JP3029339B2 - 楽音波形に関するデータの処理装置及び処理方法 - Google Patents

楽音波形に関するデータの処理装置及び処理方法

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JP3029339B2
JP3029339B2 JP4073699A JP7369992A JP3029339B2 JP 3029339 B2 JP3029339 B2 JP 3029339B2 JP 4073699 A JP4073699 A JP 4073699A JP 7369992 A JP7369992 A JP 7369992A JP 3029339 B2 JP3029339 B2 JP 3029339B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、楽音波形に関するデー
タの処理装置及び処理方法に関し、特に電子楽器等の装
置の楽音波形に関するデータの記憶及び読み出しの制御
に関する。
【0002】
【従来技術】従来、電子楽器のトーンジェネレータは以
下のように構成されている。サンプリング形式の楽音波
形データが波形メモリに記憶され、キーオンイベント信
号が供給されると、上記楽音波形データが読み出され
る。一方、このキーオンイベント信号は、エンベロープ
ジェネレータにも与えられ、エンベロープ波形データが
演算されていく。このエンベロープ波形データは、上記
楽音波形データに乗算され、D−A(デジタル−アナロ
グ)変換されて出力されていく。上記キーオンイベント
信号は、キーボードのキーのオンに応じたものや、自動
演奏情報に応じたもの等がある。
【0003】上記波形メモリには、正弦波、三角波、矩
形波等の楽音波形データが一波長分記憶され、これが音
高に応じた速度で、繰り返し読み出される。これに対
し、実際の楽器のサウンドにより近づけるため、波形が
次第に変化していく複数波形分の楽音波形データを波形
メモリに記憶したり、楽音の立上りから立上り以降の一
部の波形の楽音波形データを波形メモリに記憶したりす
るものもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
波形メモリに記憶されている楽音波形データは常に所望
のものが記憶されているとは限らず、発音させたい楽音
に応じた楽音波形データが記憶されていないことがあっ
た。特に、自動演奏において、発音させたい楽音に応じ
た楽音波形データが記憶されていないと、自動演奏が実
行されなかったり、中断したりするおそれがあった。
【0005】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、発音させたい楽音に応じた楽音波
形データが記憶されていなくとも、自動的に必要な楽音
波形データを転送して記憶させることのできる電子楽器
の波形データ処理システムを提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、発生の指示のあった楽音につき、楽音波
形に関するデータが、楽音の発生に用いられる楽音波形
に関するデータを記憶する第2の波形記憶手段に記憶さ
れているか否かを検出し、この検出結果に応じて、第1
の波形記憶手段より上記楽音波形に関するデータを読み
出して、上記第2の波形記憶手段に書き込むようにし
た。
【0007】
【作用】これにより、発音させたい楽音に応じた楽音波
形に関するデータが記憶されていなくとも、自動的に第
1の波形記憶手段より上記楽音波形に関するデータが第
2の波形記憶手段に転送されるので、発音させたい楽音
を必ず発音させることができる。
【0008】
【実施例】1.全体回路 図1は、電子楽器の全体回路を示す。キーボード1の各
キーは、キースキャン回路2によってスキャンされ、キ
ーオン、キーオフを示すデータが検出され、CPU5に
よってRAM6に書き込まれる。そして、それまでRA
M6に記憶されていた各キーのオン、オフの状態を示す
データと比較され、各キーのオンイベント、オフイベン
トの判別が、CPU5によって行われる。なお、上記キ
ーボード1は、電子弦楽器、電子管(リード)楽器、電
子打(パッド)楽器、コンピュータのキーボード等で代
用してもよい。
【0009】パネルスイッチ群3の各スイッチは、パネ
ルスキャン回路4によって、スキャンされる。このスキ
ャンにより、各スイッチのオン、オフを示すデータが検
出され、CPU5によってRAM6に書き込まれる。そ
して、それまでRAM6に記憶されていた各スイッチの
オン、オフの状態を示すデータと比較され、各スイッチ
のオンイベント、オフイベントの判別が、CPU5によ
って行われる。
【0010】RAM6には、上述した各種データのほ
か、CPU5が処理する各種データ及び処理に必要な各
種データが記憶される。このRAM6には、後述するワ
ーキングメモリ22も形成されている。ROM7には、
後述するフローチャートに対応し、かつCPU5が実行
するプログラム、その他の処理に対応するプログラムが
記憶されている。
【0011】CD−ROM8には、種々の楽音波形デー
タMWが記憶されている。この楽音波形データMWは、
ピアノ、バイオリン、フルート、シンバル等の楽器音の
波形のサンプリングデータである。この各楽音波形デー
タMWは、トーンナンバデータTNに基づいて選択され
る。また、CD−ROM8には、複数曲の演奏情報MP
も記憶されている。演奏情報MPは、メロディ、コー
ド、リズム等の自動演奏のためのデータである。
【0012】さらに、CD−ROM8には、種々のコン
トロール情報CTも記憶されている。このコントロール
情報CTは、上記楽音波形データMWの読出のスター
ト、ループトップ、ループエンドの各アドレスデータ、
エンベロープ波形データ、タッチデータ、キースケーリ
ングデータ等からなる。このコントロール情報CTと上
記トーンナンバデータTNとによって楽音の音色が決定
される。楽音波形に関するデータは、上記楽音波形デー
タMWのほか、このコントロール情報CTも含む。
【0013】上記演奏情報MPは、複数のシーケンシャ
ルなイベントデータからなり、1つのイベントデータE
BはステータスデータSS、上記パラメータデータPR
及びステップタイムデータSTからなっている。ステー
タスデータSSは、キーオン/オフデータ及びキーナン
バデータKN、コードタイプデータ及びコードルートデ
ータまたはタッチデータ等からなる。
【0014】上記パラメータデータPRは、上記ステー
タスデータSSの機能のレベルを示し、例えばタッチ、
音色、演奏パート等の制御データである。ステップタイ
ムデータSTは、バーマークデータBMからイベント実
行までの時間を示す。上記バーマークデータBMは、小
節の区切りを示す。エンドマークデータEDは、曲の終
わりを示す。上記トーンナンバデータTNとコントロー
ル情報CTまたはこのコントロール情報CTを指定する
データは、各演奏情報MPの先頭に記憶されたり、演奏
情報MPの途中の音楽的ファクタ変更地点に記憶された
りすることもある。
【0015】上記CD−ROM8の先頭の論理セクタに
は、ボリュームディスクリプタVDが記憶されている。
このボリュームディスクリプタVDは、ボリュームネー
ムデータVN、ディレクトリデータDRからなってい
る。ボリュームネームデータVNは、CD−ROM8の
記憶形式等のメモリの種類を示す。
【0016】ディレクトリデータDRは、上記各演奏情
報MP、コントロール情報CT及び各楽音波形データM
Wについてのファイルネーム、ファイルサイズ及び先頭
セクタナンバ、演奏情報MPの全曲数データSNRから
なっている。上記ファイルネームは、演奏情報MPにつ
いてはソングネームを示し、楽音波形データMWについ
てはトーンナンバデータTNを示し、コントロール情報
CTについてはその種類を示す。
【0017】上記CD−ROM8は、CDドラインバ9
によってドライブされ、上記各種情報が読み出され、C
Dインターフェイス10を介して、バスラインに送り出
される。またMIDIインターフェイス11を介して、
演奏情報MPがバスラインに送り出される。この演奏情
報MPは、上記CD−ROM8の演奏情報MPと同じで
ある。上記CDインターフェイス10は、非同期シリア
ルタイプのものであるが、同期式、パラレルタイプのも
のでもよい。
【0018】上記CD−ROM8より読み出された楽音
波形データMWは、すべてCPU5によって楽音波形ス
トックメモリ12へロードされる。また、CD−ROM
8より読み出された演奏情報MP及びMIDIインター
フェイス11を介して送られてきた演奏情報MPは、C
PU5によって演奏情報メモリ13へロードされる。さ
らに、CD−ROM8より読み出されたコントロール情
報CTは、CPU5によってコントロールメモリ14へ
ロードされる。上記MIDIインターフェイス11は、
MIDIタイプ以外のものであってもよい。
【0019】上記楽音波形ストックメモリ12の楽音波
形データMWは、さらにCPU5によって選択されたも
のが、トーンジェネレータ15の楽音波形メモリ16に
さらにロードされる。また、演奏情報メモリ13の演奏
情報MP(トーンナンバデータTN、キーオン/オフデ
ータ、音高(キーナンバ)データ)、またはコントロー
ルメモリ14のコントロール情報CT(エンベロープ波
形データ、タッチデータ、キースケーリングデータ)
は、楽音波形読出回路17へ送られ、対応する楽音波形
データMWが楽音波形メモリ16より読み出される。
【0020】さらに、演奏情報メモリ13の演奏情報M
P(キーオン/オフデータ)、またはコントロールメモ
リ14のコントロール情報CT(エンベロープ波形デー
タ、タッチデータ、キースケーリングデータ)は、エン
ベロープジェネレータ18へ送られ、対応するエンベロ
ープ波形データENが生成される。
【0021】上記楽音波形データMW及びエンベロープ
波形データENは、乗算器19で乗算され、累算器20
で累算され、サウンドシステム21で発音される。上記
楽音波形読出回路17及びエンベロープジェネレータ1
8には、複数チャンネル分の楽音生成系が時分割処理に
より形成されており、楽音がポリフォニックに発音され
る。LCD23には、LCDドライバ24を介し、上記
RAM6内の各種データが送られて表示される。
【0022】CPU5には、一定周期のクロック信号φ
がアンドゲートANを介して供給され、インタラプト処
理が行われる。上記アンドゲートANには、タイムカウ
ントラッチ25からの1ビットデータが開成信号として
供給される。この1ビットデータは、CPU5から出力
される。
【0023】2.楽音波形データMW 図2は、CD−ROM8、楽音波形ストックメモリ1
2、楽音波形メモリ16に記憶される楽音波形データM
Wを示している。楽音波形データMWは、ピアノ、バイ
オリン、フルート、シンバル等の楽器音の波形のサンプ
リングデータである。この楽音波形データMWは、サイ
ン波、三角波、短形波等の波形に対応したり、高調波成
分の含有率やノイズ音成分の含有率等、特定成分の含有
率の大きさに対応したり、特定フォルマントに応じたス
ペクトル成分グループに対応したり、発音開始から発音
終了までの全波形の種類に対応したり、タッチデータま
たは/及びキーナンバデータに対応したりしてもよい。
【0024】また、楽音波形ストックメモリ12は省略
して、直接CD−ROM8から楽音波形メモリ16へ楽
音波形データMWを選択してロードしてもよい。さら
に、楽音波形ストックメモリ12を楽音波形メモリ16
に入れ換えて、楽音の発音のときには、楽音波形読出回
路17から上記入れ換えた楽音波形メモリ16に対して
読み出しが行われるようにしてもよい。
【0025】このほか、楽音の発音のときに、直接CD
−ROM8から楽音波形データMWが読み出されてもよ
い。この場合、CD−ROM8として読み出し時間の高
速なROM/RAMカードを使うことになる。また、楽
音波形メモリ16へCD−ROM8のすべての楽音波形
データMWをロードするようにしてもよい。
【0026】3.パネルスイッチ群3 図3は、パネルスイッチ群3及びLCD23を示す。こ
のパネルスイッチ群3には、ロードキー31、音色選択
キー32、選曲キー33、プレイキー34、ストップキ
ー35、オープンキー36、クローズキー37、ディス
クホルダ38が設けられている。ロードキー31は、C
D−ROM8から楽音波形ストックメモリ12への楽音
波形データMWのロード、または楽音波形ストックメモ
リ12から楽音波形メモリ16への楽音波形データMW
のロードを指示するキーである。
【0027】音色選択キー32は、音色(トーンナンバ
データTN)を選択するためのキーであり、楽音波形メ
モリ16内の楽音波形データMWが選択される。この音
色選択キー32は、“0”→“1”→“2”…→“0”
→“1”…とリング動作をし、トーンナンバデータTN
が選択される。しかし、楽音波形メモリ16に記憶され
ていない楽音波形データMWのトーンナンバデータTN
については飛び越してリング動作される。この音色選択
キー32のほか、上記ロードキー31も、演奏楽音の音
色を選択、変更する機能を有する。
【0028】選曲キー33は、演奏情報メモリ13内の
複数曲の演奏情報MPを選択するためのキーである。プ
レイキー34は、上記選曲した演奏情報MPについて、
自動演奏をスタートさせるためのキーである。ストップ
キー35は、上記自動演奏をストップさせるためのキー
である。
【0029】オープンキー36は、ディスクホルダ38
の蓋を開け、クローズキー37は、ディスクホルダ38
の蓋を閉じるためのキーである。ディスクホルダ38か
らは、上記CD−ROM8が入れられたり出されたりす
る。ディスクホルダ38内には、CD−ROM8の装着
/非装着を検出するための検出スイッチが内蔵され、ま
たディスクホルダ38の開閉機構も内蔵されている。L
CD23には、上記音色選択キー32によって選択され
たトーンナンバデータTN、選曲キー33によって選択
された曲ナンバ及びソングネーム等が表示される。この
音色選択キー32、選曲キー33はテンキー等で代用し
てもよい。
【0030】4.ワーキングメモリ22 図4は、RAM6内のワーキングメモリ22を示す。こ
のワーキングメモリ22には、図4に示す各種レジス
タ、各種カウンタ、各種ポインタ及び各種テーブルが形
成されている。
【0031】モードフラグレジスタ41には、電子楽器
の動作モードを示すモードフラグデータが記憶される。
このモードフラグデータは、演奏情報MPのバーマーク
データBMが続けて読み出されたか/否か(第2ビット
目)、CD−ROM8の装着/非装着(第3ビット
目)、ディスクホルダ38のオープン/クローズ(第4
ビット目)、コントロール情報CTの有/無(第5ビッ
ト目)、CD−ROM8の読み出し/非読み出し(第6
ビット目)、自動演奏実行/非実行(第7ビット目)、
楽音波形データMWのロード/非ロード(第8ビット
目)等である。
【0032】ディレクトリテーブル42には、上記ボリ
ュームディスクリプタVD、すなわちボリュームネーム
データVN、ディレクトリデータDRが記憶される。こ
の記憶されるディレクトリデータDRは、上記各演奏情
報MP、各コントロール情報CT及び各楽音波形データ
MWについてのファイルネーム、ファイルサイズ及び先
頭セクタナンバであり、演奏情報MPの全曲数データS
NRは除外される。このほか、上記ボリュームディスク
リプタVDの記憶されているCD−ROM8の論理セク
タのナンバも記憶される。
【0033】ソングナンバレジスタ43には、上記演奏
情報MPの全曲数データSNRが記憶される。ソングテ
ーブル44には、上記各演奏情報MPのソングネームと
演奏情報メモリ13の各曲の記憶先頭アドレスデータと
が組み合わされて記憶される。
【0034】カレントソングレジスタ45には、自動演
奏される演奏情報MPのソングナンバデータ、すなわち
再生曲番データCSNが記憶される。イベントアドレス
レジスタ46には、上記演奏情報メモリ13の読み出し
アドレスデータEADが記憶される。ステータスレジス
タ47には、演奏情報メモリ13から読み出されたイベ
ントデータEBのステータスデータSSが記憶され、パ
ラメータレジスタ48には、演奏情報メモリ13から読
み出されたイベントデータEBのパラメータデータPR
が記憶され、ステップレジスタ49には、演奏情報メモ
リ13から読み出されたイベントデータEBのステップ
タイムデータSTが記憶される。
【0035】トーンテーブル50には、上記各楽音波形
データMWのトーンナンバデータTNと楽音波形ストッ
クメモリ12または楽音波形メモリ16の各楽音波形デ
ータMWの記憶先頭アドレスデータとが組み合わされて
記憶される。このトーンテーブル50は、2つ設けられ
ている。カレントトーンレジスタ51には、上記トーン
テーブル50内の発音される楽音のトーンナンバデータ
TNを指定するポイントデータが記憶される。このカレ
ントトーンレジスタ51は、複数として、異なる音色の
楽音を同時に発音させることも可能である。このテーブ
ル50は、コントロールメモリ14のコントロール情報
CTについても設けることもできる。
【0036】トーンナンバレジスタ52には、全音色数
データATNが記憶され、この上記全音色数データAT
Nは、トーンテーブル50に記憶されたトーンナンバデ
ータTNの総数、すなわち楽音波形メモリ16または楽
音波形ストックメモリ12に記憶されている楽音波形デ
ータMWの総数を示す。このトーンナンバレジスタ52
は、上記2つのトーンテーブル50、50に対応して2
つ設けられている。
【0037】リードアドレスレジスタ53には、上記楽
音波形ストックメモリ12、楽音波形メモリ16または
CD−ROM8の読み出しアドレスデータが記憶され
る。ライトアドレスレジスタ54には、上記楽音波形ス
トックメモリ12または楽音波形メモリ16の書き込み
アドレスデータが記憶される。エンドアドレスレジスタ
55には、上記楽音波形ストックメモリ12または楽音
波形メモリ16の読み出しエリアの最後のアドレスデー
タが記憶される。
【0038】タイムカウンタ56は、上記クロック信号
φがハイレベルになるごとにCPU5によって+1さ
れ、タイムカウントデータTCのカウントが行われる。
テンポビートレジスタ57には、テンポと拍子に応じた
テンポビートデータTBが記憶される。このテンポビー
トデータTBは、上記ステップタイムデータSTの最大
値に等しく、上記タイムカウントデータTCがテンポビ
ートデータTBに一致すると、タイムカウントデータT
Cはクリアされる。
【0039】受信バッファ58には、上記MIDIイン
ターフェイス10を介して送られてきた演奏情報MPが
一時記憶される。この受信バッファ58の演奏情報MP
は順次確定バッファ59へ転送される。
【0040】5.メインルーチン 図5は、CPU5が実行するメインルーチンのフローチ
ャートを示す。この処理は、電源投入により開始され
る。まず、RAM6、ワーキングメモリ22、楽音波形
ストックメモリ12、演奏情報メモリ13、コントロー
ルメモリ14、楽音波形メモリ16がクリアされ、各種
イニシャライズ処理が行われる(ステップ01)。パネ
ルスイッチ群3のキー31〜37のキーオンイベントが
検出されると(ステップ02)、このイベントに係るキ
ーが何であるかが判別される(ステップ03)。
【0041】イベントに係るキーがロードキー31であ
れば、ロード処理が行われ(ステップ04)、イベント
に係るキーが音色選択キー32であれば、音色選択処理
が行われ(ステップ05)、イベントに係るキーが選曲
キー33であれば、選曲処理が行われ(ステップ0
6)、イベントに係るキーがプレイキー34であれば、
プレイ処理が行われ(ステップ07)、イベントに係る
キーがストップキー35であれば、ストップ処理が行わ
れ(ステップ08)、イベントに係るキーがオープンキ
ー36であれば、オープン処理が行われ(ステップ0
9)、イベントに係るキーがクローズキー37であれ
ば、クローズ処理が行われる(ステップ10)。
【0042】そして、演奏情報MP再生処理が行われ
(ステップ11)、演奏情報MP送受処理が行われる
(ステップ12)。上記ステップ04〜12の各処理は
次述する。
【0043】6.オープン処理 図6は、上記ステップ09のディスクホルダ38のオー
プン処理を示す。この処理では、モードフラグレジスタ
41が第4ビット目以降が“00…0”で、何らかの処
理が実行中でなければ(ステップ21)、ディスクホル
ダ38の開閉機構にオープンの指令が送られ(ステップ
22)、モードフラグレジスタ41の第4ビット目が
“1”とされて、ディスクホルダ38のオープン状態が
記憶される(ステップ23)。
【0044】7.クローズ処理 図7は、上記ステップ10のディスクホルダ38のクロ
ーズ処理を示す。この処理では、モードフラグレジスタ
41の第4ビット目が“1”でディスクホルダ38がオ
ープン状態であれば(ステップ31)、ディスクホルダ
38の開閉機構にクローズの指令が送られ(ステップ3
2)、CD−ROM8の検出スイッチにスキャン信号が
送られる(ステップ33)。
【0045】この検出スイッチからの信号が“1”で、
CD−ROM8が装着されていれば(ステップ34)、
モードフラグレジスタ41の第3ビット目が“1”とさ
れて、CD−ROM8の装着状態が記憶され(ステップ
35)、情報ロード処理が行われる(ステップ36)。
上記検出スイッチからの信号が“0”で、CD−ROM
8が装着されていなければ(ステップ34)、モードフ
ラグレジスタ41の第3ビット目が“0”とされる(ス
テップ37)。
【0046】8.情報ロード処理 図8は、上記ステップ36のCD−ROM8の情報ロー
ド処理のフローチャートを示す。この処理では、モード
フラグレジスタ41の第6ビット目が“1”とされて、
CD−ROM8の読み出し状態が記憶され(ステップ4
1)、CDインターフェイス10を通じてCD−ROM
8の論理セクタのボリュームディスクリプタVDが読み
出され(ステップ42)、このボリュームディスクリプ
タVDのボリュームネームデータVNに基づき、このC
D−ROM8のタイプが本電子楽器に合致するか否か判
別される(ステップ43)。
【0047】合致していれば、さらにCD−ROM8の
論理セクタのディレクトリデータDRが読み出され、ワ
ーキングメモリ22のディレクトリテーブル42にロー
ドされる(ステップ44)。次いで、CD−ROM8の
1番目の楽音波形データMWが読み出されて楽音波形ス
トックメモリ12へロードされ(ステップ45)、この
楽音波形ストックメモリ12のロード先の先頭アドレス
データとトーンナンバデータTNとがトーンテーブル5
0に書き込まれる(ステップ46)。
【0048】このステップ45、46の楽音波形データ
MWのロード処理は、CD−ROM8の全楽音波形デー
タMWについて繰り返される(ステップ47)。上記ト
ーンナンバナンバデータTNは、上記ディレクトリテー
ブル42のファイルネームが転用される。こうして、デ
ィスクホルダ38を閉じるだけで、自動的にCD−RO
M8の楽音波形データMWが電子楽器内部の楽音波形ス
トックメモリ12にロードされる。
【0049】そして、CD−ROM8のコントロール情
報CTが読み出され、コントロールメモリ14へロード
され(ステップ48)、ディレクトリテーブル42の上
記ディレクトリデータDRの中の全曲数データSNRが
ソングナンバレジスタ43にロードされる(ステップ4
9)。この場合、上記ステップ46、47と同じ処理を
コントロール情報CTについて行ってもよい。
【0050】次いで、CD−ROM8の1番目の演奏情
報MPが読み出されて演奏情報メモリ13へロードされ
(ステップ50)、この演奏情報メモリ13のロード先
の先頭アドレスデータとソングネームとがソングテーブ
ル44に書き込まれる(ステップ51)。このステップ
50、51の演奏情報MPのロード処理は、CD−RO
M8の全演奏情報MPについて繰り返される(ステップ
52)。上記ソングネームは、上記ディレクトリテーブ
ル42のファイルネームが転用される。
【0051】この後、モードフラグレジスタ41の第5
ビット目が“1”とされて、コントロール情報CTの有
状態が記憶され(ステップ53)、モードフラグレジス
タ41の第6ビット目が“0”とされて、CD−ROM
8の非読み出し状態が記憶される(ステップ54)。
【0052】9.プレイ処理 図9は、上記ステップ07の自動演奏のプレイ処理のフ
ローチャートを示す。この処理では、モードフラグレジ
スタ41の第6ビット目、第7ビット目及び第8ビット
目が“000”で、CD−ROM8の読み出し中でな
く、自動演奏も行われておらず、さらに楽音波形データ
MWのロードも行われておらず(ステップ61)、モー
ドフラグレジスタ41の第5ビット目が“1”で、コン
トロール情報CTがコントロールメモリ14に記憶され
ていれば(ステップ62)、モードフラグレジスタ41
の第7ビット目が“1”とされて、自動演奏モードとさ
れる(ステップ63)。
【0053】次いで、カレントソングレジスタ45の再
生曲番データCSNに応じた曲の演奏情報MPの先頭ア
ドレスデータがソングテーブル44より読み出されてイ
ベントアドレスレジスタ46に書き込まれる(ステップ
64)。さらにこの先頭アドレスデータに対応する演奏
情報メモリ13内の演奏情報MPのステータスデータS
Sが読み出されてステータスレジスタ47に書き込まれ
(ステップ65)、上記演奏情報MPのパラメータデー
タPRが読み出されてパラメータレジスタ48に書き込
まれ(ステップ66)、上記演奏情報MPのステップタ
イムデータSTが読み出されてステップレジスタ49に
書き込まれる(ステップ67)。
【0054】そして、タイムカウンタ55がクリアされ
(ステップ68)、テンポビートレジスタ56にテンポ
ビートデータTBが書き込まれ(ステップ69)、タイ
ムカウントラッチ25に“1”のデータがセットされる
(ステップ70)。これにより、自動演奏のためのタイ
ムカウントが開始され、自動演奏も開始される。
【0055】10.ストップ処理 図10は、上記ステップ08の自動演奏のストップ処理
のフローチャートを示す。この処理では、モードフラグ
レジスタ41の第7ビット目が“1”で、自動演奏中で
あれば(ステップ75)、タイムカウントラッチ25の
データが“0”にクリアされ(ステップ76)、上記モ
ードフラグレジスタ41の第7ビット目もクリアされる
(ステップ77)。こうして、自動演奏が停止される。
【0056】11.選曲処理 図11は、上記ステップ06の選曲処理のフローチャー
トを示す。この処理では、モードフラグレジスタ41の
第7ビット目が“0”で、自動演奏中でなければ(ステ
ップ81)、カレントソングレジスタ45の再生曲番デ
ータCSNが+1される(ステップ82)。この+1に
よって再生曲番データCSNの値が全曲数データSNR
の値を越えれば(ステップ83)、再生曲番データCS
Nの値が“1”にリセットされる(ステップ84)。こ
の再生曲番データCSNは、LCDドライバ24を介し
てLCD23へ送られ表示される。こうして、選曲キー
33を操作するだけで自動演奏する曲を選択することが
できる。
【0057】次いで、上記+1された再生曲番データC
SNに応じた演奏情報メモリ13の演奏情報MP内のト
ーンナンバデータTNがサーチされる(ステップ8
5)。エンドマークデータEDの前に、トーンナンバデ
ータTNが発見されれば(ステップ86)、このトーン
ナンバデータTNと同じデータが、楽音波形メモリ16
に関するトーンテーブル50に記憶されているか否かが
判別される(ステップ87)。
【0058】記憶されていなければ、上記トーンナンバ
データTNがカレントトーンレジスタ51にセットされ
(ステップ88)、ライトアドレスレジスタ53に楽音
波形メモリ16の空きエリアの先頭アドレスデータがセ
ットされて(ステップ89)、後述するステップ151
〜160の楽音波形データMWのロード処理が行われる
(ステップ90)。
【0059】こうして、自動演奏にあたって、この自動
演奏の音色に応じた楽音波形データMWが楽音波形メモ
リ16に記憶されていなければ、必要な楽音波形データ
MWが楽音波形メモリ16に自動的にロードされる。な
お、パネルスイッチ群3内にセットキーを設け、上記選
曲キー33の操作による選曲を確定してもよい。この場
合、上記ステップ84とステップ85の間において、こ
のセットキーのオンを判別し、NOならばステップ81
へ戻り、YESならばステップ85へ進む。
【0060】また、上述したステップ85〜90の自動
演奏における楽音波形データMWの自動ロード処理は、
上述のプレイ処理のステップ61の前で行ってもよい。
さらに、ステップ85〜90の自動演奏における楽音波
形データMWの自動ロード処理は、CD−ROM8と楽
音波形メモリ16との間、またはCD−ROM8と楽音
波形ストックメモリ12との間で実行されてもよい。こ
のほか、ステップ85〜90の自動演奏における楽音波
形データMWの自動ロード処理は、コントロール情報C
Tについて行うこともできる。この場合、処理の対象は
トーンナンバデータTNの代わりにコントロール情報C
Tを指定するデータとなる。
【0061】12.演奏情報MP再生処理 図12は、上記ステップ11の演奏情報MP再生処理の
フローチャートを示す。この処理では、モードフラグレ
ジスタ41の第7ビット目が“1”で、自動演奏中であ
り(ステップ91)、しかもモードフラグレジスタ41
の第2ビット目が“1”で2つ以上のバーマークが続け
て読み出されていなければ(ステップ92)、タイムカ
ウンタ56のタイムカウントデータTCがステップレジ
スタ49のステップタイムデータSTに達しているか否
かが判別される(ステップ93)。
【0062】達していれば、イベントバッファレジスタ
46内のステータスデータSSの内容が判別される(ス
テップ94)。通常のキーオン/オフ、キーナンバ等の
データであれば、このデータは、トーンジェネレータ1
5へ送られるとともに、MIDIインターフェイス11
を介して出力される(ステップ95)。
【0063】このとき、コントロールメモリ14のコン
トロール情報CT、パラメータレジスタ48のパラメー
タデータPRも送られ、さらにこれらコントロール情報
CT及びパラメータデータPRに応じたトーンナンバデ
ータTN及び先頭アドレスデータも送られる。この先頭
アドレスデータは、上記楽音波形メモリ16に対応し、
上記トーンテーブル50より読み出される。これによ
り、演奏情報MPに応じた発音/消音が行われ、自動演
奏が実行される。なお、このステップ95の発音/消音
処理は、キーボード1にて通常のマニュアル演奏が行わ
れた時にも実行される。
【0064】次いで、イベントアドレスレジスタ46の
イベントアドレスデータEADがインクリメントされ、
次のステータスデータSS、パラメータデータPR及び
ステップタイムデータSTが読み出され、ステータスレ
ジスタ47、パラメータレジスタ48及びステップレジ
スタ49に書き込まれる(ステップ96)。
【0065】また、上記ステップ94において、バーマ
ークデータBMであれば、このバーマークデータBMに
含まれる拍子データに応じたテンポビートデータTBが
テンポビートレジスタ57に書き込まれる(ステップ9
7)。そして、上記ステップ96と同じように、次のス
テータスデータSSが読み出され、このデータもバーマ
ークデータBMであれば(ステップ98)、モードフラ
グレジスタ41の第2ビット目が“1”にセットされる
(ステップ99)。
【0066】さらに、上記ステップ94において、エン
ドマークデータEDであれば、タイムカウントラッチ2
5のデータが“0”にクリアされ(ステップ100)、
上記モードフラグレジスタ41の第7ビット目もクリア
される(ステップ101)。こうして、自動演奏が停止
される。
【0067】13.演奏情報MP送受処理 図13は、上記ステップ12の演奏情報MP送受処理の
フローチャートを示す。この処理では、受信バッファ5
8に演奏情報MPがストックされているか否かが判別さ
れる(ステップ111)。演奏情報MPがストックされ
ていれば、このデータが確定バッファ59へロードされ
る(ステップ112)。
【0068】そして、このロードされた演奏情報MPが
情報として完結しているか否かが判別され(ステップ1
13)、完結していなければ、完結するところまで上記
ステップ111、112の処理が繰り返される。完結す
れば、この演奏情報MPがトーンジェネレータ15へ送
られる(ステップ114)。このステップ114の処理
は上記ステップ95の処理と同じである。こうして、外
部から入力された演奏情報MPについても自動演奏が行
われる。
【0069】14.インタラプト処理 図14は、インタラプト処理のフローチャートを示す。
この処理は、上記クロック信号φがハイレベルになるご
とに、CPU5によって実行される。この処理では、タ
イムカウンタ56が+1され(ステップ121)、タイ
ムカウンタ56のタイムカウントデータTCの値が、テ
ンポビートレジスタ57のテンポビートデータTBに一
致すれば(ステップ122)、タイムカウントデータT
Cがクリアされ(ステップ123)、上記モードフラグ
レジスタ41の第2ビット目がクリアされる(ステップ
124)。これにより、1小節分の待機が完了する。
【0070】15.楽音波形データMWロード処理 図15は、上記ステップ04の楽音波形データMWのロ
ード処理のフローチャートを示す。この処理では、モー
ドフラグレジスタ41の第8ビット目が“1”とされ
て、楽音波形データMWのロード中であることが記憶さ
れ(ステップ131)、カレントトーンレジスタ51の
トーンナンバデータTNを指定するポイントデータが
“0”か否か判別される(ステップ132)。“0”で
あり、トーンナンバデータTNがすべて指定されていれ
ば、ライトアドレスレジスタ54が“00…0”にクリ
アされ(ステップ133)、カレントトーンレジスタ5
1が+1される(ステップ134)。
【0071】そして、リードアドレスレジスタ53に、
これからロードされる楽音波形データMWの先頭セクタ
ナンバ、すなわちカレントトーンレジスタ51で指定さ
れるディレクトリテーブル42の先頭セクタナンバがセ
ットされて(ステップ135)、エンドアドレスレジス
タ55に、次の楽音波形データMWの先頭セクタナンバ
がセットされる(ステップ136)。
【0072】次いで、これからロードする楽音波形デー
タMWのトーンナンバデータTN、すなわちカレントト
ーンレジスタ51で指定されるディレクトリテーブル4
2のファイルネームが読み出されてトーンテーブル50
に書き込まれ(ステップ137)、上記ライトアドレス
レジスタ54の値が先頭アドレスデータとして、トーン
テーブル50に書き込まれる(ステップ138)。
【0073】この後、CD−ROM8から楽音波形デー
タMWが1セクタ分読み出され(ステップ139)、楽
音波形ストックメモリ12に書き込まれて(ステップ1
40)、ライトアドレスレジスタ54が+1され(ステ
ップ141)、リードアドレスレジスタ53が+1され
る(ステップ142)。そして、このステップ139〜
142の楽音波形データMWのロード処理が、リードア
ドレスレジスタ53の値がエンドアドレスレジスタ54
の値に一致するまで繰り返される(ステップ143)。
【0074】一致して、1つの楽音波形データMWのロ
ードが終了すると、トーンナンバレジスタ52の全音色
数データATNが+1され(ステップ144)、上記ス
テップ134〜144のロード処理が全楽音波形データ
MWについて、すなわちリードアドレスレジスタ53の
値がCD−ROM8のエンドセクタナンバに達するまで
繰り返される(ステップ145)。このロード処理が終
了すると、モードフラグレジスタ41の第8ビット目が
クリアされる(ステップ146)。
【0075】こうして、音色選択キー32で“0”のト
ーンナンバデータTNを選択し、ロードキー31をオン
しても、自動的にCD−ROM8の楽音波形データMW
が電子楽器内部の楽音波形ストックメモリ12にロード
される。なお、上述のステップ45〜47は、上記ステ
ップ131〜146と同じである。また、上記ステップ
131〜146の楽音波形データMWのロード処理は、
楽音波形ストックメモリ12と楽音波形メモリ16との
間で実行されてもよい。
【0076】上記ステップ132で、カレントトーンレ
ジスタ51のトーンナンバデータTNを指定するポイン
トデータが“0”でなく、トーンナンバデータTNが個
別に指定されていれば、リードアドレスレジスタ53
に、これからロードされる楽音波形データMWの先頭ア
ドレスデータ、すなわちカレントトーンレジスタ51で
指定されるトーンテーブル50の先頭アドレスデータが
セットされて(ステップ151)、エンドアドレスレジ
スタ55に、次の楽音波形データMWの先頭アドレスデ
ータがセットされる(ステップ152)。
【0077】次いで、これからロードする楽音波形デー
タMWのトーンナンバデータTN、すなわちカレントト
ーンレジスタ51で指定されるトーンテーブル50のト
ーンナンバデータTNが読み出されてもう1つのトーン
テーブル50に書き込まれ(ステップ153)、上記ラ
イトアドレスレジスタ54の値が先頭アドレスデータと
して、もう1つのトーンテーブル50に書き込まれる
(ステップ154)。
【0078】この後、楽音波形ストックメモリ12から
楽音波形データMWが1番地分読み出され(ステップ1
55)、楽音波形メモリ16に書き込まれて(ステップ
156)、ライトアドレスレジスタ54が+1され(ス
テップ157)、リードアドレスレジスタ53が+1さ
れる(ステップ158)。
【0079】そして、このステップ155〜158の楽
音波形データMWのロード処理が、リードアドレスレジ
スタ53の値がエンドアドレスレジスタ55の値に一致
するまで繰り返される(ステップ159)。このロード
処理が終了すると、もう1つのトーンナンバレジスタ5
2の全音色数データATNが+1され(ステップ16
0)、モードフラグレジスタ41の第8ビット目がクリ
アされる(ステップ161)。
【0080】こうして、音色選択キー32で特定のトー
ンナンバデータTNを選択し、ロードキー31をオンす
れば、自動的に楽音波形ストックメモリ12の選択され
た楽音波形データMWがトーンジェネレータ15の楽音
波形メモリ16にロードされる。なお、上記ステップ1
51〜161の楽音波形データMWのロード処理は、C
D−ROM8と楽音波形ストックメモリ12との間で実
行されてもよい。また、このステップ131〜161の
楽音波形データMWのロード処理は、CD−ROM8と
コントロールメモリ14との間でコントロール情報CT
について行うことも可能である。
【0081】16.音色選択処理 図16は、上記ステップ05の楽音波形データMWにつ
いての音色選択処理のフローチャートを示す。この処理
では、モードフラグレジスタ41の第8ビット目が
“0”で、楽音波形データMWのロード中でなけば(ス
テップ171)、カレントトーンレジスタ51のポイン
トデータが+1される(ステップ172)。
【0082】この+1によってポイントデータの値が上
記もう1つのトーンナンバレジスタ52の全音色数デー
タATNの値を越えれば(ステップ173)、ポイント
データの値が“0”にリセットされる(ステップ17
4)。このポイントデータで指定されるトーンテーブル
50のトーンナンバデータTNは、LCDドライバ24
を介してLCD23へ送られ表示される。こうして、音
色選択キー32を操作するだけで発音する楽音の音色を
選択することができる。
【0083】なお、この音色選択処理において、カレン
トトーンレジスタ51にトーンナンバデータTNを記憶
し、このトーンナンバデータTNをインクリメントして
もよい。そして、上記ステップ172の後で、インクリ
メントされたトーンナンバデータTNと同じデータがト
ーンテーブル50に記憶されていなければ、上述のステ
ップ85〜90の自動演奏における楽音波形データMW
の自動ロード処理を行ってもよい。このようなことは、
トーンナンバデータTNのほか、コントロール情報CT
についても実行可能である。
【0084】本発明は上記実施例に限定されず、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例え
ば、楽音波形データMWが記憶されるメモリは、CD−
ROM8等の光メモリ以外に、ROM/RAMカード等
の半導体メモリ、フロッピーディスク、カセットテープ
等の磁気メモリを用いてもよい。また、楽音波形ストッ
クメモリ12、楽音波形メモリ16は、CD−ROM8
等の光メモリ、ROM/RAMカード等の半導体メモリ
を用いてもよいし、電子楽器本体に着脱可能にしてもよ
い。さらに、CD−ROM8、楽音波形ストックメモリ
12、楽音波形メモリ16は、複数としてもよい。この
ほか、上記コントロール情報CTには、エフェクト、リ
ズム、トランスポーズ、タッチ、音量、テンポ、クオン
タイズ等を制御するためのデータを含めてもよい。本件
明細書の出願当初の特許請求の範囲は次の通りである。
[A]楽音波形に関するデータを記憶する第1の波形
記憶手段と、 楽音の発生に用いられる楽音波形に関す
るデータを記憶する電子楽器本体内の第2の波形記憶手
段と、 楽音の発生を指示する指示手段と、 この指示
手段の指示による楽音につき、上記楽音波形に関するデ
ータが上記第2の波形記憶手段に記憶されているか否か
を検出する検出手段と、 この検出手段の検出結果に応
じて、上記第1の波形記憶手段より楽音波形に関するデ
ータを読み出す読み出し手段と、 この読み出し手段に
よって読み出された楽音波形に関するデータを、上記第
2の波形記憶手段に書き込む書き込み手段とを備えたこ
とを特徴とする電子楽器の波形データ処理システム。 [B]請求項A記載の電子楽器の波形データ処理システ
ムにおいて、さらに上記第1の波形記憶手段より、楽音
波形に関するデータを読み出す読み出し手段と、この読
み出し手段によって読み出された楽音波形に関するデー
タを、上記第2の波形記憶手段に対して書き込む書き込
み手段とを備えたことを特徴とする請求項A記載の電子
楽器の波形データ処理システム。 [C]請求項A記載の電子楽器の波形データ処理システ
ムにおいて、さらに上記指示手段の指示に応じて、上記
第2の波形記憶手段より楽音波形に関するデータを読み
出す読み出し手段と、この読み出し手段によって読み出
された楽音波形に関するデータを上記指示手段の指示に
応じた楽音に関わるものとして出力する出力手段とを備
えたことを特徴とする請求項AまたはB記載の電子楽器
の波形データ処理システム。 [D]上記楽音波形に関するデータはサンプリング形式
のデータであることを特徴とする請求項A記載の電子楽
器の波形データ処理システム。 [E]上記読み出し手
段及び書き込み手段は、上記第1の波形記憶手段より読
み出した楽音波形に関するデータを第3の波形記憶手段
に書き込み、この第3の波形記憶手段より楽音波形に関
するデータを読み出して上記第2の波形記憶手段に書き
込むことを特徴とする請求項A記載の電子楽器の波形デ
ータ処理システム。 [F]上記指示手段は、自動演奏情報を記憶し、この自
動演奏情報を演奏順に読み出すことを特徴とする請求項
A記載の電子楽器の波形データ処理システム。 [G]上記第1の波形記憶手段は、電子楽器本体に着脱
可能であることを特徴とする請求項A記載の電子楽器の
波形データ処理システム。
【0085】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、発生の
指示のあった楽音につき、楽音波形に関するデータが、
楽音の発生に用いられる楽音波形に関するデータを記憶
する第2の波形記憶手段に記憶されているか否かを検出
し、この検出結果に応じて、第1の波形記憶手段より上
記楽音波形に関するデータを読み出して、上記第2の波
形記憶手段に書き込むようにした。従って、発音させた
い楽音に応じた楽音波形に関するデータが記憶されてい
なくとも、自動的に第1の波形記憶手段より上記楽音波
形に関するデータが第2の波形記憶手段に転送されるの
で、発音させたい楽音を必ず発音させることができる等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子楽器の全体回路図である。
【図2】楽音波形データMWの内容を示す図である。
【図3】パネルスイッチ群3及びLCD23を示す図で
ある。
【図4】RAM6のワーキングメモリ22を示す図であ
る。
【図5】メインルーチンのフローチャートを示す図であ
る。
【図6】ディスクホルダ38のオープン処理(ステップ
09)のフローチャートを示す図である。
【図7】ディスクホルダ38のクローズ処理(ステップ
10)のフローチャートを示す図である。
【図8】情報ロード処理(ステップ36)のフローチャ
ートを示す図である。
【図9】自動演奏のプレイ処理(ステップ07)のフロ
ーチャートを示す図である。
【図10】自動演奏のストップ処理(ステップ08)の
フローチャートを示す図である。
【図11】選曲処理(ステップ06)のフローチャート
を示す図である。
【図12】演奏情報MP再生処理(ステップ11)のフ
ローチャートを示す図である。
【図13】演奏情報MP送受処理(ステップ12)のフ
ローチャートを示す図である。
【図14】インタラプト処理のフローチャートを示す図
である。
【図15】楽音波形データMWのロード処理(ステップ
04)のフローチャートを示す図である。
【図16】楽音波形データMWのロード処理(ステップ
04)のフローチャートを示す図である。
【図17】音色選択処理(ステップ05)のフローチャ
ートを示す図である。
【符号の説明】
1…キーボード、3…パネルスイッチ群、5…CPU、
6…RAM、7…ROM、8…CD−ROM、9…CD
ドライバ、10…CDインターフェイス、11…MID
Iインターフェイス、12…楽音波形ストックメモリ、
13…演奏情報メモリ、14…コントロールメモリ、1
5…トーンジェネレータ、16…楽音波形メモリ、17
…楽音波形読出回路、18…エンベロープジェネレー
タ、22…ワーキングメモリ、25…タイムカウントラ
ッチ、31…ロードキー31、32…音色選択キー、3
3…選曲キー、34…プレイキー、35…ストップキ
ー、36…オープンキー、37…クローズキー、38…
ディスクホルダ、41…モードフラグレジスタ、42…
ディレクトリテーブル、43…ソングナンバレジスタ、
44…ソングテーブル、45…カレントソングレジス
タ、46…イベントアドレスレジスタ、47…ステータ
スレジスタ、48…パラメータレジスタ、49…ステッ
プレジスタ、50…トーンテーブル、51…カレントト
ーンレジスタ、52…トーンナンバレジスタ、53…リ
ードアドレスレジスタ、54…ライトアドレスレジス
タ、55…エンドアドレスレジスタ、56…タイムカウ
ンタ、57…テンポビートレジスタ、58…受信バッフ
ァ、59…確定バッファ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 7/02 G10H 1/00 102

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各音色に対応する楽音波形に関するデータ
    を自動演奏情報とは別に記憶する第1の波形記憶手段
    と、 楽音の発生に用いられる楽音波形に関するデータを自動
    演奏情報とは別に記憶する装置本体内の第2の波形記憶
    手段と、 自動演奏情報の再生を指示する手段と、 この指示された自動演奏情報に係る音色の楽音波形に関
    するデータが上記第2の波形記憶手段に記憶されている
    か否かを検出する手段と、 この検出において、当該音色の楽音波形に関するデータ
    が当該第2の波形記憶手段に記憶されていなければ、上
    記第1の波形記憶手段より当該楽音波形に関するデータ
    を、自動演奏情報とは別に読み出す手段と、 この読み出された楽音波形に関するデータを、上記第2
    の波形記憶手段に書き込む手段と、 この第2の波形記憶手段に記憶された楽音波形に関する
    データに基づいて、上記自動演奏情報を上記音色で再生
    する手段とを備えたことを特徴とする楽音波形に関する
    データの処理装置。
  2. 【請求項2】各音色に対応する楽音波形に関するデータ
    を自動演奏情報とは別に記憶する第1の波形記憶手段
    と、 楽音の発生に用いられる楽音波形に関するデータを自動
    演奏情報とは別に記憶する装置本体内の第2の波形記憶
    手段と、に対して、 再生が指示された自動演奏情報に係る音色の楽音波形に
    関するデータが上記第2の波形記憶手段に記憶されてい
    るか否かを検出させ、 この検出において、当該音色の楽音波形に関するデータ
    が当該第2の波形記憶手段に記憶されていなければ、上
    記第1の波形記憶手段より当該楽音波形に関するデータ
    を、自動演奏情報とは別に読み出しさせて、上記第2の
    波形記憶手段に書き込みさせ、 この第2の波形記憶手段に記憶された楽音波形に関する
    データに基づいて、上記自動演奏情報を上記音色で再生
    させることを特徴とする楽音波形に関するデータの処理
    方法。
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