JP3298975B2 - 光結合器と光ファイバとの接続構造および接続方法 - Google Patents

光結合器と光ファイバとの接続構造および接続方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス基板に複数の導
波路が埋め込み形成されてなる光結合器の、各導波路に
対して光ファイバを個別に突き合わせて接続した構造お
よびその接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光通信等の分野においては、合
波器、分波器、分岐器、光スイッチ、光チューナ、光I
C回路、光計算機等の光結合器が使用される。
【0003】図4は、このような光結合器の一例として
の光分岐器を示すもので、この光分岐器aは、ガラス基
板b内に多数に分岐された導波路cが埋め込み形成されて
いる。そして、この光分岐器aに対しては、各導波路cで
分岐された光を取り出すために、分岐された導波路cに
対して個別に光ファイバfが突き合わせ接続されてい
る。
【0004】光分岐器aの導波路cに対して光ファイバf
を個別に接続する場合、導波路cと光ファイバfのコアの
互いの光軸が一致していないと接続損失が大きくなるの
で、両者を接続するためには、全ての光軸が一致するよ
うに光軸合わせを精度良く行うことが不可欠となる。
【0005】そのため、従来は、たとえば図5に示すよ
うに、予め所定ピッチでV溝gが形成されたガラス製の
一対の挟着ブロックhを適用し、これらの各V溝g内に光
ファイバfを挟み着けた状態で接着剤mを用いてこれらを
固定した後、この挟着ブロックhと光結合器aの各突き合
わせ端面をそれぞれ平坦に研磨してから両者h,aを突き
合わせて光軸調整を行い、光軸調整後の突き合わせ端面
間を接着剤で固定するなどの方法が採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、単に突き合わせ端面同士を平坦に研磨して接続
する仕方では、分岐された各導波路cと光ファイバfのコ
アの各光軸を全て一致させることが困難である。
【0007】すなわち、光ファイバfをV溝gに載置する
際には光ファイバfの浮き上がりによる位置ずれがあ
り、また、光分岐器aを製作する際には、導波路cの形成
位置の誤差やガラス基板bの反りなどが発生するので、
光軸調整によって一対の導波路と光ファイバの光軸を一
致させることができたとしても、残りの導波路と光ファ
イバのコア間では光軸が合わないという事態が生じる。
つまり、一部分について光軸を一致させることができて
も、全ての光軸を一致させることができない。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、光結合器を構成する複数の導波路
とこれに個別に接続される光ファイバのコアの互いの光
軸を全て一致させて突き合わせ接続できるようにすると
ともに、その光軸調整を極めて簡単に行えるようにする
ことを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するためになされたものであって、次の構成を採
る。
【0010】すなわち、請求項1に係る光結合器と光フ
ァイバとの接続方法においては光結合器と光ファイバ
の製作時に、予め、前記光結合器の導波路と光ファイバ
のコアのいずれか一方に所定のエッチング液に対してエ
ッチングを促進する元素を、他方には前記所定のエッチ
ング液と同一のエッチング液に対してエッチングを抑制
する元素をそれぞれ添加しておき、これら導波路と光フ
ァイバのコアの突き合わせ端面を同一エッチング液でエ
ッチングすることにより、導波路とコアのいずれか一方
を突き合わせ端面よりも突出して凸部を、他方を突き合
わせ端面よりも内側にへこませて凹部をそれぞれ形成し
た後、前記凸部と凹部を互いに嵌め合わせることによ
り、光結合器の導波路と光ファイバのコアの互いの光軸
を一致させるようにしている。
【0011】
【0012】
【作用】請求項1に係る方法によれば、光結合器と光フ
ァイバとの突き合わせ接続は、凸部と凹部との嵌め合わ
せによるから、自己調芯作用が発生し、このため、全て
の導波路と光ファイバのコアの光軸が完全に一致するの
みならず、その光軸調整が極めて容易に行える。さら
に、凸部と凹部は、導波路あるいはコアのいずれか一方
にエッチング促進元素を、他方にはエッチング抑制元素
を添加しておき、これら導波路あるいはコアの突き合わ
せ端面を、同一のエッチング液でエッチングすることに
より形成されるので、用意するエッチング液が一つです
むことに加えて、エッチング液の準備作業が簡素化でき
ることにより凸部と凹部の製造が簡素化される。
【0013】
【0014】
【実施例】図1は本発明の実施例に係る光結合器と光フ
ァイバとの接続構造を示す分解斜視図、図2は同じ接続
構造の断面図、図3は光結合器と光ファイバの各突き合
わせ端面部分を示す斜視図である。なお、本例では、光
結合器の一例として光分岐器に適用した場合について説
明するが、光合波器や光結合器などについても本発明を
適用することができる。
【0015】これらの図において、1は光分岐器、2は
光ファイバである。
【0016】光分岐器1は、PVDやCVDの技術を用
いることによって石英製のガラス基板4に導波路6が埋
め込み形成されており、この導波路6は、周囲のガラス
基板4やクラッドガラス9よりも屈折率が高く、かつ、
弗酸によるエッチングがガラス基板4やクラッドガラス
9よりも促進されるように、Pが添加されている。そし
て、光分岐器1は、その導波路6が光ファイバ2との突
き合わせ端面8側に向けて分岐(ここでは4つに分岐)さ
れ、さらに、分岐された各導波路6は、光ファイバ2と
の突き合わせ端面8において、その端面8よりもへこん
で裁頭四角錐状をした凹部10が形成されている。
【0017】一方、光ファイバ2は、光分岐器1の分岐
された各導波路6に個別に対応した本数(本例では4本)
分設けられており、これらの各光ファイバ2は、そのコ
ア12中にその周囲のクラッド14よりも屈折率が高
く、かつ、弗酸によるエッチングがクラッド14よりも
抑制されるようにGeが添加されている。そして、各光
ファイバ2のコア12は、光分岐器1との突き合わせ端
面16において、その端面16よりも突出して裁頭円錐
状をした凸部18が形成されている。
【0018】さらに、各光ファイバ2の突き合わせ端面
16側の端部は、ガラス製の一対の挟着ブロック20に
それぞれ形成されたV溝22によって挟み着けられた状
態で接着剤24で固定されており、その際、上記の突き
合わせ端面16および凸部18は、挟着ブロック20の
端面よりも光分岐器1側に若干はみ出す状態で取り付け
られている。
【0019】そして、光分岐器1の導波路6の突き合わ
せ端面8側に形成された凹部10と、光ファイバ2のコ
ア12の突き合わせ端面16側に形成された凸部18と
が互いに嵌め合わされるとともに、光分岐器1の突き合
わせ端面8と挟着ブロック20の端面間が接着剤26で
固定されている。
【0020】次に、光結合器1と光ファイバ2とを互い
に接続する場合の方法について説明する。
【0021】光分岐器1をPVDやCVDなどを利用し
て製作する際に、導波路6内にPを添加する。このPの
添加により、導波路6がガラス基板4やクラッドガラス
9よりも屈折率が高くなるとともに、弗酸によるエッチ
ングが促進される。また、光ファイバ2を製作する際に
は、コア12中にGeを添加する。このGe添加により、
コア12がクラッド14よりも屈折率が高くなるととも
に、弗酸によるエッチングが抑制される。
【0022】次に、光結合器1と光ファイバ2の各々の
突き合わせ端面8,16を弗酸によってそれぞれ所定時
間エッチングする。この場合、光分岐器1の導波路6
は、その中にPを含んでいるために、ガラス基板4やク
ラッドガラス9よりも余分にエッチングされ、その結
果、各導波路6は突き合わせ端面8よりも一層へこんで
凹部10が形成される。一方、各光ファイバ2のコア1
2は、その中にGeを含んでいるために、クラッド14
よりもエッチングされ難く、その結果、コア12は突き
合わせ端面16よりも一層突出して凸部18が形成され
る。
【0023】そして、エッチング後の各光ファイバ2
は、V溝22が形成されたガラス製の一対の挟着ブロッ
ク20に挟み着けて接着剤24で固定する。その際、突
き合わせ端面16および凸部18は、挟着ブロック20
の端面よりも若干はみ出すようにする。
【0024】次に、光分岐器1の導波路6に形成された
凹部10と、光ファイバ2のコア12に形成された凸部
18とを互いに嵌め合わすとともに、ガラス基板4と挟
着ブロック20の突き合わせ端面同士を接着剤26で固
定する。
【0025】この突き合わせ接続は、凹部10と凸部1
8との嵌め合せによるから、自己調芯作用により、分岐
された全ての導波路6と光ファイバ2のコア12の光軸
が完全に一致する。
【0026】なお、上記の実施例では、光分岐器1の導
波路6にエッチング促進元素としてのPをドープし、ま
た、光ファイバ2のコア12にエッチング抑制元素とし
てのGeをドープしているが、その逆に、導波路6にエ
ッチング抑制元素としてのGeをドープして凸部を形成
する一方、光ファイバ2のコア12にエッチング促進元
素としてのPをドープして凹部を形成して、両者を嵌め
合せるようにすることも可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、光結合器と光ファイバ
との突き合わせ接続は、凸部と凹部との嵌め合わせによ
るから、自己調芯作用が発生し、このため、全ての導波
路と光ファイバのコアの光軸が完全に一致するのみなら
ず、その光軸調整が極めて容易に行える。さらに、凸部
と凹部は、導波路あるいはコアのいずれか一方にエッチ
ング促進元素を、他方にはエッチング抑制元素を添加し
ておき、これら導波路あるいはコアの突き合わせ端面
を、同一のエッチング液でエッチングすることにより形
成されるので、用意するエッチング液が一つですむこと
に加えて、エッチング液の準備作業が簡素化できること
により凸部と凹部の製造が簡素化される。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る光結合器と光ファイバと
の接続構造を示す分解斜視図である。
【図2】図1と同じ接続構造の断面図である。
【図3】光結合器と光ファイバの各々の突き合わせ端面
部分を示す斜視図である。
【図4】光結合器の導波路に対して個別に光ファイバを
突き合わせ接続した従来の構成を示す平面図である。
【図5】図4のA−A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1…光結合器(光分岐器)、2…光ファイバ、4…ガラス
基板、6…導波路、8…突き合わせ端面、9…クラッド
ガラス、10…凹部、12…コア、14…クラッド、1
6…突き合わせ端面、18…凸部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/30 G02B 6/12 G02B 6/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に複数の導波路が形成された光結
    合器の、前記各導波路に対して個別に光ファイバを接続
    するための方法であって、 光結合器と光ファイバの製作時に、予め、前記光結合器
    の導波路と光ファイバのコアのいずれか一方に所定のエ
    ッチング液に対してエッチングを促進する元素を、他方
    には前記所定のエッチング液と同一のエッチング液に対
    してエッチングを抑制する元素をそれぞれ添加してお
    き、これら導波路と光ファイバのコアの突き合わせ端面
    を同一エッチング液でエッチングすることにより、導波
    路とコアのいずれか一方を突き合わせ端面よりも突出し
    て凸部を、他方を突き合わせ端面よりも内側にへこませ
    て凹部をそれぞれ形成した後、前記凸部と凹部を互いに
    嵌め合わせることにより、光結合器の導波路と光ファイ
    バのコアの互いの光軸を一致させることを特徴とする光
    結合器と光ファイバとの接続方法。
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