファイバと光導波路の接続が高精度に行えること
は言うまでもない。
【0027】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案にか
かる光導波路と光ファイバの接続構造によれば、以下の
ような優れた効果を有する。 ブロックの溝に保持して整列させた各光ファイバの間
隔と、これに接続する各光導波路の間隔は完全に一致
し、高精度な接続が容易に行える。
【0028】従来からある通常の光導波路をエッチン
グするだけで光ファイバを保持する溝が形成できるの
で、溝を形成するための特別なパターンニングが不要と
なり、その製造工程数が減少し、その製造が容易とな
る。
【0029】光導波路基板と溝を設けたブロックの材
質が同一のため、両者の接合後に熱膨張係数の差による
ズレが生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を用いて光導波路と光ファ
イバを接続する工程を示す図である。
【図2】本考案の第2実施例を用いて光導波路と光ファ
イバを接続する工程を示す図である。
【図3】本考案の第3実施例を用いて光導波路と光ファ
イバを接続する工程を示す図である。
【図4】光導波路と光ファイバを接続する従来の方法を
示す図である。
【図5】光導波路と光ファイバを接続する従来の方法を
示す図である。
【図6】光導波路と光ファイバを接続する従来の方法を
示す図である。
【図7】光導波路と光ファイバを接続する従来の方法を
示す図である。
【符号の説明】
10 光導波路基板 11 光導波路 20,20′,20″ ブロック 21,21′,21″ 溝 30 光ファイバ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導波路基板上に拡散型の複数本の光導
    波路を設け、該光導波路基板の端部をブロック状に切断
    し、該切断したブロック上の光導波路部分を除去するこ
    とでその表面に複数本の光ファイバ位置決め用の溝を設
    け、該複数本の溝に複数本の光ファイバをそれぞれ保持
    して位置決めし、該位置決めされた各光ファイバを前記
    光導波路基板に設けた複数本の光導波路にそれぞれ接続
    したことを特徴とする光導波路と光ファイバの接続構
    造。
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