JP2576261B2 - モータ構造 - Google Patents

モータ構造

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JP2576261B2 JP2119613A JP11961390A JP2576261B2 JP 2576261 B2 JP2576261 B2 JP 2576261B2 JP 2119613 A JP2119613 A JP 2119613A JP 11961390 A JP11961390 A JP 11961390A JP 2576261 B2 JP2576261 B2 JP 2576261B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、固定子を囲繞する側板の少なくとも一方
の端面を端板で塞ぎ、これら端板と側板とを溶接して組
立てるようにしたモータにおいて、前記側板と端板とを
加圧しつつ高電圧を印加する抵抗溶接を採用した際に、
寸法のバラツキにより端板が固定子に接触して電気的に
短絡し、必要な溶接電流が不足して溶接不良を来すのを
防止し得るモータ構造に関するものである。
従来技術 モータの組立構造としては、該モータの用途・分類に
応じて多くの種類が知られている。これら多くのモータ
構造の一例として、第4図はステッピングモータの構成
を示している。このモータ10を組立てるに際し従来は、
円筒状固定子12の外周面を、横断面がC字状をなす側板
14で囲繞し、該側板14の軸方向両端面を円形の各端板16
で塞ぐと共に、矢印Aで示す個所をプラズマ溶接して、
前記側板14と端板16との固定を行なっていた。なお、固
定子12の中空部12aには回転子18が収納され、該回転子1
8の回転軸20は、前記夫々の端板16に設けた軸受22に回
転自在に支持されている。また図中で符号28は、固定子
12におけるモータ巻線へのリード線接続部を示す。
しかし前記のプラズマ溶接は、その溶接工程が複雑で
あると共に、溶接機の設置コストが嵩む等の難点があ
る。そこで、溶接工程の簡略化と溶接コスト低減の見地
から、第2図および第3図に示す如く、抵抗溶接の採用
が提案されている。例えば、前記C字状をなす側板14の
上端縁部および下端縁部に、夫々所要間隔で小突起14a
を形成し、モータ組立ての際には、これら小突起14aを
介して側板14と端板16とを接触させる(第2図参照)。
そして、小突起14aを介する側板14と端板16との位置決
めがなされた後、この側板14を挟む両端板16,16を、上
部電極24および下部電極26により軸方向に加圧し、これ
により前記小突起14aを2/3程圧潰させる。
次いで、両電極24,26に所要電圧を印加して、端板16
と小突起14aとの間に大電流を流し、これら小突起14aを
溶融させることによって、第3図に示す符号30で示す個
所において、各端板16と側板14との溶接がなされる。
発明が解決しようとする課題 前述した抵抗溶接は、プラズマ溶接に比較して、溶接
工程の簡略化と溶接コストの低減とが図られる点で導入
の利点は充分にあるが、その反面として、以下の如き欠
点が指摘される。すなわち、抵抗溶接用に形成される前
記小突起14aの突出寸法は極めて小さく、しかも前記側
板14により囲繞される固定子12の上下開放端面と、各端
板16との間隔寸法には若干のバラツキが介在している。
このため、溶接作業時に両電極24,26が作動し、側板14
を挟む両端板16,16を加圧して小突起14aを圧潰させた際
に、前記固定子12の各端面と対応の端板16とが接触して
しまうことがある。
この状態で、両電極24,26に電圧を加えると、その溶
接電流は、本来の溶接個所である小突起14aと端板16と
の間以外に、接触状態となっている固定子12と端板16と
の間にも分流して、いわゆる電気的短絡を生じてしま
う。このときは、溶接電流の値が、溶接に必要な値を下
回ることとなり、従って溶接個所での強度が大幅に低下
して製品不良を来すこととなる。
また抵抗溶接時には、その溶接部分の瞬間的な溶融に
より、金属や酸化物等の微粉が付可避的に周囲に飛散す
る。このとき、固定子12の中空部12aと各端板16との間
は、第3図に示す如く、空間的に連通しているので、抵
抗溶接に際し飛散した金属粉等は、前記中空部12aに侵
入して各部に付着することになる。これは、回転子18と
固定子12との微妙な磁気的均衡を崩したり、回転子18と
固定子12との微細間隙にブリッジしたりして、該モータ
10の円滑な作動に大きな支障を来す難点がある。
発明の目的 この発明は、先に述べた課題を好適に解決するべく提
案されたものであって、固定子を囲繞する側板と少なく
とも一方の端板とを抵抗溶接して組立てるに際し、寸法
のバラツキにより端板が固定子に接触して電気的に短絡
するのを有効に防止し、必要な溶接電流の供給を確保し
て良好な抵抗溶接を施し得るモータ構造を提供すること
を目的とする。
課題を解決するための手段 前記の課題を克服し、所期の目的を達成するため本発
明は、回転子が回転自在に収納され、固定子の外周面を
側板で囲繞すると共に、該側板の軸方向の少なくとも一
方の端面を端板で塞いで溶接するよう構成したモータ構
造において、 前記溶接される端板を前記側板の端面に当てがった際
に、前記固定子と該側板との間に介在させられて、該固
定子と端板との間に所要の空隙を確保し得る厚み寸法に
設定したスペーサを設け、 このスペーサを各対応の前記固定子と前記端板との間
に介在させることにより、これら固定子と端板との間に
前記空隙を確保するよう構成した ことを特徴とする。
作用 この発明によれば、固定子と端板との間に、所要の厚
みを有するスペーサを介在させてあるので、抵抗溶接に
際し上下の電極による端板の加圧がなされても、両者間
には所要の空隙が常に確保される。従って、固定子と端
板との間の電気的絶縁が保たれ、溶接電流の分流が防止
される。
実施例 次に、本発明に係るモータ構造につき、好適な実施例
を挙げて、第1図を参照しながら以下説明する。なお先
に説明した部材と同一の部材については、同じ符号で指
示するものとする。図示の実施例では、固定子12におけ
る中空部12aの上部開口は、前記回転軸20を支持する軸
受32を設けたスペーサ34により固定的に塞がれている。
該スペーサ34は、プラスチック樹脂を基材として所要の
厚みを有し、この厚みはモータ組立のため上部側の端板
16を側板12に当てがった際に、前記固定子12の上部端面
と該端板16との間に介在して、両者間(12,16)に所要
の空隙Gを確保する寸法に設定される。この場合にスペ
ーサ34は、第1図から判明する如く、固定子12における
中空部12aの内周に沿う所要厚の樹脂被覆と共に、樹脂
射出成形機により一体成形するのが好ましい。
また固定子12の下部開口は、前記スペーサ34とは別体
成形したスペーサ36により塞がれる。このスペーサ36
も、回転軸20を支持する軸受32が設けられると共に、下
部側の端板16を側板12に当てがった際に、前記固定子12
の下部端面と該端板16との間に介在して、両者間に所要
の空隙Gを確保するような寸法に設定されている。
なお側板14には第2図に関して説明したと同様に、そ
の上端縁部および下端縁部に所要間隔で小突起14aが形
成され、モータ組立ての際に、これら小突起14aを介し
て側板14と端板16とを接触させるようになっている。
実施例の作用 次に、この実施例に係るモータ構造の作用につき説明
する。モータ10を組立てる際は、第2図に関して述べた
如く、側板14と端板16とを小突起14aを介して接触さ
せ、この側板14を挟む両端板16,16を上部および下部電
極24,26により軸方向に加圧して、前記小突起14aを圧潰
させる。このとき、実施例では、前記固定子12の上部端
面と端板16との間にスペーサ34が介在して、両者間に所
望の空隙Gを確保し、また固定子12の下部端面と端板16
との間にも別のスペーサ36が介在して、同じく両者間に
空隙Gを確保している。従って両電極24,26による加圧
がなされても、固定子12と端板16との間には電気的絶縁
が保持される。
このため、両電極24,26に所要電圧を印加しても、固
定子12と端板16との間に電気的短絡を生ずることがな
く、抵抗溶接部には所要の溶接電流値が得られるので、
各端板16と側板14との溶接が良好になされる。従ってモ
ータ10の構造強度が長期に亘り安定して維持される。ま
たスペーサ34,36は、固定子12の中空部12aにおける上部
開口および下部開口を密閉しているから、抵抗応接時に
金属や酸化物等の微粉が不可避的に飛散しても、これが
前記中空部12aに侵入するのが有効に防止され、組立後
のモータの性能に悪影響を及ぼすことがない。
なお前述の実施例では、両側の端板を共に溶接する場
合につき示したが、片側の端板だけを溶接し、他方の端
板は他の固定方法により取付けたり、側板と一体成形し
たりするようにしてもよい。
発明の効果 以上説明した如く、本発明に係るモータ構造によれ
ば、固定子を囲繞する側板と少くとも一方の端板とを抵
抗溶接により固定するに際し、これら端板と固定子との
間に所要厚のスペーサを介在させて、両者間に常に所要
の空隙を確保するようになっている。従って、抵抗溶接
のため側板に関して端板を軸方向に加圧しても、前記端
板と固定子とが接触して電気的に短絡することがなく、
溶接部に必要な溶接電流値が得られるので、常に規定の
強度を満足する良好な溶接をなし得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るモータ構造の好適な実施例を示
す縦断面図、第2図は、抵抗溶接によりステッピングモ
ータの上下端板と側板とを溶接する際の概略説明図、第
3図は、第2図に示すステッピングモータを、抵抗溶接
の終了した状態で示す縦断面図、第4図は、ステッピン
グモータの組立構造を示す外側面図である。 10……モータ、12……固定子 12a……中空部、14……側板 14a……小突起、16……端板 18……回転子、20……回転軸 22……軸受、24,26……電極 28……リード線接続部 30……溶接部、32……軸受 34,36……スペーサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転子(18)が回転自在に収納され、固定
    子(12)の外周面を側板(14)で囲繞すると共に、該側
    板(14)の軸方向の少なくとも一方の端面を端板(16)
    で塞いで溶接するよう構成したモータ構造において、 前記溶接される端板(16)を前記側板(14)の端面に当
    てがった際に、前記固定子(12)と該側板(14)との間
    に介在させられて、該固定子(12)と端板(16)との間
    に所要の空隙(G)を確保し得る厚み寸法に設定したス
    ペーサ(34,36)を設け、 このスペーサ(34,36)を各対応の前記固定子(12)と
    前記端板(16)との間に介在させることにより、これら
    固定子(12)と端板(16)との間に前記空隙(G)を確
    保するよう構成した ことを特徴とするモータ構造。
  2. 【請求項2】前記スペーサ(34,36)は、合成樹脂を材
    質とすると共に回転子(18)を支持する軸受(32,32)
    を有し、かつ固定子(12)における中空部(12a)の内
    周に沿う所要厚の樹脂被覆が一体成形されている 請求項1記載のモータ構造。
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