JP2576249Y2 - コア採取用スリーブのセット治具 - Google Patents

コア採取用スリーブのセット治具

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JP2576249Y2
JP2576249Y2 JP1992061420U JP6142092U JP2576249Y2 JP 2576249 Y2 JP2576249 Y2 JP 2576249Y2 JP 1992061420 U JP1992061420 U JP 1992061420U JP 6142092 U JP6142092 U JP 6142092U JP 2576249 Y2 JP2576249 Y2 JP 2576249Y2
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JP1992061420U
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Inventor
秀寿 宿谷
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株式会社コア−パック
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ビットを回転して採取
した地質調査用のコアが内部を上昇してくるスリーブケ
ースのスリーブ収納部に、前記コアの被覆用スリーブを
装着させるための治具に関する。
【0002】
【従来の技術】ビットを回転して採取した地質調査用の
コアは、取扱いが容易なように透明なチューブで形成さ
れたスリーブ4を、図5に示すように、ボーリング用の
パイプ内で被覆して取出されている。このスリーブ4
は、円柱状のビット7に引続き配置されたスリーブケー
ス5であって、その外周部に設けられたスリーブ収納部
51に蛇腹状に圧縮して収納しておき、スリーブケース
内を上昇してきたコア70に自らスリーブ収納部からス
リーブを繰出して被覆してゆくように形成されている。
そして、従来使用されてきたスリーブは、先端にコアエ
レベータが別に取付けられており、コア先端でこのコア
エレベータを係止することによりスリーブを繰出させる
ように形成されていた。
【0003】このように使用されるスリーブは、コアエ
レベータ取付用に上端も同一直径で開口した状態に形成
されているため、従来のスリーブセット用治具Bは、図
6に示すように、スリーブケース5に挿入される円柱部
60の上端にスリーブ収納部51と略同一直径のガイド
部6が設けられ、下端には、よじれてセットされたスリ
ーブを再セットするとき、引出すスリーブにつれて円柱
部が引出されないように、スリーブケースの上端から挿
入した円柱部の下端に着脱自在に固定される台部61を
有しており、該台部と前記ガイド部との間でスリーブケ
ースを挟持するように形成されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のスリーブセット用治具では、その都度台部とガイド
部とでスリーブケースを挟持し、また、取外し時は台部
とガイド部とを分解した状態にしなければならないた
め、条件の悪い現場での作業は、大変煩わしいという問
題があった。そして、この従来の後付け型のコアエレベ
ータに代って、あらかじめ先端にコア係止部を一体に設
けコアエレベータの取付手間を省いたスリーブが開発さ
れたが、このようにしたスリーブは、スリーブ先端の開
口部が狭く形成され、スリーブセット後に円柱体を抜く
ことができないため、このようなスリーブは使用できな
いという問題があった。
【0005】本考案は、かかる従来の問題点を解決し、
条件の悪い現場でも手軽く簡単にスリーブをセットする
ことができ、また、あらかじめ先端にコア係止部を一体
に設けたスリーブを使用してもセット後簡単に取外すこ
とができるようにしたコア採取用スリーブのセット治具
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の手段として本考案請求項1記載のコア採取用スリーブ
のセット治具では、ビットで採取したコアをスリーブケ
ース内部に上昇させ、上昇中のコア上端にスリーブ先端
を係止させた後順次スリーブケースから繰出して被覆さ
せるように、スリーブケース外周部に設けられたスリー
ブ収納部にあらかじめスリーブを装着させておくための
治具であって、前記スリーブケースに挿入される支持部
と、該支持部の上端に設けられスリーブケースに挿通可
能な円錐台部と、を有する基台部と;前記スリーブケー
ス内に挿入可能な円筒状に形成され、下部には、内面が
前記円錐台部のテーパ面に押圧された状態で下端部外径
がスリーブ収納部外径と略同一大きさになるまで拡大さ
れるフレア形成部を有した頭部と;前記頭部を円錐台部
上部に上下方向進退自在に係止させる連結部と;を備え
ている構成とした。
【0007】また、請求項2記載のコア採取用スリーブ
のセット治具では、前記請求項1記載のコア採取用スリ
ーブのセット治具において、前記支持部が頭部をスリー
ブケースの上端から突出させた状態にしてスリーブケー
スの下端に係止される段部を備えている構成とした。
【0008】
【作用】請求項1記載のコア採取用スリーブのセット治
具では、前記構成としたため、スリーブケースに挿入可
能に形成された頭部が、連結部によって基台部上部に連
結された状態となっている。まず、スリーブケースにス
リーブをセットする場合は、支持部をスリーブケースに
挿入し頭部にスリーブの後端側を嵌着した後、頭部を押
圧することによりフレア形成部をスリーブ収納部外径と
略同一大きさに拡大させる。この状態で、頭部からスリ
ーブを挿入し、この頭部からスリーブ収納部に乗り移ら
せることができる。この場合、スリーブはコア被覆時
に、スリーブ収納部からバランスよく繰出されるよう
に、その内径がスリーブ収納部の外径に対し少し小さ目
に形成されているが、フレア形成部がスリーブ内径をス
リーブ収納部外径と略同一大きさまで拡大することによ
りスリーブをスムーズに装着させることができる。次
に、スリーブ装着後治具を除去する場合は、頭部の押圧
を止めることにより、フレア形成部もスリーブケースに
挿通可能に縮小するので、スリーブケースから抜き取る
ことができる。この場合、コアエレベータを後付けする
タイプのスリーブでは、治具をスリーブケースの上下い
ずれかの方向から、また、コアエレベータに代わる係止
部をあらかじめ設けたタイプのスリーブでは、スリーブ
ケースの下方から抜き取ることになる。
【0009】請求項2記載のコア採取用スリーブのセッ
ト治具では、前記構成としたため、スリーブケースの下
端が段部に係止するまで挿入すると、頭部がスリーブケ
ースの上端から突出した状態となるから、スリーブを頭
部に挿入した後、該頭部を押圧した状態にしてスリーブ
ケース側に乗り移らせスリーブ収納部に装着することが
できる。この場合、治具は下方に抜き取ることができる
ので、スリーブはコアエレベータに代わる係止部を設け
たスリーブを使用することができる。
【0010】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図1は本実施例のコア採取用スリーブのセッ
ト治具を示す断面図、図2は同上のスリーブケースへの
挿入要領を示す正面図、図3は同上のスリーブ装着状態
を(イ),(ロ)の順序で示す説明図、図4は同上のス
リーブ装着要領を示す斜視図、図5は同上のコア採取時
の状態を示す説明図である。まず、実施例の構成を説明
する。本実施例のコア採取用スリーブのセット治具A
は、図1に示すように、基台部1と、頭部2と、連結部
3と、を主要な構成としている。
【0011】前記基台部1は、上端に係止部40を有す
る(図5参照)スリーブ4をスリーブケース5にセット
時、頭部2をスリーブケース5の上部に配置させるもの
であって、支持部10と、段部11と、円錐台部12と
を有している。
【0012】前記基台部1の支持部10は、スリーブケ
ース5内への挿入部分となるものであって、スリーブケ
ース5の内径と略同一大きさのの円柱状に形成され、ス
リーブケース5の全長と略同一長さの全長を有してい
る。
【0013】段部11は、スリーブケース5の下端50
を係止するものであって、スリーブケース5の外径より
大きく形成され、ねじ部13によって支持部10の下端
に着脱自在に固定されている。
【0014】円錐台部12は、頭部2の下端部を拡大さ
せるものであって、上底12aの直径が支持部10の直
径より小さく形成されることにより支持部10に連続す
るテーパ面12bが支持部10と一体に設けられてい
る。
【0015】前記頭部2は、スリーブ収納部51の外径
より小さな内径を有するように形成されたスリーブ4を
該スリーブ収納部51にスムーズに装着させるためのも
のであって、外径がスリーブケース5の内径より小さな
円形状に形成され、上端には大きな角落し部20が設け
られている。また、下部には、弾性体により薄い筒状に
形成されると共に軸方向への切れ込み21が複数設けら
れたフレア形成部22を一体に有している。
【0016】前記連結部3は、頭部2を基台部1と円錐
台部12上で軸心方向に進退自在に連結するものであっ
て、頭部2の下方にねじ軸30が突設され、該ねじ軸3
0が支持部10に開設された貫通穴14に挿通され、螺
着したナット31を貫通穴14に設けた段付部15に当
接させることによって係止されている。また、前記ナッ
ト31と段部11との間にスプリング32が介装され頭
部2を常時上方に付勢している。そして、頭部2は上方
に付勢された状態で、フレア形成部22の下端内径部2
2aがテーパ面12bに当接する状態に調整されてい
る。尚、この状態では、未だフレア形成部22が拡大せ
ず下端外径部22bはスリーブケース5に挿通可能とな
っている。
【0017】次に作用を説明する。まず、スリーブケー
ス5にスリーブ4をセットする場合、頭部2をスリーブ
ケース5の下端50側から挿入し、段部11を該下端5
0に係止させることにより、頭部2をスリーブケース5
の上端から突出させる。この頭部2にスリーブ4の後端
側を嵌着した後、頭部2を下方に押圧すると、フレア形
成部22の下端内径部22aがテーパ面12bに沿って
外方に押圧され、下端外径部22bをスリーブ収納部5
1の外径と略同一大きさに拡大させるから、この状態に
してスリーブ4を押し下げるとスリーブ4の内径が押広
げられながらスリーブ収納部51側に乗り移る。この後
は、頭部2の押圧状態を解除して次々とスリーブ4を押
し下げることにより、スリーブ4をスリーブ収納部51
に装着させることができる。
【0018】次に、スリーブ4を装着後治具Aを除去す
る場合は、頭部2はスプリング32の付勢力によって上
方に押圧され、フレア形成部22の下端外径部22bは
スリーブケース5の内径より小さくなっているため、こ
のまま下方に抜き取ることができる。
【0019】以上、説明してきたように本実施例のコア
採取用スリーブのセット治具Aにあっては、スリーブ収
納部51より小さな内径を有するスリーブ4を該スリー
ブ収納部51に簡単に装着することができる。治具A
は、スリーブケース5の下方に引き抜くことができるの
で、上端に係止部40を有するスリーブ4を使用するこ
とができる。頭部2は、押圧を中止するとフレア形成部
22の下端外径部22bがスリーブ収納部51の外径よ
り小さく形成されるので、よじれてセットされたスリー
ブをスムーズに引き出して再セットすることができる。
スリーブケースへの着脱とスリーブの装着が極めて簡単
に行えるので、条件の悪い現場でも手軽く使用すること
ができる。
【0020】以上、本考案の実施例を説明してきたが、
本考案の具体的な構成はこの実施例に限定されるもので
はなく、考案の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
っても本考案に含まれる。例えば、段部11の有無や取
付方法等は任意である。
【0021】スプリング32の有無や取付位置、形状等
は任意である。
【0022】フレア形成部22の形状は任意である。
【0023】支持部10の形状は任意である。
【0024】
【考案の効果】以上、説明してきたように本考案請求項
1記載のコア採取用スリーブのセット治具にあっては、
前記構成としたため、スリーブを簡単に装着することが
できる。上端に係止部を有するスリーブでもセットする
ことができる。スリーブケースへの着脱とスリーブの装
着が極めて簡単な手順で行えるので、条件の悪い現場で
も手軽く使用することができる等の効果が得られる。
【0025】請求項2記載のコア採取用スリーブのセッ
ト治具では、前記構成としたため、前記効果の外、支持
部10の挿入量が定量化され、頭部を常に適正位置に突
出させることができる。治具をスリーブケースの下方側
にしか抜き出せないため、スリーブのセットやり直し時
等スリーブ側に抜けることがない等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例のコア採取用スリーブのセット治
具を示す断面図である。
【図2】同上のスリーブケースへの挿入要領を示す正面
図である。
【図3】同上のスリーブ装着状態を(イ),(ロ)の順
序で示す説明図である。
【図4】同上のスリーブ装着要領を示す斜視図である。
【図5】同上のコア採取時の状態を示す説明図である。
【図6】従来のスリーブのセット治具を示す半断面図で
ある。
【符号の説明】
A コア採取用スリーブのセット治具 1 基台部 2 頭部 3 連結部 4 スリーブ 5 スリーブケース 10 支持部(基台部) 11 段部(基台部) 12 円錐台部(基台部) 12b テーパ面(基台部) 22 フレア形成部(頭部) 22a フレア形成部の下端内径部 22b フレア形成部の下端外径部 50 スリーブケースの下端 51 スリーブ収納部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビットで採取したコアをスリーブケース
    内部に上昇させ、上昇中のコア上端にスリーブ先端を係
    止させた後順次スリーブケースから繰出して被覆させる
    ように、スリーブケース外周部に設けられたスリーブ収
    納部にあらかじめスリーブを装着させておくための治具
    であって、 前記スリーブケースに挿入される支持部と、該支持部の
    上端に設けられスリーブケースに挿通可能な円錐台部
    と、を有する基台部と;前記スリーブケース内に挿入可
    能な円筒状に形成され、下部には、内面が前記円錐台部
    のテーパ面に押圧された状態で下端部外径がスリーブ収
    納部外径と略同一大きさになるまで拡大されるフレア形
    成部を有した頭部と;前記頭部を円錐台部上部に上下方
    向進退自在に係止させる連結部と;を備えていることを
    特徴とするコア採取用スリーブのセット治具。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載のコア採取用スリーブ
    のセット治具において、前記支持部が頭部をスリーブケ
    ースの上端から突出させた状態にしてスリーブケースの
    下端に係止される段部を備えていることを特徴とするコ
    ア採取用スリーブのセット治具。
JP1992061420U 1992-08-07 1992-08-07 コア採取用スリーブのセット治具 Expired - Lifetime JP2576249Y2 (ja)

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