JP2576323B2 - 演奏記録再生装置 - Google Patents

演奏記録再生装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は演奏記録再生装置に関
し、特に、演奏者により鍵盤等の演奏入力装置で演奏さ
れた情報をシーケンスメモリにリアルタイムで記録しな
がら、その演奏を楽音として所定時間だけ遅らせて再生
する演奏記録再生装置に関する。
【0002】
【背景】本件出願人は、同日付の特許出願(名称「ディ
レイトリガー機能付電子楽器」)において、シーケンス
メモリの記録/ディレイ再生によるディレイトリガー技
(演奏入力装置からの演奏入力をシーケンスメモリに
リアルタイムで記録しながら、その記録演奏入力を所定
時間だけ遅らせて楽音として再生する演奏記録再生技
術)を提案している。この提案技術によれば、演奏者か
らの演奏入力を遅れなしに楽音演奏出力するとともに、
この遅れなしの楽音演奏に対して時間差をつけた楽音演
奏再生(遅延演奏再生)が可能である。しかしながら、
時間差をつけて再生ないし反復される演奏は1つだけで
あり、1つの遅延再生演奏パート(トラック)を実現し
ているのに留まる。 この発明は遅延再生演奏パートの数
(ディレイトリガー数)を複数とし、同一の演奏が時間
差をもって複数回、反復再生されるようにしたものであ
る。シーケンサの技術分野で、マルチトラック技術が知
られており、これは、シーケンスメモリとして各トラッ
クのメモリを用意し、各メモリトラックに録音を行った
後、複数のメモリトラックを同時再生するものである。
この技術を転用すると、4種類のディレィトリガーを実
現するのに4個のシーケンスメモリが必要となる。例え
ば、1回のキーオンについて必要な記録情報量は、キー
のオン/オフ判別を1ビット、音高データを7ビット、
ベロシティデータを7ビット、時間データを8ビットと
して約3バイトとなる。すなわち、1音のキーオンとキ
ーオフとで6バイトが必要である。4ポリフォニックの
バッキングを16分音符で1小節分弾く場合を想定する
と、1トラック当り、384バイトで、4トラックでは
約1.5キロバイトにもなる。したがって、メモリ容量
を効率よく使用できるマルチディレィトリガー技術が求
められている。
【0003】
【発明の目的】この発明は以上の背景に鑑み、演奏入力
をリアルタイムで記録しながら、少ない記憶容量で複数
のディレィトリガー(演奏を互に時間差をつけて追従、
反復する複数の演奏反復パート)が実現できる演奏記録
再生装置を提供することを目的とする。
【0004】
【発明の要点、展開】この発明は、上記の目的を達成す
るため、1つのシーケンスメモリを演奏入力の記録と
ルチディレィ再生に共用させることに着目したもので、
具体的には、演奏入力装置からの演奏入力をシーケンス
メモリにリアルタイムで記録しながら、この記録された
演奏入力を所定時間だけ遅らせて楽音として演奏再生す
る演奏記録再生装置であって、(A)上記演奏入力を上
記シーケンスメモリにリアルタイムで記録するための演
奏記録手段と、(B)記録された演奏入力をその記録時
点から複数の異なる遅延時間をもって楽音演奏再生する
ためのマルチディレイ演奏再生手段と、を備え、上記演
奏記録手段が、(a1)上記シーケンスメモリにデータ
が書き込まれるたびに次のアドレスに歩進する記録アド
レスポインタ手段と、(a2)上記演奏入力装置におけ
る演奏イベントの発生時間を計時する記録タイマー手段
と、(a3)上記演奏入力装置における演奏イベントの
発生に応答して、その演奏イベントを示すイベントデー
タ及び上記記録タイマー手段からの計時データを、上記
記録アドレスポインタ手段が示す、上記シーケンスメモ
リ内の記憶場所に書き込む書込手段と、を有し、上記マ
ルチディレイ演奏再生手段が(b1)互に異なる遅延時
間に初期設定される複数の再生タイマー手段と、(b
2)この複数の再生タイマー手段と1対1で対応してお
り、上記シーケンスメモリからデータが読み出されるた
びに次のアドレスヘ歩進する複数の再生アドレスポイン
タ手段と、(b3)この複数の再生アドレスポインタ手
段の各々について、その再生アドレスポインタ手段が指
す、上記シーケンスメモリ内の記憶場所から計時データ
を読み出す計時データ読出手段と、(b4)各再生アド
レスポインタ手段を介して読み出された計時データに係
る演奏イベントの発生時間の到来を、各再生アドレスポ
インタ手段に対応づけた再生タイマー手段が検出したと
きに、その演奏イベントを示すイベントデータを上記シ
ーケンスメモリから読み出し対応する楽音処理を実行す
るイベント実行手段と、を有し、もって、上記演奏入力
装置からの演奏入力に対し、その演奏を互に時間差をつ
けて反復する複数の演奏反復パートが実現されることを
特徴とする演奏記録再生装置を提供する。
【0005】好ましい構成例では、マルチディレィ演奏
再生手段が再生する楽音の音色はディレィ別(演奏反復
パート別)に設定可能である。また、演奏入力の中断の
結果としてマルチディレィ演奏再生手段が実行すべきイ
ベントを全て完了したときには、メモリの容量を節約す
るため、各再生アドレスポインタ手段と記録アドレスポ
インタ手段をシーケンサメモリの先頭アドレスに戻す手
段が設けられている。この手段は、複数の再生アドレス
ポインタ手段の指すアドレスがすべて上記記録アドレス
ポインタ手段の指すアドレスと一致するかどうかを判別
し、一致を検知したときに複数の再生アドレスポインタ
手段及び記録アドレスポインタ手段をシーケンスメモリ
の先頭アドレスに戻す復帰制御手段によって実現され
る。この復帰制御手段は、上記一致を検知したときに各
アドレスポインタ手段を先頭アドレスヘ戻す復帰処理に
加え、記録タイマー手段及び各再生タイマー手段を各々
の初期値に再設定処理するように構成し得る。この構成
は、記録タイマー手段が次の演奏イベントが発生するま
での時間を計時し、その計時結果を計時データとしてシ
ーケンスメモリに記録する方式の場合に、有利である
(計時しなければならない時間の最長時間が記録タイマ
ー手段の初期値への再設定処理によって短縮化される結
果として計時データのビット数が節約されるから)。
【0006】また、好ましい構成例では、シーケンサメ
モリに記録する各演奏イベントの発生時間情報として、
記録タイマー手段はイベント間の時間間隔を計測する。
したがって、演奏再生手段にとって、シーケンサメモリ
から読み出した計時データは次の演奏イベントを実行す
るまでの待ち時間としての意味をもつ。また、各再生タ
イマー手段に初期設定される遅れ時間は、シーケンサメ
モリに記録された最初の演奏イベントを実行するまでの
待ち時間としての意味をもつ、各再生タイマー手段はセ
ットされた待ち時間を時間の経過に従って減算(カウン
トダウン)する。ゼロになると、待ち時間の終了であ
り、演奏イベントの実行タイミングの到来(発生時間の
到来)である。そこで、対応する再生アドレスポインタ
手段により読み出された演奏イベントを実行する。
【0007】演奏入力装置での演奏イベントが休止(中
断)した場合、再生アドレス位置が停止している記録ア
ドレス位置に向って進み到達することになる。到達のタ
イミングは各演奏反復パートのディレィ値により異なる
が、その演奏反復パートの再生完了を意味する。例え
ば、ある演奏反復パートの演奏イベントの実行後、歩進
された再生アドレスポインタ手段が録音アドレスポイン
タ手段の位置に達っしておれば、その演奏反復パート
演奏再生処理は完了している。したがって、次に演奏イ
ベントを実行すべきときは、新しい演奏イベントが発生
してから、所定の時間後である。したがって、記録タイ
マー手段と再生タイマー手段をイベント間の時間間隔の
計測またはその経過を検知する構成とした場合には、再
生処理が完了したときの待ち時間として、初期設定に使
った遅延時間を再生タイマー手段に入れ、新しい演奏イ
ベントが発生し、記録された時点から、再生タイマー手
段の減算を再開するようにするとよい。
【0008】なお、以下の説明では、マルチディレィ
再生手段が実行する個々の反復演奏パート、即ちディ
レィ演奏シーケンスをトラックと呼ぶことにする。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図1はこの発明の特徴を組み込んだ電子楽器
の全体構成図である。CPU3はROM4に記憶された
制御プログラムに従って、演奏入力装置である鍵盤1か
らの押鍵/離鍵や、スイッチ2からの音色選択等の選択
入力をモニターする。さらに、音源LSI6の制御のた
め、CPU3はROM4、RAM5にある所要データを
音源LSI6に転送し、音源LSI6のRAM7にセッ
トする。音源LSI6はRAM7を演算用バッフアとし
て使用して楽音を合成する。合成された楽音はサウンド
システム8に送られ音響信号に変換される。
【0010】上記RAM5のうち、記録/マルチディレ
イ再生に関係するレジスタ類を図2に示す、SQがシー
ケンスメモリであり、ここにリアルタイムで演奏シーケ
ンスが記録され、マルチディレィで再生される。DSS
TはシーケンスメモリSQの先頭アドレスを示してい
る。記録用のレジスタとして、次回のレコードアドレス
を記憶する記録レスポインタRECAD、演奏イベ
ント間の時間を計数する記録タイムカウンタRECTM
がある。再生は4トラックあるので、ポインタ、タイマ
ー、遅延レジスタがそれぞれ4つある。すなわち、PL
YAD0〜3がトラック0からトラックの再生アドレ
スポインタであり、つぎに再生する演奏イベントのアド
レスが置かれる。PLYTM0〜3はトラック0からト
ラックまでの再生タイムカウンタであり、それぞれの
初期値として、トラック0〜の遅延レジスタDLYT
Mの値が設定される。一番下に示すレジスタはトラック
別の音色番号メモリTNMであり、各レジスタTN0−
TN3にトラック0〜3の再生音色のデータが格納され
る。
【0011】図3にCPU3が実行する記録/マルチデ
ィレィ再生のフローチャートを示す。CPU3は図示の
フローを所定時間ごとに実行する。図3からわかるよう
に、PLYAD0〜3がすべてRECADと一致すると
きは、記録開始前か、再生処理手段が再生しなければな
らない演奏イベントが全く残っていないときである。こ
の条件が成立する間は、RECTMはゼロに固定され、
PLYAD0〜3とRECADはシーケンサメモリSQ
の先頭アドレスDSSTに固定される。最初の演奏イベ
ントがあると、RECADは歩進されるため、上記の条
件は成立しなくなる。したがって、最初の演奏イベント
の記録後は、記録タイムカウンタRECTMは次の演奏
イベントが発生するまでインクリメントされ、イベント
間の時間を計測し、演奏イベントの記録時にクリアされ
て、再びインクリメントを続ける。図3の右側は再生に
関しており、Iがトラック番号である。各トラックの再
生タイムカウンタはPLYAD(I)=RECADが成
立している間は、そのトラックの遅延レジスタDSST
の値に固定されるが、不成立になると、ゼロになるまで
減算(カウントダウン)を続ける。トラックIのPLY
TM(I)がDLYTMからゼロになったときがそのト
ラックについて最初の演奏イベントの実行タイミングで
ある。したがって、トラック別に異ったタイミングで最
初の演奏イベントが実行されることになる。実行の際、
実行すべき演奏イベントと次の演奏イベントまでの待ち
時間がシーケンスメモリSQから読み出され、PLYT
M(I)は読み出した待ち時間にセットされ、PLYA
D(I)は歩進される。
【0012】以下、具体例を通じてより詳細に説明す
る。なお、DLYTM(0)=“0”、DLYTM
(1)=“2”、DLYTM(2)=“4”、DLYT
(3)=“6”を想定する。まずパワーオンの際、A
2に相当する初期化が実行される。したがって、記録前
にこのフローに入ったときは、PLYAD0〜3はすべ
てRECADに等しいため(A1成立)、A2で初期化
が行われ、キー入力はまだないのでに抜け、A10か
らA13に分岐しA13で、各トラックの再生タイムカ
ウンタPLYTM(I)に各トラックの遅延時間DLY
TM(I)がセット(初期設定)される。
【0013】図4に演奏シーケンスとその再生シーケン
スの例を示す。処理1では鍵盤1の鍵がオンされて
いる。したがって、図3において、キースキャンA4で
オンが検知され、A5からA6〜A8の記録処理を
実行する。すなわち、RECADの示すアドレスにイベ
ント(Cオン)が書き込まれ、RECADを歩進し、
RECTM=“0”にセットする。その後、に進み、
トラック0(I=0)のとき、PLYAD(0)≠RE
CADのため、PLYTM(0)をみると“0”のた
め、PLYAD(0)から実行すべきイベント(C
ン)を引き出し、トラック0の音色にてCオンを実行
する(A10,A11,A14〜A16)。その後
経てA10に戻ると、PLYAD(0)=RECADに
なっているため、A13にてPLYTM(0)にその初
期値DLYTM(0)=“0”が再設定される。その
後、A17でトラック番号をインクリメントしてチェッ
クし、他のトラック(1=1〜3)についてもループ
10〜A17を実行する。各々、PLYAD(1〜3)
≠RECADであり、PLYTM(1〜3)≠0のた
め、トラック1〜3の各再生タイムカウンタは、デクリ
メントされ、PLYTM(1)=“1”PLYTM
(2)=“3”PLYTM(3)=“5”となる(A1
0、A11、A12)。
【0014】処理2では、RECTMは0からプラス1
され“1”となる(A1、A3)。鍵盤1の鍵
フが検出され、CオンからCオフまでの時間(計時
データ)としてRECTM(=“1”)が書き込まれ、
オフイベントがRECADに書き込まれる(A3〜
A8)。次にに進み、処理1のときと同様に、トラッ
ク0について、Cオフが即実行され、トラック1〜3
についてはPLYTM(1〜3)のデクリメントだけ
で、PLYTM(1)=“0”、PLYTM(2)=
“2”、PLYTM(3)=“4”となる。
【0015】処理3では、以降で、トラック1のPL
YTM(1)=“0”のため(A11成立)、Cオン
を実行し(A14〜A16)、PLYTM(1)=
“1”=シーケンスメモリから読み出したC オンから
オフまでの時間長(A15)となった後、を介し
A10−A12を通るため、PLYTM(1)=“0”
(A12)となる(次の処理4で次の演奏イベントC
オフを実行するため)。また、トラック2と3の再生タ
イムカウンタはマイナス1だけなの(A12)、PL
YTM(2)=“1”、PLYTM(3)=“3”とな
る。
【0016】同様に、処理4ではトラック1のCのオ
フの実行、PLYTM(2)=“0”、PLYTM
(3)=“2”となる。処理5ではトラック2のC
ン実行、PLYTM(2)=“0”、PLYTM(3)
=“1”となる。処理6では、トラック2のCオフ実
行、PLYTM(3)=“0”となる。処理7ではトラ
ック3のCオン実行、PLYTM(3)=“0”とな
る。処理8ではトラック3のCオフ実行となる。以上
のようにして、1つのシーケンスメモリのみで、演奏シ
ーケンスのリアルタイム記録と、複数の独立な遅延タイ
ミングでの再生が可能になった。
【0017】
【発明の効果】この発明は、演奏入力装置からの演奏入
力をシーケンスメモリにリアルタイムで記録しながら、
この記録された演奏入力を所定時間だけ遅らせて楽音と
して演奏再生する演奏記録再生装置であって、(A)上
記演奏入力を上記シーケンスメモリにリアルタイムで記
録するための演奏記録手段と、(B)記録された演奏入
力をその記録時点から複数の異なる遅延時間をもって楽
音演奏再生するためのマルチディレイ演奏再生手段と、
を備え、上記演奏記録手段が、(a1)上記シーケンス
メモリにデータが書き込まれるたびに次のアドレスに歩
進する記録アドレスポインタ手段と、(a2)上記演奏
入力装置における演奏イベントの発生時間を計時する記
録タイマー手段と、(a3)上記演奏入力装置における
演奏イベントの発生に応答して、その演奏イベントを示
すイベントデータ及び上記記録タイマー手段からの計時
データを、上記記録アドレスポインタ手段が示す、上記
シーケンスメモリ内の記憶場所に書き込む書込手段と、
を有し、上記マルチディレイ演奏再生手段が(b1)互
に異なる遅延時間に初期設定される複数の再生タイマー
手段と、(b2)この複数の再生タイマー手段と1対1
で対応しており、上記シーケンスメモリからデータが読
み出されるたびに次のアドレスへ歩進する複数の再生ア
ドレスポインタ手段と、(b3)この複数の再生アドレ
スポインタ手段の各々について、その再生アドレスポイ
ンタ手段が指す、上記シーケンスメモリ内の記憶場所か
ら計時データを読み出す計時データ読出手段と、(b
4)各再生アドレスポインタ手段を介して読み出された
計時データに係る演奏イベントの発生時間の到来を、各
再生アドレスポインタ手段に対応づけた再生タイマー手
段が検出したときに、その演奏イベントを示すイベント
データを上記シーケンスメモリから読み出し対応する楽
音処理を実行するイベント実行手段と、を有し、もっ
て、上記演奏入力装置からの演奏入力に対し、その演奏
を互に時間差をつけて反復する複数の演奏反復パートが
実現されることを特徴とする演奏記録再生装置を提供す
る。このように構成することによりこの発明では同時進
行する(コンカレントに動作する)演奏記録手段と、マ
ルチディレィ演奏再生手段に1つのシーケンスメモリを
共用させているので、反復演奏パート数によらず1つの
シーケンスメモリの容量でまかなえ、メモリの使用効率
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る電子楽器の全体構成
図。
【図2】シーケンス記録/マルチディレィ再生に使用す
る各種レジスタを示す図。
【図3】CPUが実行するシーケンス記録/マルチディ
レィシーケンス再生のフローチャート。
【図4】リアルタイムの演奏シーケンスと再生シーケン
スの例を示すタイムチャート。
【符号の説明】
3 CPU SQ シーケンスメモリ RECAD 記録アドレスポインタ PLYAD0〜3 再生アドレスポインタ RECTM 記録用タイムカウンタ PLYTM0〜3 再生用タイムカウンタ DLYTM0〜3 遅延レジスタ TNM 音色番号メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−52896(JP,A) 特開 昭60−61797(JP,A) 実開 昭60−169789(JP,U) 実開 昭62−149099(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏入力装置からの演奏入力をシーケン
    スメモリにリアルタイムで記録しながら、この記録され
    た演奏入力を所定時間だけ遅らせて楽音として演奏再生
    する演奏記録再生装置であって、 (A)上記演奏入力を上記シーケンスメモリにリアルタ
    イムで記録するための演奏記録手段と、 (B)記録された演奏入力をその記録時点から複数の異
    なる遅延時間をもって楽音演奏再生するためのマルチデ
    ィレイ演奏再生手段と、 を備え、 上記演奏記録手段が、 (a1)上記シーケンスメモリにデータが書き込まれる
    たびに次のアドレスに歩進する記録アドレスポインタ手
    段と、 (a2)上記演奏入力装置における演奏イベントの発生
    時間を計時する記録タイマー手段と、 (a3)上記演奏入力装置における演奏イベントの発生
    に応答して、その演奏イベントを示すイベントデータ及
    び上記記録タイマー手段からの計時データを、上記記録
    アドレスポインタ手段が示す、上記シーケンスメモリ内
    の記憶場所に書き込む書込手段と、 を有し、 上記マルチディレイ演奏再生手段が (b1)互に異なる遅延時間に初期設定される複数の再
    生タイマー手段と、(b2)この複数の再生タイマー手
    段と1対1で対応しており、上記シーケンスメモリから
    データが読み出されるたびに次のアドレスヘ歩進する複
    数の再生アドレスポインタ手段と、 (b3)この複数の再生アドレスポインタ手段の各々に
    ついて、その再生アドレスポインタ手段が指す、上記シ
    ーケンスメモリ内の記憶場所から計時データを読み出す
    計時データ読出手段と、 (b4)各再生アドレスポインタ手段を介して読み出さ
    れた計時データに係る演奏イベントの発生時間の到来
    を、各再生アドレスポインタ手段に対応づけた再生 タイ
    マー手段が検出したときに、その演奏イベントを示すイ
    ベントデータを上記シーケンスメモリから読み出し対応
    する楽音処理を実行するイベント実行手段と、を有し、
    もって、上記演奏入力装置からの演奏入力に対し、その
    演奏を互に時間差をつけて反復する複数の演奏反復パー
    トが実現されることを特徴とする演奏記録再生装置。
  2. 【請求項2】 特許請求の範囲第1項記載の演奏記録再
    生装置において、上記マルチディレイ演奏再生手段が再
    生する楽音の音色が、演奏反復パート別に設定可能なこ
    とを特徴とする演奏記録再生装置。
  3. 【請求項3】 特許請求の範囲第1項記載の演奏記録再
    生装置において、 上記記録タイマー手段は上記発生時間として、上記演奏
    入力装置における演奏イベント間の時間間隔を計時する
    手段であり、 上記各再生タイマー手段はカウントダウ
    ンで動作し、その内容がゼロになったときが演奏イベン
    トの発生時間の到来を表わし、その際、上記イベント実
    行手段により該当する演奏イベントの楽音処理が実行さ
    れるとともに、対応する再生アドレスポインタ手段を介
    して、上記計時データ読出手段により、次の演奏イベン
    トまでの時間を表わす計時データが上記シーケンスメモ
    リから読み出され、この計時データによって再生タイマ
    ー手段の内容が再設定される、 ことを特徴とする演奏記録再生装置。
  4. 【請求項4】 特許請求の範囲第1項記載の演奏記録再
    生装置において、 上記複数の再生アドレスポインタ手段
    の指すアドレスが、すべて、上記記録アドレスポインタ
    手段の指すアドレスと一致するかどうかを判別し、一致
    を検知したときに上記複数の再生アドレスポインタ手段
    及び上記記録アドレスポインタ手段を上記シーケンスメ
    モリの先頭アドレスに復帰させる復帰制御手段を更に有
    することを特徴とする演奏記録再生装置。
  5. 【請求項5】 特許請求の範囲第4項記載の演奏記録再
    生装置において、上記復帰制御手段は上記一致を検知し
    たときに、上記各ポインタ手段を先頭アドレスに復帰さ
    せるとともに、上記記録タイマー手段を初期値に戻し、
    上記各再生タイマー手段を各々の初期値に戻すことを特
    徴とする演奏記録再生装置。
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FR2567877B1 (fr) * 1984-07-17 1986-11-14 Thomson Csf Compose organique a structure chirale, son utilisation dans un melange de cristaux liquides et son procede de fabrication

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